臨機応変


2022年9月13日
「」

長期先物2022年12月限(ナイトセッション)
寄148円73銭、高148円96銭、安148円70銭、引148円80銭(+9銭)
5756億円
長期先物2022年12月限(日中)
寄148円84銭、高148円94銭、安148円82銭、引148円銭(+銭)
億円
2年440回 -0.080%(+0.005%)、〜%
5年153回 0.045%(0.000%)、〜%
10年367回 0.245%(0.000%)、〜%
20年181回 %(%)、〜%
30年75回 1.280%(-0.030%)、1.280〜1.285%
40年15回 %(%)、〜%
(現物債は15時現在の動きです)


2022年9月12日
「月曜相場の様相を強める」

長期先物2022年9月限(ナイトセッション)
寄149円42銭、高149円67銭、安149円39銭、引149円40銭(+4銭)
975億円
長期先物2022年12月限(ナイトセッション)
寄148円61銭、高148円81銭、安148円53銭、引148円76銭(+13銭)
6987億円
長期先物2022年9月限(日中)
寄149円66銭、高149円66銭、安149円40銭、引149円52銭(+16銭)
573億円
長期先物2022年12月限(日中)
寄148円73銭、高148円80銭、安148円63銭、引148円71銭(+8銭)
8129億円
306 608 517 74 2年440回 -0.080%(+0.005%)、〜%
5年153回 0.045%(0.000%)、〜%
10年367回 0.245%(0.000%)、〜%
20年181回 %(%)、〜%
30年75回 1.280%(-0.030%)、1.280〜1.285%
40年15回 %(%)、〜%
(現物債は15時現在の動きです)

ウォラーFRB理事やセントルイス地区連銀のブラード総裁kの発言などを受け、0.75%の利上げ観測が高まり、米2年債利回りは2007年11月以来の水準に上昇。しかし、米10年債利回りは3.31%と前日の3.32%から小幅低下した。週末を前にポジション調整の買い戻しも入った模様。米国株式市場では、大幅利上げ観測の織り込みがある程度進んだこともあり、ハイテク株や景気敏感株を中心に買われ、ダウ平均は続伸となり377ドル高、ナスダックは250ポイント高となった。ロシアから欧州へのエネルギー供給減に対する懸念がくすぶり、原油先物は大幅続伸、WTI先物10月限は3.25ドル高の86.79ドル。エネルギー株や鉱業株など買われ、ロンドン株式市場は続伸。エリザベス女王の死去を受けて、イングランド銀行は来週予定のMPCを延期する。銀行株など買われ、欧州株式市場は続伸。欧州の国債は久しぶりにまちまちな展開となった。ドイツの10年債利回りは1.69%と前日の1.71%から低下。フランスの10年債利回りは2.26%と前日の2.25%から上昇。イタリアの10年債利回りは4.01%と前日の3.95%から上昇。英国の10年債利回りは3.09%と前日の3.14%から低下した。今朝のドル円は142円50銭近辺、ユーロ円は143円40銭近辺。ドル円は一時141円50銭近辺まで下落後、切り返して142円台を回復。 9日の米10年債利回りは3.31%と小幅低下。欧州の国債はまちまち。ナイトセッションの12月限は13銭高の148円76銭。本日の債券先物12月限は10銭高の148円73銭で寄り付いた。寄り付き後に148円80銭まで買い戻されたが、ここが当日高値となった。日銀は3本の指し値オペをオファー。現物債は超閑散となり、10年債カレントも出合いなし。前場は5年債カレント以外のカレントは出合いなし。東京時間の米10年債利回りは3.34%と先週末からやや上昇した。明日の5年国債の入札を控えて、様子見気分も強まり、月曜相場の様相を強めた。しかし、本日が債券先物9月限の取引最終日となり、先物は12月限であらたな展開を迎える可能性もある。嵐の前の静けさといった印象も受ける。10年債カレントは後場に入り0.245%で出合った。こちらも再び0.25%の攻防戦となる可能性がある。 9日の米国株式市場ではハイテク株や景気敏感株を中心に買われ、ナイトセッションの日経平均先物は190円高の28190円。本日の東京株式市場、日経平均は268円高でスタート。値がさのハイテク株や半導体関連株が堅調で主力株もしっかり。東京エレクトロン、ファーストリテイリングなどが堅調。日経平均は一時300円を超す上昇となったが、東京時間の米株価指数先物の上値が重くなり、日経平均も次第に上値が重くなってきた。後場に入り次第に膠着状態となった。13日発表の8月の米消費者物価指数を見極めたい参加者も多い。日本の8月の企業物価指数も明日発表される。日経平均の引けは327円高。ドル円は143円30銭近辺に上昇。


2022年9月9日
「現物債は売られ、債券先物12月限は買い戻される」

長期先物2022年9月限(ナイトセッション)
寄149円46銭、高149円74銭、安149円40銭、引149円74銭(+30銭)
3083億円
長期先物2022年12月限(ナイトセッション)
寄148円58銭、高148円64銭、安148円33銭、引148円33銭(-25銭)
8689億円
長期先物2022年9月限(日中)
寄149円50銭、高150円27銭、安149円36銭、引149円36銭(-8銭)
4645億円
長期先物2022年12月限(日中)
寄148円32銭、高148円74銭、安148円32銭、引148円63銭(+5銭)
17390億円
1370 2990 1477 965 2年440回 -0.080%(+0.005%)、-0.080〜-0.075%
5年153回 0.045%(+0.015%)、0.035〜0.045%
10年367回 0.245%(0.000%)、〜%
20年181回 0.950%(+0.010%)、0.945〜0.955%
30年75回 1.310%(+0.015%)、1.300〜1.320%
40年15回 %(%)、〜%
(現物債は15時現在の動きです)

昨日の米国株式市場はやや荒れた展開となった。ダウ平均は朝方に一時250ドル超下げた後、200ドル超上げるなど乱高下。結局、ダウ平均は続伸し193ドル高、ナスダックは70ポイント高に。昨日のECB理事会では、0.75%の利上げを決定、これを受けて欧州の国債は売られ、パウエル議長は任務が完了するまで金融当局が尻込みすることはないと言明。FRBの金融引き締めが長期化するとの見方も強まり、昨日の米債は売られ、昨日の米10年債利回りは3.32%と前日の3.26%から上昇した。米原油在庫が大幅に増えたが、米政府による戦略石油備蓄の放出が影響との見方。原油先物は値ごろ感からの買いが優勢、WTI先物10月限は1.60ドル高の83.54ドル。トラス英首相が緊急対策を発表し、これも好感してロンドン株式市場は反発。ECBの大幅利上げを受けて銀行株が上昇し、欧州株式市場も反発となった。ECBは債券市場への一段の資金流入を防ぐため政府預金の利払いを開始すると発表。これも嫌気されて、昨日の欧州の国債は総じて売られ、ドイツの10年債利回りは1.71%と前日の1.57%から上昇。フランスの10年債利回りは2.25%と前日の2.14%から上昇。イタリアの10年債利回りは3.95%と前日の3.85%から上昇。英国の10年債利回りは3.14%と前日の3.03%から上昇した。今朝のドル円は143円90銭近辺、ユーロ円は143円90銭近辺。ドル円は144円40銭台まで上昇後、戻り売りに押された。 昨日のECB理事会では、0.75%の利上げを決定、これを受けて欧州の国債は売られ、昨日の米10年債利回りも3.32%に上昇した。ナイトセッションの12月限は25銭安の148円33銭。本日の債券先物12月限は26銭安の148円32銭で寄り付いた。日銀は3本の指し値オペをオファー。10年債カレントは前場に出合いなし。岸田文雄首相は首相官邸で黒田東彦日銀総裁と30分間ほど会談。黒田総裁は1日に2円も3円も動くのは急激な変化だとの認識を示した。松野官房長官はあらゆる措置を排除せず為替市場で必要な対応をとりたいと述べた。これらを受けてドル円は143円台後半から一時142円台半ばへと下落。日銀の姿勢に変化なしとみたのか、債券先物も買い戻しが入り、先物12月限は一時プラスに転じた。東京時間の米10年債利回りは3.29%に低下した。債券先物はショートロールの動きを強め、9月限と12月限のスプレッドが拡大していたが、その反動も入ったようで、今度は9月限が売られ、12月限が買われるなどかなり波乱含みの様相に。9月限は12日が取引最終日となる。東京時間の米10年債利回りは3.29%に低下した。現物債は10年は変わらずの0.245%、そのほかは総じて売られていた。債券先物12月限の引けは5銭高の148円63銭。日中出来高は1.7兆円程度、値幅は42銭。現物債の商いは5900億円程度。 昨日のダウ平均は続伸し193ドル高、ナスダックは70ポイント高に。ナイトセッションの日経平均先物は90円高の27900円。本日の東京株式市場は買いが先行し、日経平均は139円高でスタート。値がさのハイテク株や半導体関連株がしっかり。医薬品株も総じてしっかり。日経平均は一時200円を超す上昇となり、28000円台を回復した。アジア株式市場が全般に堅調に推移し、東京時間の米株先物も買われた。日経平均の引けは169円高。ドル円は142円40銭近辺まで下落後は買い戻されて143円台に。


2022年9月8日
「米債が買い戻され円債もしっかり。12月限が中心限月に」

長期先物2022年9月限(ナイトセッション)
寄149円26銭、高149円41銭、安149円08銭、引149円41銭(+14銭)
6781億円
長期先物2022年12月限(ナイトセッション)
寄148円48銭、高148円56銭、安148円28銭、引148円56銭(+6銭)
6075億円
長期先物2022年9月限(日中)
寄149円37銭、高149円53銭、安148円35銭、引149円44銭(+17銭)
11093億円
長期先物2022年12月限(日中)
寄148円58銭、高148円66銭、安148円52銭、引148円58銭(+8銭)
11199億円
1290 1376 470 200 2年440回 %(%)、〜%
5年153回 0.025%(0.000%)、0.020〜0.025%
10年367回 0.240%(-0.005%)、〜%
20年181回 0.940%(0.000%)、0.920〜0.940%
30年75回 1.295%(-0.005%)、1.270〜1.295%
40年15回 1.460%(-0.010%)、1.435〜1.460%
(現物債は15時現在の動きです)

ここにきて大きく売られていた米債にはショートカバーが入り、昨日の米10年債利回りは3.26%と前日の3.35%から低下した。この米長期金利の低下に加え、原油先物が大きく下落し、米国株式市場ではインフレ懸念がやや和らいだことも好感して買いが入った。」昨日のダウ平均は反発し435ドル高、ナスダックは246ポイント高となった。ブレイナードFRB副議長は引き締めに伴いいずれリスクが高まるとの認識を示した。昨日のニューヨーク原油先物は急反落となったが、中国での原油需要後退懸念に加え、チャートを意識したテクニカルな売りも。昨日のWTI先物10月限は、前日比4.94ドル安の81.94ドル。原油や金属価格の値下がりを背景に商品関連株が売られロンドン株式市場は反落。中国の8月の貿易の伸び鈍化も嫌気されて、欧州株式市場も反落。カナダは0.75%の利上げを決定したが、8日にはECB理事会が開催される。昨日の欧州の国債は米債同様にいったん売り方の買い戻しが入った模様。ドイツの10年債利回りは1.57%と前日の1.63%から低下。フランスの10年債利回りは2.14%と前日の2.22%から低下。イタリアの10年債利回りは3.85%と前日の3.96%から低下。英国の10年債利回りは3.03%と前日の3.09%から低下した。今朝のドル円は143円90銭近辺、ユーロ円は144円10銭近辺。ドル円はロンドン市場で一時、144円99銭近辺と1998年8月以来の水準を付けた。 米債にはショートカバーが入り、昨日の米10年債利回りは3.26%に低下。ECB理事会を控えているが欧州の国債も買われた。ナイトセッションでは12月限の出来高が9月限に接近した。本日の債券先物9月限の寄り付きは10銭高の149円37銭。寄り付き後の債券先物はじりじりと値を戻す展開となったが、中心限月移行を控えロールオーバー主体の動きともなった。日銀は本日も3本の指し値オペをオファーした。10年債カレントの利回りは0.240%。流動性供給入札(残存期間5年超15.5年以下)の結果はしっかり。後場に入り債券先物9月限は149円53銭まで値を戻した。東京時間の米10年債利回りは3.23%に低下した。本日のECB理事会では0.75%の利上げ観測もあるが、これを確認しいったん材料出尽くし感が出る可能性もある。 米国株式市場ではインフレ懸念がやや和らいだことも好感して買いが入り、ナイトセッションの日経平均先物は260円高の27720円。本日の東京株式市場も買いが先行し、日経平均は302円高でスタート。半導体関連株など買われ、ファーストリテイリングなど値がさ株もしっかり。寄り付き後も日経平均は上げ幅を拡大させてきた。日経平均は28000円台を回復し、600円を超す上昇となった。東京時間の米株価指数先物もしっかり。日銀、財務相、金融庁が情報交換会合を午後4時45分から開催と報じられ、ドル円は143円50銭近辺まで下落。


2022年9月7日
「円安進行、10年債利回りは0.245%に」

長期先物2022年9月限(ナイトセッション)
寄149円36銭、高149円42銭、安149円02銭、引149円06銭(-32銭)
9490億円
長期先物2022年12月限(ナイトセッション)
寄148円69銭、高148円42銭、安148円32銭、引148円35銭(-37銭)
4010億円
長期先物2022年9月限(日中)
寄149円05銭、高149円29銭、安148円79銭、引149円27銭(-11銭)
22390億円
長期先物2022年12月限(日中)
寄148円36銭、高148円50銭、安148円11銭、引148円50銭(-22銭)
10845億円
2044 3336 416 0 2年440回 -0.080%(+0.005%)、〜%
5年153回 0.030%(+0.010%)、0.025〜0.040%
10年367回 0.245%(+0.010%)、0.240〜0.245%
20年181回 0.940%(+0.035%)、0.935〜0.950%
30年75回 1.300%(+0.050%)、1.290〜1.310%
40年15回 1.470%(+0.065%)、1.465〜1.480%
(現物債は15時現在の動きです)

昨日発表の米8月のISM非製造業景況指数は、56.9と市場予想を上回った。堅調な米経済指標を受けて、FRBの金融引き締めが長期化するとの見方が強まった。社債の発行が相次いだことも影響し、昨日の米債は大きく売られ、米10年債利回りは3.35%と2日の3.19%から上昇した。この米長期金利の上昇もあり、昨日の米国株式市場ではハイテク株が売られ、世界の主要中央銀行による積極利上げへの警戒も加わり、昨日のダウ平均は続落し173ドル安、ナスダックは85ポイント安となった。主要産油国による減産決定を受け、昨日の原油先物は買いが先行したが、原油需要減少への懸念もあり、WTI先物10月限は1セント高の86.88ドル。ロンドン株式市場は続伸。銀行株や小売株が買われた。欧州株式市場は不安定な値動きのなか反発。自動車などが買われた。ECB当局者がより小幅な利上げを検討しているとの報道もあったようだが、米債の下落もあり、結局、欧州の国債も総じて売られ、ドイツの10年債利回りは1.63%と前日の1.56%から上昇。フランスの10年債利回りは2.22%と前日の2.18%から上昇。イタリアの10年債利回りは3.96%と前日の3.93%から上昇。英国の10年債利回りは3.09%と前日の2.93%から上昇した。今朝のドル円は142円80銭近辺、ユーロ円は141円50銭近辺。ドル円は一時、143円台に乗せ、1998年8月以来24年ぶりの円安水準に。 FRBの金融引き締めが長期化するとの見方が強まり、米10年債利回りは3.35%に上昇。欧州の国債も総じて売られ、ナイトセッションの債券先物は32銭安の149円06銭。本日の債券先物は33銭安の149円05銭で寄り付いた。東京時間の米10年債利回りが3.36%に上昇し、債券先物9月限は149円を割り込み、148円79銭まで下落。10年債利回りは7月20日以来の0.245%に上昇し0.25%に接近した。日銀は3本の指し値オペとともに通常の国債買い入れをオファーした。1年超3年以下4750億円、3年超5年以下4750億円、5年超10年以下550億円。5年超10年以下についてはオファー額が500億円増額された。債券先物は買い戻しの動きとなり、149円台を回復した。日銀の国債買い入れは総じて無難からやや弱め。米10年債利回りが3.34%に低下したこともあり、債券先物は買い戻しの動きを強め。後場に入り149円23銭まで値を戻した。現物債は超長期が大きく下落した。債券先物の引けは11銭安の149円27銭。日中出来高は1.1兆円程度。値幅は50銭。現物債の商いは5800億円程度。 米長期金利の上昇もあり、昨日の米国株式市場ではハイテク株が売られ、ナイトセッションの日経平均先物は小幅安。本日の東京株式市場は売りが先行、日経平均は80円安でスタート。ドル円は143円台を付けるなど円安が加速。株式市場では値がさのハイテク株や半導体関連株の下げが加速。日経平均は300円を超す下げとなった。東京時間の米株価指数先物も下落した。後場に入りドル円はあっさりと144円台に。円安が急速に進んでいるが、トヨタ自動車など主力の輸出関連株がさえないなど、買い材料視はされていない。日経平均の引けは196円安。ドル円は144円38銭あたりま上昇。仕掛け的な動きが継続か。


2022年9月6日
「30年国債入札は無難、債券先物は下落」

長期先物2022年9月限(ナイトセッション)
寄149円50銭、高149円51銭、安149円37銭、引149円48銭(-5銭)
3870億円
長期先物2022年12月限(ナイトセッション)
寄148円88銭、高148円90銭、安148円71銭、引148円82銭(-12銭)
497億円
長期先物2022年9月限(日中)
寄149円46銭、高149円59銭、安149円38銭、引149円38銭(-15銭)
14127億円
長期先物2022年12月限(日中)
寄148円82銭、高148円91銭、安148円72銭、引148円72銭(-22銭)
2324億円
1639 1304 290 0 2年440回 -0.085%(+0.005%)、〜%
5年153回 0.015%(+0.005%)、0.010〜0.015%
10年367回 0.235%(+0.005%)、0.230〜0.235%
20年181回 0.905%(+0.015%)、0.885〜0.905%
30年75回 1.250%(+0.010%)、1.230〜1.250%
40年15回 1.405%(+0.010%)、1.385〜1.405%
(現物債は15時現在の動きです)

昨日の米国市場はレーバーデーのため休場。英与党の保守党は5日、ジョンソン首相の後任を選ぶ党首選の結果、リズ・トラス外相を新党首に選んだ。6日にエリザベス女王の任命を受けて、正式に首相に就任する。経済問題に優先的に取り組み、減税を実行し、経済成長を促すと強調。英国債の動向含め、英国の金融市場の動きにも注意したい。OPECプラスは5日の会合で、石油供給を小幅に削減することで合意。原油先物が過去3か月に20%下落したことを受けたものとか。昨日のロンドン株式市場は石油株など買われて小幅高。ロシアが主要パイプライン、ノルドストリーム1経由での欧州へのガス供給を停止したことを受け、ドイツ株が大幅反落となり、昨日の欧州株式市場も下落。ガス供給停止を受けてインフレ懸念とECBの利上げも意識され欧州の国債は下落。ドイツの10年債利回りは1.56%と前日の1.52%から上昇。フランスの10年債利回りは2.18%と前日の2.14%から上昇。イタリアの10年債利回りは3.93%と前日の3.82%から上昇。英国の10年債利回りは2.93%と前日の2.91%から上昇した。今朝のドル円は140円50銭近辺、ユーロ円は139円70銭近辺。ユーロドルは欧州時間に2002年以来の安値となる0.9876ドルまで下落した。 昨日の米国市場はレーバーデーのため休場。インフレ懸念とECBの利上げも意識され欧州の国債は下落。英国の10年債利回りは2014年1月以来の3%台を一時付けた。ナイトセッションの債券先物は5銭安の149円48銭。本日の債券先物は7銭安の149円46銭。寄り付き後、149円43銭まで売られたあと切り返してきた。日銀は2本の指し値オペをオファー。10年債カレント利回りは0.230%。本日の30年国債(利率1.3%、75回リオープン)の入札は、最低落札価格101円30銭、平均落札価格101円41銭となった。最低落札価格はほぼ予想通り、テールは11銭と前回の19銭から縮小。応札倍率は3.28倍と前回の2.95倍を上回り、無難な結果となった。債券先物は後場に149円59銭まで買われプラスに転じたものの、オーストラリアの0.5%の利上げを受けて東京時間の米10年債利回りが3.23%に上昇してきたことや、ドル円が141円に接近するなどしたこともあり、再び仕掛け的な動きを強めることも予想され、債券先物は戻り売りに押され、15銭安の149円38銭の安値引けとなった。 本日の東京株式市場、日経平均は30円高でスタート。東京時間の米株価指数先物はいったん下落したあと切り返してきた。個別では、東京エレクトロンなどの半導体関連株がしっかり。日経平均は一時、200円近く上昇した。しかし、10時あたりから米株価指数先物の下落とともに日経平均も上げ幅を縮小させてきた。政府は新型コロナウイルスの感染者が療養のために待機する期間について現在の10日間から7日間に短縮する方針だと報じられたが、相場への影響は限定的。後場に入り日経平均は次第に膠着感を強めてきた。ドル円は14時前に上昇し141円台に。オーストラリア準備銀行が政策金利を0.5%引き上げたことも影響か。日経平均の引けは6円高。


2022年9月5日
「米債高から債券先物も買われる」

長期先物2022年9月限(ナイトセッション)
寄149円33銭、高149円47銭、安149円18銭、引149円40銭(+13銭)
7759億円
長期先物2022年12月限(ナイトセッション)
寄148円75銭、高148円85銭、安148円57銭、引148円84銭(+17銭)
673億円
長期先物2022年9月限(日中)
寄149円36銭、高149円57銭、安149円35銭、引149円53銭(+26銭)
9315億円
長期先物2022年12月限(日中)
寄148円76銭、高148円95銭、安148円74銭、引148円94銭(+27銭)
291億円
1236 721 205 10 2年440回 -0.090%(-0.005%)、〜%
5年153回 0.010%(-0.010%)、〜%
10年367回 0.230%(-0.005%)、0.230〜0.235%
20年181回 0.890%(-0.015%)、0.890〜0.895%
30年75回 1.240%(-0.020%)、1.240〜1.255%
40年15回 1.395%(-0.015%)、1.395〜1.400%
(現物債は15時現在の動きです)

2日に発表された米8月の雇用統計では、非農業雇用者数が前月比31.5万人増とほぼ予想通りの数値となり、失業率は7月の3.5%から3.7%に上昇した。FRBの利上げ加速の懸念が和らいで、2日の米国株式市場は買いが先行したが、欧州へのガス供給を巡る懸念が重しとなったこともあり、ダウ平均は下げに転じ、2日のダウ平均は337ドル安、ナスダックは154ポイントの下落となった。FRBの利上げ加速観測が和らぎ、米債は買われ、米10年債の利回りは3.19%と前日の3.25%から低下した。OPECプラスは、5日の会合で減産を協議するとの見方が強まっていることもあり、原油先物は4営業日ぶりに反発、WTI先物10月限は26セント高の86.87ドル。ロンドン株式市場は反発、英国の新首相は今日決定される。トラス外相の勝利が見込まれているようだ。昨日の欧州株式市場は6営業日ぶりに反発。米雇用統計を受けて米債が買われ、欧州の国債も英国を除いて総じて買われた。ドイツの10年債利回りは1.52%と前日の1.56%から低下。フランスの10年債利回りは2.14%と前日の2.17%から低下。イタリアの10年債利回りは3.82%と前日の3.91%から低下。英国の10年債利回りは2.91%と前日の2.87%から上昇した。今朝のドル円は140円30銭近辺、ユーロ円は139円10銭近辺。ドル円は一時140円80銭と1998年8月以来24年ぶりの安値を付けた。 米雇用統計を受けて、FRBの利上げ加速観測が和らぎ、2日の米債は買われた。ナイトセッションの債券先物は13銭高の149円40銭。本日の債券先物は9銭高の149円36銭で寄り付いた。寄り付き後に付けた149円35銭が当日安値となり、その後は買い戻しの動きを強めた。日銀は2本の指し値オペをオファー。10年債カレントの利回りは変わらずの0.235%。債券先物は買い戻されて149円54銭まで値を戻したあとは、次第に膠着感を強めてきた。東京時間の米10年債利回りは3.19%と変わらず。本日の米国市場はレーバーデーで休場ということもあり、また今週は8日にECB理事会なども控えており、様子見気分を強めた。英国の新首相の動向もかなりの気になるところとなる。債券先物の引けは26銭高の149円53銭。日中出来高は9315億円と1兆円割れ。値幅は22銭。現物債の商いは2200億円程度。 欧州へのガス供給を巡る懸念などから2日の米株は下落、ナイトセッションの日経平均先物は下落し、本日の東京株式市場も売りが先行し日経平均は83円安でスタート。日経平均は一時100円を超す下げとなったが、その後は下げ渋りの展開となった。今日の米国市場がレーバーデーで休場ということもあり、東京株式市場も様子見気分を強めた。後場に入り、薄商いのなかで方向感が出にくい相場展開となった。東京時間の米株価指数先物もまずまずしっかり。日経平均の引けは31円安。ドル円は140円50銭台から140円10銭台に下落後、再び買い戻されて140円50銭近辺。ユーロドルは14時すぎには0.9883ドル近辺まで売られ、2002年12月以来およそ20年ぶりの安値を更新。ロシア産の供給停滞が長引けば、欧州のエネルギー危機が一段と深刻になるとの見方も。


2022年9月2日
「ドル円は140円台、米債安で債券先物は下落」

長期先物2022年9月限(ナイトセッション)
寄149円42銭、高149円43銭、安149円24銭、引149円32銭(-11銭)
7598億円
長期先物2022年12月限(ナイトセッション)
寄148円83銭、高148円84銭、安148円63銭、引148円69銭(-16銭)
384億円
長期先物2022年9月限(日中)
寄149円29銭、高149円35銭、安149円21銭、引149円27銭(-16銭)
14231億円
長期先物2022年12月限(日中)
寄148円70銭、高148円75銭、安149円62銭、引149円67銭(-18銭)
308億円
2392 3205 3952 160 2年440回 -0.085%(-0.005%)、-0.085〜-0.080%
5年153回 0.015%(0.000%)、0.015〜0.025%
10年367回 0.235%(0.000%)、0.235〜0.240%
20年181回 0.905%(+0.025%)、0.900〜0.905%
30年75回 1.260%(+0.040%)、1.245〜1.260%
40年15回 1.410%(+0.060%)、1.400〜1.410%
(現物債は15時現在の動きです)

昨日の米国株式市場はFRBの金融引き締め長期化への警戒感から売りが先行。本日の米雇用統計の発表も控え、持ち高調整の買いも優勢となり、昨日のダウ平均は反発し145ドル高、ナスダックは続落となり31ポイント安。8月ISM製造業景況指数は市場の低下予想に反して、前月から横ばいとなった。週間の米新規失業保険申請件数は市場予想を下回った。FRBの金融引き締めが長期化するとの見方から米債は売られ、米10年債の利回りは3.25%と前日の3.19%から上昇した。中国では四川省成都市が事実上の都市封鎖に踏み切り、景気減速も意識されて原油先物は続落、WTI先物10月限は2.94ドル安の86.61ドル。英国の景気後退への懸念が強まり、ロンドン株式市場は続落。ユーロ圏の8月の製造業購買担当者景気指数は2か月連続で50を下回った。昨日の欧州株式市場は5営業日続落。ECBによる大幅利上げ観測の強まりで、欧州の国債は総じて売られ、ドイツの10年債利回りは1.56%と前日の1.53%から上昇。フランスの10年債利回りは2.17%と前日の2.14%から上昇。イタリアの10年債利回りは3.91%と前日の3.88%から上昇。英国の10年債利回りは2.87%と前日の2.80%から上昇した。今朝のドル円は140円10銭近辺、ユーロ円は139円40銭近辺。ドル円は一時140円23銭と1998年8月以来24年ぶりの円安ドル高水準を付けた。 FRBの金融引き締めが長期化するとの見方から米10年債の利回りは3.25%に上昇、ECBによる大幅利上げ観測の強まりで欧州の国債も売られ、ナイトセッションの債券先物は11銭安の149円32銭。本日の債券先物も売りが先行し、14銭安の149円29銭で寄り付いた。10年債利回りは0.25%が意識されることで、下値を叩きづらい。債券先物は149円21銭まで下落したが、ここまで。日銀は指し値オペ2本と通常の国債買い入れをオファーした。1年超3年以下4750億円、3年超5年以下4750億円、10年超25年以下1250億円。10年債カレントの利回りは0.240%。現物債は長期ゾーン中心に売られた。日銀による国債買い入れは総じて無難。円債は日銀が0.25%で控えて売りづらく、欧米の長期金利の上昇で買いも慎重。債券先物も9月限は売りづらい。米雇用統計の発表も控え総じて動きが鈍くなった。現物債は超長期債が大きく売られたが、中長期はしっかり。債券先物の引けは16銭安の149円27銭。日中出来高は兆円程度。値幅は14銭。現物債の商いは1兆円近くあった。全般に多いが、中期ゾーンも多かった。 昨日のダウ平均は反発し145ドル高、ナスダックは続落となり31ポイント安。ナイトセッションの日経平均先物は買い戻され、本日の東京株式市場も買いが先行、日経平均は94円高でスタート。寄り付き後、日経平均は上げ幅を縮小し、一時マイナスに転じる場面も。主力株はトヨタ自動車やソニーグループなど売られ、ドル円は140円台に乗せたものの円安は買い材料とはされず。米国では積極的な金融引き締め観測、中国では複数都市でのロックダウンで、それぞれ景気減速への警戒感も強まっている。週末控え利益確定も入るが大きく崩れる様子でもない。米雇用統計の発表を控え、様子見気分も強まった。東京時間の米株価指数先物はいったん売られたあと切り返してきた。日経平均は10円安。ドル円は140円30銭近辺。


2022年9月1日
「10年国債入札はやや低調、米債安もあり円債も下落」

長期先物2022年9月限(ナイトセッション)
寄149円53銭、高149円60銭、安149円42銭、引149円42銭(-11銭)
6748億円
長期先物2022年9月限(日中)
寄149円41銭、高149円46銭、安149円32銭、引149円43銭(-10銭)
16753億円
774 1532 963 0 2年440回 -0.080%(+0.005%)、-0.085〜-0.080%
5年153回 0.015%(+0.010%)、〜%
10年367回 0.240%(+0.020%)、0.230〜0.240%
20年181回 0.880%(+0.030%)、0.875〜0.885%
30年75回 %(%)、〜%
40年15回 %(%)、〜%
(現物債は15時現在の動きです)

31日はクリーブランド連銀のメスター総裁が講演で来年の早い時期までに政策金利を4%を超える水準に引き上げる必要があり、来年の利下げ転換はないだろう、と発言。ユーロ圏のCPIを受けて、欧州の国債が売られたこともあり、昨日の米10年債利回りは3.19%と前日の3.10%から上昇した。金融引き締めの長期化が景気後退を招きかねないとの警戒から米株は続落。昨日のダウ平均は280ドル安、ナスダックは66ポイントの下落に。世界景気の悪化懸念が高まり、原油需要が減少するとの見方から原油先物は続落、WTI先物10月限は2.09ドル安の89.55ドル。一段のインフレ懸念などから、ロンドン株式市場は続落。8月のユーロ圏消費者物価指数速報値は前年同月比9.1%増と過去最高を更新。ECBの大幅利上げ観測もあり、昨日の欧州株式市場は4営業日続落。欧州の国債は総じて売られ、ドイツの10年債利回りは1.53%と前日の1.50%から上昇。フランスの10年債利回りは2.14%と前日の2.12%から上昇。イタリアの10年債利回りは3.88%と前日の3.81%から上昇。英国の10年債利回りは2.80%と前日の2.70%から上昇した。今朝のドル円は139円00銭近辺、ユーロ円は139円70銭近辺。欧米の長期金利の上昇などから、ドル円、ユーロ円ともに上昇。 クリーブランド連銀のメスター総裁の発言などを受け昨日の米10年債利回りは3.19%に上昇、8月のユーロ圏消費者物価は過去最高を更新し欧州の国債も売られ、ナイトセッションの債券先物は11銭安の149円42銭。本日の債券先物は12銭安の149円41銭で寄り付いた。寄り付き後は10年国債の入札も控え、様子見気分が強まった。日銀は2本の指し値オペをオファー、10年債カレントの利回りは0.230%。本日の10年国債(利率0.2%、367回リオープン)の入札は、最低落札価格99円62銭、平均落札価格99円66銭となった。最低落札価格は予想を下回り、テールは4銭と前回の6銭からは縮小、応札倍率は4.01倍と前回の3.02倍を上回り、やや低調な結果となった。10年債カレントは0.240%と7月21日以来の水準に上昇したが、債券先物は下値も限られ、149円40銭近辺の動きとなった。東京時間の米10年債利回りは3.19%。 金融引き締めの長期化が景気後退を招きかねないとの警戒から米株は続落。ナイトセッションの日経平均先物も下落した。本日の東京株式市場も売りが先行し、日経平均は294円安でスタート。朝方にドル円は139円38銭上回り、約24年ぶりの水準に上昇したが、買い材料とはされなかった。東京時間の米株価指数先物が下落し、東京エレクトロンやアドバンテストなど値がさの半導体関連株が大幅安。日経平均は一時500円を超す下げとなった。先物中心にリスク回避の売りが膨らんだ格好に。アジア株式市場で主要な指数が下げ幅を広げたことも影響か。