2000.4.30「続、牛熊版悪魔の辞典」
「ゼロ金利政策」
「レイ」金利ではなく、なぜか「ゼロ」金利政策である。解除・継続の決定権は国際的な金融政策決定会合、通称G7にある・・・らしい。
「ヘッジファンド」
ハイテクを駆使しながらも、だいぶ資産が「減っじ」まったファンド。
「日経平均」
日系株式の指数かと思ったが、結局「日経」の指数であったもの。
「複雑系」
なぜ相場で儲けられないかを学術的に言い訳する手段。
「ディーラー(トレーダー)」
日本語化できない職業ながら英語ができるわけでもない人も多い職業。
「ミーティング」
朝は如何に新聞を読んでいるのかを示すためのもの。夕方はもちろん言い訳のために存在する。
「スワップ」
あくまで交換するのは金利とか通貨であって人ではないので念のため。
「ストリップス債」
あくまで「はぎ取る」のは服ではなくてクーポンであるので念のため。
「蔵相」
若きころのお姿が「エピソード1」に。しかし、本当はおいくつなのであろうか。
「日銀総裁」
頑固と言われようが意地を通す熱血漢。さすがに同姓同名の元アイドル歌手と間違われることはなくなった。
2000.4.28「夏が来た!?」
昨日、久しぶりに日本橋のポケモンセンターに足を運んだ。そういえば私がポケモンセンターの袋を持っている姿を良く見かけるといった噂があったが、そんなには行ってない。それはともかく、従業員の方が入り口の商品の並び替えをしていた。ポケモンの団扇に扇子に風鈴に、なんと浮き袋までが並んでいた。夏休みを控え・・・ではなく、ゴールデンウィークを控えハワイに海水浴に行く人たち向けの商品・・・のわけないか。それにしても、もう夏の商品を並べるとは。でも、ピチューとマリルの風鈴はなかなかかわいい商品で、これは娘たちが喜ぶと思わず買おうとしてしまったが、さすがにやめた。しかし、季節の先取りももうちょっとタイミングというものを考えたほうがいいような気もするのだが。
2000.4.27「国債引受シンジケート団」
10年国債発行に関しては引受シンジケート団が存在している。この引受シンジケート団とは「複数の引受業者から構成される証券取引を目的とした団体である。複数の引受業者が結びつくことにより広範な販売が可能となり、また相互に引受責任を分担することにより危険分散が図られることから、大きなロットの発行をより容易に行うことができる」(債券の常識・大和SBCM)。しかし、この組織は今、ほとんど形骸化されていると思われる。実際にこれだけ大量の国債が発行されているにも関わらず、シ団形式をとっているのは10年債と個人向けの5年割引国債だけである。現在、10年国債は毎月1兆4千億円発行されているがそのうちの60%が競争入札となっており、残りの40%がシ団引受である。つまりこれだけ大量に発行されている国債のうち毎月5600億円足らずを、国債の安定消化のためという目的でシ団が引受ている。しかし、すでに5年債だけでも月々9千億円ずつ競争入札形式で発行されている。10年国債の入札を見ても全額競争入札にした方がむしろ競争原理が働いて消化するのにもプラスになる。また、その競争入札の際に引受手数料の63銭をオンして札を入れるなどという大変わかりにくい入札形式も、シ団がなくなれば必要なくなる。また、安定消化のためという目的でシ団が存在しているため、例えば5年国債を10年国債と同額で発行するというのも年限の違いはあるというものの不自然ととらえられる。10年国債の利率が朝8時半に提示されるが、これはシ団に提示しているだけで、実は決定事項ではない。なぜならシ団のない5年国債などは10時半に発表されているのを見てもあきらか。10年の利率の提示に対してシ団が「それはやめてくれ」と言ったケースは見たことがない。このようにすでにこれだけ形骸化されたものを存続する理由があるのであろうか。むしろなくしたほうが国債発行全体によい影響を与える気もする。確かに10年債は発行額が抑えられている。本来ならば1兆8千億円か場合によっては2兆円程度の発行額も想定されていた。しかし、長期金利の急上昇抑制のために昨年度は予定額を減少させていたのである。シ団があるからこそ発行額を増やせた(と思われる)10年債の発行額が増えずに、ほかの年限に振り分けられている。これでは余計にシ団の意味がない。公社債引き受け協会や引受同友会といった組織もすでになくなっている。新中期国債の先物も、まもなくスタートするが、もし4、6年国債の廃止とそれにともなう5年国債の増発に関して、このシ団が絡んでできないといったことが仮にあるならば、むしろ早期に廃止すべきものではなかろうか。
2000.4.26「エコノフィジックス・フォーラム・・・その2」
フォーラムの会場が100人規模から180人規模の会場に変更となったようです。すでに多くの方に申し込みをいただいておりますが、まだまだ余裕があります。ご都合が許せる方はぜひぜひご参加ください。申し込み方法等はこちらのページ「エコノフィジックス・フォーラム」をご覧ください。
2000.4.24「ゼロ金利解除について・・・原稿」
先週の12日に行われた日銀総裁の会見において、速水総裁は「日銀がゼロ金利解除視野に景気判断していると市場が受けとめていること、間違いとは思わない」と発言し物議を醸しました。これはG7を15日に控えてタイミングが悪い発言と捕らえられたためです。実際にサマーズ米財務長官は、日本に対して内需拡大策を求めておりました。当然、それにはゼロ金利の継続も含まれるとの認識があったはずです。実際にG7において、円高懸念の共有は削除されても、ゼロ金利の継続は声明文に含まれました。そういった事実を認識していたと思われるにもかかわらず、なぜ速水日銀総裁はあのような発言をしたのでしょうか。12日の会見に出席した記者によると、その日の総裁は顔つきからすでに変わっていたようです。しかも原稿を見ずに発言していたと言われています。いったい何があったのでしょうか。G7において「ゼロ金利政策」を確約させられるとの見方が強まっていたためでしょうか。とにかく、その原稿の書き手が総裁自らということは考えづらいとも思えますので、あとになって山口日銀副総裁が「あれは日銀総裁の持論」と決めつけたこともうなづけます。ただ、総裁の公式見解について、日銀のキーマンとも言われる山口副総裁が「持論」と決めつけたことはいただけません。本当に決めつけたのかどうかは、それを伝え聞いて発言したのが相沢金融問題調査会会長だけに疑問視されるところでもあります。政治家もゼロ金利解除を容認する方と相沢氏のように「量的緩和」を含めさらなる緩和策を求めている方に分かれています。ただ、宮沢蔵相は日銀総裁をフォローしているとも思えます。ここで注意すべき点は、日銀は新日銀法のもとフリーハンドの部分がかなり拡大されているということです。それを認めないマスコミが昨年9月21日の金融政策決定会合でまさに肩透かしを食らったことは記憶に新しいところです。これはまさに決定会合が政治の圧力に屈することは「ない」ことを内外に示したものと思われます。量的緩和についてはいろいろとご意見もあるかと思いますが、あまりにリスクが高いものであるということは皆さんもご存じであると思います。それはともかく、実はこの「ゼロ金利政策」と言われるものも、政治的な圧力により執行させられたのでは、と認識されています。昨年の2月の金融政策決定会合における「ゼロ金利政策」の決定には、国債の増発等による長期金利の上昇を警戒した米国財務省の意向が働いていたと思われるのです。しかし、このゼロ金利政策は財政出動とともに日本の景気回復に役立っていることも事実です。反面、年金生活者等に影響を与えるといった発想以前に、この政策はモラルハザードも引き起こしているのです。本来なら構造改革をすすめ悪化している部分は切り捨てる必要があるにも関わらず、ゼロ金利政策はそういった企業の延命策にもなっているからです。しかも、ある程度景気が回復し、デフレ懸念の払拭が見えれば即座にゼロ金利を解除する必要があります。欧米のインフレ懸念は他人事ではないはずです。長期に渡る景気低迷やデフレに慣らされてしまっている市場はインフレの怖さを忘れつつあります。実際、金利の上昇を経験していない金融市場参加者も多くなっているのです。総裁はすぐに「ゼロ金利」を解除するとおっしゃっているわけではありません。しかし、状況によっては時を移さずに解除を実施するということを市場に知らしめようとしたのです。市場との会話をすすめようとしてもなかなかうまくいかないといわれるのは、まず、総裁と市場の間に、昔ながらの発想によるマスコミや政治家の介在が影響していると思われます。また、そういった力をこれまでまともに受けてきた日銀執行部と総裁の間にも隙間がやはり存在しているように私は思っているのですが。
2000.4.20「星のカービイ64、ゲットしました」
昨日、どこかにないかとあちこち任天堂のゲームソフト「星のカービイ64」を探したのであるが、やっと見つけた。ゲームソフトの専門店とかでは無理と考え、デパートが狙い目と探したが、やはり正解であった。上野の丸井である。ここは客層が主に若い女性。ゲームソフトは地下の奥に潜んでいる。しかも原価。だから売れ残っていたのであろう。まあ、それでもしかたがないと買って帰る。まさか買えるとは思っていなかったようで、次女も大喜びであった。さっそく娘三人で遊んでいた。いやはやお父さんもたいへんであった。ちなみにハムスターはいたって元気である。
2000.4.19「エコノフィジックス・フォーラム」
7日付けの「若き知」でもご紹介させていただきました「経済・情報・生命の臨界ゆらぎ」の著者、高安先生とチェース証券支店長の倉都さんの講演会が開催されることとなりました。なんと無料です!。参加ご希望の方は、こちらのページ「エコノフィジックス・フォーラム」をご覧ください。先着100名様限定です。もちろん私も行きます。
2000.4.19「星のカービイ64」
が、ない!。次女が従兄弟のところで遊んで面白いというので、せがまれて「星のカービイ64」(3月24日発売)を買いにいった。ところが、どこにもない。ある店では発売元の任天堂にもないはずとわけのわからない事まで言っていた。次女は大きな目に涙を一杯ためてしまった。まさかそんなに売れているとは思ってもみなかった。テレビで宣伝しているのは知っていたが、ポケモンなどにくらべてそんなに売れ筋と考えてもみなかった。ネット通販でチェックしてもやはり入荷未定。そのうち出てくるとは思うが、めったに何かを「ほしい」と言わない次女だけに、余計にかわいそうであったが、それだけ面白いということであろうか。参考までにPS2の箱は依然として空けてない。もちろん回収にも応じてない・・・というか、箱も空けてないため顧客カードも送ってないので連絡が来るわけもないか。とにかく、「星のカービイ64」を見つけないと。
2000.4.18「ハムスター」
我が家についにハムスターが来た。長女(小学校3年生)の友達が先生にハムスターをもらったらしい。実はほしくてしょうがなかったようなのだが、母親に飼えないと言われていたのである。以前に飼っていたウサギが夏の暑い日に死んでしまったことが原因のようである。しかし、長女が世話をするという条件で、飼うのを許した。友達がうれしそうにハムスターをもらっている状況の話をしたとき、なんとも言えず寂しそうな顔をしていたためである。茨城県の土浦市にある「ジョイフル本田」というDIYセンターに行った。ここは一時品数が日本一、ということは世界一の品数を誇っていたショッピングセンターである。それはともかく、ペット売場へ。元気なオスとメスを一匹ずつ選び、ケースと餌、下にひく木屑、それにトイレを買った。都合6千円弱。娘たちは大喜びであった。確かにかわいい。動き回っている仕草を見ているだけで楽しい。果たしてうまく飼うことができるであろうか。ちなみにハムスターの名前は、「シュンサク」と「スミレ」である。
2000.4.14「ゼロ金利解除」
12日に行われた定例の日銀総裁会見において、速水日銀総裁は「日銀がゼロ金利解除視野に景気判断していると市場が受けとめていること、間違いとは思わない」と発言し物議を醸した。会見の際、総裁はいつになく興奮していたようであるが、何かきっかけがあっての発言ともとれる。速水日銀総裁は、日銀執行部が予想もしていない話をするなど「独走」するとの声も聞かれていたが、今回もそうであったのではとの観測も強い。しかもG7を前にしての発言であっただけに、宮沢蔵相も「あたまが痛い」といったコメントをされている。その宮沢蔵相も12日に首相に対して補正の必要はないとの報告をしているとの記事もあったが、サマーズ財務長官の顔色を伺うには、この発言も指摘を受けても当然かと、私は思うのだが。それはともかく、日銀は昨年の9月21日の決定会合で見られたごとく、日銀法が改正されその独立性が高められたことを内外に示した。マスコミを使ってのあからさまなプレッシャーに対して断固拒否を貫いた。頑固おやじとか石頭などとの表現すら見られたが、この時はあたまが固かったのはマスコミ側であったと思われる。とにかく日銀はある程度のフリーハンドを得たことは確かである。ただし、それでも山口副総裁を中心とした調整役がまだ必要となっているようである。ただ、私自身は日銀総裁の考え方は一貫していると思っている。今回の牛熊インデックスにおいて、約7割の方が総裁発言に対して賛成票を投じている。ただし、説明が下手であるのも確か。しかも今回のように執行部との意見調整がはかられていなかったと思われるような発言があった際には、あとで調整を求められているようで、弁明のような発言に繋がってしまい、ますます市場を混乱させている要因にもなっている。独り立ちというのはなかなか大変なのであろうか。とにかく、今回の発言に関しては、市場への警告ととらえる必要がある。早期の解除を示唆したわけではない。実際にこれまでもデフレ懸念の払拭に関しては慎重姿勢を示しており、個人消費の回復も期待感はあっても依然として低迷しているのも確か。ただし、今後の経済指標によってはデフレ懸念の払拭や個人消費の回復の可能性は十分にある。卸売物価が前年同月比でプラスに転じており、1〜3月期のGDPは個人消費の回復も手伝いかなり高い数値となることも想定される。にもかかわらずG7で「ゼロ金利維持」を確約させられては、総裁として適格な金融政策ができなくなる恐れを感じているのではなかろうか。それがG7を直前にしての発言に繋がったとも言える。果たしてG7の共同声明に「ゼロ金利維持」が織り込まれてしまうのかどうか、注目してみたい。
2000.4.12「100円ショップ」
都内でも100円ショップがあちらこちらに進出している。たしかにここにきて品数がやたら多くなったような気がする。「おおっ、これが100円!」と思わず買い込むと必要ない物まで大量に買い込んでしまう。この人間心理を利用して100円ショップの経営が成り立っているのであろう。先日はたまたま名刺入れを忘れてしまったため、もしやと思って八重洲の100円ショップに行くと、これがあったのである。もちろんこの時も余計な物を数点一緒に買ってしまった。我が家も嫁さんや子供達はこの100円ショップが大好きで、いったん入り込むとなかなか出てこない。しかし、子供達が目を輝かせながら品物選びを見ている姿を見て、ふと昔の駄菓子屋を思い出した。10円や20円の小遣いをもらって、駄菓子屋で5円とか10円の商品を必死になって選んでいる小さいころの自分を思いだした。もしかすると100円ショップは昔の駄菓子屋の延長線上にあるのかもしれない。
2000.4.10「スターウォーズ」
実は昨年公開された「スターウォーズ エピソード1」は劇場公開を見ていませんでした。観たくてしょうがなかったのですが、我が家の子供達はさすがに長時間、字幕には耐えられません。一人でいくのもためらわれました。こういったことから先週金曜日に発売された「スターウォーズ エピソード1」のビデオを早速購入したのです。もちろん(?)日本語吹き替え版です。これに関してはご意見もあろうかと思いますが、私は個人的に吹き替え版が好きなのです。まずなんといっても字幕は面倒くさい。確かに適格に訳されているかどうかとか、また、雰囲気が違ってしまうといった弊害は覚悟の上です。とはいっても、「スターウォーズ エピソード1」の最初の場面の、字が流れて行くシーンも日本語であったのはちょっととまどったことは確かです。すべてデジタル処理されているためにこういった技が可能なのでしょうが、これはできたら英語のままにしてほしかったような。それはともかく、私は昔のテレビドラマの吹き替え版がとても好きなのです。コンバットのビックモローの声を吹き替えた田中信夫さんや、「600万ドルの男」や「謎の円盤UFO」のストレーカー司令官の声を吹き替えた広川太一郎さんなど、俳優ではなく吹き替えた声優さんで映画を見ていた時期もありました。「スターウォーズ エピソード1」の吹き替えに関しては、特に違和感は感じませんでした。ただ、お姫様の声が貫禄ないぞと思っていたら、なんと・・・。これは見ていなかった方に申し訳ないので、内緒にしておきます。とにかく「スターウォーズ エピソード1」、面白かったです。興行的にはいまいちだったようですが、期待が大きすぎたのでしょうね。私はこれで満足しています。映画館で見ていたら当分の間「スターウォーズのテーマ曲とともにあれ」状態だったと思います。
2000.4.7「経済・情報・生命の臨界ゆらぎ」
まずは本屋に行って、ダイヤモンド社の「経済・情報・生命の臨界ゆらぎ」という本を探してほしい。たとえ複雑系とかフラクタルに関心がない方でも、とにかく手にとってパラパラとページをめくってほしい。物事に対する見方が変わる本である。しかし、これほど複雑で難解なものをここまで、わかりやすく書けるものであろうか。さすが高安先生である。著者は高安先生こと高安秀樹さんと高安美佐子さんのお二人。高安先生とは以前に倉都さん主催の飲み会でお会いした。その際に恥ずかしながら拙著「マーケットサバイバル」を先生にお渡ししたのだが、今度は先生からこの「経済・情報・生命の臨界ゆらぎ」と「バタフライパワー」(こちらもダイヤモンド社)を送っていただいた。さっそく通勤時間に読ませていただいたのであるが、とにかく面白くお勧めの本である。何度も言うが物の見方が変わってくる。経済に関することや為替などの動きなどにも言及されているが、そのために読むのではなく、いかに複雑系やフラクタルの考え方が、物の見方に変化を与えているのかを理解できる。難解なものをわかりやすく解説できるということは、わからない者の視点にたって見ることができる能力がまず必要であり、加えて解説すべきことを完全に理解していない限り無理である。高安先生のすごさというのはこういうところにあるのかと改めて感じた次第である。
2000.4.5「変動利付国債」
牛熊インデックスにて変動利付国債のα部分の理解度のアンケート調査をさせていただいた。結果は約8割の方が、はっきりとは理解していないという結果になった。実際、このαを算出する際にはコンスタンスト・マチュリティ・トレジャリースワップやコンベクシテイ調整といった基礎知識が必要となる。えっ、これが「基礎知識」かって?。この「基礎知識」すら名前を聞いただけでもういいという方もいらっしゃるかもしれない。これらを如何にして文系の我々にも理解可能にさせるか、これは説明する方の手腕にも関わってくる。「金融工学」の発達によりデリバティブ市場が発達し、このような確率や統計を元にした数式があちらこちらで使用されている。もちろんこの金融工学の発達により、
変動利付債などのような債券の発行が可能になったことは確かである。しかし、これを金融市場関係者がしっかり理解しているかどうかは、アンケート結果を見てもはなはだ疑問である。「金融工学」はもちろん米国市場で発達したものであり、この発展過程において一部の確率論を除き日本人が絡んでいる部分は少ないといわれる。そしてそのノウハウはあまり明らかにされていなかった。もちろんブラック・ショールズモデルなどは使われていたとはいえ、ほとんどの市場参加者はその数式ではなく結果のみを利用していたと思われる。このモデルをふくめデリバティブ理論はいろいろと欠点も指摘されている通り正確なものではない。にもかかわらず、なにせ使い勝手が良く、オプションという大きな市場を形成する道具としてたいへん便利なものであったためにデリバティブ市場の急速な拡大に繋がった。確かに自動車も内部構造を知らなくても運転はできる。そういった市場参加者が多かったが、ここにきてその内部構造を理解できるかどうかが必要になってきたことも事実。最近「金融工学」に関する入門書も出ているが、けっこう売れている。ただ、例えば「ヘッジファンドテクノロジー」という本を読んでも、実際にヘッジファンドのデリバティブを使った取引手法は、これまで正確には明らかにされていなかったという事実もある。市場参加者がこういった金融工学に対してどの程度の理解力が必要となるのか、私自身は答えが出せない。繰り返すが金融工学を形作っている前提条件に対する疑問も当然ある。しかし道具と割り切ってしまうならば、やはり必要な知識とも言えるかもしれない。実際、相場の動きもこの知識なしには分析できないケースもあるのである。
2000.4.3「デジタルビデオカメラ」
買おう買おうと思いながらなかなか手が出なかったデジタルビデオカメラをついに購入した。次女が今年小学校に入学するためそれに合わせてと勝手な理由をつけて買ってしまった。8ミリビデオを購入したのと同じ秋葉原の専門店に価格を問い合わせてから買いにいった。松下のNV−C5という少し前に出た機種だが、価格は11万3千円(税別、キット込み)であった。街の量販店では安くても15、16万円台の値段で売られているためかなり割安である。パソコンと違いこういったものは価格差が激しい。もし買われる予定がある方はいろいろと調べてからの方が良いかもしれない。ネットで調べてみると11万6千円という価格表示もあった。とにかく念願のDVである。パソコンのノンリニア編集も可能である。それにはキャプチャーカードを購入しハードディスクも容量を増やす必要があるかもしれない。しかし、良く考えると最近使っていないIT製品がパソコンを含め机の周辺にたくさんある。かなり無駄なIT投資をしているかもしれない。
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