臨機応変


2018年9月6日
「長期ゾーンの国債買入は月額ベースで減額か」

ns長期先物2018年9月限
150円32銭、高150円35銭、安150円31銭、引150円31銭(-1銭)
8974億円
長期先物2018年9月限
寄150円33銭、高150円43銭、安150円33銭、引150円39銭(+7銭)
49591億円
超長期先物2018年9月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
6188 2296 2813 1445 519 557 2年392回 -0.115%(+0.005%)、〜%
5 5年136回 -0.075%(0.000%)、〜%
10年351回 0.105%(-0.005%)、〜%
20年165回 0.610%(-0.005%)、0.605〜0.610%
740 30年59回 0.840%(-0.005%)、0.830〜0.840%
230 40年11回 0.970%(-0.010%)、〜%
5 (現物債は15時現在の動きです)

選挙への影響を巡り幹部が議会証言に臨んだツイッターやフェイスブックが下落。昨日の米国株式市場ではハイテク株が売られ、ナスダックは96ポイントの下落。米国とカナダの貿易協議が難航するなか、キャタピラーなどに押し目買い入り、昨日のダウ平均は反発し、22ドル高となった。米債はドイツや英国の国債が売られ、連れ安となる場もあったが、押し目買いも入り、米10年債利回りは2.90%とほぼ変わらず。世界の通商摩擦がエネルギー需要に打撃を与える懸念などから、原油先物は下落、WTI先物10月限は1.15ドル安の68.72ドル。貿易摩擦と新興国経済への懸念から、欧州株式市場は下落。原油安などからエネルギー関連株が売られ、ロンドン株式市場も下落。英国のEU離脱交渉で英国とドイツが離脱の主要な要求を取り下げたと報じられ、英国債が売られ、ドイツ国債や米国債も連れ安となった格好に。英国の10年債利回りは1.44%と前日の1.43%から上昇。ドイツの10年債利回りは0.38%と前日の0.35%から上昇。イタリア連立政権が財政規律を尊重する姿勢を示していることから、イタリア国債は買われ、10年債利回りは2.92%と前日の3.02%から低下した。英国のEU離脱を巡る警戒感が薄れ、ユーロ円は上昇し130円に一時接近した。6日の3時過ぎに北海道で震度6強の地震が発生し、大規模な土砂崩れが発生し、また北海道全域で停電になるなどの被害が出た。ドル円は111円台半ばから下落傾向となったこともあり、本日の東京株式市場は売りが先行。日経平均は121円安で寄り付いた。その後は押し目買いも入り、日経平均は下げ幅を縮小させた。台風21号による影響、今回の北海道による地震の影響なども見極めたいと様子見気分も強まったものとみられる。日経平均の引けは92円安となった。本日の債券先物は前日比1銭高の150円33銭で寄り付いた。本日の日銀による長期ゾーンの買入額が注目されており、こちらの動向も見極めたいとの参加者も多かったとみられる。日銀は10時10分に国債買入をオファー。対象は5年超10年以下、オファー額は4500億円。前回から500億円増額した。月額ベースに引き直すと1500億円の減額となる。ただし、これは予想通りとなり、これを受けての債券先物売りは限られた。むしろ、懸念材料ともいえた5日の10年国債入札と本日の買入を確認したことで、買い戻しも。国債買入の結果も順調なものとなったことから、債券先物は一時150円43銭まで上昇した。しかし、その後は上値も重くなり、引けは7銭高の150円39銭となった。9月12日の9月限の最終売買日も控え、ロールオーバーの動きも入っているようである。債券先物の売買高は5兆円程度。現物債の商いは6200億円程度。このうち10年カレントが1500億円程度あった。


2018年9月5日
「10年国債入札は順調」

ns長期先物2018年9月限
150円25銭、高150円29銭、安150円24銭、引150円25銭(-2銭)
7790億円
長期先物2018年9月限
寄150円26銭、高150円34銭、安150円24銭、引150円32銭(+5銭)
38872億円
超長期先物2018年9月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
4006 1638 1757 562 57 2年392回 %(%)、〜%
5年136回 -0.070%(0.000%)、〜%
10年351回 0.110%(-0.005%)、0.110〜0.115%
20年165回 0.615%(-0.010%)、0.615〜0.625%
30年59回 0.845%(-0.010%)、0.845〜0.860%
40年11回 0.980%(-0.015%)、〜%
(現物債は15時現在の動きです)

昨日の米国株式市場は米通商政策の先行き警戒や新興国の通貨安なども嫌気、海外売上高の比率が高いキャタピラーやスリーエムなどが売られ、ダウ平均は12ドル安、ナスダックも18ポイント安となった。8月のISM製造業景況指数が約14年ぶりの高水準となったことに加え、週内に社債の発行が相次ぐことなどから、昨日の米債は売られ、米10年債利回りは2.90%と先週末の2.86%から上昇した。原油先物は熱帯暴風雨ゴードンへの警戒からいったん買われたものの、在庫増加から上値も重くなり、WTI先物10月限は7セント高の69.87ドル。貿易摩擦などへの警戒が残り、昨日の欧州株式市場は反落。ロンドン株式市場も反落となった。イタリアのサルビーニ副首相率いる右派政党同盟が、EUの財政赤字規則を順守すると表明し、これが好感されて、イタリア国債は買われ、10年債利回りは3.01%と前日の3.15%から大きく低下。ドイツの10年債利回りは0.35%と前日の0.33%から上昇。英国の10年債利回りは1.43%と前日の1.40%から上昇した。カーニー総裁は2019年6月末以降も留任する用意があるとの考えを示唆した。ISM製造業景況指数など受けてドルは買われ、ドル円は一時111円50銭台。本日の債券先物は前日比1銭安の150円26銭で寄り付いた。米120年債利回りは2.9%台に上昇したが、それによる影響は限定的。本日の10年国債入札控えたヘッジ売りの動きも限定的だった。債券先物は寄り付き後につけた150円24銭が安値となり、そこからじりじりと上昇した。本日の10年国債(利率0.1%、351回リオープン)の入札は、最低落札価格99円86銭、平均落札価格99円87銭となった。最低落札価格はほぼ予想通り。テールは1銭と前回の12銭からは大きく縮小。前回は7月31日の日銀の柔軟化を受けてややテールが流れたが、今回は1銭に止まった。応札倍率は4.55倍と前回の4.17倍を上回り、順調な結果と言える。日経平均の下落も手伝い、債券先物は150円34銭まで買い戻された。ただし、明日の日銀による長期ゾーンの国債買入の買入額を確認したいと、積極的な買いは手控えられた。債券先物の引けは5銭高の150円32銭。日中出来高は3.9兆円程度。値幅は10銭。現物債の商いは4000億円程度と、10年債入札としては少ない。米通商政策の先行き警戒などから昨日の米株は下落し、本日の東京株式市場も売りが先行。日経平均は33円安で寄り付いた。中国株の下落もあり、台風による影響なども意識されて動きづらい面も。主力輸出株など売られ、日経平均は下げ幅を拡大させ、引けは116円安となった。ドル円は一時111円70銭台まで上昇したが、その後戻り売りに押され111円50銭近辺でのもみ合いに。


2018年9月4日
「実質的な国債買入減額か」

ns長期先物2018年9月限
150円26銭、高150円28銭、安150円23銭、引150円27銭(+2銭)
3646億円
長期先物2018年9月限
寄150円23銭、高150円34銭、安150円23銭、引150円27銭(+2銭)
28034億円
超長期先物2018年9月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
2年392回 -0.115%(0.000%)、〜%
5年136回 -0.070%(0.000%)、〜%
10年351回 0.110%(-0.005%)、〜%
20年165回 0.620%(-0.005%)、0.620〜0.625%
30年59回 0.855%(+0.005%)、0.850〜0.855%
40年11回 %(%)、〜%
(現物債は15時現在の動きです)

昨日のニューヨーク市場はレーバーデーのため休場。8月のユーロ圏製造業PMI改定値は21か月ぶり低水準となったが、昨日の欧州株式市場は、こちらにはあまり反応しなかった。ロンドン株式市場がしっかりだったことなどから、米国株式市場が休場で薄商いのなか、小幅ながら上昇していた。3日のロンドン市場で、北海ブレント原油先物が上昇し、昨日のロンドン株式市場では、これを受けて石油関連株が買われ、ポンド安も好感されて、FTSE100種は反発した。イタリア政府の主要閣僚らが、来年度予算について、EUの財政規律を逸脱しない見込みだと発言したことなどを好感し、イタリアの国債は買われ、10年債利回りは3.15%と先週末の3.22%から低下した。ドイツの10年債利回りは0.33%と先週末の0.32%から小幅上昇。英国の10年債利回りは1.40%と先週末の1.42%から低下した。英国の財務省は、イングランド銀行総裁の後任選出が難しい中で(ロイター)。カーニー総裁は退任時期を再び遅らせるよう打診されている模様だとか。英国のEU離脱交渉を巡る懸念が再燃し、ポンドが下落した。日銀による国債買入で実質的な減額となるのではとの観測もあり、本日の債券先物は売りが先行し、2銭安の150円23銭で寄り付いた。その後、寄り付きが安値となりやや値を戻すが、動きは鈍かった。前場の10年債カレントは出合いなし。日銀は午前10時10分に国債買入をオファー。中期ゾーンの買入い予定額は1年超3年以下を前回から500億円増額の3000億円、3年超5年以下500億円増額の3500億円とした。オファー額レンジの中央値でオファーされた格好ながら、このペースで買い入れた場合、3年超5年以下の月間買い入れ額は8月を下回る。同時にオファーされた超長期ゾーンの買い入れ額は据え置かれた。しかし、これもある程度は予想されていたとみられ、債券先物への影響は限定的。6日に予定されている5年超10年以下の金額も確認したいとの見方も。国債買入の結果はまずまず無難。台風21号の接近もあり、商いを手控える参加者も多いとみられ、閑散相場となった。本日の東京株式市場は買い戻しが先行し、日経平均は32円高でスタート。ドル円は再び111円台を回復したものの、日経平均は上値も重くなり、前日引け近辺での小動きに。株式市場でも台風21号の接近が気になっていたとみられ、様子見の参加者も多かったものとみられる。


2018年9月3日
「国債買入減額観測から債券は下落」

ns長期先物2018年9月限
150円38銭、高150円42銭、安150円22銭、引150円34銭(-4銭)
18870億円
長期先物2018年9月限
寄150円27銭、高150円29銭、安150円20銭、引150円25銭(-13銭)
42783億円
超長期先物2018年9月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
3093 910 753 1099 340 2年392回 -0.110%(+0.010%)、〜%
5年136回 -0.070%(+0.010%)、〜%
10年351回 0.115%(+0.015%)、〜%
20年165回 0.625%(+0.005%)、〜%
30年59回 0.850%(+0.005%)、〜%
40年11回 0.990%(+0.005%)、〜%
(現物債は15時現在の動きです)

31日の夕方に発表された9月の日銀による国債買入スケジュールにおいて、中期と長期の買入回数をそれぞれ月、6回から5回に減らした反面、買入の上限額をそれぞれ1000億円引き上げた。9月は国債入札日等を除くと10回程度の買入が難しく9回になることもあるが、実質的に買入額の減額かとの見方から31日の債券先物のナイトセッションは下落。米国とカナダの貿易交渉が合意に至らず、今週に先延ばしされたことや、今日はレーバーデーの祝日で米株市場は休場で、利益確定売りも入り、31日のダウ平均は戻り売りから22ドル安となった。アップルやアマゾンが最高値を更新し、ナスダックは21ポイントの上昇。米株の下げ渋りなどから、米債は小幅下落となり、米10年債利回りは2.86%と前日の2.85%から上昇した。サウジアラビアの8月の産油量が7月に比べ増加したとの観測から、原油先物は売られ、WTI先物10月限は45セント安の69.80ドルとなった。トランプ大統領は自動車関税を撤廃するとの欧州連合の提案を拒否し、31日の欧州株式市場は下落、ポンド高もありロンドン株式市場も下落した。フィッチはイタリアの格付け見通しをネガティブに引き下げた。これが警戒されていたのか、31日にイタリアの国債は売られ、イタリアの10年債利回りは3.22%と前日の3.20%から上昇。ドイツの10年債利回りは0.32%と前日の0.36%から低下。英国の10年債利回りは1.42%と前日の1.45%から低下した。貿易摩擦への警戒感からユーロは対ドルで続落し、ユーロ円も下落。31日の夕方に日銀が公表した「当面の長期国債等の買入れの運営について」を受けて、国債の買入減額観測が強まり、31日のナイトセッションでは債券先物は下落。これを受けて本日の債券先物は売りが先行し、先週末比11銭安の150円27銭で寄り付いた。本日の流動性供給入札も控えて、寄り付き後の先物はさらに売られ、150円20銭まで下落した。現物債も売られ、10年債利回りは0.115%に上昇した。本日の流動性供給入札(残存期間5年超15.5年以下)は、最大利回り格差がプラス0.014%、平均利回り格差がプラス0.012%。応札倍率は2.93倍と前回をやや下回ったが、まずまず無難な結果に。債券先物は前場に150円20銭まで下落したあとは、次第に底堅い動きとなった。株安円高の動きもあるが、それよりも今後の日銀の国債買入動向を確認したいと様子見気分も強まったものとみられる。債券先物の引けは13銭安の150円25銭。日中出来高は4.3兆円あった。31日のナイトセッションも1.9兆円程度あり、債券先物はやや仕掛け的な売りも入っていた模様。現物債カレントはすべて1本値しかなく、投資家は完全様子見の模様。現物債の商いは3100億円程度しかなかった。米国とカナダの2国間協議が合意に至らず持ち越しとなり、リスク回避の動きも出て31日のダウ平均は下落し、ドル円も下落。これを受けて本日の東京株式市場は売りが先行、日経平均は45円安でスタートした。上海総合指数の下落もあり、またドル円も下落し111円を割り込み、日経平均は下げ幅を拡大させた。ただし、出来高は薄く、本日の米国株式市場が休場ということもあり、様子見の参加者も多かったようである。日経平均の引けは157円安。