「若き知」
「過去データは一番下に移行しました」
2001.10.30「日本の人口」

総務省の発表によると日本の人口は2000年10月1日時点の総人口は1億2692万5843人。うち男性が6211万764人、女性が6481万5079人と女性の方が270万4315人多いとか。我が家をみればそれは納得する(男1人vs女5人)。これでつい計算してみたくなるのが一人当たりの「国の借金」。2001年6月末時点での財務省から発表された「国の借金」の金額は557兆1861億円。割り算をすると1人当たりの借金は439万円。我が家は6人家族なので2634万円なり。ちょっとした住宅ローン並となる計算。国債は確か60年ローンで金利は借換型の変動金利?。これは果たして返せる額なのであろうか???。


2001.10.29「遠足」

今日は長女が遠足に行っているはずである。茨城県庁と袋田の滝を見てくるとか。茨城県庁はバブルの塔のごとく超高層ビルに生まれ変わっている。展望室からは水戸市内から大洗、筑波山が展望できる。また眼下には那珂川が流れている。この川もよく氾濫するので有名であるが、前回のゴジラが通った川でもあった。そのゴジラの新作が作られた。今度はモスラやキンギギドラ、バルゴンなどの連合軍と固持らの戦いだとか。話が逸れた。私の小学校の時の遠足は以前にも書き込んだが今度閉鎖される向ヶ丘遊園地やロッククライミングの練習場として知られる横須賀市の鷹取山などであった。当時は持っていくおやつの料金が限られていたが、何故か「のしいか」をいつも買っていた記憶がある。今の子供達はおやつは食べられるだけの分だけ購入可。今は制限があるが現金を持っていって良いようである。このためお土産屋で限られた小遣いのなか必死に家族分のお土産を選ぶのは大変だとか。それが楽しみなのであろう。なにせ家族も多いし。今日はいったい何を買ってきてくれるやら。ただお土産を選ぶだけではなくしっかり友達と社会見学してきてほしい。


2001.10.26「補正予算における国債増発」

補正予算に絡んだ国債増発は補正予算が成立後に正式にアナウンスがあると思われる。しかし塩川財務大臣が新規財源債の発行を30兆円に抑制する方針を打ち出したことからある程度の増発額の予測が可能になる。12月入札分よりの増発と仮定して年度別の増発額を予測してみたい。今年度の新規財源債を30兆円とすると国債発行可能枠は約1兆7千億円程度。国債の増発にあたっての注意ポイントとしては、まず補正予算の成立を待って増発が正式に決定されるという点。補正予算規模がわかる前に前倒しでの発行はありえない。またこの時期には借換債の減額といった数値も気にする必要がある。ベンダー情報によれば今年度の減額幅は約3千数百億程度。それを発行可能枠から差し引ける。そのため増発額は差し引き約1兆4千億円弱となる。ここで次のポイント。増発に関しては「年度内」での消化を前提とする。特に来年度の市中消化額は100兆円を超えることが推定されるため、今年度の増発を来年度に振り向けることは考えづらい。12月から来年3月までの発行スケジュールから1兆4千億円を割り振る。ここからはさらに推測が入る。ベンダー情報や有力ストラテジストのレポートなどを参考に推定してみる。短期債であるTBはさすがに限度一杯、加えて今後の借換債のことを考慮しまたは発行平均年限を少しでも長期化することを考えて2年国債の増発もなしとする。ちなみに2年国債については日銀による時間軸効果もあり、また相場や先日の2年国債入札を見る限り増発余力は十分にあるとは思われる。5年国債は10年とともに今後の中心的な役割を果たすゾーンでもあり投資家ニーズもあることから、ここを2千億円増発する可能性が強い。ただし10年債に関しては先日の入札における応札倍率はたまたま高かったものの、それ以前の応札倍率や利回り推移を見てもやや不人気銘柄になりつつあり、今回の増発は見送られる可能性が強い。それに対して20年国債は生保など特定投資家のニーズが潜在的にあるため1千億円程度の増発は可能。15年変動利付国債もニーズが強くここは2千億円の増発がありえる。5年国債が2千億円で4か月、15年変動利付国債が2千億円で2回、20年が1千億円で2回で1兆4千億円となる。以上が現在考えうる年限別の増発額である。


2001.10.26「ヒカルの碁」

最近、碁盤を出してほしいと小学生の子供に頼まれる親が多くなったとか。なぜか一家に一台、碁盤はあったりする。我が家では私の父の手作りの碁盤がある。小学生の間での囲碁ブームは週間少年ジャンプに連載されている「ヒカルの碁」という漫画が原因だとか。すでにアニメ化もされ好評を博しているらしい。我々も小学生のころは将棋や五目並べをよくやった。今のようにゲーム機やパソコンなどはなかった時代である。しかし囲碁はなかなか難しくあまりやっている小学生は見かけなかった。しかし、このヒカルの碁は囲碁である。小学生にもわかるのであろうか。たいへんに奥深い戦略ゲームであるように聞いている。ルールを覚えるのもたいへんだと思うのだが。まあゲームだと思えば小学生にも可能なのかもしれない。しかしこの時期に碁が流行るとは。時代は変っても長く伝えられたゲームは廃れないということであろうか。


2001.10.25「転換国債」

以前に民主党の岩国哲人衆院議員の案として出された「転換国債」が形を変えて、竹中担当相から私案として打ち出された。岩国案の転換国債は株価対策の一環として政府が国債を発行しその資金で持ち合い株式を買い取り5年後に株価が上昇した場合には投信に転換可能、ただし下落した場合には国債のまま額面で償還され結局税金で処理となる。竹中案の「転換国債」は放出予定のある政府保有株(NTTやJRなど)に転換できる国債で値上がりすれば株式に転換し、値上がりしなければ国債として額面で償還される。海外では実際に発行した例もある。フランスでは1993年に国有企業の民営化株式の購入権のついた4年国債が発行されたとか(10月24日日経新聞)。 岩国案はパッケージする株式の銘柄に関する問題や政府が株式に保証をつけてよいものかといった議論もあり具体化の動きはなかった。しかし竹中氏は現在、財政を担当する閣僚であり私案とはいえ、岩国案よりも現実味を帯びている。ただし竹中案は来年度の国債発行額を30兆円に押さえ込むためのものといいながらも株価の上昇がなければ国債であることに変わりない。加えてNTT株などはすでに売却収入として先取りされている。仮にこういった新型国債を出すにしてもシステムなどの準備に1年以上は費やされるために来年度内に発行できる保証もない。塩川財務大臣はそういった手段ではなく政府保有の財産の売却などを提唱しているがこちらのほうが筋だろう。竹中案の転換国債はあくまで私案で終わる可能性が強い。

参考に竹中大臣の転換国債構想に対する塩川財務大臣の発言
財務省のホームページ内10月24日の記者会見より
「ああ、それは言っとるねぇ。そういうことをやっても、国民は信用せんやろと思うんだ。だったら、売ったらええんや(NTT株を直接売却すること)。僕は売ったらいいと思う。そうでないと、それを担保に国債を出すんだということになったら、やっぱり国債の増発ということになって、そのことは国債30兆の中の範囲の問題になってくるんだろうと思うんだね。竹中さんは非常に気使って、あの人はなかなか理論的に考えておって、気使って、これだったら担保物権だから、特別の30兆の枠の外で扱えるんではないかなと思うておられるんだ。それはそうなると思うんだよ。それだったら、国債発行でのうて、事業債のような格好で出してもいいわけなんだな。でも、それはやりましても、結局国民は、じゃ国債発行しとるじゃないかということ。今まで国債発行しているのは担保ないんやったら危ないんかと、逆にそうとってしまうと困るし、 600兆円の担保を出せと言ったって出されへん(確かに!!)。国そのものが担保やもん。だから、僕はアイデアとしては評価していますよ。していますけれども、僕の信念としたら、国債じゃないかと。国債だったら、国債ではっきりしてきた方がいい。というよりも、むしろそういうようなもの、結構なものがあんねやから、古川に水絶えずと言うてね、やっぱり大きい国になりますと、そんなもんはたくさんありますよ。それなら売ったらええやないか。それで財源にしたらええが。 」
()内の脚注は私個人の意見です。さすがに牛さんよりも迫力ある関西弁ですね


2001.10.24「国債市場のこれから」

幸田真音さんは日銀の座談会に引き続き財務省の座談会に出席されていた。財務省のホームページこちらのページで紹介されている。この座談会の内容はなかなか面白い。しかもたいへんわかりやすく書かれており、国債の現状を認識するのに役立つはずである。国債はまだあまり一般的な認識は広まっていない。国の債務としての「国債」は知っていても、それが長期金利であり、また金融商品であるとの認識が不足している。なぜ国債が暴落しないのかということは、債務という側面からは理解できないことである。ぜひ一読されることをお勧めしたい。


2001.10.23「10年国債入札」

やや不人気であり補正後の増発もないと見られていた10年国債の入札で、なんと応札倍率が5倍を越えてしまった。結果から推測すると一部業者が10年国債にだけ存在する一社あたりの限度額一杯落札しようとの意図があったとも考えられなくはない。入札ミスとも思えず、リオープンということてもありそれほど人気化するとも思えなかった。ただこれはあくまで推測である。落札結果は2社で入札額のほぼ半分を占めた。投資家の買いも指摘されているがこれも推測の域を出ない。この結果だけで10年国債の人気が戻ってきたとも言い切れない。しかし、ニーズがあることも確かめられた。5倍以上の応札倍率は1998年の2月の入札以来。このときの利率は2.1%。その後、10年国債の利率は1%以下まで下がりその後に急上昇。運用部ショックであった。それが原因でゼロ金利政策が取られたことは「牛さん熊さんの金融講座」に詳しい(何気に宣伝してしまいました)。そのころを思い出していただくために、このような資料をアップさせていただいた。これは手入力による資料のため入力ミス等もある可能性があるため注意して、あくまで参考資料としてみていただければと思います。


2001.10.23「日本国債ニューズレター」

財務省より日本国債ニューズレターが発表された。これまで英文でのレターは配信されていたが今回からは日本語でも配信することになった。国債の残高等では国債の所有者別内訳や国債残高の満期構成などがグラフ化されている。国債の所有者別内訳では公的機関の保有比率が依然として高く、個人や海外の保有比率が極端に少ないことがわかる。また、国債及び借入金残高には2001年6月時点で400億円近くの国債残高が存在することが確認できる。「日本国有鉄道清算事業団債券承継国債」という欄があるが今後の特殊法人改革ではどのような処理が実施されるか国債の発行にも絡む可能性もあるため注意したい。また財務省ではメールサービスも実施している。債券関係者にとっても必要な情報が今後も提供されることが予想されるため、必要な方は登録されると便利かもしれない。


2001.10.23「9月の公社債投資家別売買高」

日本証券業協会より9月の公社債投資家別売買高が発表された。都銀が時価会計決算となることで1兆円を超える大幅売り越しとなり、また外国人も米国多発テロの影響から8千億円弱の売り越しとなった。それに対して農林系・生損保・投信などの買いが入ったことで相場は大きく下落することはなかった。また、10月に入っても生保などが活発に外債投資を行っていることが報じられたが財務省によるドルの買い支えもあり、円債との利回格差のある外債にも資金がシフトしている。日本の貿易黒字が減少基調となっており今後円がさらに下落する可能性も強い。米国の経済の復活が意外と早いのではとの見方も出ている。アフガニスタンへの特殊部隊派遣によってテロ組織も包囲されつつあるとの報道もある。円債から米国債へのシフトというのも考えづらい。しかし日本株も底堅くなっていることもあり、景気に対して仮に底打ち感が広がるようなことがあれば債券が一時的に反落する可能性も否定はできない。底打ち感の出る可能性はまだ少ないとは思うが。


2001.10.22「情報社会」

現在が情報化時代であることは誰しも認めるところであろう。アルビン・トフラーの「第三の波」、ダニエル・ベル「脱工業化社会」という古典でも指摘された社会が現実化している。インターネットが情報化の速度を速めそれを一般家庭にまで広げた。細かい情報を含めてどのような情報でも入手できると錯覚に陥ってすらいる。情報過多は情報の真偽を曖昧にさせたりもする。そこにマスコミの役割が出てくる。プロの記者が洗練した目で記事を書きそれに対するチェック機能も充実しているはずである。しかし実際に現場から見ると真実が伝えられているかどうか疑わしい記事も多いのも事実である。情報操作は情報を遮断することによっても可能だが、むしろ情報過多の時代にあっても「信頼」というものを利用すればそれは可能になる。今回の補正を巡る議論にしても「公共事業」の必要性を説くメディアも多かった。むろん経済学者の間でも公共投資の効果を巡っての論議は分かれるところではあろうが、150兆円もの公共投資を行った結果でも景気の底は見えない。公共投資を行ったからここまで景気は持ったとの見方もあるかもしれないが、666兆円という借金は誰が払うのであろうか。小泉首相は世論を見方につけているとはいえ、その世論に影響を与えるできるマスコミが一部の政治家や経済学者の意見を一方的に採用しているように見えるのはどうしてだろう。10年前に日本経済は大きな変革を迎えている。しかしその処方箋は変化がなく質より量の対策が取られてしまった。それがやっと改革されようとしているにも係わらず、おかしな議論がまかり通っているようにも感じる。我々は真実を見る目が必要とされ、それはマスコミというフィルターを通しては残念ながらはっきり見えてこない。


2001.10.19「横浜ドリームランド」

向ヶ丘遊園に続き横浜ドリームランドが閉園することが決まったとのニュースを聞いた。向ヶ丘遊園は幼稚園時代の遠足に行った場所だが、横浜ドリームランドは私が小学生のときに開園した。大船から直通のモノレールが当時あった。五重の塔の形の高層ホテルが目印であった。入り口には英国の兵隊の格好をしたお兄さんがいた。揺れる観覧車や潜水艦、空中ブランコなど当時としてはかなり画期的な乗り物が多くあった。一日乗り放題の券がたいへん高かったような記憶もある。疲れたけどもったいないからと閉園まで遊んだ。父親が妹と空中ブランコに乗って真っ青な顔で降りてきた記憶がある。亡くなった父親とどこかに遊びにでかけた記憶はそれが最後でもあったので余計に印象強かったのかもしれない。モノレールを降りた大船で観音様のライトアップされた姿が今でも目に焼きついている。この「若き知」でも書いたと思うが一昨年、30年ぶりぐらいにこのドリームランドに出かけた。入り口ってこんな小さかったのかと。しかし観覧車は高かった。私は高所恐怖症。小学生のときも空中ブランコにすら乗れなかったぐらいである。閉園までにもう一度娘達を連れていってみたい。


2001.10.18「日銀当座預金残高」

日銀は塩爺ラインと呼ばれている8兆円の当座預金残高を維持し続けている。日銀としては8兆円には拘りたくないと思っていた節も見受けられていた。しかし当座預金残高が8兆円を割り込んだとたんに短期金利が跳ね上がりを見せた。このために8兆円以上をキープし続けざるを得なかった。この当座預金残高の8兆円という数字には塩爺ラインというよりも、それだけの残高が必要とされる別な理由がありそうである。それが外資系金融機関が当座預金に積んでいるといわれる数兆円の資金である。一部米国テロの影響で現金を置く必要があったところはいたし方ないが他にも数兆円規模で利息のつかない資金が積まれたままになっているとか。マイナス金利で調達できるから、といった見方もあるが真相はわからない。この根雪のような当座預金が消えない限り8兆円程度を出さないと必要な資金が流れずに銀行などがあわてて資金を取りに行くために金利が跳ね上がってしまう。現状では当座預金ターゲットを8兆円に引き上げても何ら問題はないと言われているのはこのためであろう。ただし外資系金融機関が日銀の当座預金口座に置いてある預金を引き出した場合には話しが違ってくるので注意が必要であろう。ちなみにこういった状況にある以上、いかにも日銀は量的緩和を実施しているように見えるが実際の効果は限られてしまう。これでは国債の買い切りを増やしてもほとんど意味がない。速水総裁は素直にそれを口にして藤原副総裁や増渕理事は一応政治家やマスコミの方を向いていたためはっきりと否定はしなかった。これも駆け引きであろう。決定会合における金融政策の変更もまさに駆け引き。これ以上の金融緩和に効果がある政策はほとんどない。でも何かしないと石が投げられる。日銀はスケープゴードにされやすいところもある。このため日銀は金融を緩和するためではなく日銀に対する圧力を緩和するための政策が打ち出されているようにもみえるのだが。


2001.10.17「63銭」

現在国債の発行残高に占める個人所有の比率はわずかに2%程度。新聞報道によると財務省は年末に向け国債の個人販売キャンペーンをスタートさせるとか。しかし郵便局の窓販などでは2年債などに売れ残りが出ている。0.1%で魅力がないということか。国債の個人向けの販売価格には手数料分として2年あたりでは数銭上乗せされて販売している。それも利回り低下の要因になる。特に10年国債は引受募集形式をとっており63銭の手数料が取られる。国債シンジケート団の引受があるためである。これは個人が10年国債を購入する際におおきな弊害となる。このためこの手数料の廃止は無理かたずねたことがあったが、63銭を廃止するためにシ団は廃止できないとのこと。シ団の存在意義はかなり薄れているが、だからシ団を廃止すべきかとの問題もあろう。シ団は特殊法人でもないし・・・?。もしもの時のショックアブソーバーとしての役割もなくはない。証券会社などでは個人向けに10年国債を販売する際には既発債を使っているケースも多い。国債は個人の金融資産としてもたいへん魅力的なものともいえる。需給による暴落を懸念しようがデフレの状態が続く限り金利は上昇できない。国債を長期金利や金融商品としての側面から見れば明らかである。もちろんデフレが解消されれば金利上昇は起こるが、それがいつになるのか検討も付かないのが現状のはず。個人向け国債の販売促進のため63銭を廃止し63銭を廃止させるために国債引受シ団を廃止するのはむずかしそう。しかしやはり63銭は必要ないと考える。


2001.10.16「閑散に売りなし?」

昨日の債券先物の出来高は15年ぶりの低水準。売り買い材料に乏しく膠着状態となった。このままでは債券相場自体が硬直化し流動性の問題も出てくると思われた。先物がベンチマークである以上、ある程度の流動性がないと債券市場やそれに連動するスワップ市場が低迷する。しかし、本日やっと先物に動きが出てきた。朝方から百億単位の買いも入り先物中心限月は140円台を回復した。テクニカル上も買われやすい状態の上にこのところ静かだっただけにエネルギーも蓄積されていたようで先物は上昇を続けた。新聞などでも債券の閑散さが報じられており、そういった懸念が広まるとその懸念を打ち消すかのような動きも入りやすいことも事実である。今日の買いの主役は先物に連動性が大きい7年ゾーンを大量に買った都銀と言われる。また年金なども中期から超長期に買いを入れてきた。海外からの30年債の売りが懸念されていたが、ここにも買いが入った。昨日と一転しての相場状況。これが相場の恐さでもあるのかもしれない。この動きが一時的なのかそれともさらに続くのか。あまり買い進むと来週の10年国債入札にも影響するので注意も必要か。


2001.10.15「イチロー」

イチローが大リーグに行くと聞いたとき、いくら日本球界のスーパースターでも打者で果たして通用するのかとやはり考えていた。大リーガーのパワーは桁違いに見えた。しかし結果、彼は米国球界のスーパースターになってしまった。一年目でいきなりの首位打者と盗塁王をとるなど誰が想像したろうか。日本のプロ野球全盛時代といえば巨人のV9のころであることは誰しも認めるところであろう。しかし、当時では米国大リーグはまさに別世界であったはず。助っ人外人と呼ばれた海外から来た選手は間違ってもメジャーからは来なかった。メジャーが直接来るようになったのはここ数年のことであろう。しかし、そんな助っ人外人が本国に戻ってしっかり監督とかなって活躍していたりする。メジャーリーグの試合が日本でも生で見ることができるようになったのは野茂投手がメジャー入りしてからであった。私の大学時代に同じ学部に池井優教授がいらした。当時、めずらしいメジャー通でメジャーに関する本も出されており、授業の関連として?読んだこともあったが、当時でもまだまだ日米野球には格差があり、まさかそれから日本の選手が米国でもトップ選手になるなど誰が想像したろうか。昨夜のNHK特集はその「イチロー」であった。そこでの姿はまるであこがれの地にいる観光客のようでもあった。しかし、いまや全米野球少年のあこがれの人になりつつある。「世界で通用する」日本人が少ないと言われる中、実力勝負の世界で活躍しているイチローはまさに世界で通用する日本人である。そして、日本時間で明日早朝はいよいよ地区プレーオフ第五戦がシアトルで行われる。


2001.10.12「チョコエッグ」

昔と違って最近の「おまけ」はたいへん良くできている。「チョコエッグ」の生物シリーズのおまけが江ノ島水族館に展示(?)されていたぐらいである。一部マニア受けしていたこともありこの「チョコエッグ」は順調に売上を伸ばしていたようだが、このおまけシリーズに強力なキャラクターが加わり異変が起きた。ディズニーのマスコット人形がおまけに入ったのである。しかもなかなか出来の良い。昨日セブンイレブンで大量に陳列されているのを見たときに娘達のお土産と思って買おうとしたが夏日になるということで控えてしまった。ところがそれが一日かからず全部売れ切れていた。しかも次回入荷の案内も。九段界隈は女子大や女子高が多い。チョコとディズニーキャラの組み合わせはまさに抜群。メンコと「ときメモ」の組み合わせのような購買層を無視したものとはまったく異なる(?)。場所柄というだけではなく、これはかなりのヒット商品になると予想される。参考までに私は「ときメモ」というゲームはやったことがないし、メンコは下手である。


2001.10.11「野依良治氏にノーベル化学賞」

昨年の白川英樹氏に続き2年連続で日本人がノーベル化学賞を受賞した。分子の「不斉合成」を作り出す「不斉触媒」の実用化が認められたとか。日本人として10人目のノーベル賞受賞となる。湯川英樹氏は私の小学校時代ではすでに偉人となっていた。朝永振一郎氏に続いて川端康成氏が文学賞。江崎ダイオードの江崎玲於奈氏、なぜか佐藤栄作氏。そして福井謙一氏、まだ読んだことがない大江健三郎氏、利根川進氏、そして白川氏に続いての受賞となる。たったこれだけといえばこれだけ。最近ではさすがにロビー活動も活発化している。しっかり実績を残している方に賞を受けてもらうというのは当然であろう。ただしいまだによくわからないのがノーベル経済学賞。受賞理由を読む限り、何かすごい発見をしたとも思えない。以前にはデリバティブを隆盛せしめた基礎理論を構築した経済学者にもノーベル賞が授与されたが理論は相場には勝てなかったようである。またグルーグマン教授も候補者の一人だとか。どうもひがみとかもあるのかもしれないが、経済学賞って何と問い掛けたいところである。何はともあれ、野依氏、おめでとうございます。私「ハッカ味」大好きです。


2001.10.10「債券の流動性」

昨日9日の債券先物の前場と後場を加えた出来高は市場最低レベルにある。イブニングセッションの出来高を現在は加えているために、記録上は残らないが、Y2K問題で手控えられたときよりも少なくなっている。先月の出来高の薄さは債券のビックプレーヤーである都銀が決算や株安によって動きが取れなかったという説明もつくが、期も明けてのこれだけの出来高の薄さは少し問題ではなかろうか。先物はすでにヘッジ商品としてはあまり機能していない。あくまで債券のベンチマークとしてのディーリング商品である。しかしそのディーラーが参加していない。先日も某大手都銀のディーラーに話を聞いたが先物で頻繁に売買を繰り返していたディーラーが相場が動かなくなったしまったことで参加しなくなっているという。彼らも参加しないことでさらに流動性がなくなっている。相場にはスペキュレーターは必要不可欠なのである。相場に混乱を与えると見るむきもいるが市場とは参加者あってのものであり、値動きがあり板に厚みがなければ相場が機能しなくなる。そうはいっても国債の入札はなんとかこなしているし現物債の大口の売り買いも可能なので流動性は落ちていないといわれるかもしれない。確かにこれだけ多くの国債が発行されても順調に落札されている、しかし応札倍率は1倍台であることも多い。これは業者間による競争原理が働いている上、相場がある程度下げると投資家が確実に買ってくることがわかっているため、在庫を持ってもリスクが少ないということも要因となっている。業者が在庫を抱えているため投資家の大口の買いにも対応できる。債券は一定水準まで下がるとばねのようにリバウンドする。かといって投資家は上値を追ってまでは買ってこない。レンジを抜け出せないとなるとスペックのディーラーは参加しない。こういった膠着状態がいつまで続けられるのか。発行される国債が消化され続けられる限り、この状態は続きそうである。しかし、いつかその重量で押しつぶされることはないのであろうか。債券は市場としては機能停止に陥りつつあるようにもみえるのだが。


2001.10.9「モバイル」

どこからでも牛熊の更新が可能なようにモバイルを強化した。これまではPDAでホームページの確認をしてきたが、FTPソフトがうまく働かず外での更新はできなかった。このため新たにPCを買うことにしたのだが、なかなか手頃なものがない。ホームページの更新にはどうしてもウインドウズ対応のものにせざるをえない。CE機ではまだ機能が万全ではない。先週も秋葉原で東芝やカシオのA5サイズのPCを見てきたが決断がつかなかった。そこで以前に買ったNECのMOBIOを再び引っ張り出してきた。MMXの200Mh、しかもウインドウズ95である。これの一番大きな欠点がCD−ROMもフロッピーディスクもついていないことであった。ただシリアルケーブルを通じてインターネットへの接続は可能であった。なんとか家のPCとの接続を考えたのだが、無線LANは95は未対応。そこで考えたのがデジカメなどで使われるスマートメディアを利用すること。家にはフロッピーを通じてスマートメディアを読み取るアダプターがある。そこでスマートメディア用のPCカードタイプのアダプターを買った。32MBで2千円程度だったスマートメディアもついでに買った。都合で6千円程度。これでデータの移管がネットを通さずに可能となった。次にモバイル環境。さすがにモビオは98年製作のものですでに製造は停止されているだけあって、モデムは内蔵されていない。そこで携帯でデータ通信可能なPCカードを購入。こちらは約1万円。必要なプログラムをスマートメディア経由でモビオに送り、データ通信も可能となった。これでどこからでもインターネットへの接続が可能となった。10万円からの出費も覚悟していたが予想外に安上がりとなった。スマートメディア経由のデータ交換は会社のVAIOとも可能になった。このモビオは730gしかない、たぶんウインドウズが動作するPCのなかでは最軽量のものであると思われる。ブラインドタッチは難しいかもしれないがカナ入力ならばあまり支障はない?。しかし、一番の問題は接続のスピード。ISDNの六分の一程度。ということはADSLの数十分の一程度。まあ、データの送信程度ならばほとんど問題にはならないが。


2001.10.5「大学の先生」

昨日の田谷審議委員の講演内容がこちらに掲載されている。私の読む限りたいへんまともな考え方であり賛同できる。特に「国債の買い切り」についてのコメントは債券市場参加者の思惑をしっかりと感じ取っていると考える。必用なのは政府による不良債権処理を中心とした構造改革である。金をばら撒いて金融政策でデフレを抑えることはできない。政府の対策のセットが必要なのである。これはどう見ても常識ではなかろうか。伊藤隆敏一橋大学教授をはじめ著名な学者が緊急提言を発表している。このなかでデフレ阻止を日銀だけの仕事にしているかに読める。デフレは貨幣価値の問題である限りそれは金融政策をつかさどる日銀の仕事であると考えていらっしゃるのであろうか。しかしデフレの本質は経済実態にある。価格下落が起きやすいのは何も日銀が資金を供給してないからではないはず。にもかかわらず何が何でも資金供給すればデフレが解消されるとも提言からは読み取れる。経済学とはこのような学問なのであろうか。残念ながら私は経済学部を卒業したわけではないので詳しいことはわからない。しかし何かこの考え方は間違っていると思うが、私の考え方がおかしいのであろうか。子供のときから「先生の言うことはちゃんと聞くのよ」と言われてきたが・・・。


2001.10.4「PDA」

パソコンの売行きが落ち込んでいるが、それに対してPDAの販売はまずまず好調と見受けられる。まだパームがシェア争いではがんばっており、PocketPCはやや苦戦。しかしビジネスに使うのであればパームよりPocketPCのほうが使い勝手が良い。ただ大きさはさすがにパームの方が小さい。どちらをとるか悩ましいところ。ビジネスマンの半数以上はなんらかの携帯端末を持っているとか。もちろん携帯電話はほぼ100%に近いと思われるが、ネットへの接続環境をいつでも保持している。iモードの普及が大きいがPDAやノートパソコンを持ち歩く方も多い。通勤途中で原稿書きをしている人も結構いる。いずれはJRなどでも無線LAN接続サービスでもはじめてくれないであろうか。電話代がかからずにネットへの接続が可能ならさらに携帯端末が普及するかもしれない。景気の低迷によって今はブームと呼ばれるものも少ない。補正予算を組んでIT革命をさらに推進するならば必要なのはアイデアであろう。


2001.10.3「長期金利・財政・金融商品」

国債を見るためには三方向からの視点が必用かもしれない。その三つの視点から見ると国債の動きをよく理解できる。まず「長期金利」としてみた場合には、長期金利が大きく影響を受けるのはファンダメンタルズである。物価下落によりデフレが続き、短期金利はぼゼロにへばりついている。そこにリスクプレミアムが多少なりオンされても当然ながら長期金利もかなり低い状態となって当然である。しかも景気の回復は見えずインフレ圧力もかかっていない状態で現在の金利水準が維持されるのは至極当然ともいえる。次に「財政」という視点からはそこに大きなリスクが生じる。国債の供給は需要に応じて決定されるものではない。景気対策など国の事情によって供給額が決定される。もちろん今年度の財投債のように多少の調整はできるにせよ、来年度は需給関係なく100兆円が市中消化される予定である。また国の借金も600兆円あまりとなり財政面からみると債券の価格が高く安定し続けているというのは摩訶不思議なのかもしれない。そこで今度は「金融商品」としての国債を見ると「安全性」という観点から絶好の投資対象になる。デフレであればそれほど大きな利回りを求める必要性はない。またデフレであるからこそ株式などの購入は手控えられ安全性が強い商品を購入するのも投資家の行動としては当然である。しかもデフレが解消されない限り金利は低下傾向となりインカムに加えてキャピタルゲインも大きくなる。金融商品としては誠にもって魅力的なものに映る。結局はデフレが解消されない限りは「国債」が最も安全で確実な投資対象となりうる。加えて1400兆円といわれる個人資産がある限り400兆円程度の国債が残存されていてもまだ買い余地はあると思われる。来年度の市中消化が100兆円となって需給要因で国債が急落するとは思えない。問題はいつデフレが解消されるかである。仮にインフレターゲッティングを採用し、日銀だけがインフレを創出しようといくばくかの土地や株式を買っても資産インフレが少し起きるだけでありデフレの解消にはならない。まさに構造改革なくしてデフレの解消はありえないのである。投資対象がないからとか後ろ向きに消去法で国債を投資家は買っていると言われるが、それはデフレ下にある長期金利や金融商品という視点から見ると至極当然の投資行動なのである。


2001.10.2「古今亭志ん朝」

古今亭志ん朝さんが亡くなった。そんなに落語が詳しいわけではないが、これまで聞いた落語家で志ん朝師匠が一番うまい人と思っている。自分の子供時代にはよくテレビにも出ていらしたので、その印象も強かったのかもしれない。鈴元で一度生の落語を聞いたが、そのときはあまりに期待が強すぎたのか、こんなもんだったかなと感じていたがもしかするすでに病気が進行していたのかもしれない。牛さん熊さんの会話は落語をイメージしている。漫才のやり取りというより落語の熊さんと八っあんの「のり」である。漫才はとにかく笑いを求める。しかし落語は笑いだけがメインではない。人情話など笑いの中に情緒があり、また古典落語などなかなか風刺が利いていたりする。うまい噺家さんの落語はまさに一人で大きな舞台を作り上げ本物の人と人との息吹を感じさせる。そんな落語が出来る人がまた一人いなくなってしまった。


2001.10.2「狂牛病」

日本でも狂牛病の牛が発見された。「悪いものはとりあえず隠す」という体質は別に不良債権に始まったことではなく昔ながらの日本人の体質?でもある。英国でも対応が遅れたことで大きな問題となった。肉骨粉の使用を認めていた農林水産省にも問題があるのは確かであり、今回狂牛病とされた牛の関係者にとって当事者意識が欠如していたことも確か。そのために大きな被害が発生しそうである。もちろんまだ幸いにも人的被害は出ていないが、牛肉に加え日本人が好んで食べるラーメンやカレーにも混入している恐れがあるらしい。調味料や医薬品にも使用されているとか。これでは食べられるものがなくなってしまう。アフガン難民などのことを考えればまさに贅沢な悩みとなってしまうが。それにしても漠然とした不安感は当分の間残る。厚生省や農林水産省が発表するコメントに信頼を置けなくなってきたこともその不安を増長させる。消費が手控えられさらにデフレ懸念が強まると、まさか日銀に牛肉を買えなんていいませんよね、舛添さん!。


2001.10.1「長嶋・高橋・イチロー」

先週の金曜日、帰りがけの駅でめずらしく号外が配られていた。「長嶋監督退任」のニュースであった。もちろん号外を出したのは読売新聞。巨人は嫌いでも長嶋は好きという野球ファンは多い。ジャイアンツのV9のころは私は小学生。まさに巨人・大鵬・卵焼きの時代であった。帽子といえば野球帽、野球帽といえばYGマーク。他は売ってなかった。「記憶」に残る選手と言われるが私はどちらかというと長嶋選手より王選手の方が記憶に残っていた。ジャイアンツにも構造改革が必要と考えたのであろうか。急な辞任とはいえ今回はそれに反対する声もまた少なかったようにも思う。とにかくお疲れ様でした。ひとつの時代が終わった。そして新たな記録の時代を作ったのが高橋尚子選手。オリンピックで金メダルをとれば普通、引退する。ハードな練習をしてやっともぎ取った金メダル。それがあれば当分の間飯も食える。ましてや国民栄誉賞までもらった選手がなんであそこまでがんばれるのか。恐ろしい精神力であり、また走ることが楽しいのであろう。今回は大手スポンサーも付きそれなりの報酬も出るようであるが、そんな報酬がなくても世界記録には挑戦したはずである。これ以上無理しなくていいとは思いつつ次のオリンピックも金メダルをと私も身勝手な期待をしてしまう。そして、イチロー選手。90年ぶりに「フィールド・オブ・ドリームス」の亡霊にもなったジョー・ジャクソンの新人安打記録を塗り替えた。イチローにとって新人の記録と言われても困るかもしれない。やはり本当に狙うのは新人がつかない「安打記録」であろう。それにしてもすごい記録であることは確かである。暗い話題が多いなか、がんばっている日本選手には本当に拍手を送りたい。


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