臨機応変


2018年10月26日
「債券市場は良い意味で荒れた展開に」

ns長期先物2018年12月限
寄150円65銭、高150円65銭、安150円55銭、引150円60銭(-5銭)
9057億円
長期先物2018年12月限
寄150円64銭、高150円77銭、安150円53銭、引150円72銭(+7銭)
59947億円
40000 1.0348 2663 4890 2015 780 超長期先物2018年12月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
2年394回 -0.125%(-0.005%)、-0.125〜-0.120%
5年137回 -0.085%(-0.005%)、-0.085〜-0.075%
10年352回 0.110%(0.000%)、0.105〜0.120%
2200 20年166回 0.630%(-0.005%)、0.625〜0.640%
1000 30年59回 0.860%(0.000%)、0.850〜0.870%
40年11回 1.025%(+0.005%)、1.015〜1.035%
(現物債は15時現在の動きです)

昨日の米国株式市場、予想上回る四半期決算を発表したマイクロソフトが買われ、ハイテク株を中心に押し目買いが入ったことから、ダウ平均は401ドル高、ナスダックも209ポイントの上昇となった。ただし、引け後発表されたアマゾンの決算は予想に届かず、株価は下落。米株の反発で、米債はリスク回避の巻き戻しから少し売られ、米10年債利回りは3.11%と前日の3.10%から上昇した。主要産油国が数か月以内に生産を抑制する可能性を示唆したことなどから、原油先物は続伸となり、WTI先物12月限は51セント高の67.33ドル。昨日のECB理事会では金融政策は現状維持。資産購入を年末で終わらせる方針に基本的に変わりがないことを示した。米株の上昇もあって、欧州の株式市場は反発。金融大手ロイズの決算など好感され、ロンドン株式市場は続伸。ドラギ総裁の会見に反応しドイツ債は不安定な値動きとなったが、結局、ドイツの10年債利回りは0.40%と前日の0.39%から小幅上昇。イタリア国債には押し目買いが入り10年債利回りは3.49%と前日の3.60%から低下。英国の10年債利回りは1.44%と前日の1.45%から低下した。ドル円は112円台での動き、ユーロ円の居所はあまり変わらず。本日の債券先物は1銭安の150円64銭で寄り付いた。米株は反発し、米債は売られたものの大きくは下げず、円債への売りも限定的。寄り付き後の債券先物は株高も意識してか、やや戻り売りに押され150円58銭まで下落した。朝方に発表された10月東京都区部コアCPIは、前年比プラス1.0%と前月と変わらず。市場への影響はほとんどなかった。日銀は午前10時10分に国債買い入れをオファー。対象は1年超3年以下3000億円、3年超5年以下3500億円、5年超10年以下4500億円。買入予定額はいずれも前回と変わらず。国債の買入結果は無難なものとなったが、日経平均がマイナスとなったことなどから、後場に入り債券先物はプラスとなり、一時150円77銭まで買い戻された。しかし、日経平均は下げ幅を縮小させてくると、債券先物は一時150円53銭まで売りに押された。現物債も同様に売られたが、引けにかけて債券先物は買い戻されて、7銭高の150円72銭で引けた。先物の日中出来高は6兆円近くあり、後場は4兆円程度出来ていた。日中値幅は24銭となり、ディーリング的な売買も膨らんできた模様。現物債の商いも久しぶりに1兆円を超えた。特に長期債の商いが多かった。昨日の米国株式市場が大きく反発し、東京株式市場は買い戻しが先行、日経平均は172円高でスタートした。決算発表後のアマゾンが時間外取引で大幅安となったことや、上海総合指数が買い先行後に下げに転じたこともあり、日経平均もマイナスに。日経平均は後場に入り一段安となり、下げ幅は200円を超え、21000円を下回った。東京時間の米株先物も下げていたが、買い戻しも入り、日経平均も後場に入ってやや下げ幅を縮小させた。日経平均の引けは84円安。


2018年10月25日
「株安受けて、円債はリスク回避による買いも」

ns長期先物2018年12月限
寄150円45銭、高150円58銭、安150円43銭、引150円57銭(+13銭)
10222億円
長期先物2018年12月限
寄150円62銭、高150円65銭、安150円55銭、引150円65銭(+21銭)
38347億円
超長期先物2018年12月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
8782 3368 3684 1734 2年393回 -0.125%(-0.005%)、-0.125〜-0.120%
2年394回 -0.120%(%)、〜%
5年137回 -0.080%(-0.015%)、-0.080〜-0.075%
10年352回 0.110%(-0.020%)、0.110〜0.115%
20年166回 0.645%(-0.025%)、0.635〜0.645%
30年59回 0.860%(-0.035%)、0.860〜0.870%
40年11回 1.020%(-0.040%)、1.020〜1.030%
(現物債は15時現在の動きです)

昨日のニューヨーク株式市場、ボーイングの決算が好感されダウは買いが先行。しかし、テキサス・インスツルメンツなど半導体関連に売りが入ったことから、大手ハイテク株への売りが優勢となり、引けにかけてテクニカルの売りも入り、ダウ平均は608ドル安となり、ナスダックも329ポイントの下落に。米株の大幅な下落を受けて、米債にはリスク回避による買いが入り、米10年債利回りは3.10%と前日の3.16%から低下した。EIAの統計で米原油在庫の増加が予想を上回ったものの、ガソリンなどは在庫が大きく減少したことなどが好感され、WTI先物12月限は39セント高の66.82ドルとなった。ハイテク株や金融株が売られ、欧州の株式市場は続落。10月のユーロ圏PMIの総合指数が予想以上に低下したことも影響か。ポンドが下落したことで、ロンドン株式市場はしっかり。リスク回避の動きから、欧州の国債はイタリアを除いて総じてしっかり。ドイツの10年債利回りは0.39%と前日の0.41%から低下。イタリアの10年債利回りは3.60%と前日の3.59%から上昇。英国の10年債利回りは1.45%と前日の1.47%から低下した。ユーロ圏PMIが予想を下回ったことなどから、ユーロはドルや円に対して下落。本日の債券先物は18銭高の150円62銭で寄り付いた。昨日の米国株式市場は大幅に下落し、リスク回避の動きから米債は買われ、債券先物も買いが先行した。現物債も長期、超長期主体に買い進まれた。国内投資家の買いが入っていた模様。本日の2年国債(利率0.1%、394回債)の入札は、最低落札価格100円43銭5厘、平均落札価格100円43銭6厘となった。最低落札価格は予想を上回り、テールも1厘と前回の5厘から縮小、応札倍率も5.30倍と前回の4.37倍を上回り、順調な結果となった。日経平均は引けにかけて再度下げ幅を拡大させ、債券先物は21銭高の150円65銭の高値引けとなった。先物の日中出来高は3.8兆円程度。値幅は10銭。現物の商いは8800億円程度あり、長期と超長期がそこそこ出合った。米株が大きく下落したことから、東京株式市場も売りが先行し、日経平均は414円安でスタート。その後日経平均は下げ幅を拡大させ、一時800円を超す大きな下げとなった。中国関連や半導体などハイテク関連などを主体に下落。この下落により東証1部時価総額は600兆円割れに。上海総合指数も大きく下げたが、売り一巡後はやや下げ渋りの展開となり、日経平均もいったん下げ止まった。しかし、引けにかけてアジア株の下落などから、再度日経平均は下げ幅を拡大させるなど地合は良くない。日経平均の引けは822円安。


2018年10月24日
「国債買入の修正観測後退等で債券は買い戻される」

ns長期先物2018年12月限
寄150円30銭、高150円49銭、安150円28銭、引150円35銭(+6銭)
10903億円
長期先物2018年12月限
寄150円37銭、高150円45銭、安150円32銭、引150円44銭(+15銭)
31151億円
超長期先物2018年12月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
5953 2470 1492 1915 1475 80 2年393回 %(%)、〜%
5年137回 -0.065%(-0.005%)、-0.065〜-0.060%
10年352回 0.130%(-0.015%)、0.130〜0.140%
20年166回 0.660%(-0.020%)、0.660〜0.675%
30年59回 0.895%(-0.015%)、0.895〜0.905%
40年11回 1.060%(-0.020%)、1.060〜1.075%
(現物債は15時現在の動きです)

昨日のニューヨーク株式市場はアジア株の下落など受けて売られ、キャタピラーやスリーエムが発表した四半期決算も嫌気され、チャートを意識したテクニカル的な売りも入り、ダウ平均は500ドルを超す下げに。売り一巡後は押し目買いも入って、下げ幅を縮小させてきたことで、ダウ平均は125ドル安、ナスダックは31ポイントの下落となった。世界的な株安などを背景に、米国債にはリスク回避による買いが入り、米10年債利回りは3.16%と前日の3.19%から低下した。リスク回避の動きは原油先物市場にも波及したようで、原油先物は大幅下落。WTI先物12月限は2.93ドル安の66.43ドルとなった。WTI先物は64ドルあたりを下抜けすると上昇トレンドが変化してくる可能性がある。EU欧州委員会がイタリアの予算案を認めず、3週間以内に修正案を出すように要請。これを受けてイタリアの株式市場が下落し、欧州株式市場も続落となった。英国のEU離脱の先行き不透明感も手伝い、ロンドン株式市場も続落。欧州の国債はイタリアが売られ、その他は総じてしっかり。イタリアの10年債利回りは3.59%と前日の3.48%から上昇。ドイツの10年債利回りは0.41%と前日の0.45%から低下。英国の10年債利回りは1.47%と前日の1.53%から低下した。リスク回避からドル円は一時112円割れ、その後株の回復とともに値を戻した。昨日夕方に日銀で開催された市場調整に関する懇談会では、オペ日程の非公開化やオペ回数の引き下げなど、国債買入のやり方の見直しを発表するのではとの思惑が出ていた。しかし、昨日の懇談会では具体的な修正は提示されず、市場では懸念材料がいったん後退したとの認識もあり、昨日のナイトセッションでの債券先物は米債高も加わり、一時150円49銭まで買われていた。このため本日の債券先物も買いが先行し、8銭高の150円37銭で寄り付いた。現物債も長期や超長期ゾーンを中心に買いが入った。寄り付き後の債券先物はじりじりと上昇した。日銀は午前10時10分に国債買い入れをオファー。対象は1年以下500億円、5年超10年以下4500億円、10年超25年以下1800億円、25年超500億円。買入予定額はいずれも前回と変わらず。国債買入は5年超10年以下の応札倍率が1倍台となるなどしっかり。債券先物は150円43銭まで上昇したが、いったん上値が重くなった。しかし、引けにかけて再度買いが入り、150円45銭までつけて引けは15銭高の150円44銭。日中出来高は3.1兆円程度。現物債の商いは6000億円程度と先週までの水準に戻した格好。米国株式市場でダウ平均は大きく下落後に下げ幅を縮小させ、ナイトセッションの225先物は買い戻されていたことなどから、本日の東京株式市場は買いが先行し、日経平均は156円高でスタート。寄り付き後は次第に上値が重くなり、日経平均はマイナスに転じる場面も。上海総合指数の上昇などから、後場に入り日経平均は再びプラスとなった。ファーストリテイリングなど値がさ株に買いも。ドル円は112円60銭台に回復。日経平均の引けは80円高。


2018年10月23日
「日経平均は大幅下落、債券先物は買われる」

ns長期先物2018年12月限
寄150円19銭、高150円23銭、安150円16銭、引150円20銭(+1銭)
3677億円
長期先物2018年12月限
寄150円19銭、高150円29銭、安150円18銭、引150円29銭(+10銭)
23382億円
2572 1271 927 14 360 超長期先物2018年12月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
2年393回 %(%)、〜%
5年137回 %(%)、〜%
10年352回 0.145%(-0.005%)、0.140〜0.150%
20年166回 0.680%(-0.010%)、0.680〜0.690%
30年59回 0.915%(0.000%)、0.915〜0.920%
40年11回 1.080%(-0.005%)、1.080〜1.085%
(現物債は15時現在の動きです)

昨日の米国株式市場は、金融株やエネルギー関連株に売りが入り、ダウ平均は反落となり126ドル安となったものの、主力ハイテク株は買い戻され、ナスダックは19ポイントの上昇となった。米債はいったん買われる場面もあったが、戻り売りに押され、昨日の米10年債利回りは3.19%とほぼ変わらず。OPECが2019年の石油需要が日量ベースで減少すると推定しているとの報などから、原油先物は下げる場面もあったが、結局、WTI先物11月限は5セント高の69.17ドル。ムーディーズがイタリアの格付けを投資適格で最低のBaa3に引き下げたが、見通しは安定的としたため、イタリアの株や国債は一時買われたものの、イタリアの財政問題の行方は不透明で、その後は両市場とも戻り売りに押された。欧州の株式市場は続落。石油関連株など売られ、ロンドン株式市場も反落。欧州の国債はイタリアの国債が結局売られ、その他の国の国債は総じてしっかり。ドイツの10年債利回りは0.45%と前日の0.46%から低下。イタリアの10年債利回りは3.48%と前日の3.47%から上昇。英国の10年債利回りは1.53%と前日の1.57%から低下した。ドルが英ポンドやユーロに対して大幅に上昇し、ドル円も連れ高した格好か。EU離脱案を巡り、与党保守党内で首相への反発が強まっていることなどから、ポンドが下落し、イタリアの来年度予算を巡る不透明感からユーロも下落した。本日の債券先物は1銭安の150円19銭で寄り付いた。本日の17時半から開催される「市場調整に関する懇談会」を控え、本日も様子見気分が強まった。現物債市場は引き続き閑散。本日の流動性供給入札(残存期間5年超15.5年以下)は、最大利回り格差がプラス0.002%、平均利回り格差がプラス0.001%。応札倍率は2.92倍となり、無難な結果といえる。日経平均が500円を超す下げとなったこともあり、後場に入り債券先物はやや買い戻されて、10銭高の150円29銭の高値引けとなった。債券先物の日中出来高は2.3兆円程度。値幅11銭。現物債は途中まで昨日と同様なに商いは薄かったものの、引けにかけやや出合って2600億円程度の商いとなった。ナイトセッションで225先物が170円安となっていたこともあり、東京株式市場は売りが先行し、日経平均は210円安でスタートし、その後300円を超す下げとなった。米株価指数先物が下落し、上海株価指数も下落したこともあり、日経平均はじりじりと下げ幅を拡大させた。サウジを巡る緊張やイタリアの財政問題、英国のEU離脱問題、不安定な中国市場の動向なども意識されて、リスク回避の動きが強まった格好に。ドル円も112円台後半から112円台半ばに下落。アジア株が全判に下落し、日経平均は引けにかけてさらに下げ幅を拡げ、604円安で引けた。


2018年10月22日
「債券は超閑散」

ns長期先物2018年12月限
寄150円21銭、高150円25銭、安150円20銭、引150円20銭(-2銭)
4419億円
長期先物2018年12月限
寄150円23銭、高150円24銭、安150円18銭、引150円19銭(-3銭)
11402億円
超長期先物2018年12月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
297 122 45 0 130 2年393回 %(%)、〜%
5年137回 %(%)、〜%
10年352回 %(%)、〜%
20年166回 0.690%(+0.010%)、〜%
5 30年59回 %(%)、〜%
40年11回 1.085%(+0.005%)、〜%
15 (現物債は15時現在の動きです)

19日の米国株式市場、好調な四半期決算を発表したP&Gやアメックスが買われ、ダウ平均は反発し64ドル高となったものの、S&P500は下落。主力ハイテク株が売られ、ナスダックも36ポイントの下落した。9月の米中古住宅販売件数は予想を下回り、2年10か月ぶりの低水準となった。EU当局者がイタリア予算案に関し融和的な見解を示したことから、リスク回避の巻き戻し的な動きとなり、米国債は売られ、19日の米10年債利回りは3.19%と前日の3.18%から小幅上昇。ニューヨーク原油先物相場は押し目買いが入り、3日ぶりの上昇。WTI先物11月限は47セント高の69.12ドル。メイ英首相が英国のEU離脱を巡り、これまでの交渉で主張してきた重要な要求の1つを取り下げる用意があると。この発言を受けてポンドが下落し、これを好感しロンドン株式市場は反発。欧州株式市場は小幅下落。欧州の国債はイタリアが大きく買い戻され、中核国は戻り売りに押された。ドイツの10年債利回りは0.46%と前日の0.41%から上昇。イタリアの10年債利回りは3.47%と前日の3.68%から大幅に低下。英国の10年債利回りは1.57%と前日の1.54%から上昇した。英国やイタリアを巡る懸念がやや和らいだことで円が下落。本日の債券先物は先週末比1銭高の150円23銭で寄り付いた。明日の日銀での市場調節に関する懇談会も控え、本日は日銀による国債買入は予定されていないこともあり、様子見気分を強めた。前場の現物債は日本相互証券で短期債含めて出合いなし。特に障害が発生したわけではないとみられる。債券先物も小幅な動きとなった。債券先物の引けは3銭安の150円19銭。日中出来高は1.1兆円程度。値幅は6銭。現物債のカレントが出合ったのは20年の5億、40年の15億のみ。10年債カレント含めて、2年、5年、30年は出合いなし。日中商いも全体で297億円。通常の商いでこれだけ少なかったのは記憶にない。米国株市場でハイテク株が下落したこともあり、東京株式市場もソニーなどが売られ売りが先行し、日経平均は157円安でスタート。一時250円超安となったが、次第に底堅い展開となった。上海株価指数が大きく上昇したことをきっかけに、米株価指数先物が上昇し、日経平均もプラスに転じ後場に入り上げ幅を100円超に拡大させた。日経平均の引けは82円高。


2018年10月19日
「コアCPIは1%台回復、債券は膠着相場継続」

ns長期先物2018年12月限
寄150円19銭、高150円23銭、安150円14銭、引150円21銭(+3銭)
5079億円
長期先物2018年12月限
寄150円23銭、高150円27銭、安150円20銭、引150円22銭(+4銭)
23385億円
超長期先物2018年12月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
6053 2040 947 446 2620 2年393回 -0.120%(0.000%)、〜%
5年137回 -0.060%(-0.005%)、〜%
10年352回 0.145%(-0.005%)、〜%
20年166回 0.685%(+0.005%)、0.675〜0.685%
30年59回 0.905%(-0.005%)、〜%
40年11回 1.080%(-0.005%)、0.080〜1.085%
(現物債は15時現在の動きです)

昨日の米国株式市場、上海総合指数が約3年11か月ぶりの安値を付けたことから、キャタピラーなどが売られ、金利上昇観測などで主力ハイテク株にも売りが入り、ムニューシン財務長官が予定されていたサウジへの訪問中止も嫌気され、ダウ平均は327ドル安となり、ナスダックは157ポイントの下落となった。ECBのドラギ総裁は17日にブリュッセルで開かれた欧州連合(EU)首脳会議で、EU規則への違反を許せば金融環境が悪化し成長を損なう恐れがあると述べた。これはドラギ総裁の母国でもあるイタリアの予算案を念頭に置いたものとみられ、これを受けてイタリアやスペイン、ポルトガルなどの国債が売られた。米債は当初売られていたが、米株安やイタリアの財政懸念などから買いが入り、昨日の米10年債利回りは3.18%と前日の3.20%から低下した。米国とサウジの関係悪化への懸念や米国での原油在庫増加が嫌気されて、原油先物は続落、WTI先物11月限は1.10ドル安の68.65ドルとなった。米株の下落などから欧州株式市場は続落、ロンドン株式市場も続落。欧州の国債はイタリアなど周辺国が売られ、中核国はしっかり。ドイツの10年債利回りは0.41%と前日の0.46%から低下。イタリアの10年債利回りは3.68%と前日の3.54%から上昇。英国債は買われ、10年債利回りは1.54%と前日の1.57%から低下した。ドラギ総裁の発言を受けてイタリアの財政問題への警戒感からユーロが下落。米株安やイタリアの財政懸念などから昨日の米債は買われ、本日の債券先物も買いが先行し前日比5銭高の150円23銭で寄り付いた。朝方発表された9月のCPIは、コア指数が前年比プラス1.0%となり、今年2月以来の1.0%となった。ほぼ予想通りとなったこともありこれによる影響は限定的。債券先物は一時150円27銭まで上昇した。現物債は引き続き閑散小動き。日銀は午前10時10分に国債買い入れをオファー。対象は残存10年超25年以下1800億円、残存25年超500億円、物価連動債250億円。買入予定額はいずれも前回と変わらず。超長期ゾーンの応札倍率が上昇するなど買入はやや甘めの結果となった。債券先物の上値は重くなり150円20銭台前半でのもみ合いとなった。債券先物の引けは4銭高の150円22銭。日中出来高は2.3兆円程度。値幅は7銭。現物債の商いは6000億円程度。昨日の米国株式市場が下落したことや円高の進行などから、本日の東京株式市場は売りが先行し、日経平均は316円安でスタート。その後、日経平均は一時400円を超す下げとなった。発表された中国の7〜9月期GDPや9月の鉱工業生産が予想を下回ったことも嫌気されたものの、上海株が下げ渋ったことで、日経平均はじりじりと下げ幅を縮小させてきた。ドル円も112円台半ばまで回復してきた。日経平均の引けは126円安。


2018年10月18日
「20年国債の入札は順調ながら上値は重く」

ns長期先物2018年12月限
寄150円19銭、高150円22銭、安150円17銭、引150円19銭(0銭)
5394億円
長期先物2018年12月限
寄150円17銭、高150円20銭、安150円11銭、引150円18銭(-1銭)
28497億円
超長期先物2018年12月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
6764 4400 1149 623 590 2年393回 %(%)、〜%
5年137回 -0.060%(-0.005%)、-0.060〜-0.055%
10年352回 0.150%(+0.005%)、0.145〜0.150%
20年165回 0.680%(+0.010%)、0.675〜0.685%
20年166回 0.680%、0.680〜0.690%
30年59回 0.910%(0.000%)、0.910〜0.920%
40年11回 1.085%(0.000%)、1.085〜1.095%
(現物債は15時現在の動きです)

昨日公表されたFOMC議事要旨によると、複数委員が政策金利を一時的に中立金利を上回る水準に引き上げることも必要と。FRBによる利上げ継続が意識されて米債は売られ、昨日の米10年債利回りは3.20%と前日の3.16%から上昇した。米国株式市場では、この金利上昇が嫌気されたことや、四半期決算の内容が嫌気されてIBMなどが売られたことから、ダウ平均は92ドル安、ナスダックは2ポイント安となった。EIAが発表した米国の原油在庫が予想を大幅に上回ったことが嫌気され、原油先物は大幅に下落、WTI先物11月限は2.17ドル安の69.75ドル。自動車株などが売られ、欧州の株式市場は下落。石油関連株など売られ、ロンドン株式市場も反落となった。イタリアの予算案について欧州委員会が、欧州連合(EU)の財政規律に違反しているとの見解を示すと伝わり、イタリアの国債は売られ、10年債利回りは3.54%と前日の3.45%から上昇。ドイツの10年債利回りは0.46%と前日の0.49%から低下。昨日発表された英国の9月のCPIは前年比2.4%となり伸び率が鈍化。英国債も買われ、10年債利回りは1.57%と前日の1.61%から低下した。英国のCPIが市場予想を下回り、EU離脱を巡る不透明感からポンドが下落。米国の為替報告書では、中国を為替操作国と認定することは見送った。本日の債券先物は2銭安の150円17銭で寄り付いた。FOMC議事要旨を受けて昨日の米債は売られていたが、円債への影響は限定的となった。20年国債の入札も控え、また日銀のオペ運営に関して見直し観測もあることから、引き続き様子見気分を強めた。日銀の黒田総裁による支店長挨拶は特に材料視されず。本日入札される20年国債は新発債となり、利率は0.7%と160回債以来の高いものとなった。最低落札価格は100円25銭、平均落札価格は100円29銭となった。最低落札価格は予想を上回り、テールは4銭と前回の6銭から縮小。応札倍率は4.23倍と前回の4.03倍を上回り、順調な結果となった。しかし、その超長期債などに売りが出たことで、債券先物は150円11銭まで下げる場面があった。その後は、日経平均の下げ幅が拡大してきたことなどから、じりじりと切り返してきた。債券先物の引けは1銭安の150円18銭。日中出来高は2.8兆円程度。値幅は9銭。現物債の商いは6800億円程度。入札のあった超長期主体の商いに。日銀は地域経済報告(さくらレポート)で、自然災害による影響を受けて、北海道と中国の景気判断を引き下げた。ドル円がしっかりしていたこともあり、本日の東京株式市場は米株が下げたにも関わらず、日経平均は30円高と買いが先行した。しかし、寄り付き後は戻り売りに押され日経平均はマイナスに。上海総合指数が下げたこともあり、日経平均は下げ幅を拡大させた。ドル円も112円70銭台から一時112円40銭台に下落した。日経平均の引けは182円安。


2018年10月17日
「債券先物は小幅高」

ns長期先物2018年12月限
寄150円16銭、高150円18銭、安150円15銭、引150円15銭(-1銭)
4392億円
長期先物2018年12月限
寄150円16銭、高150円21銭、安150円13銭、引150円19銭(+3銭)
18892億円
超長期先物2018年12月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
2年393回 %(%)、〜%
5年137回 %(%)、〜%
10年352回 0.145%(0.000%)、〜%
20年165回 0.670%(-0.005%)、0.670〜0.675%
30年59回 0.910%(-0.005%)、0.910〜0.915%
40年11回 1.085%(-0.005%)、1.085〜1.090%
(現物債は15時現在の動きです)

ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーが好決算を発表し、9月の米鉱工業生産指数などの経済指標が予想を上回り、ネットフリックスなどハイテク株が総じて上昇したことなどから、ダウ平均は547ドル高、ナスダックは214ポイントの上昇となった。予想を上回る経済指標や株高などを受けて米債は売られ、米10年債利回りは3.16%と前日の3.15%から小幅上昇。イランやサウジアラビアからの石油供給への懸念などから、原油先物は買われ、WTI先物11月限は14セント高の71.92ドル。米国株式市場の上昇などを受けて、欧州株式市場は続伸。ロンドン株式市場はポンド高が上値を抑えたことで、小幅続伸。イタリアの連立政権は予算案をEUに提出。イタリアのトリア経済・財務相が辞任観測を否定したことも好感され、イタリアの国債は買われ、10年債利回りは3.45%と前日の3.54%から低下。ドイツの10年債利回りは0.49%と前日の0.50%から低下。英国債の10年債利回りは1.61%と前日とほぼ変わらず。リスク回避の巻き戻し的な動きから、円がドルなどに対して売られた。本日の債券先物は前日比変わらずの150円16銭で寄り付いた。前日の米国株式市場が大きく値を戻し、本日の東京株式市場も買いが先行することが予想され、昨日の米債はやや売られていたが、債券先物はあまり動意なく寄り付いた格好に。その後も膠着相場が継続し、前場に10年債カレントは出合いなし。日銀は午前10時10分に国債買い入れをオファー。対象は残存1年超3年以下3000億円、残存3年超5年以下3500億円、残存5年超10年以下4500億円、変動利付債1000億円。買入予定額はいずれも前回と変わらず。結果は総じて無難となり、市場への影響も限定的。債券先物は150円10銭台でのもみ合い続く。明日の20年国債の入札も控え、様子見気分も強まった。債券先物の引けは3銭高の150円19銭。日中出来高は1.9兆円程度。値幅は8銭。昨日の米国株式市場では主要3指数が大幅反発となり、ドル円も112円台でしっかりとなり、本日の東京株式市場は買いが先行、日経平均は257円高でスタート。その後日経平均の上げ幅は一時400円を超え、23000円に接近した。ヘッジファンドなどによる先物買いなども入っていたようである。しかし、その後はこの23000円が抵抗線として意識されたか、やや上値が重くなった。日経平均の引けは291円高。ドル円は


2018年10月16日
「5年国債の入札は無難、株高で債先の上値が重くなる」

ns長期先物2018年12月限
寄150円22銭、高150円29銭、安150円20銭、引150円23銭(+3銭)
5625億円
長期先物2018年12月限
寄150円22銭、高150円23銭、安150円14銭、引150円16銭(-4銭)
19486億円
超長期先物2018年12月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
3800 1100 1030 1556 115 2年393回 %(%)、〜%
5年136回 -0.065%(+0.005%)、〜%
5年137回 -0.055%、〜%
10年352回 0.145%(+0.005%)、〜%
20年165回 0.675%(+0.005%)、0.670〜0.675%
30年59回 0.915%(+0.005%)、0.910〜0.915%
40年11回 1.090%(0.000%)、〜%
(現物債は15時現在の動きです)

中国の消費鈍化がアップル製品の需要低迷につながりかねないとの見方やトランプ大統領がさらなる対中関税を課す可能性があると述べたことから、昨日の米国株式市場はアップルなど主力ハイテク株が売られ、ダウ平均は89ドル安、ナスダックは66ポイントの下落となった。9月の米小売売上高が予想を下回ったこともあり、米債は買われ、米10年債利回りは3.15%と前日の3.16%から小幅低下。サウジアラビア出身のジャーナリストの失踪問題を巡り、米国とサウジ間の緊張が高まり、地政学的リスクも意識されて、原油先物は買われ、WTI先物11月限は44セント高の71.78ドル。欧州の株式市場は小幅ながら反発し、ポンドの下落もあって、ロンドン株式市場も小幅反発。ムーディーズが12日にポルトガルの格付けを引き上げたことから、ポルトガルやイタリアなど周辺国の国債が買われた。ドイツの10年債利回りは0.50%と先週末とほぼ変わらず。イタリアの10年債利回りは3.54%と先週末の3.57%から低下した。英国債の10年債利回りは1.61%と先週末の1.63%から低下。EU首脳会談を控え、英国のEU離脱問題はいまだ不透明感を強めている。米国とサウジアラビアとの関係悪化や株安で、ドル円は下落。本日の債券先物は2銭高の150円22銭で寄り付いた。5年債入札も控え様子見気分も強まるなか、株の反発に加え、国債買い入れ運営の見直し観測なども出ていることで、債券先物は上値も重くなる場面も。本日の5年国債(利率0.1%、137回債)の入札は、最低落札価格100円76銭、平均落札価格100円77銭となった。最低落札価格はほぼ予想通り。テールは前回と同様の1銭。応札倍率は4.88倍と前回の5.53倍は下回るものの無難な結果といえる。しかし、これによる債券市場への影響は限定的。日経平均がやや上げ幅を拡大させてきたこともあり、債券先物は150円14銭まで下落し、引けは4銭安の150円16銭。日中出来高は1.9兆円程度。値幅は9銭。現物債の出来高は3800億円程度しかなかった。昨日の米国株式市場は下落していたが、東京株式市場は昨日大きく下落していたことで、その反動もあり、またドル円が戻してきたことも手伝い、日経平均は26円高と小幅高でスタート。中国関連株など売られ、日経平均は一時マイナスとなる場面もあったが、再び切り返すが、また戻り売りに押されマイナスになるなど、やや乱高下した。ドル円が112円台を回復させてきたこともあり、また米株価指数先物やアジア株の上昇も受けて、引けにかけては日経平均は上げ幅を拡大させ、引けは277円高。


2018年10月15日
「ムニューシン発言で円高株安、債券しっかり」

ns長期先物2018年12月限
寄150円12銭、高150円20銭、安150円10銭、引150円17銭(+5銭)
4421億円
長期先物2018年12月限
寄150円13銭、高150円21銭、安150円13銭、引150円20銭(+8銭)
17858億円
超長期先物2018年12月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
1623 603 796 115 108 2年393回 -0.120%(0.000%)、〜%
5年136回 -0.065%(0.000%)、〜%
5 -0.060 10年352回 0.140%(-0.005%)、0.140〜0.145%
20年165回 0.670%(0.000%)、〜%
30年59回 0.910%(+0.005%)、0.905〜0.910%
40年11回 1.090%(0.000%)、〜%
(現物債は15時現在の動きです)

12日の米国株式市場は金融株を中心にやや荒れた展開となっていたが、ネットフリックスやマイクロソフト、アマゾンなどに押し目買いが入り、ダウ平均は反発し287ドル高、ナスダックも167ポイントの上昇となった。株式市場が引けにかけて上げ幅を拡大したことで、米債は売られ、12日の米10年債利回りは3.16%と前日の3.15%から小幅上昇。米株の反発を受けて、原油先物にも買い戻しが入り、WTI先物11月限は37セント高の71.34ドル。12日の欧州株式市場は続落。英国の欧州連合(EU)離脱を巡る不透明感からポンドが下落したが、ロンドン株式市場も続落となった。インフレ見通しについてのドラギ総裁の発言がややトーンダウンし、欧州の国債は中核国が買われたが、周辺国は売られた。ドイツの10年債利回りは0.50%と前日の0.52%から低下。イタリアの10年債利回りは3.57%と前日の3.56%から上昇した。英国債の10年債利回りは1.63%と前日の1.67%から低下。今週のEU首脳会談を控え、ユーロはポジション調整的な売りが入った。12日のナイトセッションでは150円17銭まで買い戻されていたが、米株が反発していたこともあり、本日の債券先物は先週末比1銭高の150円13銭で寄り付いた。ムニューシン米財務長官が通貨安誘導を防ぐための為替条項を日本との新通商協議で求めていくとの見解を示した。これを受けてかやや円高となり、日経平均は大きく下げたこともあり、債券先物は寄り付きの150円13銭が安値となり、じりじりと買い戻されたが、動きそのものは鈍く、月曜相場の様相を強めた。本日は日銀による国債買入は予定なし。現物債の商いも超閑散。債券先物の引けは8銭高の150円20銭。日中出来高は1.8兆円程度。値幅は8銭。現物債の商いは1600億円程度しかなかった。ムニューシン米財務長官が日本にも為替条項を求める意向を示したことで、東京株式市場は売りが先行し、日経平均は193円安で寄り付き後、一時400円を超す下げとなった。アジア株の下落も影響か。ドル円は一時112円割れとなるが、その後すぐに112円台を回復。東京株式市場も売り一巡後はもみ合いとなった。日経平均の引けは423円安。


2018年10月12日
「株は底堅く推移し、債券先物は売られる」

ns長期先物2018年12月限
寄150円19銭、高150円21銭、安150円14銭、引150円21銭(+4銭)
7492億円
長期先物2018年12月限
寄150円20銭、高150円22銭、安150円11銭、引150円12銭(-5銭)
29168億円
超長期先物2018年12月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
5221 2294 1354 946 625 2年393回 -0.120%(0.000%)、〜%
5年136回 -0.065%(+0.005%)、-0.070〜-0.065%
10年352回 0.145%(+0.005%)、0.140〜0.145%
20年165回 0.670%(+0.005%)、0.660〜0.670%
30年59回 0.910%(+0.010%)、0.895〜0.910%
40年11回 1.090%(+0.010%)、1.075〜1.090%
(現物債は15時現在の動きです)

昨日の米国株式市場は続落、ダウ平均は545ドル安、ナスダックは92ポイント安。トランプ大統領と習近平国家主席が11月に会談する方向で検討中だと報じられた。しかし、クドローNEC委員長が確証はないと述べて、期待感が後退。原油先物価格の下落により、石油関連株が大幅に下落。チャートを意識したテクニカル的な売りも入っていたものとみられる。9月の米消費者物価指数は前年同月比2.3%上昇と予想を下回り、株安もあり、昨日の米10年債利回りは3.15%と前日の3.16%から低下した。米原油在庫の増加やOPECによる国際石油需要見通しの下方修正を嫌気し、原油先物は大幅下落、WTI先物11月限は2.20ドル安の70.97ドル。米株の下落を受けて、欧州株式市場も続落。ロンドン株式市場も石油関連株など売られて続落となった。欧州の国債はリスク回避から中核国が買われ、周辺国が売られた。ドイツの10年債利回りは0.52%と前日の0.55%から低下。イタリアの10年債利回りは3.56%と前日の3.50%から上昇した。英国債の10年債利回りは1.67%と前日の1.73%から低下。アイルランド首相が英国のEU離脱問題で11月の合意成立は不可能かもと発言。米長期金利の低下を受けて、ドルがユーロなどに対して下落した。本日の債券先物は前日比3銭高の150円20銭で寄り付いた。昨日の米債が株安や予想を下回ったCPIなどを受けて買われ、債券先物は小幅高でスタート。その後は株式市場が底堅い動きとなったこともあり、債券先物は上値が重くなった。日銀は午前10時10分に国債買い入れをオファー。対象は残存1年超3年以下3000億円、残存3年超5年以下3500億円、残存10年超25年以下1800億円、残存25年超500億円。買入予定額はいずれも前回と変わらず。超長期ゾーンの買入は応札倍率が低下するなど結果はしっかり。しかし、これを受けて債券先物への影響は限定的。日経平均がプラスに転じたこともあり、買われていた超長期ゾーンに戻り売りが入り、債券先物の引けは5銭安の150円12銭となった。昨日の米国株式市場は大幅続落となったことで、本日の東京株式市場も売りが先行し、日経平均は267円安でスタート。寄り付き後、日経平均は下げ幅を急速に縮め、22500円台を回復した。ドル円の下落が限定的となっていたこともあるが、特に材料もないなかテクニカル的な売りで下げた面もあり、いったん売り方も慎重になってきたとみられる。アジア株が戻してきたことや、ドル円もジリ高となったことで、日経平均もプラスに転じて、引けは103円高となった。


2018年10月11日
「日経平均は一時1000円を超す下げに。30年債入札は順調」

ns長期先物2018年12月限
150円05銭、高150円11銭、安150円03銭、引150円11銭(+6銭)
5623億円
長期先物2018年12月限
寄150円17銭、高150円22銭、安150円15銭、引150円17銭(+12銭)
30046億円
超長期先物2018年12月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
5797 3663 1393 85 654 2年393回 -0.125%(-0.005%)、〜%
5年136回 -0.070%(-0.005%)、〜%
10年352回 0.140%(-0.010%)、〜%
20年165回 0.665%(-0.015%)、〜%
30年59回 0.920%(-0.020%)、0.915〜0.920%
30年60回 0.900%、〜%
40年11回 1.085%(-0.015%)、1.080〜1.085%
(現物債は15時現在の動きです)

昨日の米国株式市場、ダウ平均は831ドル安、ナスダックも315ポイントの下落に。特に新たな売り材料が出たわけではなく、ここにきての長期金利の上昇や、米中貿易摩擦による影響なども危惧されての、テクニカル的な売りとみられる。米10年債入札が低調だったことで、米10年債利回りは3.24%に上昇したが、米国株式市場の急落によって、リスク回避の買いが入り、昨日の米10年債利回りは3.16%と前日の3.20%から低下した。EIAが国内原油生産の増加見通しを示したことなどから原油先物は大きく下落。昨日のWTI先物11月限は1.79ドル安の73.17ドル。半導体に使われるチップの需要が減っているとの観測から、昨日の欧州株式市場はハイテク株などが売られて、反落。英国のEU離脱を巡る交渉に対する期待からポンドが買われたことで、ロンドン株式市場も反落となった。ドイツの10年債利回りは0.55%と前日とほぼ変わらず。イタリアの10年債利回りは3.50%と前日の3.47%から上昇した。英国債の10年債利回りは1.73%と前日の1.71%から上昇。米株急落でリスク回避により円買いが加速。昨日の米債安に加え、東京株式市場も大きく下落することが予想され、債券先物は買い戻しが先行し、前日比12銭高の150円17銭で寄り付いた。寄り付き後の債券先物は30年国債の入札も控え、様子見気分が強まった。日経平均の下げ幅は拡大。30年国債(利率0.9%、60回)の入札は、最低落札価格100円00銭、平均落札価格100円04銭となった。最低落札価格は予想を上回り、テールは4銭と前回の1銭からは流れ、応札倍率も3.92倍と前回の4.23倍を下回るが、順調な結果といえる。後場に入り日経平均は1000円を超す下げとなるが、債券市場は引き続き膠着感を強めた。債券先物の引けは12銭高の150円17銭。日中出来高は3兆円程度。値幅は7銭しかなかった。現物債の商いは5800億円程度。昨日のダウ平均が831ドル安となり、ドル円は112円前半に下落。本日の東京株式市場は寄り付きから大きく下げる格好となり、日経平均は462円安でスタート。その後、日経平均は800円を超す下げとなった。いったん下げ幅を縮小させる場面もあったが、中国株が大幅下落となり、日経平均先物には仕掛け的な売りも入り、後場に入って日経平均の下げ幅は1000円を超えた。日経平均の引けは915円安。


2018年10月10日
「債券、株、為替とも様子見強める」

ns長期先物2018年12月限
150円00銭、高150円07銭、安150円00銭、引150円04銭(+3銭)
5075億円
長期先物2018年12月限
寄150円08銭、高150円09銭、安150円03銭、引150円05銭(+4銭)
16126億円
超長期先物2018年12月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
3331 1631 1044 71 590 2年393回 %(%)、〜%
5年136回 -0.065%(0.000%)、〜%
10年352回 0.150%(-0.005%)、〜%
20年165回 0.680%(-0.005%)、〜%
30年59回 0.940%(-0.005%)、0.935〜0.940%
40年11回 %(%)、〜%
(現物債は15時現在の動きです)

IMFは9日、2018年と2019年の世界経済見通しを下方修正した。貿易摩擦が強まるようなら、景気減速が想定より大きくなる可能性も示唆。昨日の米国株式市場ではキャタピラーなどが売られダウは56ドル安となるが、ハイテク株はいったん下げ止まった格好で、ナスダックは2ポイントの上昇。米10年債利回りは時間外取引で一時3.26%と7年5か月ぶりの水準に上昇したが、押し目買いが入り、3.20%と前日の3.23%から低下した。ハリケーン、マイケルがフロリダ州に接近していることや、米国による対イラン制裁に伴う供給減少懸念などを背景に原油先物は買われ、昨日のWTI先物11月限は67セント高の74.96ドルとなった。欧州株式市場ではエネルギー関連株など買われて反発。英国のEU離脱を巡って、離脱条件で合意が得られる可能性があると報じられ、ポンドが上昇したが、昨日のロンドン株式市場は小幅ながら上昇。イタリアで予算案に関する政府会合がこの日の夜に開かれると報じられ、これが好感されてイタリアの10年債利回りは3.47%と前日の3.56%から低下した。ドイツの10年債利回りは0.55%と前日の0.53%から上昇。英国とEUが15日までに離脱条件で決着すると報じられたことを受けて、英国債は売られ10年債利回りは1.71%と前日の1.67%から上昇した。米長期金利の上昇一服などからドル円はやや下落した。本日の債券先物は前日比7銭高の150円08銭で寄り付いた。昨日の米債が買い戻されていたこともあり、債券先物は買いが先行した。寄り付き後は様子見気分を強め、本日も引き続き膠着相場となった。日銀は午前10時10分に国債買い入れをオファー。対象は残存1年以下500億円、残存5年超10年以下4500億円。買入予定額はいずれも前回と変わらず。残存5年超10年以下の国債買い入れはしっかりとなったが、膠着相場に変化なし。債券先物は150円飛び台での小動きとなった。債券先物の引けは4銭高の150円05銭。日中出来高は1.6兆円程度。値幅は6銭しかなかった。現物債も商いは3400億円程度。10年債カレントは一本値。昨日の米国株式市場ではダウ平均は下げたがナスダックは上昇。225先物がナイトセッションで買い戻されていたこともあり、本日の東京株式市場は買いが先行し、日経平均は69円高でスタート。朝方発表された8月の機械受注は前月比6.8%増と予想外の増加となったが市場への影響は限定的。その後一時日経平均はマイナスとなったが、後場に入り再びプラスに転じた。欧米市場はやや落ち着きを取り戻し、日経平均は前日まで4日続落となっていたことで、その反動による買い戻しも入っていたようである。日経平均の引けは36円高。日経平均の動きも鈍かったが、ドル円も113円を挟んでのもみ合いに。米国市場の今後の動向も気掛かりとなり、動きづらいか。


2018年10月9日
「閑散ななか債券には戻り売りも」

ns長期先物2018年12月限
150円09銭、高150円09銭、安150円00銭、引150円00銭(-9銭)
7212億円
長期先物2018年12月限
寄150円04銭、高150円08銭、安150円00銭、引150円01銭(-8銭)
14745億円
超長期先物2018年12月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
2683 1114 524 490 540 2年393回 -0.120%(+0.005%)、〜%
5年136回 -0.065%(+0.005%)、〜%
10年352回 0.155%(+0.010%)、0.150〜0.155%
20年165回 0.685%(+0.010%)、0.680〜0.685%
30年59回 0.940%(0.000%)、〜%
40年11回 1.105%(+0.005%)、1.100〜1.105%
(現物債は15時現在の動きです)

5日に発表の9月の米雇用統計、非農業雇用者数は13.4万人増と予想を下回り、平均時給は前年比2.8%増と8月の2.9%増からは伸びが鈍化していたものの、失業率は3.7%と1969年12月以来の低水準となったことで、労働需給の引き締まりが物価上昇圧力につながるとの見方から、5日の米10年債利回りは一時3.24%に上昇して3.23%、前日は3.18%。昨日の米国債券市場は、コロンブスデーのため休場。5日の米国株式市場は、金利上昇から住宅関連株が売られ、米国向けハード機器に中国製のスパイ半導体が組み込まれたとの報道も嫌気、ダウ平均は180ドル安。ナスダックは91ポイントの下落となった。昨日もダウ平均は中国株の下落などから一時220ドル超の下げとなるが、押し目買いも入りダウは39ドル高、ナスダックは52ポイントの下落となった。5日のWTI先物11月限は1セント高の74.34ドル、8日は5セント安の74.29ドル。5日から8日にかけて欧州株式市場は続落、イタリアとEUの予算案巡る対立も懸念。同様にロンドン株式市場も続落となった。イタリアの国債は大きく売られ、4日の3.32%から5日は3.42%、8日は3.56%に上昇。ドイツの10年債利回りは4日が0.53%、5日が0.57%、8日が0.53%。英国の10年債利回りは4日が1.66%、5日が1.72%、8日が1.67%。予算案を巡るイタリアと欧州連合の対立を受け、ユーロがドルや円に対して下落した。本日の債券先物は先週末比5銭安の150円04銭で寄り付いた。5日の米国債利回りは3.23%に上昇していたこともあって売りが先行した。しかし、米国債券市場が休場となっていた昨日、ドイツや英国の国債が買われたことから、5日のナイトセッションの引け150円00銭まで下げずに寄り付いた。財務省が発表した9月の対外及び対内証券売買契約等の状況によると、居住者は外債(中長期債)を4兆5188億円買い越した。買い越し規模は過去3番目の大きさだとか。寄り付き後の債券市場は三連休明けということもあり、また本日は日銀による国債買入も予定されておらず、様子見気分を強めた。現物債の取引も閑散。東京株式市場が下落していたこともあり、債券先物は150円を割ることがなかったものの、買い戻しの動きも限られた。債券先物は引けにかけて150円ちょうどまで売られ、10年債利回りも0.155%に上昇した。債券先物の引けは8銭安の150円01銭。日中出来高は1.5兆円程度しかなかった。日中値幅は8銭。現物債の商いは2700億円程度と少なかった。5日に米株が大きく下げていたことや、ドル円が113円台前半まで下落したこと、昨日、中国の株式市場が下落したことなどから、本日の東京株式市場は売りが先行、日経平均は233円安でスタート。その後、日経平均は下げ幅を拡大させ300円を超す下げとなった。上海総合株価指数がプラスに転じたものの、日経平均にはあまり影響せず。東証の現物の売買システム、アローヘッドにある仮想サーバの一部で障害が発生したようだが、大きな影響は出なかった模様。日経平均の引けは314円安。


2018年10月5日
「株安などから債券先物はしっかり」

ns長期先物2018年12月限
149円96銭、高150円03銭、安149円96銭、引149円99銭(+3銭)
9821億円
長期先物2018年12月限
寄150円01銭、高150円09銭、安150円01銭、引150円09銭(+13銭)
18868億円
超長期先物2018年12月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
5565 1922 1027 2076 539 2年393回 -0.120%(-0.005%)、-0.120〜-0.115%
5年136回 -0.065%(-0.005%)、〜%
10年352回 0.150%(-0.005%)、〜%
20年165回 0.675%(-0.015%)、0.675〜0.690%
30年59回 0.935%(-0.015%)、0.935〜0.940%
40年11回 1.110%(-0.010%)、1.100〜1.110%
(現物債は15時現在の動きです)

昨日の米10年債利回りは一時、3.23%と2011年5月以来の水準に上昇した。節目を抜けたことで、やや売りが加速した格好となった。中立的な水準に達するまでまだ道のりは長いとのパウエル議長発言も影響か。ただし、押し目買いも入り、結局、3.18%と前日とほぼ変わらずとなった。昨日の米国株式市場は、この金利上昇が警戒されたことや、中国がマイクロチップ使ってアマゾンやアップルにハッキングとの報も嫌気。ダウ平均は200ドル安、ナスダックも145ポイントもの下落となった。今日の雇用統計で賃金上昇が示されると物価と金利に影響との警戒もあったとか。サウジアラビアとロシアの増産計画報道などを受けて、原油先物は大幅下落。WTI先物11月限は2.08ドル安の74.33ドルとなった。欧州の国債利回りの上昇などから、欧州株式市場は大幅反落。ロンドン株式市場も金利上昇などが嫌気されて反落。米長期金利の上昇は欧州にも影響を与え、欧州の国債利回りも総じて上昇。ドイツの10年債利回りは0.53%と前日の0.47%から上昇し、イタリアの10年債利回りは3.32%と前日の3.31%から上昇。英国の10年債利回りも1.66%と前日の1.57%から上昇した。米株が大きく値を下げたことで、リスク回避による円買いが入った格好に。本日の債券先物は前日比5銭高の150円01銭で寄り付いた。昨日の米10年債利回りは一時3.23%に上昇したが、その後値を戻し3.18%とほぼ変わらずとなり、米株が下落したことで東京株式市場は売りが先行すると予想され、債券先物はやや買い戻しが入った。日銀は午前10時10分に国債買い入れをオファー。対象は残存10年超25年以下1800億円、残存25年超500億円、物価連動債250億円。買入予定額はいずれも前回と変わらず。この超長期ゾーンの日銀の買入に対しては、減額や増額それぞれの思惑もあったようだが、日銀は金額を動かすことはなかった。現物債には超長期ゾーンに押し目買いが入り、債券先物は150円を割ることなく推移した。ただし、10年債カレントは前場出合いがないなど、三連休も控えて様子見の参加者も多かったようである。日銀の国債買入の結果はしっかり。債券先物は150円09銭まで買い戻されたが、上値も限られた。債券先物の引けは13銭高の150円09銭。日中出来高は1.9兆円程度。値幅は8銭。現物債の商いは5600億円程度。珍しく2年債の出合いがそこそこあったようである。昨日の米国株式市場ではダウ平均は200ドルもの下げとなり、本日の東京株式市場も売りが先行し、日経平均は193円安で寄り付いた。日経平均の下げは一時200円を超えたが、積極的な売りも限られ次第に下げ幅を縮小させてきた。ドル円は114円近辺でのもみ合いとなっていた。日経平均の引けは191円安。


2018年10月4日
「米債安から円債も下落、10年債利回りは0.155%に上昇」

ns長期先物2018年12月限
150円15銭、高150円20銭、安150円04銭、引150円07銭(-10銭)
8328億円
長期先物2018年12月限
寄150円05銭、高150円07銭、安149円95銭、引149円96銭(-21銭)
45009億円
超長期先物2018年12月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
7590 3585 3338 520 165 2年393回 -0.110%(+0.010%)、〜%
5年136回 -0.060%(+0.010%)、-0.065〜-0.060%
10年352回 0.155%(+0.020%)、0.145〜0.155%
20年165回 0.690%(+0.035%)、0.665〜0.690%
960 30年59回 0.945%(+0.030%)、0.925〜0.950%
860 40年11回 1.115%(+0.040%)、1.100〜1.115%
145 (現物債は15時現在の動きです)

昨日の米10年債利回りは3.18%と前日の3.06%から大きく上昇した。イタリアのコンテ首相が今後3年間で債務を圧縮する方針を明らかにし、イタリアの財政懸念が後退し、リスク回避の巻き戻しによる動きや、9月のADP全米雇用リポートで非農業雇用者数の増加幅が市場予想を上回り、9月ISM非製造業景況指数が公表開始以来の最高を記録したことなども影響。パウエル議長の中立金利水準を超えて利上げを進める可能性あるとの発言や、原油価格が大きく上昇したことも影響しての、米債売りとみられる。昨日の米国株式市場では、好調な米経済指標などを受けて上昇した。長期金利の上昇で金融株が買われたが、金利上昇ピッチが速く上値を重くした。昨日のダウ平均は54ドル高、ナスダックは25ポイントの上昇。米在庫が予想外に大きく増えたものの、米国の対イラン制裁などが意識され、原油先物は大きく上昇し、WTI先物11月限は1.18ドル高の76.41ドル。コンテ首相の発言などからイタリアの株式市場が上昇し、欧州株式市場は反発。ロンドン株式相場も連れ高となった。欧州の債券市場ではイタリアの国債が買い戻され、中核国の国債は売られた。イタリアの10年債利回りは3.31%と前日の3.44%から大きく低下。ドイツの10年債利回りは0.47%と前日の0.42%から上昇し、英国の10年債利回りも1.57%と前日の1.53%から上昇した。好調な米経済指標を受けてドル買いが優勢となり、米長期金利の上昇もドル円を押し上げて、昨年11月上旬以来の水準に。リスク回避の巻き戻しなどにより米債が大きく下落し、米10年債利回りは3.18%と心理的な壁となっていた3.11%を抜いてきた。これを受けて円債も売りが先行し、債券先物は前日比12銭安の150円05銭で寄り付いた。10年債利回りも0.145%と8月2日の臨時オペが入った水準に上昇した。寄り付き後の債券先物はさらに下値を試すような動きとなり、150円を割り込む。10年債利回りは0.150%に上昇し、昨年2月3日以来の水準に上昇した。現物債カレントの流動玉も増加していることもあり、日銀のオペを試すような動きとなった。流動性供給入札も控えていることもあり、超長期ゾーンも売り込まれ、20年債利回りは0.675%と昨年3月15日以来、30年債利回りも0.935%と2016年2月24日以来、40年債利回りは1.105%と2016年2月23日以来の水準を付けた。流動性供給入札(残存期間15.5年超39年未満)は、最大利回り格差がプラス0.037%、平均利回り格差がプラス0.028%となった。応札倍率は1.83倍と前回から低下した。これを受けて債券先物は149円95銭まで下落したが、先物にはいまのところそれほどの売り圧力は掛かっていない。14時に一部観測もあった日銀の臨時オペはオファーされず。10年債利回りは0.155%に上昇した。20年債利回りは0.690%、30年債利回りは0.950%、40年債利回りは1.115%まで上昇した。債券先物の引けは21銭安の149円96銭。日中出来高は4.5兆円程度。日中値幅は12銭に止まった。現物債の商いも7600億円とそれほど多くはないが、長期と超長期ゾーンがそこそこ出合っていた。ダウ平均が連日で最高値を更新し、米長期金利の上昇もありドル円は114円台に乗せたことで、本日の東京株式市場は買いが先行し、日経平均は131円高でスタート。しかし、寄り付き後は個人投資家などからの利益確定売りなども入り上げ幅を縮小させ、日経平均はマイナスに転じた。日経平均の24000台ではひとまず戻り売りが入りやすいか。後場に入り、日経平均は後場下げ幅拡大させ24000円割れとなった。米株の動向、さらには米長期金利の上昇による影響なども気掛かり材料に。日経平均の引けは135円安。


2018年10月3日
「円債は膠着相場継続、株は下げる」

ns長期先物2018年12月限
150円15銭、高150円21銭、安150円15銭、引150円16銭(+2銭)
6601億円
長期先物2018年12月限
寄150円19銭、高150円22銭、安150円15銭、引150円17銭(+3銭)
26043億円
超長期先物2018年12月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
4910 1734 2873 125 186 2年393回 -0.115%(+0.005%)、〜%
前場 5年136回 -0.070%(0.000%)、〜%
午後 10年352回 0.135%(0.000%)、〜%
5 9.22 1700 20年165回 0.655%(0.000%)、0.650〜0.655%
30年59回 0.910%(-0.005%)、0.905〜0.910%
40年11回 1.080%(0.000%)、1.075〜1.080%
(現物債は15時現在の動きです)

昨日の米国株式市場、貿易摩擦を巡る懸念後退を受けてキャタピラーなど買われ、ダウ平均は122ドル高となり、過去最高値を更新したものの、ユーザー情報流出問題による影響を危惧されているフェイスブックなど大型ハイテク株の一角が売られ、ナスダックは37ポイント安となった。イタリア下院予算委員会のボルギ委員長が、イタリアが独自通貨を導入すれば、財政問題を解決できるだろうと発言したことから、イタリアの国債が売られ、イタリアの10年債利回りは3.44%と前日の3.29%から大きく上昇。ドイツや英国、そして米国債はリスク回避の動きから買われ、ドイツの10年債利回りは0.42%と前日の0.47%から低下し、英国の10年債利回りも1.53%と前日の1.59%から低下した。米債も買われ、10年債利回りは3.06%と前日の3.08%から低下。原油先物はここにきて大きく上昇していたことで戻り売りが入り、WTI先物11月限は7セント安の75.23ドル。イタリアの政局が不安視されたことなどから、欧州株式市場は下落。英国のEU離脱交渉の先行き不透明感もあり、ロンドン株式市場も続落。イタリアの政局が不安視されてユーロが下落、リスク回避による円買いも。本日の債券先物は前日比5銭高の150円19銭で寄り付いた。イタリアの政局が不安視されてリスク回避の動きとなり、米国やドイツ、英国の国債が買われ、日本国債もやや買いが先行。その後は引き続きの膠着相場となった。日銀は午前10時10分に国債買い入れをオファー。対象は残存1年超3年以下3000億円、残存3年超5年以下3500億円、残存5年超10年以下4500億円。買入予定額はいずれも前回と変わらず。国債買入は長期ゾーンの応札倍率が前回から上昇したものの無難な結果に。後場に入っても膠着相場が継続。現物債も閑散。10年債は新発債が朝の5億円だけの出合いながら、351回債はそこそこ出合っていた。債券先物の引けは3銭高の150円17銭。日中出来高は2.6兆円程度。値幅は7銭。現物債の商いは5000億円程度。昨日のダウ平均は高値を更新したものの、イタリア政局を意識してのリスク回避による円買いもあり、本日の東京株式市場は売りが先行し、日経平均は51円安でスタート。その後も利益確定売りなどから日経平均は下げ幅を拡大させて、一時150円を超す下げとなった。イタリア予算計画は2021年に財政赤字比率2%を目指すと報じられ、ユーロが急反発。ドル円も113円50銭台から113円80銭台に戻し、日経平均も下げ幅を縮小する場面もあった。しかし、後場に入りあらためて先物主導で売りが入ったようで、日経平均は再び下げ幅を拡大させ200円を超す下げとなった。日経平均の引けは159円安。


2018年10月2日
「10年国債入札は無難、債券先物はしっかり」

ns長期先物2018年12月限
150円07銭、高150円09銭、安150円02銭、引150円07銭(-1銭)
4996億円
長期先物2018年12月限
寄150円07銭、高150円15銭、安150円06銭、引150円14銭(+6銭)
30821億円
超長期先物2018年12月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
3841 1784 1336 510 210 2年393回 -0.115%(+0.005%)、〜%
5年136回 %(%)、〜%
10年351回 0.125%(0.000%)、〜%
10年352回 0.140%、〜%
20年165回 0.655%(-0.005%)、0.655〜0.660%
30年59回 0.915%(-0.005%)、0.910〜0.920%
40年11回 1.085%(0.000%)、1.080〜1.085%
(現物債は15時現在の動きです)

昨日の米国株式市場は、NAFTAの見直し交渉で米国とカナダが合意したことを好感、航空機のボーイングなどが買われ、原油高を受けて石油関連株なども買われ、ダウ平均は一時279ドルまで上昇し、引けは192ドル高。フェイスブックやインテルが売られて、ナスダックは9ポイントの下落に。貿易摩擦の懸念後退によるリスク回避の巻き戻しから、米債は売られ、昨日の米10年債利回りは3.08%と先週末の3.07%から小幅上昇した。イランとベネズエラからの供給懸念や米国での生産減速の可能性などから、原油先物は大幅に上昇し、WTI先物11月限は2.05ドル高の75.30ドルとなった。欧州委員会が11月にイタリア予算案を拒否する可能性があるとの報道などから、イタリアの株式市場や国債は売られたものの、昨日の欧州株式市場は、貿易摩擦の懸念後退などからしっかり。英国のEU離脱交渉が難航していることもあり、ロンドン株式市場は小幅反落。イタリア国債は大幅下落となり、10年債利回りは3.29%と先週末の3.14%から上昇。ドイツの10年債利回りは0.47%とほぼ変わらず。英国の10年債利回りは1.59%と先週末の1.57%から上昇した。貿易摩擦への警戒感が後退し、リスク回避の巻き戻しから円が売られ、ドル円は一時114円06銭と昨年11月以来の水準まで上昇した。本日の債券先物は前日比1銭安の150円07銭で寄り付いた。前日の米債は売られていたが、債券先物への影響限定的。日銀は9月の短観における「企業の物価見通し」を発表。企業が想定するCPIの前年比は平均で1年後がプラス0.8%、3年後がプラス1.1%、5年後がプラス1.1%となったが市場への影響は限定的。債券先物は本日の10年国債入札を控え、様子見気分を強めた。前場10年債カレントは出合いなし。本日の10年国債(利率0.1%、352回新発債)の入札は、最低落札価格99円58銭、平均落札価格99円59銭となった。最低落札価格はほぼ予想通り、テールは前回と同じ1銭。応札倍率は4.21倍と前回の4.55倍を下回るが、無難な結果となった。これによる債券先物への影響も限定的となり、膠着相場が継続。しかし、引けにかけて日経平均が再び下落したことや、現物債には超長期債に押し目買いも入ったことで、債券先物は150円15銭まで買われ、引けは6銭高の150円14銭。日中出来高は3.1兆円程度。現物債の商いは3900億円程度。入札日ながら長期ゾーンの商いは盛り上がらず。昨日のダウ平均が上昇したことや、ドル円が114円近辺に上昇したことで、本日の東京株式市場は買いが先行し、日経平均は130円高でスタート。原油先物価格の上昇もあり、石油関連株も買われた。日経平均の上げ幅は一時200円を超え、連日で年初来高値を更新した。中国国防省は南シナ海での米国の航行の自由作戦に断固として反対し、退去を警告するため海軍の艦艇を派遣すると表明、これを受けてドル円が下落し、日経平均も利益確定売りに押され、一時マイナスとなる場面も。その後いったん買い戻されたものの、戻りも鈍くなった。日経平均の引けは24円高。


2018年10月1日
「閑散ななか30年債や40年債が売られる」

ns長期先物2018年12月限
150円08銭、高150円14銭、安150円03銭、引150円09銭(0銭)
10798億円
長期先物2018年12月限
寄150円05銭、高150円13銭、安150円05銭、引150円08銭(-1銭)
17063億円
超長期先物2018年12月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
2253 1478 320 380 75 2年393回 -0.115%(0.000%)、〜%
5年136回 -0.070%(+0.005%)、〜%
10年351回 0.125%(+0.005%)、〜%
20年165回 0.660%(+0.005%)、0.655〜0.660%
30年59回 0.920%(+0.015%)、0.915〜0.920%
40年11回 1.090%(+0.025%)、1.080〜1.090%
(現物債は15時現在の動きです)

28日の米国株式市場は、米空軍からの大型受注を発表したボーイングが買われ、通期売上高見通しを達成する見込みとの暫定CEOの説明を受けてインテルも買われ、ダウ平均は続伸となり18ドル高、ナスダックは4ポイントの上昇となった。イタリア国債の下落などから28日の米債は当初、買われたものの、株高などから戻り売りに押され、米10年債利回りは3.07%と前日の3.05%から上昇。28日は朝方発表の8月の米PCEデフレーターは前年同月比2.2%の上昇となった。世界的な供給逼迫懸念の広がりなどが材料視されて、原油先物は大幅続伸。WTI先物11月限は1.13ドル高の73.25ドルとなった。イタリア政府は今後3年間にわたり財政赤字のGDP比率を2.4%とする計画を公表。トリア経済・財務相は2%以下とすることを求めていたが、それを上回り、イタリア国債の格下げ観測も出たこともあり、イタリアの株式市場は下落し、28日の欧州株式市場では、主要国の株価指数も全面安となった。ロンドン株式市場も連れ安となった。イタリア国債は大幅下落となり、10年債利回りは3.14%と前日の2.88%から上昇。中核国債はリスク回避の動きから買われ、英国債もしっかり。ドイツの10年債利回りは0.47%と前日の0.53%から低下し、英国の10年債利回りも1.57%と前日の1.60%から低下した。本日の債券先物は先週末比4銭安の150円05銭で寄り付いた。28日の米債が売られたことや、株高も予想されたことから、円債はやや売りが先行した。現物債は先週末に発表された10月の国債買い入れ予定で、残存25年超の1回当たりオファー額が下方修正されたことで、超長期ゾーンへの買入減額に対する警戒感などもあり、30年債や40年債が売られた。朝方に発表された日銀短観では、大企業・製造業DIがプラス19と、前回6月調査のプラス21から2ポイント悪化した。これもあってか、債券先物はしっかりとなり、一時150円13銭まで買い戻された。ただし、月曜日ということもあり、先物の動きは鈍くなり、値幅は限られた。債券先物の引けは1銭安の150円08銭。日中出来高は1.7兆円程度しかなかった。現物債の商いも2300億円程度しかなかった。先週末の米株の上昇や、ドル円が113円台後半に上昇したことなどを好感し、本日の東京株式市場は買いが先行し、日経平均は53円高で寄り付いた。日銀短観では大企業・製造業DI予想を下回ったことはあまり材料視されず、むしろ想定為替レートが107円40銭と実勢に比べて円高に設定されていた事など好感されて、企業業績の上方修正期待などから日経平均は上げ幅を拡大させてきた。ドル円は114円に接近し、日経平均は一時24300円台をつけて、連日でバブル崩壊後の高値を更新した。カナダと米国が北米自由貿易協定枠組みで合意したことで、時間外での米株指数が上昇したことも好感か。日経平均は125円高となり、約27年ぶりにバブル崩壊後の高値を更新した。