「若き知」
「過去データは一番下に移行しました」

2000.5.31「HAL」

昨日に引き続きコンピューターのお話を。そういえば、コンピューターとかデーターとかはその業界では最後は伸ばさないらしい。コンピュータ、データ、ルータ等々。どちらが正しいというわけでもないだろうが、伸ばさないほうが業界通とも言えるのか。それはともかく表題の「HAL」はご存じの方も多いと思うが、SFの巨匠アーサー・C・クラークが原作、そして監督は完全主義者のスタンリー・キューブリックによる映画「2001年宇宙の旅(邦題)」に出てくるコンピュータの名前である。これは通説によると当時コンピュータ業界を牛耳っていたIBMのそれぞれのアルファベットを一文字ずつづらしたものと言われていた。しかし、最近文庫本で出されたアーサー・C・クラークの著作によれば偶然にもそうなってしまったらしく、意図的にIBMを意識したものではないと断言していた。確かにどちらかというと悪役のコンピュータであり、「2001年」の映画にはIBMも協力していたため、おかしいと思えばおかしかった。こんな偶然もあるのであろうか。この「2001年宇宙の旅(邦題)」は映画史上でベスト10が選ばれる時には常に上位に顔を出すほどの傑作である。今見てもその特撮など現在の映画に比べても見劣りしない。たいへん難解な映画とも言われているが、「美しき青きドナウ」が流れる中での宇宙ステーションとのドッキングシーンなどの映像美はいつ見てもすばらしい。ちなみに「謎の円盤UFO」のストレーカー司令官役のエド・ビショップもちょい役で出演していたのもご存じであろうか。


2000.5.30「真面目なコンピューター」

足し算をしよう。5+7は。答えは12。正解です。えっバカにするなって。いえいえそういう意味で言ったのではありません。この程度の足し算は当然ながら我々は答えを暗記しています。でも小学校一年生の時は、カラフルな棒などを使って5本の棒と7本の棒をあわせて、全部数えて12本になるということを確認したのです。コンピューターもやはりこの一年生のように電気信号によって一本一本足してゆきます。我々が式を見て答えがひらめくのとは違うのです。昨日、東証の現物株の売買でソニーに9億株の成り行きの買い注文が出されました。現在、東証の株の売買はコンピューターで処理されています。間違ってソニーの発行済み株式総数以上の買い注文を出してもコンピューターは間違いであると指摘できません。これが以前のように場立ちでの取引だと、立会場で自社注文を受けた担当者はその注文を見て即座に間違いを見抜きます。ところが真面目なコンピューターはどんな注文も何も考えないで執行してしまいます。これは「電脳社会」にとって注意すべき大きな点です。もちろんそこに機械的に歯止めをかけるということもできますが処理速度が落ちたり、すべての危険性に対処しきれません。そもそもコンピューターに「常識」は通用しないのです。「常識」とは人間社会の習慣によりひとりでに身に付くものです。子供達にはこの「常識」を大人から教わります。人をいじめたり殺したりしてはいけないものというのは、我々大人が教えこまなければいけません。コンピューターの発達はこんな「常識」というものを身につける上での阻害要因となっているのかもしれません。そもそも最初の足し算ではないですが、コンピューターの知識は知覚と言う意味では小学生以下なのですから。


2000.5.26「15年変動利付国債のヘッジ」

15年変動利付国債は、「キー・レート・デュレーション」による分析などから見て、ほとんどの年限に対して金利変動リスクを持っている。このためヘッジがたいへんむずかしい。ただ、15年変動利付債の主要なリスクは15年ちょうどと16年から25年の組み合わせで示せる。かなりおおまかではあるが15年変動利付国債のリスクは15年〜20年のスティープニングポジションとなるのである。そのため、6月8日に実施される15年変動利付国債の入札を控えて、投資家に販売する目的で入札に参加しようとしている業者は、すでにそれをヘッジするためのポジションを取り始めていると思われる。つまり残存20年程度の国債を買って、15年近辺の債券、場合によると10年債あたりを売却することで、みなしヘッジをかけていると想定される。最近の10〜20年のフラットニング化はこれも要因ではないかとの観測も強い。ただ、15年変動利付国債が投資家に売却されると、このヘッジのポジションは解いてくると思われ、入札日以降はスティープニング化がすすむことも想定されるために注意が必要。


2000.5.25「シャーロキアン」

米国にはスタートレックの熱烈ファンを「トレッキー」と呼ぶが、英国には「シャーロキアン」というシャーロック・ホームズをこよなく愛するファンが多いと聞く。もちろんそれぞれ日本にも支部があるし、インターネット上でも多くのホームページが存在する。しかし、日本独自のものではどうであろう。光源氏ファンクラブというのもたぶんないし、ポケモンブリーダークラブも聞かない。安部晴明のページも出てきたが少数。最近ゲーム化された「宇宙戦艦ヤマト」やバンダイが張り切っている「機動戦士ガンダム」も一部のファンはいるが組織だったものは聞いてない。アニメ文化が盛んな日本ではあるが、本来の意味での「オタク」は欧米にはかなわないのかもしれない。


2000.5.24「コナン」

長女が最近になって「名探偵コナン」を見始めた。以前にワゴンさんのホームページでも紹介されていたが、確かに大人が見ても面白い。謎解きはやや使い古されているものの、そこそこひねりもあって見ていて飽きない。主人公の仮の名は「江戸川コナン」。これはご存じシャーロック・ホームズの原作者コナン・ドイルと推理小説やSF小説の元祖と言われるエドガー・アラン・ポーを漢字にあてただけの日本の推理小説作家「江戸川乱歩」を組み合わせたもの。まさに昔ながらの探偵小説をマンガ化したようなものである。小学生のころ、確かに私もシャーロック・ホームズを読みあさった。ただ「江戸川乱歩」はほとんど読んだ記憶がない。恐かったから?。明智小五郎や小林少年と少年探偵団の名前だけは知ってはいたのだが。とにかくその「名探偵コナン」であるが長女が見るとなぜか妹たちも恐いといいながら夢中になってみている。レンタルビデオも何巻か借りてきたが、すでに何年も放映しているためたくさん出ている。当面、レンタルビデオは迷う必要がなさそうである。


2000.5.23「15年変動利付国債について」

関心はあるが参加は見送る。34人。
関心があり状況によって入札に参加したい。25人。
それって何?19人。
あまり関心ないため参加は見送る。17人。
たいへん関心があり入札に参加したい。11人。
入札に参加するかどうかまだわからない。 4人。


2000.5.18「30年国債の入札について」

昨日の30年国債の入札形式についてまだ誤解も生じているようでここで確認しておきたい。この30年国債の入札方法は「イールドダッチ方式」である。つまり入札は10年国債(単価で実施)などとは異なりイールド(利回り)で行われる。しかもそれは「複利利回り」である。昨日の最高落札利回りである2.37%というのは「複利」である。そしてダッチ方式ということで「各申し込みのうち応募利回りの低いものから順次割り当てて発行予定額(今回は3500億円)に達するまでを募入とする。」形式となる。そして募入最高利回りが一律(唯一)の発行条件となる。つまりこれより低い利回りで応札した業者も募入最高利回りで落札したこととなる。このため10年国債などコンベンシュナル方式(各落札者が自ら入札した価格あるいは利回りに応じて債券を所得するもの)と異なり最低と平均の差(テール)といったものは存在しない。そして最高落札利回りの2.37%をもとに利率が決定される。利率は募入最高利回りの小数点以下第一位までとしたものとなる。今回の場合は2.3%となる。そして、この複利利回り(2.37%)と利率(2.3%)をもとにして与えられた計算式(一定式が事前に発表されている)で計算すると発行価格98円50銭が算出されるのである。そして、これがセカンダリーで取引される時は実は複利ではなく「単利」となるので注意が必要。昨日の30年国債は入札結果発表後に業者間で2.35%がついたが、当然これは単利であり価格に引き直すと99円12銭。つまりこの30年債は落札価格に比べ一気に62銭(99円12銭−発行価格98円50銭)も上昇して値がついたのである。参考までに募入最高利回りの2.37%(複利)は単利に直すと約2.385%である。つまり単利で2.385%から業者間でついた2.35%を比較すると30年債で0.035%利回りが低下したこととなり、単価に直すと62銭上昇したこととなるのである。 (「第一回30年国債の入札方法について」及び大蔵省財務協会発行の「国債」を参考にさせていただきました)。


2000.5.18「大蔵省資金運用部の買い切りについて」

牛熊インデックス結果
売り現先もしているのに意味がなく停止すべき・・・79名(81.4%)
長期金利の低位安定のためにも継続すべき・・・18名(18.6%)


2000.5.16「エコノフィジックス・フォーラム」

昨日、「エコノフィジックス・フォーラム」が開催されました。会場は参加希望者の人数を鑑みて当初予定の160人用の部屋ではなく140名用の部屋となりましたが、なんと会場はほぼ満席。実は参加希望をいただいた方でお仕事の都合等で欠席された方もかなりいらっしゃったようですが、それ以上に当日受付で参加された方がいらっしゃたようです。特に学生の方がかなり当日参加されたようです。とにかく部屋は満員御礼の状態。ロイター社の藤崎氏の読みはピタリという感じでした。その藤崎氏が司会をされたのですが、なんと冒頭挨拶は私。これって、もしや基調講演(?)といった勘違いはさておき、しっかりというか上がり口調で挨拶させていただきました。その写真が下です。右側にいらっしゃるのが講師の倉都さんと高安先生です。倉都さんは会社を休まれて個人として参加されました。最初の講演は倉都さん。カオスやフラクタルといったものと金融市場との関わりについてわかりやすく説明していただきました。そして、高安先生の登場です。「相転移」「ゆらぎ」「べき分布」といったものを具体的な事例研究を元にお話いただきました。実はこの経済物理学は経済の基本概念すら変えてしまう可能性もあるのです。高安先生の講演については、海外や遠隔地にいらっしゃる方からぜひその内容を教えてほしいとの問い合わせを私も受けておりました。残念ながら私のホームページでそれを公開することはむずかしいようです。しかし、主催されたロイター社さんでまとめていただけるとのお話もありましたので、いずれこの「若き知」でご案内できるかと思います。とにかく刺激的なセミナーでした。


2000.5.15「フォーラムとセミナー」

本日16時から「エコノフィジックス・フォーラム」が開催されます。参加される方はよろしくお願いいたします。ちなみに当日受付も可能とのことです。受付は15時半から、場所は飯田橋の東京コンファランスセンターです。また本日は、「牛熊友の会」等でたいへんお世話になっております大和SBCMのチーフストラテジスト佐野一彦氏のセミナーが15時40分より朝日東海ビル(千代田区大手町2-6-1)で開催されます。


2000.5.12「エコノフィジックス・フォーラムのお知らせ」

多くの方からフォーラムへの参加希望をいただき本当にありがとうございました。私のホームページをご覧いただいている方からは60名近くの参加希望をいただきました。現在参加希望をいたたいている方は昨日現在トータルで120名を越えており、希望者が多いため会場が変更されました。このため若干ながら余裕もあります。もしご関心がある方でご都合が良い方がいらっしゃいましたら、ぜひ私宛メールにて御連絡ください。当日はどうやら私もご挨拶をさせていただくことになりそうです。どうかよろしくお願いいたします。詳しい内容につきましてはこちらをご覧ください。


2000.5.11「エミュレーター」

ずいぶん前にMP3のことをここで書いた時、実は書いていいものかどうか大変に迷った記憶がある。当時ある程度インターネットを使っている方は当然知っているものであったものの、一般的にはまったく知名度がなくむしろアングラ(アンダーグラウンド)なイメージがつきまとっていた。もちろんそこには「著作権」の問題が絡んでいたことが大きな理由である。しかし、インターネットの普及とともに「MP3」も一般化し、音楽配信が今年のネットの大きなトピックスにもなったのである。そこで、今度は「MP3」同様にかなり以前から一部のインターネットオタク(?)には知られているものの、まだ一般化していない「エミュレーター」というものをご紹介したい。これは例えばマッキントッシュでウインドウズのソフトを起動させることのできるといったソフトである。というよりも、実はファミコンなどのソフトをウインドウズで遊ぶことができるソフトのことを指す場合が多い。ファミコンもプレイステーションも当然ながらコンピューターである。ただ、新型のテレビゲームはゲーム専用機ということもあって、最新のパソコンでそのゲームを起動させることはむずかしい。しかし、昔のゲーム機器ならば現在のパソコンの能力で十分起動可能なのである。実際にフリーウェアでそういったゲームソフトが起動できるものがすでに存在する。ただし、ゲーム自体は当然ながら著作権が絡み、ネット上にアップすることは犯罪となる。とはいえゲーム起動ソフトはなぜかあるのである。MP3に関してもネット上に勝手に最新の曲がアップされていることが大きな問題になっていた。この「エミュレーター」も同様である。しかし、音楽のネット配信のように、例えば優秀なエミュレーターソフトが存在しているゲームボーイ用のソフトをゲームを作ったメーカーがネット配信するというのはどうであろう。潜在需要はかなり大きいはずである。手元のパソコンでポケモンなどゲームボーイソフトができるとしたら、密かに遊ぶ大人もかなりいそうである。最近ではスーツ姿でマンガを読むサラリーマンが減ったわりに、ゲームボーイで遊んでいるサラリーマンもけっこう見かける。そのうち、ネット上のゲーム配信が大きなブームになるかもしれない。この件に関しては申し訳ないが一切質問等はお受けできないのであしからず。


2000.5.9「ポータルサイト再考」

今回の「牛熊インデックス」はポータルサイト、つまり「プラウザを起動して最初に立ち上がるページ」についてでした。85名の方にお答えいただきました。トップは「自分の会社のページ」(19名)。これは社内LANなどを使ってネットに接続されている方々は自動的に自社サイトが表示されるようになっていることが大きな理由かと思います。次に多かったのがご存じ「ヤフー」(16名)。そして「マイクロソフト社のページ」(14名)と続きました。インターネットエクスプローラーはご存じのようにMS社製。設定を変更せずにそのまま使っている方が多いのでしょうか。このMS社のページやネットスケープ社のページはやたらに重く表示が出るまでかなり待たされます。どうしてもMS社やNS社のページをご覧になりたいと言う方はともかく必要ない方は他のページに設定しなおすことをお勧めします。「債券ディーリングルーム」(10名)なんかいかがでしょうか(うむ、宣伝に聞こえます?)。次が「他の企業のページ」(9名)。「ヤフー以外の検索ページ」(7名)、「ネットスケープ社のページ」(6名)、「ほかの個人のページ」(4名)と続きました。HTMLを使える方は自分のPC上でインデックスページを作りそれをポータルにしている方もいらっしゃるかと思います。「債券ディーリングルーム」のインデックスページもポータルサイトとしてもらえたらといろいろと試行錯誤を繰り返しています。もし何かご要望とかありましたら、ぜひ私宛にメールをいただければと思います。


2000.5.8「ゴールデンウィークの過ごし方」

UKIにご協力ありがとうございます。169名の方にお答えいただきました。トップは「とにかく休養」で56名、第二位は「日帰り中心で家族サービス」35名、第三位「国内旅行」34名、第四位「勉強中心」23名。第五位「仕事」14名。第六位「海外旅行」7名。私は「日帰り中心で家族サービス」を押しましたが、結局遠出はせず近くの公園とかに行ったぐらいでした。休み前はあれやりたいこれやりたいというものは多かったのですが、終わってみると無意味に過ごしてしまったような。休養も大事ですが、こういった時こそ日頃できないことをしなければいけないのですよね。でもなぜか体調を崩したりして寝ている時間が多くなってしまったりします。勉強中心という方が23名いらっしゃいましたが、アナリスト二次試験などを控えて勉強されている方も多いと思いますが、がんばってください。また、仕事をされていた方々、お疲れさまでした。


2000.5.2「ゴールデンウィーク」

ゴールデンウィークをどう過ごされますか。UKI(牛熊インデックス)によると休養される方や日帰り中心の家族サービスの方が多いようですね。今回のゴールデンウィークは大型連休ということもあり、またY2K騒ぎで控えていたこともあり、かなりの方が海外を含めて旅行に行かれるとか。UKIでは海外旅行に行かれる方は数名ですがいらっしゃるようですね。反面、お仕事の方も。お仕事の方はたいへんかと思いますが、休める方はとにかく仕事を忘れリフレッシュしましょう。季節も良くなって、天気も悪くなさそうです。


2000.5.1「債券トレーディング会議室」

4月28日に「債券トレーディング会議室」参加メンバーによる始めてのオフ会が開催された。26名の方に参加いただいたが11名の方とは始めてお会いした。しかし、すでに情報交換等でお互いに気心が知れているのか、始めて会った方が多いにもかかわらず当初から和気藹々としたものとなり、かなり盛り上がった。会場の時間を延長しても足りず二次会、三次会に行った方々も多かったようである(私を含めて)。また人の輪が大きくなった。オフ会に参加いただいた方々、ありがとうございました。残念ながら「債券トレーディング会議室」では今のところ新規の募集はしておりませんのであしからず。

ところで、肝心の「牛熊友の会」であるが、例年6月に屋形船で開催させていただいているが、今回はやや趣向を変えて実施する予定である。どなたか面白い企画等お持ちでしたらぜひメールにてご紹介いただきたい。そして今回はこれまで女性の参加が少ないと、女性メンバーからのご指摘があったこともあり、ぜひ積極的な女性の参加もお願いしたい。


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