臨機応変


2018年4月20日
「世界的な長期金利の上昇を受けて円債も下落」

ns長期先物2018年6月限
150円85銭、高150円86銭、安150円75銭、引150円75銭(-10銭)
6949億円
長期先物2018年6月限
寄150円79銭、高150円82銭、安150円58銭、引150円58銭(-27銭)
52244億円
超長期先物2018年6月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
1.08 3589 4493 2480 278 2年387回 -0.130%(+0.015%)、-0.140〜-0.130%
5年135回 -0.095%(+0.015%)、-0.105〜-0.095%
10年350回 0.055%(+0.020%)、0.040〜0.055%
20年164回 0.530%(+0.025%)、0.515〜0.530%
30年58回 0.730%(+0.030%)、0.705〜0.730%
40年10回 0.840%(+0.010%)、0.835〜0.840%
(現物債は15時現在の動きです)

英国を中心に欧米の国債が軒並み売られた。英国の10年債利回りは1.52%と前日の1.41%から大幅に上昇。英国を含め、フランスやスペインの国債の発行が影響との見方もあるが、ここにきての原油価格の上昇で物価の上昇が意識された面も。中短期債と長期債の利回り較差が縮小した反動との見方もある。イングランド銀行のカーニー総裁は、5月の利上げが既定路線ではないと示唆。ただし、英国が今後数年間に数回の利上げを準備すべきとも発言していた。ドイツの10年債利回りは0.60%と前日の0.53%から上昇し、フランスの10年債利回りは0.82%と前日の0.74%から上昇した。そして米10年債利回りも2.91%と前日の2.87%から上昇。米債安は欧州の国債が売られたことも影響していると思われる。昨日の米国株式市場は、この米長期金利の上昇も嫌気されたが、スマホの需要が弱まっているとの観測でアップルや半導体関連が売られ、昨日のダウ平均は83ドル安、ナスダックは57ポイント安となった。6月末までに需給が均衡するだろうとの観測などもあって原油先物は反落。WTI先物5月限は前日比18セント安の68.29ドル。欧州株式市場はほぼ横ばい。ロンドン株式市場はポンド安もあって続伸。米長期金利の上昇もあってドル円はしっかり。原油だけでなくアルミやニッケルなどの高騰もあり、今後の物価の上昇も意識されてか、19日は世界的に長期金利が上昇した。このため債券先物もやや売りが先行し、前日比6銭安の150円79銭で寄り付いた。朝方発表された3月全国消費者物価指数(除く生鮮)は前年同月比0.9%の上昇となり、上昇幅は前月の1.0%上昇から縮小した。ほぼ予想通りでもあり、これによる相場への影響は限定的か。先物は寄り付き後、押し目買いも入るが150円82銭までとなり、上値が重くなった。日銀は午前10時10分に国債買い入れをオファー。対象は5年超10年以下4500億円、10年超25年以下1900億円、25年超700億円。買入予定額はいずれも前回と変わらず。とりあえずこの買入結果をみたいと債券先物は膠着感を強めた。国債買入の結果はいずれも応札倍率が低下するなどしっかり。しかし、この結果を確認したあとは、債券先物はむしろ戻り売りに押され、ナイトセッションでつけていた150円75銭も割り込んだ。世界的な長期金利の上昇も意識されてか、債券は先物などに海外勢からの売りも入ったものとみられる。現物債も5年、10年、20年債などが商いを伴って売られた。債券先物は27銭安の150円58銭の安値引けとなった。債券の日中出来高は5.2兆円程度と比較的多かった。現物債の商いも1兆円超えとなっていた。米国株式市場はアップルや半導体関連が売られて下落し、本日の東京株式市場も売りが先行し、日経平均は42円安で寄り付いた。その後、一時100円超安に下げ幅を拡げた。しかし、ドル円が一時107円70銭当たりまで上昇したことで、海外勢による先物の買い戻しなども入ったとみられ、日経平均はプラスに転じた。後場に入り、アジア株の下落も手伝って日経平均は再びマイナスに。日経平均の引けは28円安。


2018年4月19日
「20年国債入札はやや低調」

ns長期先物2018年6月限
150円91銭、高150円93銭、安150円87銭、引150円87銭(-3銭)
4878億円
長期先物2018年6月限
寄150円90銭、高150円93銭、安150円81銭、引150円85銭(-5銭)
29348億円
超長期先物2018年6月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
8184 3160 1238 2422 1663 2年387回 -0.145%(+0.010%)、-0.150〜-0.145%
5年135回 -0.110%(+0.005%)、〜%
10年350回 0.040%(+0.010%)、0.035〜0.040%
20年164回 0.510%(+0.010%)、0.495〜0.510%
30年58回 0.705%(+0.010%)、0.695〜0.705%
40年10回 0.830%(+0.005%)、0.820〜0.830%
(現物債は15時現在の動きです)

昨日の米国株式市場は、1〜3月期決算で利益率が低下したIBMが売られ、キャタピラーやボーイング、石油関連株などは買われたものの、ダウ平均は38ドル安、アマゾンなど買われナスダックは14ポイント高。昨日発表された地区連銀経済報告(ベージュブック)では、米経済は全地区で緩やかに拡大を続けたとし、総括判断は前回と同じ。昨日の米債は、原油価格の上昇などから物価上昇が意識されて売られ、米10年債利回りは2.87%と前回の2.83%から上昇した。EIAの統計で原油とガソリンなどの在庫縮小が示されたことなどから、原油先物は続伸となり、WTI先物5月限は1.95ドル高の68.47ドルに。サウジアラビアが原油価格を80〜100ドル近辺に引き上げたい意向だと報じられた。欧州株式市場は鉱業株などが買われて続伸。3月の英国のCPIは前年同月と比べて2.5%の上昇と、伸び率は1年ぶり低さとなり、イングランド銀行による追加利上げ観測がひとまず後退し、ポンドが下落して、ロンドン株式市場は上昇。英国の10年債利回りは1.41%と前日の1.43%から低下した。ドイツの10年債利回りは0.53%と前日の0.50%から上昇し、フランスの10年債利回りは0.74%と前日の0.73%から上昇した。本日の債券先物は前日比変わらずの150円90銭で寄り付いた。日米首脳会談では特に材料となるものは出てこなかった。今日の20年国債の入札動向もみたいと様子見気分を強めた。本日の20年国債(利率0.5%、164回リオープン)の入札は、最低落札価格99円90銭、平均落札価格100円00銭となった。最低落札価格は予想を下回り、テールも10銭と前回の2銭から流れ、応札倍率は3.69倍と前回の4.47倍から低下するなど、やや低調な結果となった。昨夕、20年債は0.5%割れ、30年債も0.7%割れとなっていたが、超長期ゾーン主体にじりじりと下落し、債券先物も150円81銭まで下落した。債券先物の引けは5銭安の150円85銭。日中出来高は2.9兆円。現物債の商いも8200億円程度と超長期ゾーン主体に出合っていた。日米首脳会談では為替や通商政策を巡って厳しい要求はなく、ドル円は107円台で推移。昨日の米株はまちまちとなっていたが、本日の東京株式市場は買いが先行し、前日比73円高で寄り付いた。27日の南北首脳会談で戦争終結に合意した後、当事者間で終戦宣言をする方向で検討していることを明らかとなるなど、北朝鮮を巡る地政学リスクの後退も意識されてか、寄り付き後の日経平均は200円を超す上げ幅となった。しかし、ドル円は107円50銭台まで上昇したあと上値が重くなり、日経平均も同様に上値が重くなった。日経平均の引けは32円高。


2018年4月18日
「日経平均は22000円台回復、円債は小動き」

ns長期先物2018年6月限
150円86銭、高150円90銭、安150円86銭、引150円90銭(+4銭)
3379億円
長期先物2018年6月限
寄150円90銭、高150円93銭、安150円88銭、引150円90銭(+4銭)
15444億円
超長期先物2018年6月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
朝方10 250 30 175 5 現物9時 4481 1625 1496 1044 2年387回 -0.150%(+0.005%)、〜%
5年135回 -0.115%(0.000%)、〜%
10年350回 0.035%(0.000%)、〜%
20年164回 0.500%(-0.005%)、0.500〜0.505%
30年58回 0.700%(-0.005%)、0.700〜0.705%
40年10回 0.825%(-0.010%)、0.825〜0.830%
(現物債は15時現在の動きです)

昨日の米国株式市場では、増収増益を発表したネットフリックスや予想を上回る増収増益となった医療保険のユナイテッドヘルス・グループなど、好決算を発表した企業主体に買いが入り、ダウ平均は続伸となり213ドル高。ハイテク株が牽引した格好ともなって、ナスダックは124ポイントの上昇。3月の米住宅着工件数が予想を上回り、3月の住宅着工件数がプラスに転じるなど、好調な経済指標の発表を受けて、FRBの利上げに向けた動きも意識され、米債は中短期債主体に売られ、10年債と2年債の利回り較差は10年ぶりの小ささに。米10年債利回りは2.83%と前日の2.82%から上昇、2年債利回りは2.39%。OPEC会合を20日控え、減産措置を延長するとの観測も出ており、原油先物は反発し、WTI先物5月限は前日比30セント高の66.52ドル。米国とロシアの緊迫感に対する懸念が後退し、欧州の株式市場は反発。ポンドが上昇していたものの、金融など買われ、ロンドン株式市場も反発。4月のドイツのZEW景気期待指数が低下したことなどから、欧州の国債はしっかり。ドイツの10年債利回りは0.50%と前日の0.52%から低下し、フランスの10年債利回りは0.73%と前日の0.75%から低下。英国の10年債利回りは1.43%と前日の1.46%から低下した。日米首脳会談がフロリダ州のトランプ氏の別荘で行われた。いまのところ市場を動揺させるような発言等はみられないが、注意も必要か。珍しいことに現物債は5年、10年、30年が先物寄り前からそこそこ出合っていた。先物はナイトセッションで買われていたこともあり、買いが先行し、前日比4銭高の150円90銭で寄り付いた。寄り付き後は膠着相場となった。現物市場も閑散。日銀は午前10時10分に国債買い入れをオファー。対象は1年超3年以下2500億円、3年超5年以下3300億円、5年超10年以下4500億円、変動利付債1000億円。買入予定額はいずれも前回と変わらず。国債の買入結果は総じてしっかり。しかし、株高もあって債券先物は上値も抑えられた格好に。債券先物の引けは4銭高の150円90銭。日中出来高は1.5兆円程度。現物債の商いは4500億円とそれほど多くはなかった。昨日の欧米株式市場が上昇したことを受け、本日の東京株式市場も買いが先行し、日経平均は81円高で寄り付いた。CIAのポンペイオ長官が数週間前に北朝鮮極秘訪問しキム委員長と会談したと伝えられ、北朝鮮の地政学的リスクがさらに後退かとの見方に加え、日米首脳会談ではトランプ大統領が円相場の水準に言及することもなかったことで、ドル円が上昇。これらを受けて先物に買い戻しも入り、日経平均は上げ幅を拡大させて、22000円の大台を回復させた。日経平均の引けは310円高。


2018年4月17日
「5年国債の入札は順調、先物は上値が重い」

ns長期先物2018年6月限
150円87銭、高150円87銭、安150円81銭、引150円83銭(-4銭)
5173億円
長期先物2018年6月限
寄150円88銭、高150円91銭、安150円84銭、引150円86銭(-1銭)
22917億円
超長期先物2018年6月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
5000 1120 1373 2526 2年387回 -0.150%(+0.005%)、〜%
5年135回 -0.115%(-0.005%)、-0.120〜-0.115%
10年350回 0.035%(0.000%)、〜%
20年164回 0.510%(+0.005%)、〜%
30年58回 0.705%(+0.005%)、〜%
40年10回 0.830%(0.000%)、〜%
(現物債は15時現在の動きです)

米英仏によるシリア攻撃が一時的なもので、拡大することなく終了したとみられ、中東の地政学的リスクは、ひとまず後退との認識が強まり、昨日の米国株式市場は上昇し、ダウは212ドル高、ナスダックは49ポイント高に。米債は一時売られ、2年債利回りは2008年9月以来の水準に上昇する場面も。結局、米10年債利回りは2.82%と先週末とほぼ変わらず。4月のNY連銀製造業景況指数は市場予想を下回った。中東の地政学的リスクの後退もあり、原油先物は戻り売りに押され、WTI先物5月限は1.17ドル安の66.22ドルとなった。米国とロシアの関係悪化が懸念されて、欧州株式市場は反落となり、ロンドン株式市場も原油安などから石油関連株など売られてこちらも反落。欧州の国債は、中東の地政学的リスクの後退で総じて売られたが、ムーディーズが格付けを引き上げたスペインの国債はしっかり。ドイツの10年債利回りは0.52%と先週末の0.51%から上昇し、フランスの10年債利回りは0.75%と先週末の0.74%から上昇。英国の10年債利回りは1.46%と先週末の1.43%から上昇した。トランプ大統領は、ロシアと中国は通貨安ゲームに興じているとツイートし、今週の日米首脳会談で米国が円安をけん制するとの見方も出てドル円は下落。本日の債券先物は1銭高の150円88銭で寄り付いた。5年国債入札も控え、本日の債券先物も膠着相場となり、動きは限られた。本日の5年国債(利率0.1%、135回リオープン)の入札は、最低落札価格101円08銭、平均落札価格101円09銭となった。最低落札価格は予想を上回り、テールは前回と同じ1銭、応札倍率は4.40倍と前回の4.18倍を上回り、順調な結果となった。債券先物は後場に入り150円91銭まで上昇したが、5年債入札結果発表のタイミングで戻り売りも入り、150円84銭まで下落し、これが本日の債券先物の高値と安値となった。その後は再び膠着感を強め、債券先物の引けは1銭安の150円86銭。日中出来高は2.3兆円程度。昨日の米国株式市場は上昇したものの、ドル円の下落などから、本日の東京株式市場は売りが先行し、日経平均は33円安でスタートした。寄り付き後は押し目買いも入り、日経平均は一時プラスに転じた。その後は17、18日の日米首脳会談を控えて様子見気分が強まり、前日引け値を挟んだもみあいとなった。日経平均の引けは12円高となった。


2018年4月16日
「東京市場は様子見気分を強める」

ns長期先物2018年6月限
150円89銭、高150円91銭、安150円85銭、引150円91銭(+2銭)
5078億円
長期先物2018年6月限
寄150円87銭、高150円89銭、安150円84銭、引150円87銭(-2銭)
12676億円
3 3 超長期先物2018年6月限
寄156円70銭、高156円70銭、安156円70銭、引156円70銭(銭)
1億円
2063 758 530 775 2年387回 -0.155%(+0.005%)、〜%
5年135回 %(%)、〜%
10年350回 0.035%(+0.005%)、〜%
20年164回 0.505%(+0.005%)、〜%
30年58回 0.700%(+0.005%)、〜%
40年10回 0.825%(0.000%)、0.820〜0.825%
(現物債は15時現在の動きです)

13日に発表された2018年1〜3月期の米大手銀3行の決算は良かったものの、JPモルガンとウェルズ・ファーゴ、シティグループは利益確定売りに押され、ロシア政府が経済制裁への報復措置として、チタンの販売制限を審議と伝わり、ボーイングが大きく下落したこともあり、13日の米株は下落した。ダウ平均は反落となり122ドル安、ナスダックも33ポイントの下落となった。米債は10年債は2.82%と前日の2.83%から低下したが、金融政策の影響を受けやすい中短期債は売られたことで、10年債と2年債の利回り較差は、2007年10月以来の縮小幅となった。OPEC関係者が産油国は2019年も減産継続との見通しを明らにしたことなどから、原油先物は続伸となり、WTI先物5月限は32セント高の67.39ドルとなった。トランプ大統領がTPPへの復帰を望んでいることを示唆し、世界的な貿易摩擦が回避されるとの期待感から、欧州の株式市場は続伸。ロンドン株式市場も上昇したものの、ポンド高などが上値を抑えた。欧州の国債はギリシャなど除いて総じてしっかり。ドイツの10年債利回りは0.51%と前日とほぼ変わらず。フランスの10年債利回りは0.74%と前日の0.75%から低下。英国の10年債利回りは1.43%と前日の1.45%から低下した。米国はフランス、イギリスとともにアサド政権の化学兵器関連施設を攻撃。ロシア外相から、攻撃は違法で許されないとの発言があったが、いまのところ市場は落ち着いているようにみえる。本日の債券先物は先週末比2銭安の150円87銭で寄り付いた。米仏英はアサド政権の化学兵器関連施設を攻撃したが、これを受けての市場は比較的冷静。外為市場も大きな動きはなく、リスク回避のような動きとはなっておらず、円債も落ち着いた寄り付きとなった。10年債カレントの利回りは朝方に5糸甘の0.035%で出合ったのみ。寄り付き後の債券先物は引き続き膠着相場となり、150円80銭台での小動きに。本日は日銀による国債買入の予定はなかったこともあり、現物債の商いも超閑散。直近の世論調査で安倍内閣の支持率がさらに下がっており、今後の政局がやや不透明となってきたが、円債はいまのところは動意を見せず。財務省の福田事務次官が複数の女性記者に対して、セクハラと受けとられる発言を繰り返していたと報じられたことについて、財務省は福田次官が事実と異なると報道を否定していることを明らかにした。債券先物の引けは2銭安の150円87銭。日中出来高は1.3兆円程度しかなく、日中値幅はわずか5銭。現物債の商いも2000億円程度しかなかった。米英仏軍の共同によるシリアへのミサイル攻撃は、特に材料視されず、本日の東京株式市場は買いが先行し、日経平均は64円高でスタート。リスク回避から売っていたむきの買い戻しが入るが、戻りも限定的。内閣支持率の低下もあり、今後のシリア状勢、さらには本日の欧米市場の動向も見極めたいと商いも低調となり、様子見気分も強まった。日経平均の引けは56円高。ドル円は朝方の107円台半ばから107円近辺までじりじりと下落した。ユーロ円も同様にじりじりと下落。


2018年4月13日
「市場参加者も動きづらく、債券市場は膠着感を強める」

ns長期先物2018年6月限
150円97銭、高150円99銭、安150円89銭、引150円89銭(-6銭)
5519億円
長期先物2018年6月限
寄150円92銭、高150円95銭、安150円89銭、引150円89銭(-6銭)
17714億円
超長期先物2018年6月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
2年387回 %(%)、〜%
5年135回 -0.115%(+0.005%)、〜%
10年350回 0.030%(0.000%)、0.030〜0.035%
20年164回 0.500%(-0.005%)、0.500〜0.505%
30年58回 0.700%(-0.005%)、0.700〜0.710%
40年10回 0.825%(-0.015%)、0.825〜0.835%
(現物債は15時現在の動きです)

トランプ大統領はシリアをいつ攻撃するかを言ったことは一度もないと呟いた。ひとまず、米国によるシリアへの差し迫った軍事攻撃はないとの見方から、昨日の米国市場は、リスク回避の巻き戻しといった動きとなり、米10年債利回りは2.83%と前日の2.78%から上昇した。トランプ大統領はTPP復帰検討を指示と複数の米メディアが伝えていた。場合によると来週開かれる日米首脳会談で議論のテーマに上る可能性も。昨日の米国株式市場は、米長期金利の上昇を受けて金融株が買われ、米主要企業の決算への期待などから、買いが優勢となり、ダウ平均は前日比293ドル高、ナスダックは71ポイントの上昇となった。OPECの月報によると、加盟国の3月の原油生産高が前月から減少。これも好感し原油先物は続伸、WTI先物5月限は25セント高の67.07ドル。欧州株式市場は、米株の反発などからストック欧州600種は反発。ポンド高もあってロンドン株式市場は上値が重く、ほぼ横ばいに。欧州の国債は総じて売られた。格付けが発表されるスペインの国債はしっかり。ドイツの10年債利回りは0.51%と前日の0.49%から上昇し、フランスの10年債利回りも0.75%と前日の0.73%から上昇。英国の10年債利回りは1.45%と前日の1.39%から大きく上昇した。リスク回避の巻き戻しから、ドル円は107円台を回復。本日の債券先物は前日比3銭安の150円92銭で寄り付いた。シリアへの差し迫った軍事攻撃はないとの見方から、昨日の米国市場はリスク回避の巻き戻しといった動きとなり、米債が売られ、ドル円も上昇し、株高も予想されたことで、債券先物はやや売りが先行し、3銭安の150円92銭で寄り付いた。本日の債券先物も膠着感を強めた。日銀は午前10時10分に国債買い入れをオファー。対象は1年超3年以下2500億円、3年超5年以下3300億円、10年超25年以下1900億円、25年超700億円。買入予定額はいずれも前回と変わらず。国債買入は無難な結果となった。後場に入っても債券先物は膠着相場に変化なく、様子見気分が強まった。債券先物の引けは6銭安の150円89銭。米国市場でのリスク回避の巻き戻しにより、ドル円は107円台を回復、米株の上昇もあり、日経平均は141円高で寄り付いた。日経平均はその後、上げ幅を200円超に拡大させ、一時21900円台を回復した。しかし、戻り売りも待っていたようで、日経平均は上値が重くなった。日経平均の引けは118円高。トランプ大統領はツイッターで、日本は長年にわたって通商でわれわれに大きな打撃を与えていると呟いたことも影響か。ドル円は107円台前半でのもみ合いに。


2018年4月12日
「30年国債入札は順調」

ns長期先物2018年6月限
150円99銭、高151円03銭、安150円96銭、引151円03銭(+4銭)
5263億円
長期先物2018年6月限
寄151円01銭、高151円01銭、安150円95銭、引150円95銭(-4銭)
13436億円
超長期先物2018年6月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
4331 2175 692 410 1068 2年387回 -0.155%(+0.005%)、〜%
5年135回 -0.120%(+0.005%)、〜%
10年350回 0.030%(+0.005%)、〜%
20年164回 0.505%(+0.005%)、〜%
30年58回 0.710%(-0.010%)、0.710〜0.715%
40年10回 0.835(-0.020%)、0.835〜0.850%
(現物債は15時現在の動きです)

トランプ大統領はシリアに対しミサイルが飛んでいくぞとツイッターに書き込み、シリアに対するミサイル攻撃を強く示唆したことに加え、シリアのアサド政権を支援しているロシアを批判、米国とロシアの関係悪化も危惧され、米国市場はリスク回避の動きを強めた。米10年債利回りは2.78%と前日の2.80%から低下。発表された3月のFOMC議事要旨によるとメンバー全員が景気拡大とインフレ率も上昇するとみていたことがわかった。昨日発表された3月の米CPIは前年比2.4%上昇、コアも2.1%の上昇。昨日の米国株式市場は中東の地政学的リスクやロシアとの関係悪化が意識され、ダウ平均は前日比218ドル安、ナスダックは25ポイントの低下となった。サウジアラビアが、リヤド上空でミサイルを迎撃したとも伝えられ、原油先物は続伸、WTI先物5月限は1.31ドル高の66.82ドルと約3年ぶりの高値に。一難去ってまた一難といった状況となり、欧州の株式市場は反落。ロシアと欧米諸国の緊迫が高まっていることから、ロンドン株式市場も下落。欧州の国債はリスク回避の動きから中核国はしっかり。ドイツの10年債利回りは0.49%と前日の0.51%から低下し、フランスの10年債利回りも0.73%と前日の0.75%から低下。英国の10年債利回りは1.39%と前日の1.40%から低下した。リスク回避から円が買われ、原油高で資源国の通貨も買われた。本日の債券先物は前日比2銭高の151円01銭で寄り付いた。米国によるシリアへの攻撃の可能性を受けて。米国でリスク回避の動きを強め、米債は買われた。しかし、債券先物は151円台を積極的には買い進みにくい。債券先物は寄り付きの151円01銭が高値となり、上値が重くなった。中東の地政学的リスクに加え、国内政治もの先行きも不透明、リスク回避による国債買いも入っていたとみられる。本日の30年国債(利率0.8%、58回リオープン)の入札は、最低落札価格102円05銭、平均落札価格102円11銭となった。最低落札価格は予想を上回り、テールは前回と同じ6銭、応札倍率は4.34倍と前回の4.24倍を上回り、順調な結果となった。これを受けて現物は30年債や40年債に買いが入るが、債券先物は膠着相場が継続。債券先物の引けは4銭安の150円95銭と安値引けとなった。債券先物の日中出来高は1.3兆円程度、日中値幅は6銭。現物債の商いも4400億円程度と少なかった。米国によるシリアへの攻撃観測から、米国市場ではリスク回避の動きとなり、米株は下落、ドル円も下落した。しかし、東京株式市場は昨日の相場でやや織り込み済みともなり、日経平均は29円安と小幅安での寄り付きに。原油先物の上昇を受けて石油関連株がしっかりとなり、これも下支え要因となった。寄り付き後は米株価指数先物が反発したこともあり、先物に買い戻しの動きも出て、日経平均はプラスに転じた。しかし、上値も重く、国内政治の行方も不透明感を強めていることから、様子見気分も強まった。日経平均の引けは26円安に。日銀のさくらレポート(地域経済報告)によると6地域が据え置き、四国、九州・沖縄が上方修正、北海道が下方修正となった。


2018年4月11日
「米国はリスクオン、国内はリスクオフ?」

ns長期先物2018年6月限
150円96銭、高151円03銭、安150円96銭、引151円01銭(+4銭)
5359億円
長期先物2018年6月限
寄150円98銭、高151円02銭、安150円97銭、引150円99銭(+2銭)
13792億円
超長期先物2018年6月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
5226 1800 2694 677 53 2年387回 -0.155%(+0.005%)、〜%
5年135回 -0.120%(+0.005%)、〜%
10年350回 0.030%(0.000%)、〜%
1630 20年164回 0.505%(-0.005%)、0.505〜0.510%
30年58回 0.720%(-0.010%)、0.720〜0.725%
40年10回 0.855(-0.010%)、0.855〜0.860%
(現物債は15時現在の動きです)

中国の習近平国家主席は昨日の講演で、自動車の関税引き下げや金融市場の開放、年内に一部製品の輸入関税を引き下げる方針を表明。これを受けて米中貿易戦争に対する懸念が後退した。昨日の米国株式市場では、中国関連のボーイングやキャタピラーの株が買われ、CEOが議会証言に臨んだフェイスブックも買い戻され、原油先物相場が大幅に上昇したことで石油関連株も買われ、昨日のダウ平均は428ドル高、ナスダックは143ポイントの上昇となった。米中貿易戦争に対する懸念がひとまず後退したことに加え、3月の米生産者物価指数が前月比0.3%上昇と市場予想を上回ったこともあり、昨日の米債は売られ、米10年債利回りは2.80%と前日の2.78%から上昇した。サウジが80ドル近くへの原油価格上昇を望んでいると伝わったこともあり、原油先物は大幅に上昇し、WTI先物5月限は2.09ドル高の65.51ドル。米中の貿易摩擦を回避できるとの期待から欧州の株式市場は上昇し、ロンドン株式市場も石油関連株など主体に上昇した。オーストリア中銀総裁が政策金利引き上げに問題はないとの認識を表明し、欧州の国債は総じて売られた。ドイツの10年債利回りは0.51%と前日の0.50%から上昇し、フランスの10年債利回りも0.75%と前日の0.73%から上昇。英国の10年債利回りは1.40%と前日とほぼ変わらず。米株の上昇などを背景に、ドル円は一時107円40銭近くまで上昇した。米中貿易戦争に対する懸念が後退したことで昨日の米債は売られていたが、ナイトセッションの債券先物は買われて151円台をあっさりと回復。本日の債券先物は1銭高の150円98銭で寄り付き後、151円02銭まで買われた。米国が国連に提案したシリア調査決議が否決されたことで、米国がシリアへの軍事行動に移る可能性が高まったとの見方もあり、リスク回避のよる買いが入った可能性もある。日銀は午前10時10分に国債買い入れをオファー。対象は1年超3年以下2500億円、3年超5年以下3300億円、5年超10年以下4500億円。買入予定額はいずれも前回と変わらず。国債の買入は長期はしっかりで、中期はやや甘め。現物債は朝方から10年カレントが出合っていた。中期ゾーンは売られ、超長期は引けにかけて買われた。ただし、債券先物の値幅は5銭と、151円近辺でのもみ合いとなった。債券先物の引けは2銭高の150円99銭。日中出来高は1.4兆円程度。朝方発表の2月の機械受注は前月比2.1%増と、予想に反して増加となったが市場への影響は限定的。米中貿易戦争に対する懸念が後退し、米株やドル円は買われたものの、東京株式市場は上値が重く、日経平均の寄り付きは24円高。すでに昨日、習近平国家主席の講演内容は織り込み済みであり、シリア状勢の緊迫化による中東の地政学的リスク、さらには国内の政治情勢の行方なども不安材料となり、日経平均は一時マイナスに転じた。引けは107円安の安値引け。ドル円は107円近辺での膠着相場となっていた。


2018年4月10日
「いろいろと不透明要因も多く消化が難しく」

ns長期先物2018年6月限
150円90銭、高150円94銭、安150円88銭、引150円94銭(+4銭)
3548億円
長期先物2018年6月限
寄150円93銭、高150円98銭、安150円88銭、引150円97銭(+7銭)
20470億円
超長期先物2018年6月限
寄156円35銭、高156円35銭、安156円35銭、引156円35銭(銭)
6億円
6769 1752 1576 2460 980 2年387回 -0.155%(-0.005%)、-0.155〜-0.150%
5年135回 -0.120%(0.000%)、-0.120〜-0.115%
10年350回 0.035%(+0.005%)、0.030〜0.035%
20年164回 0.515%(0.000%)、〜%
30年58回 0.730%(-0.005%)、0.730〜0.735%
40年10回 0.865(-0.005%)、0.865〜0.870%
(現物債は15時現在の動きです)

トランプ政権の幹部らから貿易戦争を回避する時間は十分にあるとの発言があり、昨日の米国株式市場では、米中の貿易摩擦を巡る過度な警戒が後退し、ダウ平均は一時400ドルを超す上昇となったものの、FBIが9日にトランプ大統領の顧問弁護士の事務所を捜査したと報じられ、上げ幅を縮小させてダウ平均は46ドル高、ナスダックは35ポイント高。10日に中国の習近平国家主席が講演する予定で、こちらも注目されている。米中の貿易摩擦への懸念が、とりあえず後退したことで、昨日の米債は小幅下落、米10年債利回りは2.78%と先週末の2.77%から上昇した。米株の上昇やドルの下落などもあって、原油先物は6日の下落分をほぼカバー。WTI先物5月限は1.36ドル高の63.42ドルとなった。欧州株式市場は上昇したものの、小幅な上昇に止まった。米国がロシアへ追加制裁を課したことでロシア関連株などが売られた。ロンドン株式市場も同様の動きとなっていた。欧州の国債はまちまち。ドイツの10年債利回りは0.50%と6日の0.49%から上昇し、フランスの10年債利回りは0.73%と6日とほぼ変わらず。英国の10年債利回りも1.40%と6日の1.39%から上昇した。本日の債券先物は3銭高の150円93銭で寄り付いた。前日の米債は売られていたが、トランプ大統領の弁護士が選挙資金法違反で捜査を受けていると報じられ、米国によるシリアへの軍事行動への可能性もでてきたことから、リスク回避の動きにより、円債は買いが先行したとみられる。寄り付き後の先物は膠着感を強めた。現物債も閑散小動き。本日の流動性供給入札(残存期間5年超15.5年以下)は、最大利回り格差が0.000%、平均利回り格差がマイナス0.002%。応札倍率は3.90倍と前回を上回り、順調な結果といえる。日経平均が前場の引けにかけて切り返し、債券先物は後場に入り150円88銭まで売られたが、そこから流動性供給入札の結果など好感して買い戻されて150円98銭まで上昇した。引けは7銭高の150円97銭。ただし、今回も151円が壁として意識された模様。現物債の商いは6800億円程度。昨日よりは多少、動きがあった模様。東京株式市場はリスク回避の動き空売りが先行し、日経平均は78円安でスタート。トランプ政権があらたな問題を抱え、米露関係も不透明感を強め、国内の政局も不安要因に。しかし、東京時間で米株先物が上昇し、ドル円も買い戻されたことから、日経平均はプラスに転じた。中国の習近平国家主席による輸入関税を引き下げ発言もあり、日経平均は一時200円を超す上昇となった。しかし、フェイスブックのザッカーバーグ氏の議会証言への警戒もあり、日経平均は再び上値が重くなった。日経平均の引けは116円高。


2018年4月9日
「日本株はしっかり、円債は小幅高」

ns長期先物2018年6月限
150円86銭、高150円91銭、安150円85銭、引150円89銭(+4銭)
4214億円
長期先物2018年6月限
寄150円89銭、高150円95銭、安150円88銭、引150円90銭(+5銭)
12412億円
超長期先物2018年6月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
2667 1018 916 118 615 2年387回 %(%)、〜%
5年135回 -0.120%(-0.005%)、〜%
10年350回 0.035%(0.000%)、〜%
20年164回 0.515%(-0.005%)、〜%
30年58回 0.735%(-0.005%)、0.730〜0.735%
40年10回 0.870(-0.005%)、〜%
(現物債は15時現在の動きです)

6日の米国市場は、雇用統計よりも米中の貿易摩擦の行方が懸念材料に。トランプ大統領が対中制裁関税の1千億ドル積み増しを検討するとしたのに対し、中国も6日に必ず反撃するとして対抗措置を取る姿勢を示した。ムニューシン財務長官が貿易戦争になる可能性はあると指摘したことも嫌気。米国株式市場は中国事業の比率が高い建機のキャタピラーなど主体に下落し、6日のダウ平均は572ドル安、ナスダックも161ポイントの下落となった。ちなみに6日発表された3月の米雇用統計では、非農業雇用者数は前月比で10.3万人増と市場予想の18万人程度を下回った。失業率は前月と変わらずの4.1%、平均時給の伸びは2.7%と前月から拡大した。米中貿易摩擦が激化するとの懸念が再燃し、6日の米債はリスク回避から買われ、米10年債利回りは2.77%と前日の2.83%から低下。米中貿易摩擦激化によるエネルギー需要減など意識されて、原油先物は下落。WTI先物5月限は前日比1.48ドル安の62.06ドル。6日の欧州株式市場、ロンドン株式市場とも米中貿易摩擦が警戒されて下落。欧州の国債はリスク回避の動きから中核国主体にしっかり。ドイツの10年債利回りは0.49%と前日の0.52%から低下し、フランスの10年債利回りは0.73%と前日の0.75%から低下。英国の10年債利回りも1.39%と前日の1.41%から低下した。リスク回避の動きから円は買われたが、ドル円は底堅いようにも見えた。米中貿易摩擦が激化するとの懸念が再燃し、6日の米国市場はリスク回避から米債は買われ、本日の債券先物は4銭高の150円89銭で寄り付いた。寄り付き後はじりじりと買われ150円95銭まで上昇したが動きは鈍い。月曜日ということもあり、様子見気分が強まった。現物も動意薄。北朝鮮の核兵器廃棄観測も出たことで、北朝鮮の地政学的リスクの後退も意識か。日銀は10時10分に国債買い入れをオファー。対象は5年超10年以下4500億円、10年超25年以下1900億円、25年超700億円。買入予定額はいずれも前回と変わらず。国債買入の結果は3本共にしっかり。しかし、株の戻りもあって債券先物は上値が重くなり、後場に入り150円88銭まで下落した。債券先物の引けは5銭高の150円90銭。6日に米株は大きく下げていたが、トランプ大統領が8日に中国との通商問題に関する楽観的な見方を示したこともあり、東京株式市場は小幅安で寄り付いた。東京時間での米株価指数先物の上昇もあり、寄り付き後に日経平均はプラスに転じた。ドル円も切り返し一時107円台を回復。中国の株式市場の上昇もあり、日経平均は後場に入り上げ幅を拡大させた。日経平均の引けは110円高。


2018年4月6日
「米国が中国に追加関税?」

ns長期先物2018年6月限
150円86銭、高150円86銭、安150円79銭、引150円80銭(-6銭)
5197億円
長期先物2018年6月限
寄150円86銭、高150円90銭、安150円82銭、引150円85銭(-1銭)
19397億円
超長期先物2018年6月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
6361 2051 1257 1560 1493 2年387回 -0.145%(-0.005%)、-0.145〜-0.140%
5年135回 -0.115%(0.000%)、-0.115〜-0.110%
10年350回 0.040%(+0.005%)、〜%
20年164回 0.520%(+0.005%)、0.520〜0.525%
30年58回 0.740%(+0.010%)、0.730〜0.740%
40年10回 0.880(+0.015%)、0.870〜0.880%
(現物債は15時現在の動きです)

NECのクドロー委員長などの発言を受けて、米中の貿易摩擦に対する警戒が和らぎ、中国の売上比率が高いボーイングやキャタピラーなどが買われ、フェイスブックやアマゾンなど主要ハイテク株も買い戻され、昨日のダウ平均は続伸し240ドル高、ナスダックも34ポイントの上昇となった。米中の貿易戦争懸念が後退したことで、リスクオンのような動きとなり、昨日の米10年債利回りは2.83%と前日の2.80%から上昇した。原油先物は在庫増への警戒も出て上げ幅を縮小させ、WTI先物5月限は前日比17セント高の63.54ドルとなった。貿易摩擦をめぐる懸念が後退したことで、欧州株式市場は大きく反発し、ロンドン株式市場もFT100種は大幅高となった。入札が重しとなってスペインの国債が下落し、リスクオンの動きもあって、周辺国の国債主体に欧州の国債は売られ、ドイツの10年債利回りも0.52%と前日の0.50%から上昇し、フランスの10年債利回りは0.75%と前日の0.72%から上昇。英国の10年債利回りは1.41%と前日の1.37%から上昇した。リスクオンの動きからドル円はあっさりと107円台を回復した。昨日の米国市場はNECのクドロー委員長などの発言を受けて、米中の貿易摩擦に対する警戒が和らぎ、リスクオンのような動きとなっていたが、東京時間の朝方、トランプ大統領が対中追加関税の検討を指示し、さらにトランプ大統領はアマゾンを巡り真剣に政策を検討する考えも示しており、東京時間で米株先物が急落、ドル円も107円台半ばから107円近辺に下落した。昨日の米債は売られていたが、再びリスク回避の動きも意識され、本日の債券先物は前日比変わらずの150円86銭で寄り付いた。寄り付き後に150円82銭まで売られたが、そこからじりじりと上昇した。日銀は午前10時10分に国債買い入れをオファー。対象は1年以下500億円、1年超3年以下2500億円、3年超5年以下3300億円。買入予定額はいずれも前回と変わらず。国債買入は中期ゾーンはしっかりしていたが、1年以下は応札倍率が8倍台に上昇し、需給の緩みが確認された格好に。後場に入り債券先物は150円90銭まで上昇したが、ここが高値となった。現物債は引けにかけて超長期債に売りが入った模様。債券先物の引けは1銭安の150円85銭。昨日の米株は上昇していたが、米国の中国に対する追加関税の可能性が報じられ、再びリスク回避の動きも意識されたことから、本日の東京株式市場はやや売りが先行、日経平均は前日比11円安で寄り付いた。日経平均は一時100円を超す下げとなったが、ドル円が107円前半で下げ止まったこともあり、日経平均はプラスに転じた。しかし、その後再びマイナスに転じるなど不安定な展開に。本日の米雇用統計の発表も控えて様子見気分も強まった。日経平均の引けは77円安。


2018年4月5日
「債券は超長期債主体に下落」

ns長期先物2018年6月限
150円92銭、高150円99銭、安150円91銭、引150円93銭(0銭)
6014億円
長期先物2018年6月限
寄150円91銭、高150円92銭、安150円83銭、引150円86銭(-7銭)
30394億円
超長期先物2018年6月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
1.0338 3694 3656 1600 1386 2年387回 -0.135%(+0.005%)、〜%
5年135回 -0.115%(+0.005%)、-0.115〜-0.110%
10年350回 0.035%(+0.010%)、0.035〜0.040%
20年164回 0.515%(+0.015%)、0.505〜0.515%
30年58回 0.730%(+0.020%)、0.710〜0.730%
40年10回 0.860(+0.015%)、0.850〜0.860%
(現物債は15時現在の動きです)

昨日、中国政府は106品目の米国産品に報復関税をかけると発表。これを受けボーイングなど中国関連銘柄主体に米株式市場は大きく下落、ダウ平均は一時、500ドル以上下落したものの、NECのクドロー委員長による中国側との交渉を重視する発言もあり、米政権が新たな措置は検討していないと伝わったことも好感され、ダウ平均は大きく戻して230ドル高、ナスダックも100ポイント高となった。米中貿易摩擦への懸念で、米10年債利回りは一時2.75%に低下したが、米株の反発もあり、米10年債利回りは2.80%に上昇、前日は2.77%。原油先物は一時大きく下げたが、EIAの統計で予想以上の在庫減少が示され、WTI先物5月限は下げ幅を縮小させ、前日比14セント安の63.37ドル。欧州株式市場は続落となったが、ロンドン株式市場は小幅反発。3月のユーロ圏消費者物価指数速報値は前年比1.4%の上昇とほぼ予想通り。ユーロ圏の国債はイタリア主体にしっかりとなっていた。ドイツの10年債利回りは0.50%と前日とほぼ変わらず。フランスの10年債利回りは0.72%と前日の0.73%から低下。英国の10年債利回りは1.37%と前日の1.36%から上昇した。ドル円は一時106円割れとなったが、そこから切り返してきた。本日の債券先物は前日比2銭安の150円91銭で寄り付いた。昨日の米株は乱高下、米債は下落していたが円債への影響は限定的。債券先物は150円92銭が高値となり、上値の重い展開となった。本日の東京株式市場も上昇したことで、これも円債の上値を重くさせたとみられる。本日の流動性供給入札(残存期間15.5年超39年未満)は、最大利回り格差がプラス0.008%、平均利回り格差がプラス0.002%。応札倍率は2.48倍と前回からやや低下し、やや甘めの結果となった。これを受けて現物債は超長期ゾーンに売りが入り、債券先物は後場に入り150円83銭まで下落したが下値も限られた。債券先物の引けは7銭安の150円86銭。先物の日中出来高は3兆円程度だったが、現物債の商いは久しぶりに1兆円を超えてきた。長期、超長期の出来高が多かった。昨日の米株が切り返し、ドル円も107円近くまで買い戻されたことから、東京株式市場は買いが先行し、日経平均は221円高で寄り付いた。ドル円が106円台後半に上昇したこともあり、日経平均は上げ幅を拡大させ、後場に入り一時400円を超す上昇となった。


2018年4月4日
「本日も先物の151円が壁として意識か」

ns長期先物2018年6月限
150円96銭、高150円98銭、安150円91銭、引150円95銭(-2銭)
8639億円
長期先物2018年6月限
寄150円92銭、高150円97銭、安150円89銭、引150円93銭(-4銭)
22381億円
超長期先物2018年6月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
6731 1592 3473 987 318 2年387回 %(%)、〜%
5年135回 -0.115%(+0.010%)、-0.120〜-0.115%
10年350回 0.030%(+0.010%)、0.025〜0.030%
20年164回 0.505%(0.000%)、〜%
30年58回 0.710%(-0.005%)、0.710〜0.715%
40年10回 0.845(-0.010%)、〜%
(現物債は15時現在の動きです)

昨日もトランプ大統領がツイッター上でアマゾンを批判していたが、米メディアがホワイトハウス内では規制など具体的な議論はされていないと報じ、CEOの悪い冗談もあって売られたテスラも新型車の生産実績を発表したことで、昨日の米国株式市場は、IT関連の銘柄を中心に買い戻す動きが強まり、昨日のダウ平均は389ドル高、ナスダックも71ポイントの上昇となった。この米株の反発もあり、リスク回避の反動などから米債は売られ、米10年債利回りは2.77%と前日の2.73%から上昇した。NY連銀の次期総裁に、ウィリアムズSF連銀総裁が就任すると報じられた。米株の反発もあり、原油先物は買い戻されて、WTI先物5月限は前日比50セント高の63.51ドル。世界的な貿易摩擦への懸念などから欧州株式市場、ロンドン株式市場は反落。欧州の国債は米債の下落などを受けて、総じて売られ、ドイツの10年債利回りは0.50%と29日の0.49%から上昇。フランスの10年債利回りも0.73%と29日の0.71%から上昇。英国の10年債利回りも1.36%と29日の1.35%から上昇した。リスク回避の反動で円が下落、ドル円は一時106円65銭まで上昇。昨日の米債の下落などから、本日の債券先物は売りが先行し、前日比5銭安の150円92銭で寄り付いた。寄り付き後の日経平均が上げ幅を縮小させてきたこともあり、債券先物は買い戻されて150円97銭まで上昇した。しかし、本日も先物の151円が壁として意識されたようで、ここからの上値は重くなり、戻り売りに押された。日銀は午前10時10分に予定通り国債買い入れをオファー。対象は1年超3年以下2500億円、3年超5年以下3300億円、5年超10年以下4500億円。買入予定額はいずれも前回と変わらず。国債の買入は5年超10年以下主体に弱めの結果となり、これを受けて債券先物は150円89銭まで下落したが、下値も限られた。その後は150円90銭台前半での膠着相場となった。債券先物の引けは4銭安の150円93銭。日中出来高は2.2兆円程度。現物の商いは6700億円程度あったが、先物に絡んで5年、10年の商いが主体に。前日の米国の上昇やドル円の反発などを受け、東京株式市場は買いが先行し、日経平均は123円高でスタート。寄り付き後は上値が重くなり、日経平均は一時マイナスに転じた。ここにきてボラタイルな相場が続いており、貿易摩擦への懸念も残り、買い方も警戒か。米株先物の下落も影響した模様。しかし、米株先物の切り返しにともなって、後場に入り日経平均は再びプラスに転じた。結局、前日引け近辺でもみあう格好となり、日経平均の引けは27円高。商いも低調で様子見気分も強まった。


2018年4月3日
「10年債入札は無難、債券は買い進まれる」

ns長期先物2018年6月限
150円81銭、高150円86銭、安150円80銭、引150円86銭(+5銭)
2954億円
長期先物2018年6月限
寄150円87銭、高150円98銭、安150円86銭、引150円97銭(+16銭)
31611億円
超長期先物2018年6月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
8971 1989 4302 1528 1150 2年387回 %(%)、〜%
5年135回 -0.125%(-0.015%)、-0.125〜-0.115%
10年350回 0.025%(-0.015%)、0.025〜0.035%
2640 20年164回 0.510%(-0.015%)、0.510〜0.520%
30年58回 0.720%(-0.020%)、0.720〜0.735%
40年10回 0.855(-0.020%)、0.855〜0.875%
(現物債は15時現在の動きです)

昨日の米国株式市場は米中貿易摩擦への警戒に加え、トランプ大統領がツイッター上でアマゾンを厳しく批判したことも嫌気、イーロン・マスクCEOがテスラ破綻とエープリルフールの悪い冗談を飛ばし、主力セダンモデルSのリコールもあって、笑えない冗談としてテスラも下落。昨日のダウ平均は458ドル安、ナスダックも193ポイントの下落となった。この米株の大幅下落もあり、リスク回避の動きから米債はしっかり。米10年債利回りは2.73%と29日の2.74%から低下した。3月のISM製造業景気指数は1.5ポイント低下し予想を下回った。米国と中国の貿易摩擦がエスカレートするとの観測が強まったことや、ロシアの3月の原油生産高が増加したとの観測などから原油先物は大幅に下落。WTI先物5月限は1.93ドル安の63.01ドル。昨日の欧州市場はイースターマンデーのため休場。貿易摩擦への警戒などから、リスク回避の動きとなり円が買われた。ドル円は105円60銭台まで下落したあと、やや買い戻された格好に。米中貿易摩擦への警戒などからリスク回避の動きも出たことで、昨日の米債は買われ、債券先物は6銭高の150円87銭で寄り付いた。寄り付き後の債券先物は、株安もあり150円86銭を安値にじりじりと上昇してきた。3月の日銀短観における「企業の物価見通し」によると、企業の販売価格見通しは上方修正されたものの、消費者物価見通しはいずれも前回と変化なし。本日の10年国債(利率0.1%、350回)の入札は、最低落札価格100円66銭、平均落札価格100円67銭となった。最低落札価格はほぼ予想通り。テールは前回と同じ1銭。応札倍率は4.16倍と前回の4.53倍を下回るが、無難な結果と言える。これを受けて債券先物は150円98銭まで上昇したが、今回も151円が心理的な壁となったようで、こからは上値が重くなった。しかし、昨日とは反対に債券先物の上値は重くなっても、現物債は買い進まれた。商いは10年債カレント中心となっていたが、国債の発行額が今年度は昨年度の比べて減額され、日銀の国債買入額が維持となれば国債の需給逼迫も意識された可能性がある。債券先物の引けは16銭高の150円97銭。日中出来高は3.2兆円程度と久しぶりの3兆円台。現物債も商いは9000億円程度あった。昨日の米国株式市場はハイテク株主体に大きく下落し、東京株式市場も売りが先行。日経平均は273円安で寄り付いた。寄り付き後に日経平均の下げ幅は一時300円を超えた。ドル円は一時105円60銭台まで下落したが、その後切り返し、日経平均も下げ幅を縮小させてきた。国内投資家による押し目買いも入ってきた模様。日経平均の引けは96円安。


2018年4月2日
「日銀短観は悪化」

ns長期先物2018年6月限
150円79銭、高150円79銭、安150円76銭、引150円78銭(+1銭)
1227億円
長期先物2018年6月限
寄150円78銭、高150円81銭、安150円70銭、引150円81銭(+4銭)
22396億円
超長期先物2018年6月限
寄円銭、高円銭、安円銭、引円銭(銭)
億円
6653 2155 3271 1221 2年387回 -0.135%(+0.005%)、〜%
5年135回 -0.105%(+0.005%)、〜%
10年350回 0.045%(+0.005%)、0.045〜0.050%
1951 20年164回 0.530%(+0.005%)、0.530〜0.535%
30年58回 0.740%(+0.005%)、0.740〜0.745%
40年10回 0.885(+0.010%)、〜%
(現物債は15時現在の動きです)

30日の米国や欧州の債券市場や株式市場は聖金曜日の祝日で休場。ここにきての株式市場は米国主体に相場変動が大きくなっているが、トランプ大統領が異例の輸入制限措置を発動したことも材料視された。これに対して中国も対抗措置を4月2日付けで発動すると発表。豚肉など128品目を対象に高い関税を課す。通商法301条に基づき中国からの輸入品に高い関税を課す制裁措置の発動に対し、貿易摩擦の一層の激化を回避するための交渉に期待感も示している(NHK)。1日に米韓両軍は定例の合同軍事演習を開始。期間を昨年の約半分に。米空母派遣を見送るなど規模も事実上の縮小(日経)。北朝鮮に配慮した格好やが、この北朝鮮の動向も今後の焦点に。4月27日に南北首脳会談が開催され、そのあと5月には米朝首脳会談も予定されている。債券市場にとっては、日銀の動向が焦点となりそうだが、30日の夕方に発表された当面の長期国債等の買入れの運営についてでは、金額、回数ともに3月のものと変更はなかった。ニューヨーク外国為替市場での動きは鈍かった。本日の債券先物は先週末比1銭高の150円78銭で寄り付いた。寄り付き後の債券先物は、明日の10年国債の入札や株高なども意識された売りや、また期初の益出しも入ったようで戻り売りに押された。しかし、安値は150円70銭までとなり、その後はじりじりと買い戻された。日銀は午前10時10分に国債買い入れをオファー。対象は10年超25年以下1900億円、25年超700億円、物価連動債250億円。買入予定額はいずれも前回と変わらず。国債の買入結果はやや弱め。これを受けて超長期ゾーン主体に現物も売りが入る。しかし、引けにかけて日経平均が再びマイナスに転じたこともあり、債券先物は買い戻されて、引けは4銭高の150円81銭となった。日中出来高2.2兆円程度。現物債の商いは6700億円程度。明日の10年債入札控え、10年のカレントがそこそこ出合っていた。朝方発表された日銀短観では大企業製造業DIがプラス24となり、前回の2017年12月調査のプラス26から悪化。悪化したのは8四半期ぶり。先行きについてもプラス20とさらなる悪化を見込んでいた。東京株式市場への影響は限定的だった模様。本日の日経平均は先週末比12円安で寄り付いた。しかし、下値も限られ売り一巡後は押し目買いが入り、日経平均は100円を超す上昇となった。しかし、米株の先物の上値が重くなり、日経平均は14時過ぎあたりから上げ幅を縮小、引けにかけて再びマイナスに転じ、引けは65円安となった。