昨日は風邪を引いてしまい、休んでしまった。医者に行ったのだが幸いにもインフルエンザではなかった。しかし、今年はこのインフルエンザが猛威をふるっている。もし風邪をひいたかなと思ったら、特に熱が出るようならばまずは医者に行ったほうが良い。最初にインフルエンザかどうかの検査をしてもらったほうが良い。風邪で亡くなることはまれだが、小さいお子さんや高齢の方などはインフルエンザにかかって亡くなるケースすらあるためである。とにかくご注意を。日本でインフルエンザが蔓延しているなかで、デフレエンザも蔓延している。日本国債10年ものはついに0.75%まで昨日利回りが低下し、債券先物も143円という未体験ゾーンに突入した。しかし、日銀の速水総裁や福田官房長官までも、この長期金利の低下に対して警戒感を示し、結局、その後相場は反落している。とはいえ高値警戒以外には、売り材料もない。コール市場においてはついに邦銀でもマイナス金利での調達を行っているなど、金利の低下圧力は弱まっていない。政府・日銀も長期金利の低下やその後の反落などを懸念するのではなく、なぜこのような超低金利となってしまったのかを認識しなければならない。インフルエンザの流行には、気候や季節的な要因とかがあろう。それを防ぐには予防接種やうがいをするとか手を洗う、人込みに出ないといった防衛的なものしか対抗する手段はない。しかし、超低金利に対してはその金利低下を防ぐような防衛的な手段を行うのではなく、低金利の要因となっているそのものを治癒しなければならない。しかし、インフルエンザ同様に、デフレエンザも根本的な治療法はないのであろうか。
10年245回債は0.770%をつけ、過去最低利回りを更新した。5年24回債も0.240%と記録更新。さらに債券先物も142円98銭とこちらも史上最高値更新。過熱感はないものの、市場参加者もややあきれるほどの強さである。仕掛け的な買いとかディーリングタッチの買いならば反落も早いだろうが、仕方なく買っているといった状況下、売りにくい。売り材料が見当たらないことが最大の買い材料にもなっているような。まさに買ったもの勝ち、持ったまま勝ちの状態。債券バブルというならばバブルなのかもしれない。しかし、バブル時の株や土地のように儲かるから買うといった買いにはどうしても見えないのも確かである。そういえば『日本国債は危なくない』が発売された昨年9月20日の未達日以来、債券相場は上がり続けているような気もする。それにしては本の販売冊数は伸び続けていないような?。もし読んでいらっしゃらない方はぜひご一読を。国債は何故買われるか。インフレターゲットは何故よくないのか、個人向け国債とは何なのか、それなりの答えを出しているつもりです。書店になき場合には、アマゾンなどでも購入できます。
10年245回債はついに0.775%と10年国債としては1998年10月2日に207回債がつけた史上最低利回りに並んだ。当時の10年国債の指標銘柄は203回債であり、この日203回債は0.695%と0.7%を割ったことでこちらの印象のほうが強かったかもしれない。指標銘柄としての最低利回りは0.64%が記録されているがこれは参考記録となるのであろうか。やはり比較するならば10年国債の新発で行うべきであり0.775%となろう。しかし、まだ下げ止まりという感じも受けないため、245回債は指標銘柄としての最低利回りすら更新するのかもしれない。ただ、気になるのは1998年10月2日に0.775%をつけたあとである。詳しくは「日本国債は危なくない」117ページからをご参照ください。
昨日15時に個人向け国債の各金融機関の希望額提示が締め切られた。市場観測によると限度一杯の3000億円の希望を出した金融機関が複数あるなど、31日に発表される按分比率は一桁になるのではと見られている。アンケート調査でも国債を購入したいという向きは株式を購入したいという割合よりも低く、はたしてどれだけのニーズが集まるのか。こればかりは蓋を開けてみないとわからないが、プロから見ても商品性はかなり良いものとの認識も強く、私も詳しく説明すれば一様に買いたいといった声が上がっていたこともあり、やはりそれなりに人気化する可能性が高まっているともいえるのではなかろうか。
ここにきて急速にインフレターゲット期待が後退している。日銀総裁後任人事をきっかけとしたインタゲ騒ぎは、身動きとれない政府にとって矛先を変える絶好の手段とうつったのであろうか。経済通とは決して言い切れない山崎幹事長が中原前日銀審議委員を次期日銀総裁として推薦したことから話が変な方向に向いてしまった。伊藤隆敏(一橋大学)、伊藤元重(東京大学)、岩田規久男(学習院大学)、浜田宏一(内閣府経済社会研究所)、深尾光洋(慶應義塾大学)といった各先生方(敬称略)に楯突く気は毛頭ないものの(結構楯突いているかもしれませんが)、結果とすればインフレターゲット論は押さえ込まれている。「日本国債は危なくない」でも、インフレターゲットの導入や円安誘導のリスクを書いたが、危機的状況とはいえ国や通貨の信認をまず維持しながら、政策を打っていく必要があると思っている。今朝の経済教室では小林慶一郎氏が「銀行問題をインフレで解決した国は、その後、繰り返し不良債権処理と銀行危機が再発するという、ボイドとスミス氏の研究を紹介しているが、インフレターゲットも円安誘導も決して根本的な解決になるとは思えない。むしろ、現状問題の先送りであり、さらに傷を深めることにもなりかねない。構造改革を詠っている政権にあって、インフレターゲットに固執する竹中氏などどうもここに矛盾点があるかにも思える。やはり今朝のやさしい経済学では、量子論の創始者マックス・プランクが、経済学に対して「難しすぎる」と言ったという。事実そのものがあいまいで多くの変数の計測が不正確であり、ほとんど無限の広がりをもち経済現象を「科学」することが、圧倒的に難しく思えるのは当然と、佐和京都大学教授は解説している。まことにもって同感である。とはいっても私自身はもともと経済学は好きではなく、政治学や社会学といったものに関心があったため、今でも経済学にはどうしても懐疑的になってしまう。小泉首相は「ただ物価を上げればよいという目標は好ましくない」とコメント。インフレターゲット論議はこれにて収束・・・するかなあ???。
本日15時までに各金融機関は希望する個人向け国債の引受額を日銀経由で提出しています。ここで一点だけ御注意を。個人向け国債は1年たてば政府が元本で買い取ってくれますが、その際に手数料がかかります。その手数料は直近支払われた二度の利子分となるのですが、利子がもし課税となっている場合には、手取りの利子に対して源泉税として利子の20%が差し引かれます。しかし、支払う手数料は利子の課税前のものとなるため、20%の課税分だけ余計に支払うことになります。このため利子が課税ならば1年ちょうどで途中換金する場合には税金の20%分がマイナスとなります。
先週末、無担保コールオーバーナイト取引においてマイナス金利が日本国内で初めて(?)発生した。昨年来から外銀の間では、日本国債の格下げなどから日本のカントリーリミット及び日銀へのクレジットラインを減らす動きがあったと言われる。すでに外銀はユーロ市場などを通じてジャパンプレミアムなどにより円をマイナスで調達することが可能になっていたことなどから、そのような資金を含め日銀の当座預金に残していた。もちろん日銀の量的緩和による影響も大きい。ここにきて資金が日銀へのクレジットラインへのリミットに達しそうになり、ついに一部の外銀がマイナス金利でも良いからと資金を放出してきたのが要因と言われる。すでにユーロ円市場ではマイナス金利は発生していたものの、国内では初めてであったことからインパクトがあった。マイナス金利では本日も出会いがあったと思われ、今後は日常化する可能性もあるが、まさに金融の世界ではこれまでには考えられなかったような事態まで発生していると思われる。
今年のアカデミー賞アニメ部門最優秀作品賞の最有力候補「千と千尋の神隠し」が本日テレビ放映される。日本国内では記録的なヒットとなったが、米国では評価は高いものの提携先のディズニーの作品が優先されたために、興行収益自体はそれほど多くはないとか。しかし、なぜこれほど宮崎作品は人気化するのか。先日、買っておいた「千と千尋の神隠し」のDVDをスローにして観ていたのだが、最初のクルマの中でのシーンにおいて、窓から見える風景がこれでもかというほど丁寧に描きこまれていたのに驚いた。電柱の張り紙、ガソリンスタンドのガラスに張ってある広告。普通に観ているときはどうしても、千尋の家族の様子に視線が集中していたため、背景にまではあまり注意していなかったが、本当に手を抜いていない。ストーリーについては以前にも書かせていただいたが、まさにデジャブーの世界。現実には観たことがないのに、そこかしこに懐かしさを感じさせる。そのなかでの千のひたむきな姿勢が共感を呼んでいるのであろう。昔はいたるところに妖怪が出そうな場所があった。しかし、今は妖怪以上に人間のほうが恐い。自分勝手でわがままな人間は「油屋」に限らず、人間界からも本来追放されるべきものであろう。仕事がほしいならば、一生懸命さが必要なのである。人に頼ってはいけない。しかし、一生懸命にやれば人は必ず助けてくれる。今、日本人が忘れそうになっているのは、この一生懸命さなのかもしれない。
財務省は2月から国債買入消却を実施する。対象銘柄は2008年度中に償還を向かえる10年債8銘柄(203回から210回)と20年国債の4銘柄(7回から10回債)の12銘柄。決済においてフェイルも認められるとか(ロイター)。
なんとNHK教育テレビで4月から「サンダーバード」が放映されるそうである。1966年の放送当時のオリジナル64本を放送するとか。我々おじさん世代は、NHKで放映された「サンダーバード」を見ていた。しかし、あとになって民法で放映されるようになり、元々はNHKで放映されていたことを知らない方も多いかもしれない。今見ても、あのメカニックは魅力的であり、色あせていないのがすごい。小学生のころ2号やジェットモグラタンクのプラモデルをいくつも作った。イマイというプラモデルメーカーはこのサンダーバードシリーズの爆発的なヒットで売上を伸ばし、人気が落ちると業績が悪化してしまった。ガンダムのプラモデル、ガンプラがヒットしたが、最初のプラモデルのヒットはこのサンダーバードシリーズではなかろうか。当時は現在のようなSFXの技術が発達してないにもかかわらず、あの迫力が出せるのがすごい。今でこそ当時の撮影の方法とかが本とかで明らかになっているが、当時はどのような撮影をしているのか検討もつかなかった。最近は人形劇はテレビではほとんどお目にかかれない。子供向け番組の一部で使われているぐらいである。日本の人形劇といえば「ひょっこりひょうたん島」であるが、これも64年から5年間放送されたリメイク版の放映だそうである。最新の技術を使った人形劇も見てみたいような気もするが。
少し古いデータとなってしまったが日銀の資金循環統計に基づき2002年9月末の国債保有者別内訳は以下のとおり。
国債残高、5,045,257億円
(内訳)
民間預金取扱機関、949,587億円(18.8%)
日本銀行、782,307億円(15.5%)
財政融資資金、675,564億円(13.4%)
民間の保険・年金、633,628億円(12.6%)
郵便貯金、624,416億円(12.4%)
簡易保険、427,045億円(8.5%)
公的年金、333,255億円(6.6%)
金融仲介機関、215,125億円(4.3%)
海外、184,875億円(3.7%)
家計、130,845億円(2.6%)
その他、88,610億円(1.8%)
2001年12月末に比べて割合からみて、日銀が増加。これはもちろん買いオペによるもの。そして、資金運用部の残高が郵貯・簡保・年金へと移っているのも読み取れる。海外投資家は減少、また、その他の中にはあらたに地方公共団体の保有も入っている。これはペイオフ解禁にともなうものか。個人の全体に占める比率はあまり変わっていない。
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下記のコメントがたまたまタイムリーなものになったようであるが、本日財務省は個人向け国債の利子等を正式に発表した。個人向け国債、第一回の初期利子は0.09%となり、利率の下限は0.05%、個人向け国債の適用利率は、10年利付債の金利から0.08%を差し引いた水準となった。つまり、アルファー値は0.8%と決定された。3月発行の個人向け国債は1月9日に入札された利付国債の落札利回りの修正値(詳しくは下記を参照)が基準となり、それは0.89%であったため差し引き0.09%が今年9月の初期利払いにおける利子となる。最低でも0.1%程度はつくものと予想していたが、ここのところの長期金利の低下ピッチの早さも手伝い、結局0.1%にはちょっと届かなかったものの、ほぼ予想の範囲内。下限金利も設定されることで、やはりかなり有利な金融商品になると思われる。民間の10年定期預金の固定金利に比べれば初期利子は低いとはいえ、個人向け国債は変動金利であり、10年間も現在のような歴史的な低金利が続くとも思えない(続かないという保証もないが)。少しでも10年国債の利回りが上昇すれば手取りの利子は増加する。10年国債の利回りが1.0%に回復するだけで、0.2%の利子となり、10年の定期預金利子とほぼ同額となる(ただし、定期預金金利は預入額によって異なる)。明細はこちらの財務省ホームページにて。
3月に発行される個人向け国債は変動利付債となる。基準金利は、5年国債もしくは10年国債の利回りになると発表されているが、現状、5年国債の利回りが0.3%を割り込んでおり、基準となる金利は10年国債の利回りになると予想される。変動利付国債としては、すでに15年変動利付国債が発行されている。個人向け国債の利息の決定については、この15年変動利付国債と同じような利率の決定方式になると思われるため、この15年変動利付国債の利息の決定方法を振り返ってみたい。15年変動利付き国債の利率の決定方式は「基準金利(10年国債の金利)−α」となっている。この基準金利というのは財務省のホームページでは、以下のように説明されている。「基準金利である10年国債の金利は、変動利付国債の利率決定前直近に行われた10年国債の入札における平均落札価格から引受手数料に相当する額を控除した価額を基に算出される複利利回り(小数点以下第3位を四捨五入し、0.01%刻み)とする。」
10年国債の入札は、入札に参加している業者の引受競争の結果、実勢価格に引受手数料を乗せた価格で入札価格となってしまっている。(この点については拙著、「日本国債は危なくない」文春新書などをご覧いただきたい)。つまり簡単に言えば入札時における「実勢の利回り」を算出し直してそれを元にするということとなる。ただし、この利回りは単利ではなく複利となっている。たとえば1月9日に実施された10年国債の入札における15年変動利付国債の基準金利となる複利利回りは「0.89%」(こちらのページの一番下にある)であった。
この0.89%という基準金利によって債券市場では大きな問題が発生したのである。15年変動利付国債17回の7月の利率を決定する基準金利が、この1月9日入札の10年国債の0.89%となるのであるが、17回債のαは1.03%なのである。つまり、「基準金利(10年国債の金利)−α」がマイナスとなってしまい、利率は0.00%つまり15年変動利付国債としては始めてのゼロとなってしまったのである(財務省のホームページ資料)。
ここのところの超長期国債への買いについてはこれも一因かと言われている。変動利付は金利が上昇するときは有利ながら、金利が低下し続けるとこのように受け取り利息がゼロ(マイナスにはならない)になってしまうことがある。この点については、個人向け国債を買い付けるときには注意してもらいたい。ただし、財務省は個人向け国債については、最低保証利率を設けることも検討している。個人向け国債と15年変動利付国債のαの決定方法は異なる。15年変動利付国債のαは入札によって決定されるが、個人向け国債のαは財務省が事前に決めて発表される。個人向けということもあり、理論的な計算数値よりもかなり有利になるのではないかと予想されている。
そして、最後にもう一点注意すべき点がある。さきほど、利率がゼロになってしまう15年変動利付国債17回において、今年の「7月」に支払われる利率が、1月の10年国債の入札によって決定されるとコメントした。つまり、変動利付の利率は利払い日前月の10年国債入札における利回りが基準になって決定されるが、その利率はその半年後に支払われるものなのである。込み入ってしまって申し訳ないが、簡単に言えば、3月発行の個人向け国債の初期利払い日がもし9月となった場合に、その利率はすでに発行時にわかっているのである。1月9日に入札された10年国債の基準利回りが仮に使われるとすれば、それはさきほどの0.89%となる。そして、財務省が募集前に発表するαを差し引くことで、半年後の利率が決定される。半年後の初期利払い日の前月に実施された10年国債の利回りが、さらに半年後(つまり一年後)の利率を決める基準金利となるのである。
父は台湾人、母は日本人。慶應義塾大学環境情報学部卒。一青は本名。能登半島の地名にもある。ヒット曲となっている「もらい泣き」は昨年からFM放送などでよく流れていた。最初に聞いたときは、むかーしのヒット曲久保田早紀の「異邦人」をイメージした。その時は、お父さんが台湾の方とは知らなかったものの、異国情緒あふれた(言い方が古い?)局調でありながら、歌詞とのアンバランスが面白かった。この曲に対してはヒットの予感というより、もう一度聞いてみたくなる曲であった。特に年配者にはどこか懐かしさを感じさせるメロディーではないかと思う。ここにきて、やっと我々の年代でも聞いて見たくなる局が流行り出した。紅白がきっかけとはいえ、中島みゆきの「希望の星」がオリコン一位を獲得。歌詞を間違えようが、いいものはいいのである。決して、浜崎あゆみやモー娘。が良くないというわけではない。若者が共感を覚えることは理解できるが、決して心に残る曲ではない気もする。これもおじさんのやっかみかもしれないが。
ここにきてさらに20年、30年の超長期ゾーンに買いが入ってきており、30年の8回債も1.5%に接近している。年末年初の休み明けから、年金や生保などの長期化も指摘されていたが、これはインデックスによるものとだけとはいえないようだ。確かに今月もBPIはさらに長期化しようが、これほど積極的に買うとするにはそれだけが材料ともいえない。10年が1%を割れた為というのも、材料としてはインパクトに欠ける。もちろんデフレの長期化観測というのが根底にあるが、それよりは別の要因もいくつか指摘されている。そのうちのひとつが、15年変動利付国債による影響である。15年変動利付国債は10年国債の金利水準に応じて利率が変化する。10年国債の利回りからアルファー値と呼ばれるものを差し引くわけではあるが、ついに10年国債の利回りがアルファー値を下回り、第17回債で7月に支払われる利息が金利ゼロとなってしまった(参考)。金利ゼロの債券に対して一部投資家によっては保有できない状態となったとも見られ、15年国債を大量に保有している投資家から売りが出たことで、それを受けた業者がヘッジのために超長期債を購入したり、売った投資家が代替商品として超長期債を購入したとも言われ、ここのところの超長期ゾーンの波乱要因になっていることが指摘されている。ただし、それだけではなく、もうひとつ大きな要因としてストリップスの導入も指摘されている。今年1月6日より国債などの新決済制度が導入され、1月発行分から国債が完全ペーパレスになり、またストリップス化も可能となった。さっそく9日入札のあった10年国債よりストリップス化がスタートしたようだが、これに対して予想以上のニーズが投資家に見られるとの指摘がある。特に元本部分に対して、デュレーションが30年債なら30年となり扱いやすいことで年金などのニーズが見込まれる上、クーポン部分の課税非課税が大きなネックとなっていた海外投資家も購入しやすくなる。クーポンがなくなれば問題はなくなる?。また、暴落リスクが指摘されていても、結局は長い残存期間の債券を買っていなければ勝てない状況にあり、日本国債を敬遠していた海外投資家もさすがに見直さざるを得なくなってきているのではなかろうか。このため、21日の30年国債入札には早くからかなりの期待が集まっている。はやくも超長期ゾーンに対しての増発を求める声すら出ている状況であるようだ。
ムーディーズが、日銀総裁後退後、日銀がインフレ目標含むリフレ政策導入すれば、日本政府の債務に対するムーディーズの格付けにプラスの影響を与えるとコメントしている。インフレ目標論議が盛んであるがムーディーズもコメントしたくなったのであろうか。しかし不可思議である。確かにインフレが可能ならば実質債務は減るかもしれない。しかし、今言われているインフレ目標でインフレになるのか。時間軸というすでに擬似的なインフレターゲットを採用している日銀にとって、今回求められているインフレ目標は、日銀がETFなどの株式や不動産、もしくは外債を購入することである。まずこれでインフレがもたらせられるというのか。竹中大臣は知らないが、政治家からのコメントはまさに選挙の影がちらつくために、それなりに発言の意図はわからなくもない。しかし今の構造変化の時代にあって、株や土地を日銀が買えばなんとかなると思うというのはあまりに旧態依然とした考え方であり、あまりに乱暴である。やっても効果がないとの見方が強い上、ひとつ間違えば国や通貨の信認を揺るがしかねず、国債の暴落すら招きかねない。日本国債が買われ続けても、格下げし続けたムーディーズだけに、日本国債が暴落したら格上げするのか。まさか米国の陰謀で、日銀に米国債を買わせようとしいているのか。また、日銀に最初に仕掛けさせ失敗するかどうか見極めようとのFRBの陰謀なのか。インフレ目標はどうみても構造改革を推進するというより、弊害を延命させるためとしか思えないのだが、いかがなものであろう。
現在、テレビなどでも個人向け国債のCMが流されているようで、次第次第に関心が高まってきているようにも思われます。第一回個人向け国債の募集は2月3日から23日までとなり、3月10日に3千億円発行されます。また、2003年度からは4月、7月、10月、1月にそれぞれ3千億円発行される予定です。第一回と第二回の発行日は1カ月しか違いません。このため第一回の発行日前に第二回の募集が開始される予定です。今朝の日経金融新聞にも出ていましたが、もし購入希望が殺到した際には、第一回と第二回とあわせて都合で1兆円まで予約枠を広げることも検討されているようです。また、注目のアルファ値ですが、これは10年国債の利回りが基準金利となる可能性が強いと思われます。9日に入札が実施された10年国債の利回りは0.9%程度であったことから、もしこれを元にアルファ値を予測すれば0.7もしくは0.8ぐらいになるのではないかと私は見ています。今後10年国債の金利が上昇した場合には、このアルファ値は当初決められたものが10年間使われるため、金利上昇分に見合うかたちでの利息がもらえます。日経金融新聞には、もし反対に10年国債の利回りがさらに低下し、アルファ値を下回った際には、利息はゼロではなく最低保証利率を設ける案も浮上しているとの記事もありました。そうなればさらに魅力が増してくると思われます。
先週から今週にかけ長期から超長期にかけての金利が急低下している。20年国債59回債は1.375%まで利回りが低下し、30年国債8回も1.56%近くに低下。10年244回債は0.85%も割り込んだ。本日入札のあった10年国債も応札倍率は18.6倍と10年債としては過去最高を記録した。この超長期ゾーンの買いの主役は生保と見られている。目先、売り材料も限られている上、10年金利も1%を割り込み、多少でも利回りを求めて価格変動リスクはおいといての買いが入っている。また、その買いの要因としては、イラク開戦を控え米国資産から円債へのレパトリの動きも入っていると見られている。円高が進んだこともこれを裏付けているかに思える。ただし、7年国債に連動する先物はすでに低下余地も限られ、動きがとれずにいるため、先物だけ見ていると相場の強さを見誤る。本当に強い展開が続いているのである。この流れはすぐには止めようもない感じである。日本国債はまさに危なげないといった状況ではある。
パソコンの売行きが落ちているといわれるものの、その性能は飛躍的に向上し価格もかなり下がってきている。自分でも当分買い換えるつもりはなかったが、ここに来て少し悩み始めた。インターネットを使うぐらいであれば、CPUの性能はそこそこあればよい。IEとかの最新バージョンも問題なく使えれば問題はなかった。ところが正月休みに何を思ったのか、最近ブームになりつつある動画圧縮を試みたところ、これがかなりCPUの性能に影響されることがわかった。まもなく革新的なメディアプレーヤーの最新バージョンがマイクロソフトから出される予定だが、この売りはなんといっても動画のストリーミング技術にある。これはつまり圧縮された動画を見ることになる。すでに携帯電話でも動画の配信や取り込みは可能になっているが、まだまだ見るに耐えうるものではない。しかし、DVDの映像などを見た目にはほとんど劣化させずに圧縮させる技術が存在しており、現在発売されているペンティアム4クラスのCPUが搭載されているPCならば、それを難なく見ることが可能になっている。また、動画の圧縮にはかなりの時間が必要だが、高性能のCPUならばその時間もかなり短縮される。映画一本を画質をそれほど劣化させずにCD−R1枚程度に収めることもできるといわれている。つまり、持ち運び可能なノートPCに映画を何十本も詰め込んで観ることすら現実的に可能になっている。ハードディスク容量も100ギガを越えるものが標準で装備されているものも出ている。この動画に対する技術進歩により今年あたりからパソコンへの買い替え需要が強まることも考えられるのではなかろうか。
デフレと言われながらも爆発的に売れているものが存在する。クリスマスに向けて発売されたゲームボーイアドバンス向けのポケットモンスター・ルビーとサファイヤが両方で400万本も売れている。小学生もそろそろ冬休みが終了するが、話題の中心はこのポケモンのようである。日本でのブームはすでに去ったかなとも思っていたが、ゲームのコンテンツがしっかりしているものに対しては子供達は敏感である。物が売れない時代といわれ、消費についても将来を考えれば控えめにせざるを得ない。そういわれながらクルマも売れているし、液晶・プラズマテレビなどの販売も伸びている。そしてCDが売れないといわれるが映画産業は活況である。これはまさにコンテンツの問題であろう。聞きたいCDは少ないが観たい映画はたくさんある。DVDの売行きも良い。デフレは単に買わないからではなく買いたいものがないためにも起きているのではなかろうか。消費者の好みも変化する。ただ安いだけでは飽きられてしまうのは、マクドナルドなどの業績悪化にも影響していよう。反面、さぬきうどんとかスープの店などが伸びている。日銀にインフレターゲットを導入せよと言うのは勝手ではあるが、物の価格を上げたいならば買いたいようにさせる工夫がまず必要である。株神話や土地神話はすでに崩壊している。人には学習効果があり不可逆性といったものも認識すべきである。昔に戻ることが不可能ならば前を見ていかなければならない。このなかで物の価値を高めるには、ただ単純に日銀や政府がものを買えばよいという問題ではない。買いたいものを作る技術・能力がまず必要である。そして情報がネットを経由してめまぐるしく回るなどして人の好みも変化する。その変化に敏感な経営能力も求められる。買いたいものを作りだすこと。それこそがデフレ解決の糸口にはなるまいか。そのヒントは、ポケモンを話題にしている小学生の会話などからも得られるかもしれない。
5日の日曜日に鎌倉に初詣に行った。以前は毎年のように鶴ヶ丘八幡宮に行っていたのだが、最近はちょっとご無沙汰していた。今回は娘たちのスキーに連れて行けコールに対して、正月の不摂生がたたり腰痛のお父さんは初詣が良いということで妥協点を見出したというのが真相ではある。正月三が日の鎌倉市内は交通規制となっているが、5日ならば大丈夫。例によって都内の渋滞を避けるため朝5時に家を出た。横横道路の朝比奈インターで降りて鶴ヶ丘八幡宮に着いたのが7時前。クルマを駐車場に置いたまま、まずは鶴ヶ丘八幡宮に初詣。ほとんど人はいなかった。そのまま鎌倉駅に向かい江ノ電に乗って長谷に向かう。8時開門ぴったりに長谷寺へ。長谷観音にお参りして、身代わり鈴を子供達に購入。以前はここに来るたび買っていた鈴である。長谷観音の次は鎌倉の大仏様。子供達は大仏の中に入れることに驚いていた。再び江ノ電に乗って鎌倉駅に戻る。10時過ぎとなり、かなり人手が出ていた。ブランチを不二家レストランで済ませて、再び八幡宮に戻ると規制が始っており、早朝との違いに子供達も驚いていた。駐車場に戻り、渋滞のなか江ノ島に向かう。江島神社への初詣客も多く江ノ島の駐車場までかなり時間がかかった。しかし、なんでみな手前の駐車場に入れたがるのであろうか。ちょっと先の駐車場はすぐに駐車できたのに。江ノ島の新展望台はすでにだいぶ出来上がっていたが、前の展望台もまだ取り壊されてはおらず、ふたつの展望台が並んでいた。どうしても磯に行きたいとの子供達の要望もあり、頂上を経由して向かったが波が荒く磯遊びは断念。江ノ島から再び鎌倉・朝比奈峠経由、金沢区の柴に向かう。ここに子供達お気に入りのレストランがあるためであった。以前、私が小学生のころ、この柴まで自転車で来ていた。当時は山沿いに海苔を乾燥させるなど、柴は漁港の町であったが、今その面影はない。レストランから自宅までやはり2時間かからなかった。子供達もショッピングなどを楽しみ、満足そうではあった。
新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
いよいよ新年の幕開けです。「デフレ」や「インフレターゲット」といった用語が金融関係者以外からも聞かれるようになり、今年もキーワードのひとつは日銀総裁の後任人事なども含めて「デフレ」となりそうです。気になるのがイラク情勢。米軍の動きもあるようで、開戦までは時間の問題といった見方も強まっています。日本への影響も少なからずあるものと思われます。
今年は円債にとっても変化の年になるのではないでしょうか。長期金利は低位安定との見方も強く、私自身もそのように予想はしていますが、今後何が起きるかは予測しきれません。債券市場において強気の見方が大勢を占めていること自体、やや警戒すべきものかとも思われます。昨年9月の日銀ショックのように、国債や通貨の信認が失われるといった予想が広がるだけでも国債相場は敏感に反応します。 どうも、その「信認」が阻害されるような手段が講じられる可能性も少なくないように思えます。
なにはともあれ、構造改革が進展し新たな日本経済の展望が開けることを期待したいと思います。幕末のような劇的変化はないにしろ、日本経済の発展を阻害する要因をまず取り省くことが大切であるのでしょうね。そのあとで経済のあらたな発展を期待すべきなのでしょうか。ただし、それができる時間的余裕は限られるようにも思えます。
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