臨機応変


2018年6月29日
「日銀は残存5年超10年以下の買入額を4100億円に減額」

ns長期先物2018年9月限
150円86銭、高150円87銭、安150円82銭、引150円85銭(-1銭)
4992億円
長期先物2018年9月限
寄150円83銭、高150円85銭、安150円80銭、引150円84銭(-2銭)
22131億円
超長期先物2018年9月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(+銭)
億円
2907 955 810 232 920 2年390回 %(%)、〜%
5年135回 -0.110%(+0.005%)、〜%
10年350回 0.030%(+0.005%)、〜%
20年164回 0.500%(+0.005%)、〜%
30年58回 0.705%(0.000%)、〜%
40年11回 0.860%(0.000%)、〜%
(現物債は15時現在の動きです)

アマゾンが医薬品のインターネット通販を手掛けるピルパックを買収すると発表。これを受けドラッグストア大手のウォルグリーン・ブーツ・アライアンスが急落。しかし、ゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースなどが買われ、アマゾンなどハイテク株にも押し目買いが入ったことから、昨日のダウ平均は98ドル高、ナスダックも58ポイントの上昇となった。米中貿易摩擦への過度な警戒感が後退したことや、株高も意識されて、米10年債利回りは2.83%と前日の2.82%から小幅上昇。1〜3月期米GDP確報値は前期比2.0%増と下方改定されたが特に影響はなかった。米国の原油在庫が大幅減となったことが引き続き材料視され、原油先物は続伸、WTI先物8月限は69セント高の73.45ドルと2014年11月以来の高値。昨日の欧州株式市場はハイテク株など売られて反落。ロンドン株式市場も貿易摩擦への懸念から下落した。欧州の国債はまちまち。ドイツの10年債利回りは0.32%と前日とほぼ変わらず。イタリアの10年債利回りは2.77%と前日の2.80%から低下。英国の10年債利回りは1.26%と前日の1.24%から上昇した。米中の貿易摩擦を巡る過度な懸念が後退し、ドル円は一時110円65銭まで上昇した。本日の債券先物は前日比3銭安の150円83銭で寄り付いた。昨日の欧米市場で株式市場は上昇し、原油先物も続伸、米債は売られ円債も小幅ながら売りが先行した。そして、本日の10時10分の日銀による国債買入では残存5年超10年以下の買入額を4100億円とし前回までの4300億円から200億円減額した。1年超3年以下2500億円、3年超5年以下3000億円とこちらは変わらず。同ゾーンの減額は今月に入り6月1日に次いで2度目となったが、国債需給の逼迫を背景に年初の水準に戻しただけとの認識も強く、これによる債券市場や外為市場への影響は限定的となった。国債買入は5年超10年以下の応札倍率が上昇したものの、特に市場への影響は限られた。債券先物は引き続き膠着相場となり、現物債も10年債カレントは後場途中まで出合いなし。日銀の若田部昌澄副総裁はインタビューで、副作用に配慮した長期金利目標の引き上げなど政策調整は迫られていないとの見解を示したそうだが、そんな認識で大丈夫であろうか。債券先物は2銭安の150円84銭で引けた。日中出来高は2.2兆円と昨日までに比べると若干増加。日銀の国際買入減額で思惑的な動きも多少はあったのか。現物債の商いは3000億円弱。このうち短期債が900億円程度。米株やドル円の上昇を背景に東京株式市場は買いが先行し、日経平均は44円高でスタート。ただし、米中貿易摩擦への警戒感も強いのか、日経平均はその後マイナスに転じ、100円以上の下落となった。しかし、その後再びプラスに転じるなど、やや方向感が定まらない展開となっていた。日経平均の引けは34円高。


2018年6月28日
「債券先物の値幅はわずかに3銭」

ns長期先物2018年9月限
150円84銭、高150円88銭、安150円84銭、引150円86銭(+3銭)
6543億円
長期先物2018年9月限
寄150円87銭、高150円88銭、安150円85銭、引150円86銭(+3銭)
13303億円
2 3 超長期先物2018年9月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(+銭)
億円
2492 813 1236 443 2年389回 -0.130%(+0.005%)、〜%
2年390回 %(%)、〜%
5年135回 -0.115%(0.000%)、〜%
10年350回 0.030%(0.000%)、〜%
0.040 wi 20年164回 0.500%(-0.005%)、〜%
30年58回 %(%)、〜%
40年11回 0.860%(-0.005%)、〜%
(現物債は15時現在の動きです)

米政権は中国企業による対米投資制限について最も厳しい措置は取らないと、その観測から昨日の米国株式市場でダウ平均は285ドルあまり上げる場面も。ところが、クドロー米国家経済会議(NEC)委員長が、大統領が発表した方針は中国に対するスタンスの軟化を示していないと説明。中国への強硬な姿勢に変化はないとの見方に変わり、米株は一転して売られ、昨日のダウ平均は165ドル安、ナスダックも116ポイントの下落となった。この米株の下落もあり、リスク回避の動きから米債は買われ、米10年債利回りは2.82%と前日の2.87%から低下した。米国の原油在庫が約2年ぶりの大幅減となったことから原油先物は大幅続伸。WTI先物8月限は2014年以来の73ドル台に上昇、引けは2.23ドル高の72.76ドル。米中の貿易摩擦が和らぐとの期待から欧州の株式市場は上昇し、ロンドン株式市場も石油関連株など買われ、続伸となった。欧州の国債は総じて買われた。ドイツの10年債利回りは0.32%と前日の0.34%から低下し、イタリアの10年債利回りは2.80%と前日の2.88%から低下。英国の10年債利回りは1.24%と前日の1.30%から低下した。ユーロにはEU首脳会議を控えてのポジション調整売りが入った。本日の債券先物は4銭高の150円87銭で寄り付き後、いつも以上に膠着感を強めた。いよいよ市場参加者は債券市場の機能低下に対して業を煮やし、債券先物の値動きまでも小さくさせて、日銀に対策を促しているかのような動きに。25日の財務省での国債市場特別参加者会合でも、市場機能が落ちてきていると言わざるを得ない、マーケットとして重要な価格発見機能が失われている、国債売買への興味が大きく低下しているとの声も。本日の2年国債(利率0.1%、390回)の入札は、最低落札価格100円45銭5厘、平均落札価格100円45銭8厘となった。最低落札価格は予想を下回り、テールは3厘と前回の6厘よりは縮小、応札倍率は4.88倍と前回の4.90倍を下回った。やや低調な結果となったものの、市場への影響は限定的。後場に入っても債券先物は膠着相場が継続した。債券先物の引けは3銭高の150円86銭。出来高は1.3兆円程度あったが、値幅は3銭。記録を確かめる必要があるが、通常取引では過去最少値幅ではないかと。現物債の商いは2500億円程度。中国と米国の貿易摩擦への警戒感が強まり、昨日の米株は下落し、本日の東京株式市場も売りが先行、日経平均は76円安で寄り付いた。その後、日経平均は一時200円を超す下げとなった。しかし、日経平均の22000円割れは回避され、ドル円とともに日経平均は反発地合となり、後場に入り日経平均は一時プラスに転じた。日経平均の引けは1円安。


2018年6月27日
「雨宮日銀副総裁の発言も気になるが膠着相場継続」

ns長期先物2018年9月限
150円83銭、高150円85銭、安150円81銭、引150円84銭(+2銭)
4069億円
長期先物2018年9月限
寄150円85銭、高150円87銭、安150円81銭、引150円83銭(+1銭)
15134億円
超長期先物2018年9月限
寄156円36銭、高156円36銭、安156円36銭、引156円36銭(+1銭)
3億円
2037 1302 535 200 2年389回 %(%)、〜%
5年135回 -0.115%(0.000%)、〜%
前 10年350回 0.030%(0.000%)、〜%
前 20年164回 0.505%(0.000%)、〜%
30年58回 0.715%(+0.005%)、〜%
40年11回 0.865%(0.000%)、〜%
(現物債は15時現在の動きです)

米政府がイラン産原油の輸入を停止するよう日本などに要求していることやカナダやリビアの減産懸念なども加わり、昨日の原油先物は大幅に上昇。WTI先物7月限は2.45ドル高の70.53ドルと70ドルの大台を回復した。これを受けて昨日の米国株式市場は石油株が買われ、アップルやアマゾン、フェイスブックなどハイテクの主力株も買われ、昨日のダウ平均は反発し30ドル高、ナスダックも29ポイントの上昇となった。6月の米消費者信頼感指数が予想以上に低下したことなどから、米債はしっかり。米10年債利回りは2.87%と前日の2.88%から低下した。昨日の米2年債入札は順調な結果となった。昨日の欧州株式市場、ストック欧州600種は小幅上昇。石油株など買われ、ロンドン株式市場は反発。ユーロ圏で国債発行が相次ぐことなどから、欧州の国債は総じて売られ、ドイツの10年債利回りは0.34%と前日の0.32%から上昇し、イタリアの10年債利回りは2.88%と前日の2.81%から上昇。英国の10年債利回りは1.30%と前日の1.29%から小幅上昇。米株の上昇もあり、ドル円は109円台半ばから110円20銭あたりまで切り返した。本日の債券先物は3銭高の150円85銭で寄り付いた。日銀の雨宮副総裁はブルムバーグのインタビューでは、異次元緩和の副作用は累積的、注意深く見ていくと発言。また、朝日新聞のインタビューでは、「物価上昇率2%」について、「簡単に機械的に達成することは難しくなっている」と認め、7月の金融政策決定会合で要因を再点検する方針を示した。緩和の長期化で金融機関への悪影響が出ていることなども踏まえ、将来の政策修正の可能性も示唆した。日銀は午前10時10分に国債買い入れをオファー。対象は1年超3年以下2500億円、3年超5年以下3000億円、10年超25年以下1900億円、25年超700億円。買入予定額はいずれも前回と変わらず。国債買入の結果はいずれも応札倍率が前回から上昇するなどやや低調な結果となる。債券先物は上値が重くなるものの、下値も限られ膠着相場が継続。先物の引けは1銭高の150円83銭。日中出来高は1.5兆円程度。現物債の商いも2000億円程度と引き続き薄商い。2年債カレントは出合いなく、ほかのカレントも一本値。本日の東京株式市場はやや売りが先行し、日経平均は21円安でスタート。今日は6月の配当権利落ち日で日経平均に対し30円程度の押し下げ要因とか。日経平均は寄り付き後は切り返してプラスに転じた。しかし、米国の株価指数先物が下落し、ドル円も売られ110円を割り込み、日経平均は再びマイナスに転じて、下げ幅は100円を超えてきた。日本経済新聞電子版が「2019年春に経営統合する見通しとなった」と伝えた出光興産と昭和シェルがともに大幅高に。日経平均の引けは70円安。


2018年6月26日
「20年国債入札は低調、現物債の商いも低調」

ns長期先物2018年9月限
150円85銭、高150円89銭、安150円84銭、引150円84銭(-2銭)
3648億円
長期先物2018年9月限
寄150円87銭、高150円88銭、安150円81銭、引150円82銭(-4銭)
19264億円
超長期先物2018年9月限
寄156円35銭、高156円35銭、安156円35銭、引156円35銭(銭)
3億円
1317 1011 256 24 25 2年389回 %(%)、〜%
5年135回 -0.115%(+0.005%)、〜%
10年350回 0.030%(+0.005%)、〜%
20年164回 0.505%(+0.005%)、〜%
30年58回 0.715%(+0.010%)、0.710〜0.715%
40年11回 0.865%(+0.005%)、〜%
(現物債は15時現在の動きです)

WSJはトランプ政権が策定している中国企業の対米投資制限について、中国資本が25%以上の企業を対象にする検討に入ったと報じ、中国への追加的なハイテク輸出も阻止する意向とも伝えられた。これを受けて昨日の東京市場で株安、円高が進み、昨日の米国株式市場でも材料視され、ハイテク株主体に大きく売られた。ただし、米国のナバロ大統領補佐官が対米投資制限の計画はないと述べ、ダウ平均はやや下げ幅を縮小し328ドル安、ナスダックは160ポイントの下落に。この株の大幅安もあり、米債はしっかり。米10年債利回りは2.88%と前日の2.89%から小幅低下。OPECと一部非加盟国による増産が合意されたが、実質な規模を巡る思惑により、昨日の原油先物は下落、WTI先物8月限は50セント安の68.08ドル。米中貿易摩擦の緊迫化から、欧州の株式市場は下落し、ロンドン株式市場も反落。イタリアの統一地方選挙の決選投票で同盟に強い支持が集まったことが嫌気され、イタリアの10年債利回りは2.81%と先週末の2.68%から大きく上昇し、ドイツの10年債利回りは0.32%と先週末の0.33%から小幅低下。英国の10年債利回りは1.29%と先週末の1.32%から低下した。ナバロ発言を受けてドル円は109円半ばから急反発し、一時110円台を回復した。本日の債券先物は前日比1銭高の150円87銭で寄り付いた。欧米の株式市場が下落し、米債はしっかりとなっていたが、円債への影響は限定的。欧米の株式市場の下落要因となっていた対米投資制限について、米国のナバロ大統領補佐官がそういった計画はないと述べたことで、ドル円が反発するなどリスク回避の巻き戻しといった動きも出ていた。本日の20年国債(利率0.5%、164回リオープン)の入札は、最低落札価格99円85銭、平均落札価格99円93銭となった。最低落札価格は予想を下回り、テールは8銭と前回の2銭から流れ、応札倍率は4.23倍と前回の4.12倍を上回るも、低調な結果となった。投資家ニーズに乏しかったとみられ、業者主体の応札か。これを受けて現物債は超長期債にやや売りが入った。債券先物は前場ほとんど動意がなかったがも日経平均が切り返してきたこともあってか、やや仕掛け的な売りも入り、引けは4銭安の150円82銭となった。日中出来高は1.9兆円程度。現物債は20年債入札日にも関わらず、1300億円程度しか商いがなかった。米通商政策を巡る懸念が強まり、昨日の欧米株式市場は下落し、本日の東京株式市場も売りが先行し、日経平均は177円安で寄り付いた。寄り付き後に日経平均は一時200円を超す下げとなっていたが、ドル円がすでに値を戻していたこともあり、米国の主要株価指数先物の反発もあり、買い戻しの動きも入り日経平均は次第に下げ幅を縮小させてきた。後場に入り日経平均は一時プラスに転じた。日経平均の引けは3円高。


2018年6月25日
「現物債の商いが半端なく少ない」

ns長期先物2018年9月限
150円84銭、高150円85銭、安150円81銭、引150円84銭(-1銭)
4621億円
長期先物2018年9月限
寄150円85銭、高150円87銭、安150円82銭、引150円86銭(+1銭)
11759億円
超長期先物2018年9月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
612 369 77 10 155 2年389回 %(%)、〜%
5年135回 %(%)、〜%
10年350回 0.030%(+0.005%)、〜%
20年164回 0.500%(+0.005%)、〜%
30年58回 0.710%(+0.005%)、〜%
40年11回 %(%)、〜%
(現物債は15時現在の動きです)

22日のOPEC総会では、昨年始めた協調減産を7月から弱めることで合意した。ただし、実際の増産は緩やかに進むとの見方が強まり、22日の原油先物は大幅反発。WTI先物8月限は前日比3.04ドル高の65.58ドル。これを受けて22日の米国株式市場は石油関連株が買われ、売られてきたボーイングやキャタピラーなどに押し目買いも入り、ダウ平均は119ドル高となるが、ハイテク株は売られ、ナスダックは20ポイントの下落となった。米中の貿易摩擦に対する警戒も残り、米債はしっかり。米10年債利回りは2.89%と前日とほぼ変わらず。欧州株式市場は反発、自動車株が売られたが石油株がしっかり。ロンドン株式市場も石油株が大幅に上昇し、FTSE100種総合株価指数は反発。ユーロ圏各国の財務相が、ギリシャに対する債務軽減策で合意し、ギリシャの国債が買われ、イタリア国債もしっかり。ドイツの10年債利回りは0.33%とほぼ変わらず。イタリアの10年債利回りは2.68%と前日の2.72%から低下。英国の10年債利回りは1.32%と前日の1.28%から上昇した。本日の債券先物は先週末比変わらずの150円85銭で寄り付いた。22日に原油先物は大幅反発となり、石油関連株主体に欧米の株式市場はしっかりとなったが、米中の貿易摩擦に対する警戒も残り、米10年債利回りは2.89%と前日とほぼ変わらず。本日は日銀による国債買入も予定されておらず、円債も方向感に乏しい展開となった。6月の金融政策決定会合の主な意見が発表された。本来の市場機能をできるだけ維持する観点から市場調節を運営していくことが重要との意見が出ていたが、特に債券市場は材料視せず。前場の現物債のカレントは明日の入札控えた20年債以外に出合いなし。後場に入っても膠着相場は継続。債券先物の引けは1銭高の150円86銭。日中出来高は1.2兆円程度。日中値幅は5銭。現物債のBBの商いはわずかに600億円程度、中長期債は500億円に満たない。たぶん過去最低水準ではないかと思われる。本日の東京株式市場、日経平均は26円高と小幅高でスタート。WSJはトランプ政権が策定している中国企業の対米投資制限について、中国資本が25%以上の企業を対象にする検討に入ったと報じた。また中国への追加的なハイテク輸出も阻止する意向とも伝えられた。これを受けてドル円は早朝の110円台から、109円半ばに下落し、日経平均も下げ幅を拡大させ200円を超す下げとなった。ただし、様子見の参加者も多く商いそのものは薄かった。日経平均の引けは178円安。


2018年6月22日
「欧米市場でリスク回避の動きが進む」

ns長期先物2018年9月限
150円81銭、高150円86銭、安150円81銭、引150円82銭(+2銭)
5535億円
長期先物2018年9月限
寄150円83銭、高150円87銭、安150円81銭、引150円85銭(+5銭)
17137億円
超長期先物2018年9月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
4019 1349 1231 377 1070 2年389回 %(%)、〜%
5年135回 -0.115%(0.000%)、〜%
10年350回 0.030%(0.000%)、〜%
20年164回 0.500%(0.000%)、〜%
30年58回 0.705%(-0.005%)、0.705〜0.710%
40年11回 0.860%(-0.005%)、0.860〜0.865%
(現物債は15時現在の動きです)

米政権による鉄鋼・アルミニウムへの関税発動に対抗し、インド政府やトルコ政府が米国製品への報復関税を発動すると表明し、中国政府も関税警告が実体化した場合、反撃するとあらためて表明。これらを受けて、米国と他国との貿易摩擦の広がりが懸念された。昨日の米国株式市場、ダウ平均は196ドル安となり8日続落。米最高裁は州政府がネット小売業者に売上税徴収の義務付けを認める判決を出し、アマゾンなどが大きく売られ、ナスダックも68ポイントの下落となった。イタリアではユーロに懐疑的な議員が議会委員会の要職に指名され、昨日の欧州の国債市場ではイタリアの国債が急落し、リスク回避の動きから、ドイツの10年債利回りは0.33%と前日の0.37%から低下。イタリアの10年債利回りは2.72%と前日の2.54%から大きく上昇。英国の10年債利回りは1.28%と前日の1.29%から低下した。昨日のイングランド銀行のMPCでは利上げ派が一人増えていた。そして米国債もリスク回避の動きから買われ、昨日の米10年債利回りは2.89%と前日の2.94%から低下した。OPEC総会を控えて増産に対する警戒感が強まり、原油先物は反落。WTI先物8月限は17セント安の65.54ドル。欧州株式市場はイタリア株主体に売られ、ロンドン株式市場も反落。外為市場ではリスク回避の動きから円が買われた。本日の債券先物は前日比1銭高の150円83銭で寄り付いた。米国と他国との貿易摩擦の広がりが懸念され、イタリアではユーロに懐疑的な議員が議会委員会の要職に指名され、欧米市場はリスク回避の動きを強め、米英独の国債は買われたが、債券先物はわずかに1銭高で寄り付いた。朝方発表された5月の全国消費者物価指数(除く生鮮)は前年比プラス0.7%となった。ほぼ予想通りであったこともあり、これによる市場への影響は限られた。日銀は午前10時10分に国債買い入れをオファー。対象は1年超3年以下2500億円、3年超5年以下3000億円、5年超10年以下4300億円。買い入れ予定額はいずれも前回と変わらず。国債買入は1年超3年以下の応札倍率が上昇したが、まずまず無難な結果に。こちらの結果も特に市場への影響はなく、後場に入っても債券先物は膠着相場が継続。債券先物の引けは5銭高の150円85銭。日中出来高は1.7兆円程度。現物債の商いは4000億円程度。超長期債がしっかり。欧米市場でリスク回避の動きとなり、円高となったこともあり、本日の東京株式市場は売りが先行、日経平均は236円安でスタート。ドル円が回復基調となってきたことで、東京株式市場も次第に底堅い動きとなるものの、戻りも限られた。米国で自動車関連株が下落し、東京市場でもトヨタなどが売られた。日経平均の引けは176円安となった。


2018年6月21日
「5年国債入札はやや低調」

ns長期先物2018年9月限
150円77銭、高150円81銭、安150円77銭、引150円79銭(+2銭)
3956億円
長期先物2018年9月限
寄150円78銭、高150円81銭、安150円73銭、引150円80銭(+3銭)
23497億円
超長期先物2018年9月限
寄156円30銭、高156円30銭、安156円30銭、引153円30銭(銭)
6億円
2457 871 592 993 2年389回 -0.135%(+0.005%)、〜%
5年135回 -0.110%(+0.005%)、-0.115〜-0.110%
10年350回 0.035%(+0.005%)、〜%
20年164回 0.505%(+0.005%)、〜%
30年58回 0.715%(+0.005%)、0.715〜0.720%
40年11回 0.865%(+0.005%)、〜%
(現物債は15時現在の動きです)

昨日の米国株式市場、米中貿易摩擦への警戒からキャタピラーなど売られ、ダウ平均は42ドル安となったものの、ハイテク株は買われ、ナスダックは55ポイント高となり高値更新、S&P500種株価指数も反発。パウエルFRB議長が緩やかな利上げ継続の方針を改めて示したこともあり、米債は売られ、米10年債利回りは2.94%と前日の2.89%から上昇した。米原油在庫が予想以上に減少したことなどから、原油先物は大幅反発。WTI先物7月限は1.15ドル高の66.22ドルとなった。イタリアの銀行株など買われ、欧州株式市場は小幅反発。ロンドン株式市場も4営業日ぶりに反発。欧州の国債は総じて動きに乏しく、ドイツの10年債利回りは0.37%と前日とほぼ変わらず。イタリアの10年債利回りは2.54%と前日の2.55%から小幅低下。英国の10年債利回りは1.29%と前日の1.28%から小幅上昇。リスク回避の巻き戻しのような動きとなり、ドル円は上昇。本日の債券先物は前日比1銭高の150円78銭で寄り付いた。米国市場ではダウ平均は下落したが、ナスダックとS&P500は上昇、米債は売られ、ドル円は上昇と総じてリスク回避の巻き戻しとなっていた。債券先物はナイトセッションで買われていたことで、寄り付き後150円81銭まで買われたが、ドル円がしっかりしており、日経平均は上げ幅を拡大させたこともあり、債券先物は5年債入札も控え、上値が重くなった。本日の5年国債(利率0.1%、135回リオープン)の入札は、最低落札価格101円00銭、平均落札価格101円02銭となった。最低落札価格は予想をやや下回れ、テールは2銭と前回の1銭からは流れ、応札倍率は3.87倍となり、昨年5月の入札以来の4倍割れとなった。入札結果はやや低調となったが、債券先物は入札結果発表前につけた150円73銭を割ることはなかった。債券先物の引けは3銭高の150円80銭。日中出来高は2.3兆円程度。現物債の商いも入札日にもかかわらず2500億円程度しかなかった。本日の東京株式市場は、ダウ平均の下落や昨日買い戻された反動もあってかやや売りが先行、日経平均は32円安で寄り付いた。しかし、昨日の米株はナスダックは高値を更新し、S&P500種株価指数も反発、ドル円もしっかりとなるなどリスク回避の巻き戻しのような動きとなっており、中国株がしっかりしていたこともあり、売り一巡後は東京株式市場も押し目買いが入り、日経平均はプラスに転じた。後場に入り、ドル円は110円70銭台に上昇し、日経平均は200円を超す上昇となった。引けにかけて利益確定売りも入ってか日経平均は上げ幅を縮小させ、137円高で引けた。


2018年6月20日
「株の反発などから債券先物は下落」

ns長期先物2018年9月限
150円85銭、高150円86銭、安150円83銭、引150円83銭(-3銭)
6512億円
長期先物2018年9月限
寄150円82銭、高150円85銭、安150円77銭、引150円77銭(-9銭)
17886億円
超長期先物2018年9月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
1588 802 551 235 2年389回 -0.140%(0.000%)、〜%
5年135回 -0.115%(+0.005%)、〜%
10年350回 0.035%(+0.010%)、0.030〜0.035%
20年164回 0.505%(+0.010%)、0.500〜0.505%
30年58回 0.710%(+0.005%)、0.705〜0.710%
40年11回 0.860%(+0.005%)、〜%
(現物債は15時現在の動きです)

昨日の米国株式市場は米中の貿易摩擦の拡大を懸念した売りが入り、ダウ平均の下げ幅は一時400ドルを超えたが、押し目買いも入り、昨日のダウ平均は287ドル安、ナスダックは21ポイント安となった。リスク回避の動きから米債は買われ、昨日の米10年債利回りは2.89%と前日の2.91%から低下した。22、23日のOPEC総会も控え、原油先物は戻り売りに押され、WTI先物7月限は78セント安の65.07ドルに。米中貿易摩擦拡大の懸念から、欧州株式市場は続落。ロンドン株式市場も続落となった。欧州の国債は総じて買われたが、イタリア国債には戻り売りも。ドイツの10年債利回りは0.37%と前日の0.39%から低下したが、イタリアの10年債利回りは2.55%と前日の2.54%から小幅上昇。英国の10年債利回りは1.28%と前日の1.32%から低下した。ドル円は109円70銭あたりまで売られたあと切り返してきた。本日の債券先物は前日比4銭安の150円82銭で寄り付いた。昨日の米国やドイツの国債は買われていたものの、ドル円が切り替えしていたことなどから、ナイトセッションで先物は売られ、その地合を引き継いだ格好に。日銀は午前10時10分に国債買い入れをオファー。対象は5年超10年以下4300億円、10年超25年以下1900億円、25年超700億円。減額観測もあったようだが、買入予定額はいずれも前回と変わらず。しかし、これによる市場への影響も限定的となり、債券先物は小幅な動きに止まった。引けにかけては日経平均が上げ幅を拡大してきたこともあり、先物はやや売られ、9銭安の150円77銭と安値引けとなった。先物の日中出来高は1.8兆円程度、現物債の商いは1600億円程度しかなく、投資家の動きは限定的か。日銀の国債買入は無難な結果となり、後場に入っても膠着相場が継続した。ドル円が110円台を回復するなどしたことで、本日の東京株式市場は買いが先行し日経平均は60円高でスタート。寄り付き後、日経平均は一時下げに転じたが、再びプラスに転じるなど底堅い動きとなった。中国株がプラスに転じ、東京時間で米株価指数先物が上昇したことから、日経平均は引けにかけて上げ幅を拡大させ、276円高で引けた。


2018年6月19日
「30年債入札は無難、円高株安で債券高に」

ns長期先物2018年9月限
150円75銭、高150円79銭、安150円74銭、引150円75銭(-2銭)
3755億円
長期先物2018年9月限
寄150円77銭、高150円86銭、安150円76銭、引150円86銭(+9銭)
20071億円
超長期先物2018年9月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
2356 1200 885 71 199 2年389回 %(%)、〜%
5年135回 %(%)、〜%
10年350回 0.030%(0.000%)、0.030〜0.035%
15 20年164回 0.500%(0.000%)、0.500〜0.505%
30年58回 0.705%(-0.005%)、0.705〜0.710%
40年11回 %(%)、〜%
(現物債は15時現在の動きです)

昨日の米国株式市場は米中貿易摩擦を懸念した売りが入りダウは大きく下落。しかし、原油高から石油関連株が買われ、ハイテク株にも押し目買いが入り、昨日のダウ平均は103ドル安となり、ナスダックは0.647ポイント高。米債は方向感に乏しい展開となり、結局、米10年債利回りは2.91%と前日の2.92%から低下した。OPECの増産規模が小幅なものにとどまるとの思惑から、原油先物は反発、WTI先物7月限は79セント高の65.85ドル。米中貿易摩擦への懸念から、欧州の株式市場は下落し、ロンドン株式市場も続落となったが、ポンド安などもあり下げ幅は限定的。欧州の国債は、イタリアなど中核国の国債主体に買われた。ドイツの10年債利回りは0.39%と前日の0.40%から低下し、イタリアの10年債利回りは2.54%と前日の2.59%から低下。英国の10年債利回りは1.32%と前日とほぼ変わらず。ECBがポルトガルのシントラで開く年次フォーラムが18日に開幕した。20日にドラギECB総裁、パウエルFRB議長、日銀の黒田総裁がそろって講演する。ドラギ総裁やパウエル議長の講演も注目ながら、黒田総裁の発言に注意したい。日銀が今後、少し軌道修正を行ってくる可能性もないとは言えないか。新たな材料に乏しいなか、ドル円は110円台半ばでの推移に。本日の債券先物は前日比変わらずの150円77銭で寄り付いた。寄り付き後の債券先物は30年債入札を控え、様子見気分を強めた。トランプ大統領は、中国が再び関税を引き上げれば、米国はさらに2000億ドル相当の中国製品への関税で対抗すると表明。米中の貿易摩擦の激化が意識されて、東京時間で米株価指数先物が大きく下落、ドル円もあっさり110円割れ、日経平均も下げ幅を拡大させてきたことで、債券先物はやや買いが入った。本日の30年国債(利率0.8%、58回リオープン)の入札は、最低落札価格102円20銭、平均落札価格102円27銭となった。最低落札価格はほぼ予想通り。テールは7銭と前回の1銭から流れたが、応札倍率は4.22倍と前回と同様に4倍台となり無難な結果に。しかし、明日の日銀による国債買入での減額予想も出ているようで、債券先物の上値も限られた。しかし、引けにかけてドル円と日経平均が下げ幅を拡大させてきたことから、債券先物は買い戻されて、9銭高の150円86銭の高値引けとなった。現物債の商いは2400億円弱しかなく、2年と5年と40年のカレントは出合いなし。自分から仕掛けて起きながらやられたらやり返すトランプ発言で、米中貿易戦争の激化が懸念され、ドル円も下落したことで、東京株式市場は売りが先行し、日経平均は114円安でスタート。中国商務省は米国が追加的な関税リストを公表すれば措置を講じると発言したこともあり、日経平均は下げ幅を拡大させてきた。中国の上海総合指数と香港のハンセン指数が大きく下落したこともあり、後場に入り日経平均は下げ幅を拡大。引けにかけてさらに売られ、日経平均は401円安となった。


2018年6月18日
「大阪府北部で震度6弱の強い地震が発生、債券先物の日中出来高1兆円割れ」

ns長期先物2018年9月限
150円78銭、高150円81銭、安150円77銭、引150円77銭(0銭)
4325億円
長期先物2018年9月限
寄150円77銭、高150円80銭、安150円76銭、引150円77銭(0銭)
8742億円
超長期先物2018年9月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
2273 355 346 1 1570 2年389回 %(%)、〜%
5年135回 %(%)、〜%
10年350回 0.035%(+0.005%)、〜%
15 20年164回 0.505%(+0.005%)、〜%
30年58回 %(%)、〜%
40年11回 0.870%(+0.005%)、〜%
50 (現物債は15時現在の動きです)

トランプ政権が中国製品への追加関税の発動を表明したのに対し、中国も米国製品に対し同じ規模、同じ強さの追加関税措置を出すと応じ、これにより、米中の貿易摩擦が激化するのではとの懸念が強まった。15日の米国株式市場はキャタピラーやボーイングなどを主体に売られ、ダウ平均は84ドル安、ナスダックも14ポイントの下落となった。株安などを受けて、リスク回避の動きから米債はしっかり。米10年債利回りは2.92%と前日の2.93%から小幅低下。OPEC加盟国と非加盟国が段階的な増産を実施する可能性が出てきたことから、原油先物は大きく下落し、WTI先物7月限は1.83ドル安の65.06ドルとなった。米中の貿易摩擦が意識されて、欧州株式市場も反落となり、ロンドン株式市場も、石油株や鉱業株が売られて下落。ECBが来年夏まで現在の政策金利を据え置くことを表明したことに加え、イタリアのサボーナ欧州担当相がイタリアをユーロ離脱に導く考えはないと強調。これらが好感されて、欧州の国債は周辺国主体に買い進まれ、ドイツの10年債利回りは0.40%と前日の0.42%から低下し、イタリアの10年債利回りは2.59%と前日の2.72%から大きく低下。英国の10年債利回りも1.32%と前日の1.33%から低下した。米中貿易摩擦激化への懸念でドル円は一時売られたものの、買い戻された格好に。7時58分に大阪府北部で震度6弱の強い地震が発生したが、これによる相場へ影響は限定的となった。債券先物は大阪取引所に上場されているが、特に支障はなかったようで通常通りに売買が行われた。また、市場参加者も地震の影響が気掛かりとなり、様子見気分を強めさせたか。本日の債券先物は先週末比変わらずの150円77銭で寄り付いた。本日は日銀の国債買入も予定されていないこともあり、明日の30年国債の入札も控え、いつも以上に膠着感を強め月曜相場の様相に。10年国債カレントは後場途中まで出合いはなく、5年超10年以下の国債買入の減額への思惑も出ていたようである。債券先物は結局、日中4銭しか動かず。引けは変わらずの150円77銭。日中出来高は8742億円と1兆円割れ。手元のデータによると債券先物中心限月の日中出来高が1兆円割れとなったのは、2017年12月25日以来。2017年8月7日の7657億円以来の少なさに。現物債も商いは2300億円程度だが、短期債を除くと700億円程度しかなかった。2年と5年と明日の入札を控えた30年債カレントは出合いなし。前後場出合ったのは20年債カレントのみ。米中の貿易摩擦への懸念で先週末の米株は下落し、本日の東京株式市場も売りが先行、日経平均は45円安でスタート。関西の大きな地震により、パナソニック、ダイハツなど工場停止が相次ぎ、これによる影響も懸念されたとみられる。日経平均の引けは171円安となった。ドル円は110円30銭あたりまで下落後、110円50銭近辺に戻した。


2018年6月15日
「日銀の決定会合では金融政策は現状維持」

ns長期先物2018年9月限
150円76銭、高150円76銭、安150円71銭、引150円74銭(-2銭)
7610億円
長期先物2018年9月限
寄150円76銭、高150円83銭、安150円71銭、引150円77銭(+1銭)
31867億円
超長期先物2018年9月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
3930 2004 1754 120 51 2年389回 %(%)、〜%
5年135回 -0.115%(0.000%)、〜%
10年350回 0.035%(0.000%)、〜%
20年164回 0.505%(-0.005%)、0.505〜0.510%
30年58回 0.715%(-0.005%)、0.710〜0.720%
40年11回 0.870%(-0.005%)、0.865〜0.875%
(現物債は15時現在の動きです)

昨日のECB理事会では、10〜12月の月間の資産買入額を150億ユーロに減らし、資産買入を年内に終了させることを正式に決定した。政策金利は少なくとも2019年夏期まで現行水準に据え置くことも発表。利上げに関しては慎重に行うことが示されて、欧州の国債は総じて買われ、ドイツの10年債利回りは0.42%と前日の0.48%から低下し、イタリアの10年債利回りも2.72%と前日の2.78%から低下した。英国の10年債利回りも1.33%と前日の1.36%から低下。欧州の国債利回りの低下を受けて、米債も買われ、米10年債利回りは2.93%と前日の2.96%から低下した。米国株式市場では、米長期金利の低下を受けて金融株が売られ、米中の貿易摩擦への懸念も残り、ダウ平均は25ドル安となったが、主要ハイテク株は買われて、ナスダックは65ポイント高となり高値を更新。リビアの主要な石油積み出し港が操業を停止したと伝えられたことなどから、原油先物はしっかり。WTI先物7月限は25セント高の66.89ドル。ECBが利上げについては慎重姿勢を見せたことを好感し、欧州株式市場は続伸。ロンドン株式市場も、FTSE100種総合株価指数は反発した。ECBの利上げ慎重姿勢で、ユーロに対してドルや円が大幅に上昇し、円に対してもドルが買われた格好となり、ドル円も一時110円70銭近辺に。本日の債券先物は前日比変わらずの150円76銭で寄り付いた。ECBの利上げ慎重姿勢から、欧米の国債は買われたが、日銀の金融政策決定会合も控え、慎重な寄り付きとなった。その後は150円70銭台での小動きとなった。本日の日銀金融政策決定会合では長短金利操作は8対1で、資産買入れ方針は全員一致で現状維持を決定した。片岡委員は金融緩和を一段と強化することが望ましいとして反対票を投じた。概ね現状程度の買入れペース(保有残高の増加額年間約80兆円)をめども残された。FRBは利上げを決定、ECBは年内の資産買入停止を決定、日銀は現状維持を決定。方向性の違いがいよいよ顕著となってきた。追加緩和はさておき、現在の異次元緩和を続ける意味は薄れつつあり、債券市場や金融機関への副作用を考慮すれば、日銀もいずれ軌道修正を図る必要があろう。それはさておき、大きなイベント通過で、投資家も動きやすくなったのか、超長期債主体に買いが入り、債券先物は150円83銭まで買い戻された。しかし、ドル円の上昇もあり、上値も抑えられて債券先物の引けは1銭高の150円77銭。日中出来高は3.2兆円程度。現物債の商いは4000億円程度。中短期の商いが極めて薄い。ドル円の上昇などが好感されて、本日の東京株式市場は買いが先行し、日経平均は144円高でスタート。その後、米中貿易摩擦への警戒などから、日経平均は上げ幅を縮小する場面もあったが、底堅い動きとなった。日銀の金融政策決定会合の結果には特に反応せず。ドル円はじりじりと110円台後半まで上昇したこともあり、日経平均の引けは113円高となった。


2018年6月14日
「日銀は3年超5年以下の買入を減額、市場は好感?」

ns長期先物2018年9月限
150円62銭、高150円66銭、安150円60銭、引150円62銭(+1銭)
4173億円
長期先物2018年9月限
寄150円63銭、高150円78銭、安150円63銭、引150円76銭(+15銭)
31523億円
超長期先物2018年9月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
4472 2012 1109 619 730 2年389回 -0.135%(0.000%)、〜%
5年135回 -0.115%(-0.005%)、-0.115〜-0.110%
10年350回 0.040%(-0.005%)、0.040〜0.045%
20年164回 0.515%(-0.005%)、〜%
30年58回 0.725%(0.000%)、0.720〜0.725%
40年11回 0.880%(+0.005%)、0.875〜0.880%
(現物債は15時現在の動きです)

FOMCでは予想通り、政策金利を年1.50〜1.75%から1.75〜2.00%に引き上げた。8人のメンバー全員一致で決定。ちなみに次回からはメンバーは10人となる。会合参加者による金融政策見通しによると、あと年2回の利上げを見込むことに。今年の利上げ回数は、これまて見通しの3回から計4回となる。昨日の米債の動きをみても、これはだいぶ織り込まれており、昨日の米10年債利回りは2.96%と前日とほぼ変わらず。昨日の米国株式市場はFRBの動向よりも、米中の関係悪化が警戒された。トランプ米政権が中国からの輸入品への追加関税を15日にも発動かと報じられ、米中の貿易摩擦が意識され、ボーイングやキャタピラーなどが売られ、昨日のダウ平均は119ドル安、ナスダックも8ポイントの下落となった。EIAが発表した週間在庫統計で、原油や石油製品の在庫減少が示され、原油先物は買われ、WTI先物7月限は28セント高の66.64ドルとなった。欧州株式市場は小幅反発、ロンドン株式市場はほぼ横ばい。ECB理事会を控えているが、欧州の国債は総じてしっかり。ドイツの10年債利回りは0.48%と前日の0.49%から低下。イタリアの10年債利回りも2.78%と前日の2.82%から低下し、英国の10年債利回りも1.36%と前日の1.40%から低下した。米中貿易摩擦への警戒感などからドル円の上値は抑えられた格好に。FOMCで利上げが決定され、今年の利上げ回数見通しは4回となったが、これによる米債への影響は限定的。本日の債券先物は前日比2銭高の150円63銭で寄り付いた。この寄り付きの150円63銭が安値となった。日銀は午前10時10分に国債買入をオファー。1年超3年以下2500億円、10年超25年以下1900億円、25年超700億円は前回から据え置かれたが。3年超5年以下のオファー額は前回に比べて300億円減らして3000億円とした。減額観測が出ていたようで、市場はこの減額は想定内となっていた模様。国債需給も意識した動きとも取れることでむしろ市場は好感した側面もあるか。外為市場への影響も限られた。国債の買入結果は無難なものとなり、債券先物は150円78銭まで買い戻された。米中の貿易摩擦が意識されて昨日の米株は下落、ドル円の上値も重くなり、本日の東京株式市場は売りが先行、日経平均は123円安でスタート。日銀の国債買入の減額は特に材料視されず。ドル円は110円台を維持していたこともあり、日経平均は下げ渋りとなった。本日のECB理事会も控え膠着感が強まった。


2018年6月13日
「10年債カレント出合いなし」

ns長期先物2018年6月限
150円77銭、高150円81銭、安150円76銭、引150円79銭(0銭)
4235億円
ns長期先物2018年9月限
150円57銭、高150円61銭、安150円57銭、引150円58銭(-1銭)
8070億円
長期先物2018年6月限
寄150円79銭、高150円86銭、安150円79銭、引150円86銭(+7銭)
5349億円
長期先物2018年9月限
寄150円59銭、高150円63銭、安150円57銭、引150円61銭(+2銭)
17747億円
超長期先物2018年9月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
2135 1330 750 55 2年389回 %(%)、〜%
5年135回 -0.105%(0.000%)、〜%
10年350回 %(%)、〜%
20年164回 0.520%(0.000%)、0.520〜0.525%
30年58回 0.730%(+0.005%)、〜%
40年11回 0.880%(+0.005%)、〜%
(現物債は15時現在の動きです)

昨日の米国株式市場は、FOMC等控えて様子見気分も強まるなか、ダウ平均の上値は重く、1ドル安となったが、主要ハイテク株は買われ、ナスダックは43ポイント高となり最高値を更新。昨日発表された5月の米消費者物価指数は前年比2.8%の上昇。2012年2月以来の上昇幅、コア指数も前年比2.2%の上昇となったことから、昨日の米債は小幅下落、米10年債利回りは2.96%と前日の2.95%から上昇した。昨日の原油先物は、OPEC総会を控えてショートカバーの動きも出たようで、WTI先物7月限は26セント高の66.36ドルとなった。欧州株式市場は反落となり、ロンドン株式市場も下げていた。昨日の欧州の国債はECB理事会など控えてか、あまり大きな動きはなく、ドイツの10年債利回りは0.49%と前日とほぼ変わらず。イタリアの10年債利回りも2.82%と前日とほぼ変わらず。英国の10年債利回りも1.40%と前日とほぼ変わらず。昨日の米債は小幅下落、ドイツや英国の国債の動きも乏しく、本日の債券先物は前日比変わらずの150円59銭で寄り付いた。本日のFOMCも控え、様子見気分が強まり、債券先物は膠着相場が継続。日銀は午前10時10分に国債買い入れをオファー。対象は1年以下500億円、5年超10年以下4300億円、物価連動債250億円。買入予定額はいずれも前回と変わらず。応札倍率は前回に比べて低下するなど、国債の買入は無難。ただし、現物市場は閑散となり、長期ゾーンの買入が実施されたにもかかわらず、10年債カレントは出合いなし。債券先物は9月限が2銭高の150円61銭で引けた。本日が取引最終日の6月限は7銭高の150円86銭の引け。日中出来高は9月限が1.8兆円程度。現物債の商いは今日も2100億円程度しかなかった。完全に円債市場は干上がってしまったかのような様相に。昨日の米株はまちまちながらドル円りの上昇などから、東京株式市場はやや買いが先行し、日経平均株価は17円高でスタート。ドル円の上昇基調は続き、日経平均も上げ幅を拡大させてきた。後場に入り日経平均は100円を超す上昇となり、23000円に接近した。しかし、いったん23000円が壁として意識されて、23000円手前でのもみ合いとなった。日経平均の引けは88円高。


2018年6月12日
「米朝首脳会談が開催され、様子見気分が強まる」

ns長期先物2018年6月限
150円82銭、高150円83銭、安150円77銭、引150円80銭(-4銭)
17573億円
ns長期先物2018年9月限
150円64銭、高150円64銭、安150円59銭、引150円61銭(-3銭)
17227億円
長期先物2018年6月限
寄150円79銭、高150円83銭、安150円77銭、引150円79銭(-5銭)
27533億円
長期先物2018年9月限
寄150円60銭、高150円65銭、安150円58銭、引150円59銭(-5銭)
35446億円
超長期先物2018年9月限
寄155円94銭、高155円94銭、安155円94銭、引155円94銭(銭)
6億円
2118 838 725 554 2年389回 %(%)、〜%
5年135回 -0.105%(0.000%)、〜%
10年350回 0.045%(+0.005%)、〜%
20年164回 0.520%(+0.005%)、〜%
30年58回 0.725%(+0.005%)、〜%
40年11回 0.880%(+0.010%)、0.875〜0.880%
(現物債は15時現在の動きです)

イタリアのトリア経済財務相が、ユーロからの離脱を否定したと伝えられ、昨日の欧州株式市場は、イタリア株など主体に買われて反発。ロンドン株式市場もポンド安など好感して反発した。米国株式市場は、この欧州の株高を好感したものの、米朝首脳会談など大きなイベントを控えて様子見気分も強まり、昨日のダウ平均は5ドル高、ナスダックは14ポイントの上昇となった。昨日の米10年債入札は順調な結果となったが、利上げが確実視されているFOMCなど控えて、米債の上値は重く、米10年債利回りは2.95%と先週末の2.94%から上昇した。欧州の債券市場では、イタリアの国債が大きく買い戻された。イタリアの10年債利回りは2.82%と先週末の3.11%から大きく低下、周辺国の国債も連れ高となったが、中核国の国債は総じて売られ、ドイツの10年債利回りは0.49%と先週末の0.44%から上昇。英国の10年債利回りも1.40%と先週末の1.39%から上昇した。イラクの石油相が、産油各国は増産圧力に屈するべきでないと発言し、これも意識されてか、WTI先物7月限は36セント高の66.10ドルとしっかり。リスク回避の巻き戻しにより、円はドルやユーロに対して下落。イタリアのトリア経済財務相が、ユーロからの離脱を否定したと伝えられ、これを受けてイタリアの国債は大きく買われ、米債は下落するなどリスク回避の巻き戻しの動きを強め、円債先物もやや売りが先行した。本日の債券先物6月限は5銭安の150円79銭、9月限は4銭安の150円60銭で寄り付いた。寄り付き時点では先物の出来高は6月限がまだ上回っていたものの、前場途中で9月限の出来高が6月限を上回り、実質的に先物の中心限月が9月限に移行した。ただし、歴史的な米朝首脳会談を控えており、様子見ムードも強まった。 現物市場は閑散。本日の流動性供給入札(残存期間5年超15.5年以下)は、最大利回り格差がマイナス0.002%、平均利回り格差がマイナス0.003%。応札倍率は3.03倍と前回をやや下回ったが、無難な結果といえる。債券先物6月限はイベント控えて、模様眺め気分も強まった。米朝首脳が合意文書に署名し、北朝鮮地政学的リスクの後退も意識されてか、債券は先物やや上値が重くなり、150円58銭まで売られ、引けは5銭安の150円59銭となった。日中出来高は9月限が3.5兆円程度、6月限が2.8兆円程度。現物の商いは閑散で、2100億円程度しかなかった。イタリアを主体にリスクオンの動きが欧米市場で強まり、ドル円は110円台を回復、東京株式市場は買いが先行し、日経平均株価は173円高でスタート。その後、日経平均は一時23000円台保回復した。しかし、米朝首脳会談を控えており、様子見ムードも強まるなか、利益確定売りに押される場面も。日経平均の引けは74円高。


2018年6月11日
「イベント控えて超閑散小動き」

ns長期先物2018年6月限
150円85銭、高150円88銭、安150円83銭、引150円87銭(+4銭)
17909億円
ns長期先物2018年9月限
150円66銭、高150円70銭、安150円65銭、引150円68銭(+4銭)
14506億円
長期先物2018年6月限
寄150円84銭、高150円87銭、安150円82銭、引150円84銭(+1銭)
31551億円
長期先物2018年9月限
寄150円66銭、高150円68銭、安150円64銭、引150円64銭(0銭)
26657億円
超長期先物2018年6月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
2年389回 %(%)、〜%
5年135回 %(%)、〜%
10年350回 %(%)、〜%
20年164回 0.515%(+0.005%)、〜%
30年58回 0.720%(+0.010%)、0.715〜0.720%
40年11回 0.870%(+0.010%)、0.865〜0.870%
(現物債は15時現在の動きです)

G7サミットでは、予想通り通商問題を巡り米と他6国の対立が鮮明になるが、米国経済への影響はそれほど大きくはないとの見方もあり、8日の米国株式市場はP&Gやフィリップ・モリス、ディズニーなどが買われ、ダウ平均は75ドル高、ナスダックは10ポイント高となった。8日の米国債券市場では、この株高や社債の発行などが上値を抑え、米10年債利回りは2.94%と前日の2.92%から上昇した。サウジとロシアが生産抑制の緩和を準備しているのではないかとの観測から、原油先物は下落、WTI先物7月限は21セント安の65.74ドル。ECBの正常化に向けた動向などが意識され、8日の欧州株式市場は下落。ロンドン株式市場も続落となった。欧州の国債はイタリアやポルトガルが売られ、中核国はしっかり。ドイツの10年債利回りは0.44%と前日の0.48%から低下し、イタリアの10年債利回りは3.11%と前日の3.03%から上昇。英国の10年債利回りは1.39%と前日の1.40%から低下した。米朝首脳会談、FOMCやECB理事会等控え、外為市場は様子見気分が強まった。本日の債券先物は6月限が1銭高の150円84銭、9月限が2銭高の150円66銭で寄り付いた。寄り付き時点では、出来高はまだ6月限の方が多かった。朝方発表の4月機械受注は前月比10.1%増と予想を上回ったが、市場への影響は限定的。債券先物は13日の6月限の取引最終日を控えてロールオーバー主体の動きとなり、また今週は米朝首脳会談、FOMC、ECB理事会、日銀の金融政策決定会合など控え、動けないというより動きたくないような状態か。現物債は2年、5年、10年のカレントは出合いなく、超長期債も出合いは限られた。本日の日銀の国債買入は予定されておらず、こちらも動意薄の要因となった模様。本日の東京株式市場は今週の大きなイベントを控え、様子見気分が強まるなか、日経平均は7円安で寄り付いた。その後、押し目買いも入り日経平均はプラスに転じた。ドル円は午前中は109円50銭近くでの動きとなっていたが、昼前にやや仕掛け的な動きが入り、ドル円は109円80銭台に。特に材料が出ていたわけではなさそうだが、米長期金利の動向など意識か。このドル円の上昇もあり、後場に入り日経平均は一段高に。日経平均の引けは109円高となった。


2018年6月8日
「先物はロールオーバー主体の動き」

ns長期先物2018年6月限
150円83銭、高150円86銭、安150円79銭、引150円86銭(+2銭)
14213億円
長期先物2018年6月限
寄150円85銭、高150円88銭、安150円80銭、引150円83銭(-1銭)
32289億円
超長期先物2018年6月限
寄156円70銭、高156円70銭、安156円70銭、引156円70銭(銭)
6億円
2678 1164 316 601 597 2年389回 -0.130%(+0.005%)、〜%
5年135回 -0.105%(0.000%)、〜%
10年350回 0.045%(0.000%)、〜%
55 20年164回 0.520%(+0.005%)、〜%
10 30年58回 0.715%(0.000%)、0.715〜0.720%
255 40年11回 0.875%(+0.005%)、〜%
5 (現物債は15時現在の動きです)

昨日の米国債は乱高下、米国時間の朝方に米10年債利回りは2.99%に上昇したが、3%台は付けず、今度は押し目買いが入り、2.88%まで利回りが急低下。結局、昨日の米10年債利回りは2.92%と前日の2.97%から低下した。欧州の国債は中核国、周辺国ともに総じて売られたが、スペイン国債は好調な入札結果を受けてしっかり。ドイツの10年債利回りは0.48%と前日の0.46%から上昇し、イタリアの10年債利回りは3.03%と前日の2.90%から大きく上昇。英国の10年債利回りも1.40%と前日の1.37%から上昇した。昨日の米国株式市場はマクドナルドなどが大きく上げてダウは上昇したが、主力ハイテク株には利益確定売りが入り、ナスダックは下落。ダウ平均は95ドル高、ナスダックは54ポイント安となった。欧州株式市場は下落、ロンドン株式市場も反落。原油先物は22日のOPEC総会を控え買い戻しの動きが強まり、WTI先物7月限は1.22ドル高の65.95ドル。ドル円は110円近辺から109円50銭あたりまで下落したが、米長期金利の低下も影響か。G7サミットを控えポジション調整的な動きも。日米首脳会談では、特に通商問題に絡む過激な発言は出なかった模様。本日の債券先物は前日比1銭高の150円85銭で寄り付いた。昨日の米債は買われたが、欧州の国債は総じて下落した。円債は方向感に乏しい展開となり、債券先物は13日の6月限の取引最終日を控え、ロールオーバー主体の動きとなった。朝方発表された1〜3月期実質GDP二次速報は年率マイナス0.6%と一次速報と同じになった。上方修正かとの見方となっていたが、市場には特に影響を与えず。日銀は午前10時10分に国債買い入れをオファー。対象は10年超25年以下1900億円、25年超700億円、変動利付債1000億円。買入予定額はいずれも前回と変わらず。結果はまずまず無難。債券先物の引けは1銭安の150円83銭。日中出来高は3.2兆円程度。現物債の商いは2700億円程度と少なかった。特に長期ゾーンが動意なし。ドル円の下落などから本日の東京株式市場はやや売りが先行し、日経平均は23円安で寄り付いた。その後は一時プラスに転じるなど、前日引け水準近辺でのもみ合いとなった。来週の米朝首脳会談など重要イベントを控えて様子見姿勢が強まった。後場に入りややポジション調整売りも入り、日経平均は100円を超す下げに。日経平均の引けは128円安。


2018年6月7日
「ECBの正常化に向けた動きが材料視」

ns長期先物2018年6月限
150円83銭、高150円86銭、安150円75銭、引150円76銭(-7銭)
10956億円
長期先物2018年6月限
寄150円75銭、高150円84銭、安150円75銭、引150円84銭(+1銭)
39446億円
超長期先物2018年6月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
2年389回 -0.130%(+0.005%)、〜%
5年135回 -0.105%(0.000%)、〜%
10年350回 0.050%(+0.005%)、〜%
20年164回 0.515%(-0.005%)、0.515〜0.530%
30年58回 0.720%(-0.005%)、0.720〜0.735%
40年11回 0.875%(-0.005%)、0.875〜0.890%
(現物債は15時現在の動きです)

昨日の欧州の債券市場では、周辺国だけでなく中核国の国債も売られた。イタリアの国債も売られたが、イタリアの政治動向が影響したというよりも、ECBの金融政策の正常化に向けた動きが意識されたようだ。ECBのプラート専務理事は、来週のECB理事会において、資産買い入れ策を年内に終了させるかどうか討議すると述べた。独連銀総裁も年末までに資産買い入れプログラムを終了させるとの観測は妥当と。これを受けてドイツの10年債利回りは0.46%と前日の0.36%から大きく上昇し、イタリアの10年債利回りも2.90%と前日の2.76%から上昇。英国の10年債利回りも1.37%と前日の1.28%から上昇。米国の10年債利回りも2.97%と前日の2.93%から上昇した。この米長期金利の上昇から、昨日の米国株式市場では金融株が買われ、ボーイングやキャタピラーなども買われたことから、昨日のダウ平均は346ドル高。ナスダックも51ポイント高となり高値更新。欧州株式市場はまちまち、ロンドン株式市場は反発。EIAの週間統計で米原油在庫が増加していたことから原油先物は反落となり、WTI先物7月限は79セント安の64.73ドル。リスクオンのような動きから円は売られ、ドル円は110円台を回復。ECBが金融政策の正常化に向けた動きが意識されてユーロがドルなどに対し上昇。本日の債券先物は前日比8銭安の150円75銭で寄り付いた。来週のECB理事会で資産買い入れ策を年内に終了させるかどうか討議するとされ、欧州の国債が下落し、米債も売られ、LIFFEの円債先物も下落し、その流れを継いで寄り付いた格好に。米株の上昇や円安もあり、リスク回避の巻き戻しの動きも。しかし、債券先物は寄り付きの150円75銭が安値となり、その後は底堅い動きとなった。10年債カレントは前場に出合いなく、現物債は閑散。本日の流動性供給入札(残存期間15.5年超39年未満)は、最大利回り格差がプラス0.003%、平均利回り格差がプラス0.001%となった。応札倍率は3.12倍と前回を上回り、無難な結果となった。これを受けて現物債は超長期債に押し目買いが入った。債券先物の引けは1銭高の150円84銭。日中出来高は3.9兆円程度。値幅は9銭。米株の上昇や円安などから、本日の東京株式市場は買いが先行し、日経平均は122円高で寄り付いた。寄り付き後もしっかりとなり、値がさ株主体に買われ、日経平均は200円を超す上昇となり、23000円が視野に。ただし、ドル円は再び110円を割り込むなどしたことで、日経平均もやや上値が重くなった。日経平均の引けは197円高。


2018年6月6日
「債券先物は上値重く、超長期ゾーンに売りも」

ns長期先物2018年6月限
150円85銭、高150円91銭、安150円84銭、引150円89銭(+5銭)
9152億円
長期先物2018年6月限
寄150円89銭、高150円90銭、安150円82銭、引150円83銭(-1銭)
26295億円
超長期先物2018年6月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
2年389回 -0.135%(0.000%)、〜%
5年135回 -0.105%(0.000%)、〜%
10年350回 0.045%(0.000%)、〜%
20年164回 0.520%(+0.005%)、0.515〜0.520%
30年58回 0.730%(+0.010%)、0.725〜0.730%
40年11回 0.875%(+0.005%)、〜%
(現物債は15時現在の動きです)

イタリアのコンテ新首相が所信表明演説で国民に急進的な変革をもたらすと約束。新政権はもう少し慎重な対応をとるのではとの期待が後退したことから、昨日のイタリア国債は急落、10年債利回りは2.76%と前日の2.50%から上昇した。リスク回避の動きから、ドイツの10年債利回りは0.36%と前日の0.41%から低下。英国では好調なPMIなどを受けて、8月のMPCでの利上げ観測も出たようだが、昨日の英国の10年債利回りは1.28%と前日の1.29%から小幅低下。欧州でのリスク回避の動きは、米国債券市場にも影響し、米債は買われ、米10年債利回りは2.93%と前日の2.94%から小幅低下。昨日の米国株式市場はポジション調整の売りが入るが、ハイテク株はしっかり。ダウ平均は13ドル安。ナスダックは31ポイント高となり連日の過去最高値更新。欧州の株式市場はハイテク株はしっかりながら、金融株主体に下落し、ロンドン株式市場もポンド高などから、反落となった。今日発表の米週間統計で、原油在庫が減少するとの観測などから、原油先物は反発し、WTI先物7月限は77セント高の65.52ドル。ユーロはイタリアリスクが意識されて一時売られていたが、14日のECB理事会で資産買い入れの終了時期を公表する可能性があると報じられ、ユーロはドルや円に対して上昇した。コンテ新首相の所信表明演説でイタリアリスクが再燃し、リスク回避の動きは米国債券市場にも影響し、本日の債券先物も買いが先行、5銭高の150円89銭で寄り付いた。しかし、上値も限られ150円90銭が高値となり、150円80銭台でのもみ合いとなった。日銀は午前10時10分に国債買い入れをオファー。対象は1年超3年以下2500億円、3年超5年以下3300億円、5年超10年以下4300億円。買入予定額はいずれも前回と変わらず。国債の買入の結果は中期ゾーンはしっかりながら、長期ゾーンはやや甘め。後場に入っても膠着相場となったが、現物債は超長期ゾーンにパラパラと売りが入った模様。債券先物の引けは1銭安の150円83銭、日中出来高は2.6兆円程度。昨日の米株はまちまち。欧州市場でのリスク回避の動きもあり、本日の東京株式市場はやや売りが先行、日経平均は19円安で寄り付いた。日米首脳会談やG7サミットなど控え、様子見気分も強まるなか、ハイテク株に買いが入り、ドル円が上昇したこともあり、日経平均はプラスに転じた。後場に入り、先物のショートカバーなどから、日経平均は一段高となり上げ幅は100円を超えてきた。ドル円は再び110円に接近。日経平均の引けは86円高となった。


2018年6月5日
「10年債入札は無難、現物債はほとんど動意なし」

ns長期先物2018年6月限
150円79銭、高150円84銭、安150円79銭、引150円81銭(+1銭)
11818億円
長期先物2018年6月限
寄150円79銭、高150円84銭、安150円78銭、引150円84銭(+4銭)
24996億円
超長期先物2018年6月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
4578 1151 3088 298 41 2年389回 %(%)、〜%
5年135回 %(%)、〜%
10年350回 0.050%(+0.005%)、0.045〜0.050%
20年164回 0.520%(0.000%)、〜%
30年58回 0.725%(0.000%)、〜%
40年11回 0.875%(0.000%)、0.875〜0.880%
(現物債は15時現在の動きです)

イタリアで新政権がやっと発足し、スペインもスムーズに政権移行となり、市場はいったい何に警戒していたとばかり、イタリアやスペインの国債は買われ、予想以上に好調な米雇用統計を受けて、昨日のアジアや欧州の株も買われ、昨日の欧米市場は、リスク回避の巻き戻し的な動きとなった。米国株式市場はハイテク株など主体に買われ、アマゾンやアップル、マイクロソフトなどが上場来高値を更新。ダウ平均は178ドル高。ナスダックは52ポイント高となり最高値更新。米債は売られ、米10年債利回りは2.94%と先週末の2.90%から上昇。欧州株式市場は銀行株などに買いが入り、ストック欧州600種は上昇。ロンドン株式市場も続伸となった。欧州の国債は周辺国が買い進まれ、中核国は売られた。ドイツの10年債利回りは0.41%と先週末の0.38%から上昇し、イタリアの10年債利回りは2.50%と先週末の2.64%から大きく低下。英国の10年債利回りは1.29%と先週末の1.28%から上昇した5月の米国内の産油量が記録的な拡大を示したことなども影響し、WTI先物7月限は1.06ドル安の64.75ドル。世界的なリスク回避の巻き戻しで円安進行。イタリアで新政権が発足し、スペインもスムーズに政権移行となり、昨日の欧米市場はリスク回避の巻き戻し的な動きとなった。しかし、債券先物はにとってはこの影響は限定的なものとなり、寄り付きは1銭安の150円79銭。寄り付き後は10年国債の入札も控えて膠着相場となった。本日の10年国債(利率0.1%、350回リオープン)の入札は、最低落札価格100円49銭、平均落札価格100円50銭となった。最低落札価格はほぼ予想通り。テールは1銭と前回と同じ。応札倍率は4.38倍と前回の4.20倍を上回り、無難な結果となった。しかし、これによる相場への影響は限定的。債券先物は前場のレンジ内で、さらに膠着相場となった。10年債カレントは後場に出合いなし。入札は業者主体の模様。債券先物の引けは4銭高の150円84銭。日中値幅は2.5兆円程度。値幅は前場、後場ともに6銭。現物債の商いは4600億円程度、現物債はほとんど動意なし。2年と5年のカレントは出合いなし。海外市場ではリスク回避の巻き戻し的な動きとなり、欧米の株式市場は上昇し、ドル円も110円近くまで上昇してきたことで、本日の東京株式市場も買いが先行し、日経平均は76円高でスタート。日経平均の上げ幅は一時100円を超えた。しかし、ポジション調整の売りも入ったものとみられ、次第に日経平均の上値も重くなった。ここにきてリスク回避の巻き戻しの動きが、続くのかどうか。G7サミットなども控え、貿易摩擦への懸念なども残ることで、買い方も慎重になっているものとみられる。日経平均の引けは63円高。


2018年6月4日
「リスク回避の巻き戻しと言った動きに」

ns長期先物2018年6月限
150円84銭、高150円87銭、安150円75銭、引150円87銭(+2銭)
11004億円
長期先物2018年6月限
寄150円82銭、高150円82銭、安150円77銭、引150円80銭(-5銭)
25922億円
超長期先物2018年6月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
1302 598 509 145 50 2年389回 -0.140%(+0.005%)、〜%
5年135回 -0.110%(+0.005%)、〜%
10年350回 0.045%(+0.005%)、〜%
20年164回 0.520%(+0.010%)、〜%
30年58回 0.725%(+0.010%)、0.725〜0.730%
40年11回 0.880%(+0.015%)、0.875〜0.880%
(現物債は15時現在の動きです)

米労働省が先週1日に発表した5月の雇用統計では、非農業雇用者数が前月比で22.3万人増と予想を上回り、失業率は3.8%と前月から0.1ポイント低下し、2000年4月以来の低水準に。平均時給は前年同月比2.7%増となった。これを受けて、今後のFRBの利上げペースが維持もしくは加速されるとの見方から、1日の米債は売られ、米10年債利回りは2.90%と前日の2.86%から上昇した。この米長期金利の上昇を受けて、米国株式市場では金融株が買われ、アップルやインテル、ネットフリックスなど主要ハイテク株も軒並み買われ、1日のダウ平均は219ドル高、ナスダックは112ポイントの上昇となった。OPECとロシアが増産に動く可能性があるとの見方から、原油先物は大幅続落、WTI先物7月限は1.23ドル安の65.81ドルに。1日にイタリアでは五つ星運動と同盟による連立政権が発足し、政治空白が解消され、再選挙が回避される見通しとなった。スペインではラホイ首相の不信任決議案が可決されたが、ラホイ氏が解散総選挙に踏み切るとの懸念が解消された。欧州株式市場は、このイタリアやスペインの動きからなど反発となり、ロンドン株式市場も金融株など買われて反発。欧州の債券市場ではイタリアの国債は買われ、ドイツの国債が下落。ドイツの10年債利回りは0.38%と前日の0.33%から上昇し、イタリアの10年債利回りは2.64%と前日の2.75%から低下。英国の10年債利回りは1.28%と前日の1.23%から上昇した。米雇用統計で非農業雇用者数が予想を上回って米債は下落、イタリアやスペインの政治リスク後退でドイツ国債も下落、米株の上昇やドル円の上昇から東京株式市場も上昇も予想され、本日の債券先物は3銭安の150円82銭で寄り付いた。海外がそれなりに動いた割には、円債の動きは限定的となった。しかし、寄り付きの150円82銭が高値となって上値の重い展開となった。1日の長期ゾーンの国債買入減額で、本日の中期ゾーンと超長期ゾーンの国債買入も注目された。その日銀による国債買入は、残存1年超3年以下2500億円、3年超5年以下3300億円、10年超25年以下1900億円、25年超700億円。買入予定額はいずれも前回と変化なし。しかし、これによる戻りも限定的。国債の買入はやや甘めの結果となり、これも先物の上値を抑えた格好に。債券先物の引けは5銭安の150円80銭。日中出来高は2.6兆円程度。現物の商いは1300億円程度しかなく、月曜相場の様相を強めた。米国株式市場は米雇用統計を好感して上昇し、欧州の株式市場はイタリアの政治リスクが後退して買われた。リスク回避の巻き戻しにより、円高修正となり、ドル円は109円台後半に。これらを受けて本日の東京株式市場は買いが先行、日経平均は193円高が寄り付いた。米国株式市場ではハイテク株が買われ、国内ハイテク株にも買いが入り、トヨタなども買われ日経平均は一時300円を超す上昇となった。ただし、ドル円が膠着状態となり、日経平均も次第に上値も重くなった。しかし、下値も限られ、日経平均の引けは304円高。


2018年6月1日
「日銀は長期ゾーンの国債買入を減額」

ns長期先物2018年6月限
150円97銭、高151円01銭、安150円94銭、引150円99銭(+2銭)
9082億円
長期先物2018年6月限
寄151円00銭、高151円01銭、安150円81銭、引150円85銭(-12銭)
58220億円
3.5 2.3 超長期先物2018年6月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
5628 2069 1579 540 1440 2年389回 -0.140%(+0.010%)、-0.145〜-0.140%
5年135回 -0.115%(+0.010%)、〜%
10年350回 0.045%(+0.015%)、0.030〜0.045%
20年164回 0.515%(+0.010%)、0.505〜0.515%
30年58回 0.715%(+0.005%)、0.705〜0.720%
40年11回 0.865%(+0.005%)、0.860〜0.870%
(現物債は15時現在の動きです)

トランプ政権が、EUやカナダ、メキシコから輸入する鉄鋼とアルミニウムへの関税を発動すると、31日に発表し、これを受けて、カナダやEUなどが米国への報復関税や対抗姿勢を示した。市場では、貿易摩擦が激化するとの警戒感が強まり、昨日の米株は大きく下落。一難去ってまた一難状態か。昨日のダウ平均は251ドル安、ナスダックは8ポイント安。株の下落もあり、米債は一時買われていたが、今日の米雇用統計の発表も控え、ポジション調整の売りに押され、昨日の米10年債利回りは2.86%と前日の2.85%から上昇した。統計で原油在庫の減少が示されたものの、米国の生産量が過去最高を更新し、原油先物は大きく下落し、WTI先物7月限は1.17ドル安の67.04ドル。欧州株式市場はドイツ銀行など売られて下落し、ロンドン株式市場も金融株主体に下落した。欧州の国債はイタリアやスペインの国債を含めて総じてしっかり。イタリアの10年債利回りは2.75%と前日の2.84%から低下。ドイツの10年債利回りは0.33%と前日の0.37%から低下し、英国の10年債利回りも1.23%と前日の1.25%から低下した。ドル円は108円台での上げ下げとなっていた。本日の債券先物は前日比3銭高の151円ちょうどで寄り付いた。貿易摩擦が激化するとの警戒感が強まり、米株が売られ東京株式市場も売りが先行すると予想され、債券先物は小幅高でスタート。10年債利回りは0.030%で出合った。日銀は午前10時10分に国債買い入れをオファー。対象は1年以下500億円、5年超10年以下4300億円、物価連動債250億円。5年超10年以下が前回に比べ200億円の減額となった。いずれ減額はあるとみられていたが、昨日発表された6月の買入予定での修正はなかったこともあり、タイミングとしてはサプライズとなった。債券先物は151円近くから150円80銭近くに下落し、10年債利回りも一時0.045%に上昇した。ドル円も一時108円70銭まで下落したが、すぐに買い戻されて109円20銭台をつけるなど、こちらへの影響は限られた。5年超10年以下の国債買入の結果は応札倍率が前回に比べて上昇するなど、やや甘めの結果となった。債券先物は150円81銭まで下げる場面もあったが、次第に下値も固くなり、やや買い戻しも入った。債券先物の引けは12銭安の150円85銭。日中出来高は5.8兆円と多く、値幅も20銭あり、久しぶりに動いた。ただし、現物債の商いは5600億円程度とさほど多くはなかった。米国がEUやカナダ、メキシコに対する追加関税発動を発表、貿易摩擦が激化するとの警戒感が強まり昨日の米株は大きく下落、本日の東京株式市場も売りが先行し、日経平均は75円安でスタート。しかし、ドル円がしっかりしており、日経平均も上昇してプラスを回復した。ドル円は日銀の国債買入減額で一時売られてもすぐに切り返したが、日経平均は次第に上値が重くなった。今日の米雇用統計、カナダで開かれているG7、そしてイタリアでの連立政権の組閣の行方や、スペインのラホイ首相に対する不信任決議の採決の行方も見たいと買い方も慎重に。日経平均の引けは30円安。