臨機応変


2017年9月15日
「北朝鮮のミサイル発射による影響は限定的」

ns長期先物2017年12月限
150円71銭、高150円80銭、安150円69銭、引150円78銭(+1銭)
9334億円
長期先物2017年12月限
寄150円85銭、高150円99銭、安150円82銭、引150円96銭(+19銭)
31895億円
超長期先物2017年12月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
7031 2412 2305 2183 2年380回 -0.145%(-0.005%)、〜%
5年133回 -0.120%(-0.015%)、-0.120〜-0.110%
10年348回 0.020%(-0.015%)、0.020〜0.030%
20年162回 0.550%(-0.015%)、0.550〜0.565%
30年56回 0.825%(-0.020%)、0.825〜0.845%
40年10回 1.030%(-0.020%)、1.030〜1.040%
(現物債は15時現在の動きです)

朝の7時前に北朝鮮がミサイルを発射した。これを受けてドル円は一時110円割れとなったが、すぐに110円台を回復。これに慣れても困るが、東京市場への影響も限定的か。昨日の米国株式市場、ボーイングなどがダウを押し上げダウ平均は45ドル高。しかし、利益確定売りも入りナスダックは31ポイントの下落となった。発表された8月の米消費者物価指数は前年同月比で1.9%の上昇と予想を上回り、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数は同1.7%の上昇に。FRBの年内利上げ観測が再び強まり、米10年債利回りは一時2.22%に上昇。しかし、北朝鮮のミサイル発射への警戒などから押し目買いが入り、昨日の米10年債利回りは2.18%と前日の2.19%から低下した。WTI原油先物10月限は59セント高の49.89ドル、需要増期待で一時50ドル台回復。昨日の欧州株式相場は小幅上昇、ロンドン株式市場はBOEの利上げ観測から続落。昨日のイングランド銀行のMPCでは7対2で金融政策の現状維持が決定されたが、議事要旨で金融緩和策の一部解除が今後数か月で適切となる公算が大きいと指摘。カーニー総裁も向こう数か月で緩和縮小が必要になるかもしれないと判断と発言。昨日の英国の10年債利回りは1.23%と前日の1.14%から大きく上昇した。ドイツの10年債利回りも0.41%と前日の0.40%から小幅上昇。フランスの10年債利回りも0.69%と前日の0.68%から上昇した。ドルがポンドに対して大きく下落した。北朝鮮がミサイルを発射したことを受け、地政学的リスクも意識されてか、債券先物は買い戻しが先行し、前日比8銭高の150円85銭で寄り付いた。その後は寄り付き近辺でのもみ合いとなった。日銀は午前10時10分に国債買い入れをオファー。対象は1年超3年以下2800億円、3年超5年以下3000億円、10年超25年以下2000億円、25年超1000億円。買入予定額はいずれも前回と変わらず。国債買入がオファーされたあたりから、債券先物はじりじりと上昇。本日の1年物TDB入札は無難な結果に。日銀の国債買入の結果も3年超5年以下の応札倍率が1倍となるなど強めの結果となったことから、債券先物は151円に接近した。朝方の北朝鮮のミサイル発射などを受けて東京株式市場はやや売りが先行した。売り一巡後は日経平均はプラスに転じた。ただし三連休も控え、今日もまた日経平均は膠着相場となったが、後場に入りやや買い戻しの動きを強め、日経平均は100円を超す上昇に。


2017年9月14日
「20年債入札は無難ながら先物は安値引け」

ns長期先物2017年12月限
150円95銭、高150円98銭、安150円90銭、引150円90銭(-4銭)
5051億円
長期先物2017年12月限
寄150円88銭、高150円92銭、安150円77銭、引150円77銭(-17銭)
39536億円
超長期先物2017年12月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
9252 3870 2452 2859 70 2年380回 -0.140%(+0.010%)、-0.150〜-0.140%
5年133回 -0.105%(+0.015%)、-0.110〜-0.105%
10年348回 0.035%(+0.015%)、0.025〜0.035%
20年161回 0.555%(+0.010%)、0.550〜0.555%
20年162回 0.565%、0.560〜0.565%
30年56回 0.845%(+0.015%)、0.835〜0.845%
40年10回 1.040%(+0.005%)、1.040〜1.045%
(現物債は15時現在の動きです)

昨日の米国株式市場は原油高や税制改革の進展などへの期待から買われ、3指数は昨日も揃って過去最高値を更新した。ダウ平均は39ドル高、ナスダックも5ポイントの上昇となった。リスクオンの動きに加え、米30年債入札が低調なものとなり、社債発行も相次ぎ、昨日の米債は売られ、米10年債利回りは一時8月25日以来の2.20%をつけた。結局、昨日の米10年債利回りは2.19%と前日の2.16%から上昇した。発表された8月の卸売物価指数(PPI)は前月比0.2%上昇と予想には届かず。13日に発表された週間の石油在庫でガソリンの在庫が市場予想以上の減少となり、IEAとOPECがいずれも需要見通しを上方修正したことも好感され、原油先物は上昇し、WTI先物10月限は前日比1.07ドル高の49.30ドルに。欧州株式市場はほぼ横ばい。ロンドン株式市場はポンド高など嫌気して続落。ドイツの10年債利回りは0.40%と前日とほぼ変わらず。フランスの10年債利回りは0.68%と前日の0.70%から低下。英国の10年債利回りは1.14%と前日の1.13%から上昇した。トランプ政権の税制改革の骨子が近く発表になると共和党指導部が明らかに。これを受けてドルが他の通貨に対して買われた。昨日の米国市場ではリスク回避の巻き戻しの動きが継続し米債は下落。これを受けて本日の債券先物は売りが先行し、前日比6銭安の150円88銭で寄り付いた。10年債は0.030%で出合った。本日の20年国債(利率0.6%、162回債)の入札は、最低落札価格100円65銭、平均落札価格100円71銭となった。最低落札価格は予想をやや上回るが、テールは6銭と前回の3銭から流れ、応札倍率も4.15倍と前回の4.51倍を下回った。まずまず無難な結果に。投資家の動きは鈍かったのか、落札先は今回は分散していた模様。また、今日の3か月物TDB入札は低調な結果となり、これが中短期ゾーンの売り要因ともなったようである。後場は中期ゾーンの商いが増加、債券先物は引けにかけて再び売りに押されて17銭安の150円77銭の安値引け。現物債の商いは9200億円程度と1兆円割れとなったがそこそ多かった。米株は3指数が最高値を更新し、ドル円もしっかりしていたが、東京株式市場はやや上値が重くなった。ここにきての上昇もあって、利益確定売りも入ったか。その後、ドル円が110円70銭台まで上昇したことで、日経平均はプラスに転じ、19900円台を回復した。ところが中国で発表された経済指標が事前予想を下回ったことなどから、ドル円は下落し、日経平均も再びマイナスとなった。


2017年9月13日
「米債安等で売りが先行するが中期主体に押し目買いも」

ns長期先物2017年12月限
150円98銭、高150円98銭、安150円86銭、引150円88銭(-10銭)
6502億円
長期先物2017年12月限
寄150円82銭、高150円98銭、安150円79銭、引150円94銭(-4銭)
34807億円
超長期先物2017年12月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
10609 2200 4400 4012 2年380回 -0.145%(0.000%)、-0.145〜-0.140%
5年133回 -0.115%(0.000%)、-0.115〜-0.105%
10年348回 0.020%(+0.005%)、0.020〜0.035%
20年161回 0.550%(+0.010%)、0.550〜0.555%
30年56回 0.830%(+0.010%)、0.830〜0.835%
40年10回 1.030%(+0.005%)、1.030〜1.035%
(現物債は15時現在の動きです)

北朝鮮情勢やハリケーン被害に対する警戒感が後退し、昨日の米国株式市場では、主要3指数が過去最高値更新を更新。ダウ平均は61ドル高、ナスダックも22ポイントの上昇。金融株やバイオ関連などが相場を押し上げた格好に。新型iPhoneを発表したアップルは、材料出尽くしの売りに押された。リスクオンの動きとなったことや、米10年債入札がやや低調だったことで、昨日の米債は売られ、米10年債利回りは2.16%と前日の2.13%から上昇した。原油先物は続伸となり、WTI先物10月限は前日比16セント高の48.23ドルに。昨日の欧州株式相場もリスク後退が意識されて金融株など主体に買われた。ロンドン株式市場は、英国CPIが予想を上回ったことによるポンド高などから下落。昨日の欧州の債券市場では、オーストリアの100年債発行など国債発行も嫌気され、ドイツの10年債利回りは0.40%と前日の0.33%から上昇し、フランスの10年債利回りは0.70%と前日の0.63%から上昇。CPIも意識されて英国の10年債利回りも1.13%と前日の1.04%から大きく上昇した。英国立統計局が発表した8月の英CPIは前年同月比2.9%の上昇と、5年超ぶりの水準となり、イングランド銀行の利上げ観測が再燃。北朝鮮巡る緊張が後退したことで、円が下落しドル円はあっさり110円台回復。昨日の米国債や欧州の国債が下落したことから、本日の債券先物は売りが先行し、前日比16銭安の150円82銭で寄り付いた。現物債は長期・超長期ゾーンを中心に売られ、10年債利回りも0.030%に上昇。日銀は午前10時10分に国債買い入れをオファー。対象は1年超3年以下2800億円、3年超5年以下3000億円、5年超10年以下4100億円。買入予定額はいずれも前回と変わらず。国債の買入は長期ゾーンの応札倍率が前回から低下するなどしっかりだったこともあり、債券先物は後場に入り下げ幅を縮小させ、151円に接近した。米株の上昇やドル円の110円台乗せなどが好感され、東京株式市場は買いが先行した。日経平均は一時100円を超す上昇に。しかし、次第に上値も重くなり、日経平均は昨日と同様に膠着相場に。ここにきて東京時間ではあまり仕掛ける向きもいないようである。ドル円は一時110円割れとなるなどこちらも上値が重くなった。


2017年9月12日
「5年国債入札はやや低調、債券は下落」

ns長期先物2017年9月限
151円33銭、高151円33銭、安151円22銭、引151円25銭(-11銭)
4379億円
ns長期先物2017年12月限
151円17銭、高151円17銭、安151円08銭、引151円09銭(-11銭)
7985億円
長期先物2017年9月限
寄151円21銭、高151円22銭、安151円02銭、引151円12銭(-24銭)
6369億円
長期先物2017年12月限
寄151円08銭、高151円08銭、安150円84銭、引150円98銭(-22銭)
48080億円
超長期先物2017年12月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
10906 2305 4571 4029 2年380回 -0.140%(+0.020%)、-0.145〜-0.140%
5年132回 -0.120%(+0.025%)、-0.130〜-0.115%
5年133回 -0.110%、-0.115〜-0.105%
10年348回 0.020%(+0.025%)、0.010〜0.030%
346 20年161回 0.545%(+0.020%)、0.535〜0.550%
30年56回 0.825%(+0.020%)、0.820〜0.830%
40年10回 1.025%(+0.015%)、1.015〜1.025%
(現物債は15時現在の動きです)

9日の建国記念日を迎えた北朝鮮がミサイル発射などの挑発行為に出なかった事やフロリダ州を直撃したハリケーン被害が警戒されたほど大きくないとの観測から、昨日の米国株式市場はリスク回避の巻き戻しの動きとなり、損保株などが牽引し、ダウ平均は259ドル高、ナスダックも72ポイントの上昇となった。S&P500種株価指数は、引け値ベースでの過去最高値を更新。リスク回避の巻き戻しに加え、米3年債入札がやや低調な結果となったことから、昨日の米債は売られ、米10年債利回りは2.13%と8日の2.05%から大きく上昇した。原油先物も上昇し、WTI先物10月限は59セント高の48.07ドルに。昨日の欧州株式相場、ストックス欧州600指数は4日続伸となった。ロンドン株式市場も保険や金融株が買われて反発。リスク回避の巻き戻しの動きは、欧州の国債市場にも波及し、ドイツの10年債利回りは0.33%と8日の0.31%から上昇、フランスの10年債利回りは0.63%と8日の0.61%から上昇、英国の10年債利回りは1.04%と8日の0.99%から上昇した。ECBのクーレ専務理事が、ECBの緩和政策はより長期的に続く可能性があり、ユーロ高のマイナスの影響が限定される見込みと指摘したが影響は限定的。リスクオンの動きにより、円高も調整されてドル円は109円台回復した。米国市場ではリスク回避の巻き戻しの動きを強め、米債は下落し、また本日の5年債入札も控え、本日の債券先物12月限は売りが先行、前日比12銭安の151円08銭で寄り付いた。現物債も戻り売りに押され、債券先物12月限はあっさり151円割れとなった。本日の5年国債(利率0.1%、133回債)の入札は、最低落札価格101円03銭、平均落札価格は101円06銭となった。最低落札価格は予想を下回り、テールも3銭と前回の1銭から流れ、応札倍率も4.06倍と前回の4.45倍を下回り、やや低調な結果となった。後場に入り債券先物12月限は150円84銭まで下落した。ただし、引けにかけては先物主体に買い戻しの動きも入り、先物12月限の引けは22銭安の150円98銭。本日が取引最終日となった9月限は24銭安の151円12銭で引けた。北朝鮮の地政学的リスクやハリケーン・リスクがやや後退し、11日の米国株式市場は大幅高となり、円安も進行。これを受けて本日の東京株式市場も買いが先行した。日経平均は19700円台を回復した。ただし、上値も重くなり、相場は方向感に乏しい展開となった。


2017年9月11日
「債券先物は実質的な中心限月交代」

ns長期先物2017年9月限
151円49銭、高151円50銭、安151円43銭、引151円43銭(-8銭)
21687億円
ns長期先物2017年12月限
151円32銭、高151円37銭、安151円28銭、引151円28銭(-6銭)
23153億円
長期先物2017年9月限
寄151円39銭、高151円40銭、安151円31銭、引151円36銭(-15銭)
18135億円
長期先物2017年12月限
寄151円25銭、高151円26銭、安151円17銭、引151円20銭(-14銭)
31546億円
超長期先物2017年12月限
寄155円09銭、高155円09銭、安155円09銭、引155円09銭(銭)
3億円
3500 1047 1805 653 2年380回 %(%)、〜%
5年132回 -0.145%(+0.015%)、-0.150〜-0.145%
10年348回 0.000%(+0.010%)、-0.005〜0.000%
20年161回 0.530%(+0.010%)、0.525〜0.535%
30年56回 0.810%(+0.005%)、0.805〜0.820%
40年10回 1.010%(0.000%)、1.005〜1.010%
(現物債は15時現在の動きです)

大型のハリケーン、イルマは米国南部フロリダ州に上陸、フロリダ州では広い範囲で強風や高潮による被害が出ている。ニューヨーク連銀のダドリー総裁は8日に米経済番組のインタビューで、ハリケーン襲来が次回利上げの時期に一時的な影響を与える可能性があるが、トレンドを上回る成長が緩やかな利上げの継続を正当化していると発言した。8日の米国株式市場は、大型ハリケーンの接近で様子見気分が強まるなか、ダウ平均は前日比13ドル高、ナスダックは37ポイントの下落となった。米債は今週の米国債入札など控えて、利益確定売りが出たことなどから、米10年債利回りは2.05%と前日の2.04%から小幅上昇した。ハリケーンが米国のエネルギー需要を抑制するとの見方から原油先物は下落し、WTI先物10月限は前日比1.61ドル安の47.48ドルに。8日の欧州株式相場は小幅上昇、ロンドン株式市場は反落。7日のECB理事会で、資産買い入れ縮小とすることで幅広い合意に達したとあらためて報じられたことから、欧州の国債は全般に上値が重くなり、ドイツの10年債利回りは0.31%と前日の0.30%から上昇し、フランスの10年債利回りは0.61%とほぼ変わらず。英国の10年債利回りは0.99%と前日の0.97%から上昇した。北朝鮮やハリケーンへの警戒、米利上げ観測の後退などから、ドル円は一時107円32銭まで下落したが、その後戻した。債券先物はナイトセッションで12月限の売買高が9月限を上回った。前場に12月限の売買高が9月限を上回ったことで、実質的な中心限月が12月限に移行した。その12月限の寄り付きは先週末比9銭安の151円25銭。先週末に米国債やドイツの国債が売られ、ナイトセッションの先物も下落していたことから、売りが先行した格好に。現物債は明日の入札を控えた5年債主体に売られ、5年債利回りは1.5毛甘のマイナス0.145%に上昇した。ただし、債券先物は下値も限られ12月限は151円20銭近辺での小動きとなり、月曜相場の様相を強めた。北朝鮮が建国記念日の9日に新たな挑発行動を起こさなかったことで円高が一服し、株式市場でもリスクオフの巻き戻しから買いが先行した。朝方発表された7月機械受は前月比8.0%増と4か月ぶりに増加したことを受け機械株も買われたようである。 日経平均は一段高となり19500円台で推移。しかし、次第に膠着相場となり月曜相場の様相を強めた。


2017年9月8日
「リスク回避の動き強め債券しっかり」

ns長期先物2017年9月限
151円25銭、高151円38銭、安151円25銭、引151円36銭(+10銭)
14212億円
ns長期先物2017年12月限
151円05銭、高151円19銭、安151円05銭、引151円16銭(+10銭)
11792億円
長期先物2017年9月限
寄151円35銭、高151円51銭、安151円32銭、引151円51銭(+25銭)
40425億円
長期先物2017年12月限
寄151円15銭、高151円34銭、安151円12銭、引151円34銭(+28銭)
35857億円
超長期先物2017年9月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
2年380回 -0.160%(0.000%)、〜%
5年132回 -0.155%(-0.010%)、-0.155〜-0.150%
10年348回 -0.010%(-0.020%)、-0.010〜0.010%
20年161回 0.525%(-0.015%)、0.525〜0.540%
30年56回 0.810%(-0.020%)、0.805〜0.830%
40年10回 1.010%(-0.020%)、1.005〜1.015%
(現物債は15時現在の動きです)

昨日のECB理事会では、金融政策は現状維持としたが、ドラギ総裁は記者会見で政策変更について、おそらく10月に決定すると発言し、超低金利政策は維持したまま、量的緩和政策の縮小に着手する方針を示した。ただし、ECBはユーロ上昇を反映してインフレ見通しを下方修正したこともあり、量的緩和政策の縮小については極めて慎重との見方が強まった。これを受けて、欧州の国債はイタリアやポルトガルなどを中心に買い進まれ、ドイツの10年債利回りも0.30%と前日の0.34%から低下。フランスの10年債利回りも0.61%と前日の0.66%から低下した。英国の10年債利回りも0.97%と前日の1.00%から低下した。欧州の国債が買い進まれたこともあり、これが米債にも波及し、昨日の米10年債利回りも2.04%と前日の2.10%から低下した。昨日の米国株式市場はまちまち。ディズニーなど売られダウは22ドル安。フェイスブック、マイクロソフトなどが買われナスダックは4ポイント高。昨日の原油先物は下落し、WTI先物10月限は前日比7セント安の49.09ドル。欧州株式市場はECBの成長見通しの上方修正などを好感して上昇し、ロンドン株式市場も4営業日ぶりの反発となった。北朝鮮リスクが意識されたのか、ドル円は一時108円07銭まで下落した。欧米の国債がドラギ総裁の発言など受けて買われ、債券先物も買いが先行し、中心限月9月限は9銭高の151円35銭で寄り付いた。現物債は超長期ゾーン主体に押し目買いが入った。日銀は午前10時10分に国債買い入れをオファー。対象は残存1年超3年以下2800億円、3年超5年以下3000億円、10年超25年以下2000億円、25年超1000億円。買入額に変更はなかった。国債買入の結果は総じてしっかり。リスク回避の動きも強まり、債券先物は後場に入り151円47銭まで上昇した。ただし、先物は中心限月の移行を控え商いは9月限と12月限に二分された。結局、当日出来高は12月限が9月限を上回り、実質的に中心限月が12月限に移行した。東京市場でもリスク回避の動きを強めたことで、債券は長期、超長期債主体に買い進まれ、10年債利回りは再びマイナス0.010%に低下。債券先物12月限は銭高の151円銭で引けた。ドル円の下落などから東京株式市場は売りが先行した。朝方発表された2017年4〜6月期の実質GDP二次速報値は年率2.5%増と1次速報値の年率4.0%増から下方修正された。ファーストリテイリングが年初来安値を更新。9日の建国記念日を控えた北朝鮮リスクに加え、大型のハリケーンが米国南部に上陸する可能性があり、リスク回避の動きを強め、午後に入りドル円は107円台に下落し、日経平均もじりじりと下げ幅を拡大させてきた。横須賀基地に配備されている原子力空母ロナルド・レーガンが西太平洋地域の警戒任務のため出港した。


2017年9月7日
「30年国債入札は低調な結果に」

ns長期先物2017年9月限
151円23銭、高151円30銭、安151円23銭、引151円24銭(-2銭)
8804億円
長期先物2017年9月限
寄151円24銭、高151円29銭、安151円21銭、引151円26銭(0銭)
42849億円
半分 超長期先物2017年9月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
6300 2131 2368 1630 165 2年380回 -0.155%(0.000%)、〜%
2.50 5年132回 -0.140%(0.000%)、-0.140〜-0.135%
10年348回 0.010%(+0.005%)、0.010〜0.015%
20年161回 0.535%(+0.015%)、0.530〜0.540%
30年55回 0.820%(+0.015%)、0.815〜0.820%
30年56回 0.830%、0.830〜0.835%
40年10回 1.030%(+0.015%)、1.020〜1.030%
(現物債は15時現在の動きです)

トランプ大統領と議会指導部がハリケーン、ハービーの被害救済法案に12月までの債務上限引き上げと政府運営資金の確保を抱き合わせることで合意。トランプ大統領が軍事行動は最初の選択ではないと述べたことも材料視され。リスクの後退で米債は売られ、米10年債利回りは2.10%と前日の2.06%から上昇。ベージュブックでは全12地区の景気が緩やかに拡大したと評価。FRBのフィッシャー副議長が任期満了を待たずに10月に退任すると発表。トランプ大統領はコーン氏を次期FRB議長の候補とせずとも伝えられた。カナダ中銀は政策金利を0.25%引き上げ年1.00%に。7月に続いての連続利上げ。米債務問題への警戒が後退したことなどから、米国株式市場は少し戻した。債券利回りの上昇で金融株が買い戻され、原油価格の上昇で石油関連株も買われ、ダウ平均は54ドル高、ナスダックは17ポイントの上昇に。製油所の操業再開などから、WTI原油先物10月限は50セント高の49.16ドル。欧州の株式市場は小幅上昇、ロンドン株式市場は続落。ドイツの10年債利回りは0.34%と前日の0.33%から上昇し、フランスの10年債利回りも0.66%と前日の0.64%から上昇した。英国の10年債利回りは1.00%と前日とほぼ変わらず。米国のデフォルトリスクの後退などから、円はドルなどに対して下落した。本日の債券先物9月限は前営業日比2銭安の151円24銭で寄り付いた。米国では債務上限問題の進展などから、リスクが後退し米債は売られていたが、円債への影響は限定的となった。朝方発表された8月27日〜9月2日の対外及び対内証券売買契約等の状況によると、対内中長期債投資は1兆3592億円の買い越しと、統計開始以来、過去3番目の高い買い越し額となっていた。地政学的リスクの強まりなどからのリスク回避の動きの一環か。現物10年債は5糸甘の0.010%の出合いに。本日の30年国債(利率0.8%、56回債)の入札は、最低落札価格99円00銭、平均落札価格99円21銭となった。最低落札価格は予想を下回り、テールも21銭と前回の10銭に比べ大きく流れ、応札倍率も3.67倍と前回の3.90倍を下回るなど低調な結果となった。ここにきて買われていたこともあって、投資家もやや慎重姿勢となったようである。10年債のゼロ%も意識されて買い上げづらいとみたのか。米国株式市場やドル円の反発が好感されて、東京株式市場は買いが先行した。北朝鮮が9日の建国記念日にミサイルを発射する可能性があるとの観測を韓国首相が示し、ドル円は一時109円を割り込むが、すぐに買い戻された。ただし、日経平均は次第に上値が重くなり、上げ幅を縮小させてきた。


2017年9月6日
「先物主体の動きに」

ns長期先物2017年9月限
151円19銭、高151円25銭、安151円10銭、引151円24銭(+2銭)
8097億円
長期先物2017年9月限
寄151円24銭、高151円32銭、安151円24銭、引151円26銭(+4銭)
39912億円
1.4 超長期先物2017年9月限
寄156円28銭、高156円28銭、安156円28銭、引156円28銭(銭)
5億円
7500 1507 4388 1504 2年380回 -0.155%(0.000%)、〜%
5年132回 -0.140%(0.000%)、〜%
10年348回 0.005%(-0.005%)、0.005〜0.010%
20年161回 0.520%(0.000%)、0.515〜0.520%
30年55回 0.805%(+0.005%)、0.800〜0.805%
5 40年10回 1.010%(0.000%)、1.010〜1.015%
(現物債は15時現在の動きです)

FRBのブレイナード理事が昨日の講演で、インフレ率が当局の目標達成に向けた軌道にあるとわれわれが確信できるまで、追加の引き締めには慎重になるべきだというのが私の見解だ、と述べた。これを受けて、FRBによる年内の追加利上げ観測が後退し、北朝鮮リスクやハリケーンのイルマが勢力を強めていることも意識され、米債は買い進まれて、10年債利回りは2.06%と1日の2.16%から大きく低下した。格付け会社ムーディーズは米国がデフォルトに陥れば最上級の格付けを下げると。昨日の米国株式市場は諸々のリスクが意識され、長期金利低下で金融株も下落。ダウ平均は反落し234ドル安、ナスダックは59ポイントの下落となった。ハービーの影響で停止していた主要な製油所やパイプラインが操業を再開し、需要拡大が意識され原油先物は上昇、WTI先物10月限は1.37ドル高の48.66ドル。地政学的リスクが意識され、ECB理事会も控え、欧州株式市場は続落。ロンドン株式市場も金融株主体に下落した。欧州の国債はリスク回避の動きからか全般に買い進まれた。ドイツの10年債利回りは0.33%と前日の0.36%から低下し、フランスの10年債利回りも0.64%と前日の0.68%から低下した。英国の10年債利回りは1.00%と前日の1.05%から低下。英国債はイングランド銀行による15年債の買い戻しも好感した。米債は買い進まれていたが、債券先物の寄り付きは2銭高の151円24銭。10年債は変わらずの0.010%で出合った。明日の30年債入札を控えてか、超長期ゾーンは上値が重くなった。日銀は午前10時10分に国債買い入れをオファーした。対象は残存5年超10年以下4100億円、物価連動債250億円。買入予定額はいずれも前回から変わらず。長期ゾーンの国債買入はまずまず無難な結果に。債券先物は後場、151円32銭まで買い進まれた。北朝鮮リスクなどから米株は下落し円高が進行。本日の東京株式市場は売りが先行した。売り一巡後は買い戻しが入り下げ渋る展開に。


2017年9月5日
「10年債入札はやや低調ながらも超長期債に買い」

ns長期先物2017年9月限
151円29銭、高151円29銭、安151円21銭、引151円22銭(0銭)
4411億円
長期先物2017年9月限
寄151円16銭、高151円25銭、安151円12銭、引151円22銭(0銭)
27113億円
超長期先物2017年9月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
8796 1704 4254 2842 2年380回 -0.155%(+0.010%)、〜%
5年132回 -0.140%(+0.005%)、-0.140〜-0.135%
10年347回 -0.005%(+0.005%)、-0.005〜0.000%
10年348回 0.015%、0.010〜0.020%
20年161回 0.520%(0.000%)、0.520〜0.530%
30年55回 0.800%(-0.010%)、0.800〜0.820%
40年10回 1.010%(-0.010%)、1.010〜1.025%
(現物債は15時現在の動きです)

昨日の米国市場はレーバーデーの祝日で、すべての市場が休場。北朝鮮の核実験を受け再び緊張が高まったことで、欧州の株式市場はリスク回避の動きから反落となった。銀行株の下げが大きかった。ロンドン株式市場も地政学的リスクが意識されて下落した。スイスのロイトハルト大統領は4日、北朝鮮情勢を巡る問題の解決に向け、仲介役を務める用意があると述べた(ロイター)。欧州の国債もリスク回避による買いが入り、イタリアやスペインの国債が買い進まれ、ドイツの国債もしっかり。ドイツの10年債利回りは0.36%と1日の0.37%から低下。フランスの10年債利回りは0.68%とほぼ変わらず。英国の10年債利回りも1.05%とほぼ変わらず。7日にはECB理事会が予定されているが資産購入プログラムに関しては特に示唆はないとの見方も出ている。ドル円は昨日の引け後いったん下落したが、少し戻している。本日の債券先物は10年国債入札を控え売りが先行し、6銭安の151円16銭で寄り付いた。本日の10年国債(利率0.1%、348回)の入札は、最低落札価格100円83銭、平均落札価格100円88銭となった。最低落札価格はやや予想を下回り、テールも5銭と前回の1銭から流れ、応札倍率も3.95倍と前回の4.21倍を下回り、やや低調な結果となった。これを受けて10年債利回りは347回債がゼロ%に上昇したが、超長期債には買いが入り、先物も後場に入って151円12銭まで売られたあとはじりじりと切り返し、引けにかけて151円25銭まで買われ、引けは変わらずの151円22銭。151円22銭の引けは昨日、一昨日の引け値と同値となった。前日の米国市場が休場となり、本日の東京株式市場は小幅高でのスタートに。9日の北朝鮮の建国記念日も控え、地政学的リスクもやや意識され、日経平均は一時100円以上の下げとなった。ドル円も一時109円20銭近辺に下落した。


2017年9月4日
「北朝鮮の核実験受けて地政学的リスク強まる」

ns長期先物2017年9月限
151円21銭、高151円32銭、安151円21銭、引151円21銭(-1銭)
8753億円
長期先物2017年9月限
寄151円27銭、高151円31銭、安151円22銭、引151円22銭(0銭)
14792億円
超長期先物2017年9月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
4400 1503 2280 622 2年380回 -0.160%(+0.010%)、〜%
5年132回 -0.145%(+0.005%)、-0.150〜-0.145%
10年347回 -0.005%(0.000%)、-0.010〜0.005%
0.010 20年161回 0.525%(-0.005%)、0.525〜0.530%
30年55回 0.810%(-0.010%)、0.810〜0.815%
40年10回 1.020%(-0.010%)、1.020〜1.025%
(現物債は15時現在の動きです)

1日に発表された8月の米雇用統計で非農業雇用者数が前月比15.6万人増に止まり、失業率は4.4%、全体の平均時給も前月比0.1%増で市場予想に届かず。雇用者の伸び鈍化は季節調整のゆがみが主因との見方もあった。8月のISM製造業景況感指数は市場予想に反して上昇し、2011年4月以来の高水準に。1日の米債はこちらに反応したようで、6日ぶりの下落となり、米10年債利回りは2.16%と前日の2.11%から上昇した。この長期金利上昇で米国株式市場は金融株が買われ、全体もしっかりに。ダウ平均は4日続伸となり39ドル高、ナスダックも6ポイントの上昇。原油先物は小幅続伸、WTI原油先物10月限は6セント高の47.29ドルに。欧州株式市場は好決算銘柄主体に買われ、ストックス600は続伸。ロンドン株式市場も工業株など買われて続伸となった。オーストリア中央銀行のノボトニー総裁は、ECBは資産買い入れからの注意深い出口戦略について討議するとの見方を示した。欧州の国債は全般に売られドイツの10年債利回りは0.37%と前日の0.36%から上昇。フランスの10年債利回りも0.68%と前日の0.66%から上昇した。英国の10年債利回りも1.05%と前日の1.03%から上昇。ノボトニー総裁はユーロ高については過剰な解釈や表現はしないと述べていた。北朝鮮の6度目の核実験により、地政学的リスクが再び高まり、外国為替市場で「リスク回避の円買い」が強まり、ドル円は一時109円20銭台に下落したが、その後109円台後半に戻している。東京株式市場は北朝鮮の核実験を受けての地政学的リスクとそれによる円高が意識されて売りが先行。ドル円はやや値を戻していたが、日経平均は一時200円を超す下げとなった。韓国の総合株価指数も売りが先行したが、次第に下げ幅を縮小させた。北朝鮮による核実験で地政学リスクが意識され、リスク回避の動きから債券先物は買いが先行し、5銭高の151円27銭で寄り付いた。10年債利回りもマイナス0.010%に低下した。日銀は午前10時10分に国債買い入れをオファー。対象は残存1年以下1000億円、10年超25年以下2000億円、25年超1000億円。3本とも買入予定額は前回から据え置かれた。債券先物は一時151円31銭と日中取引ベースで昨年11月11日以来の水準を付ける場面があったが、さすがに高値警戒も。明日の10年国債入札も意識されたようである。国債買入は超長期ゾーンは2本まずまず無難な結果に。


2017年9月1日
「残存3年超5年以下の国債買い入れを減額、10年債利回りが再びマイナスに」

ns長期先物2017年9月限
151円10銭、高151円17銭、安151円03銭、引151円17銭(+5銭)
6350億円
長期先物2017年9月限
寄151円15銭、高151円23銭、安151円10銭、引151円22銭(+10銭)
23754億円
1.3 超長期先物2017年9月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
5553 1299 3250 1004 0 2年380回 -0.170%(0.000%)、〜%
5年132回 -0.145%(0.000%)、〜%
2.51 10年347回 -0.005%(-0.005%)、-0.005〜0.005%
WI0.010 20年161回 0.535%(0.000%)、〜%
30年55回 0.820%(0.000%)、0.820〜0.830%
40年10回 1.030%(0.000%)、〜%
(現物債は15時現在の動きです)

昨日発表された7月のPCEデフレーターのコア指数は前年同月比1.4%の上昇となり、上昇率は2015年12月以来の低さとなり、FRBが目標とする2%を大きく下回った。これを受けてFRBによる年内の再利上げ観測がやや後退し、米債は買われ、米10年債利回りは2.11%と前日の2.13%から低下した。7月のPCEそのものの伸びは市場予想を下回ったが、6月分が上方修正された。8月の中国の製造業購買担当者景気指数の改善なども好感されて、米株はしっかり。ダウ平均は55ドル高、ナスダックは60ポイントの上昇となって最高値を更新。原油先物は反発し、WTI原油先物10月限は前日比1.27ドルの47.23ドルに。中国の経済指標の改善などを受けて、欧州の株式市場は続伸。鉱業株など買われ、ロンドン株式市場も上昇した。一部のECB当局者がユーロ高を懸念し、9月の理事会で何らかの決定をする可能性は非常に低いのではないかとの観測も。ドイツの10年債利回りは0.36%と前日からほぼ変わらず。フランスの10年債利回りは0.66%と前日の0.67%から小幅低下。英国の10年債利回りは1.03%と前日とほぼ変わらず。ムニューシン米財務長官が一段と弱いドルが我々にとっては多少好ましいと発言。PCEデフレーターが小幅な伸びに止まったことなども嫌気されて、ドルは下落。本日の債券先物は3銭高の151円15銭で寄り付いた。米債が買われ買いが先行したものの、上げ幅は限定的。10年債カレントは5糸甘の0.005%で出合った。日銀は午前10時10分に国債買入をオファー。残存3年超5年以下の国債買い入れで、買入予定額を3000億円と前回の3300億円から300億円減額し、7月12日の増額以前の水準に戻した格好。1年超3年以下は2800億円、5年超10年以下は4100億円と前回から変わらず。いずれ減額はあると予想されていたがこのタイミングはややサプライズ。となったが影響は限定的。オペそのものは無難な結果となったこともあり、債券先物は後場に入り151円22銭まで買われたが、その後は上値が重くなった。しかし、引けにかけてじりじりと先物が買われ、引け際に10年債利回りはマイナス0.005%をつけた。10年カレントのマイナスは昨年11月以来か。昨日、米株が上昇していたことに加え、朝方にドル円が110円台を回復するなどしていたことから、東京株式市場は買いが先行した。朝方発表された4〜6月期の法人企業統計で製造業の設備投資額は前年比7.6%減と予想外の減少となったが市場への影響は限定的。米雇用統計の発表も控え、日経平均は次第に上値が重くなり、後場に入り一時マイナスに転じた。