97.11.4 三洋証券、会社更生法申請
ついに、証券会社が実質倒産した。三洋証券といえば体育館のようなディーリングルームで有名であるが、特にコンピューター投資は積極的であった。今でこそ情報ベンダーから日中足のチャートとかを取れるが10年前ぐらいは、東証のデーターを加工し日中足といった表示が可能であったのは、四社を含め三洋証券だけであったように記憶している。それが当時どれだけ活用されたかはわからないが、今では情報ベンダーで気軽に使えるようになり、ディーラーの必需品となっている。先見性があったのは確かである。しかし、当時とすれば必要以上の付加価値をつけていたとみなされていたようである。これだけのシステムで数千万円程度はかかっていたろうか。歴史にもしは禁物だが、バブルがもう少し続けば先進的な証券会社として存在していたかもしれない。過剰な投資が結果的に今回の事態に繋がったことも確かであろう。
97.10.31 作戦会議室
作戦会議室のアクセス数がついに1000人を超えてきました。STATIONWAGONさんが掲示板をフレーム形式にされたこともかなり影響していると思います。STATIONWAGONさん、ありがとうございました。私もフレーム形式にしたことで頻繁に他の方の掲示板にも飛べるようになりました。一日に数回、いや場合によっては数十回も見ている方(私か?)もいらっしゃるでしょうから、実際に見ていただいている方は、その何分の一なのでしょうが、それにしてもすごい数ですよね。書き込みしていただいている方も多くなりました。書き込むということも、簡単そうでなかなかむずかしいですよね。ほんとうにありがとうございます。でも、この掲示板の良さは情報の双方向性です。これまでの情報メディアとちがって、メディア上で情報のやりとりができるのです。たいへんなのはしょうちですが、見に来ていただいている方、ぜひ書き込みしてみてください。どのような事でもけっこうです。インターネットという新しいメディアのおもしろい使い方をみなさんとともに模索してみたいのです。どうかよろしくお願いいたします。
97.10.30 フレーム
STATIONWAGONさんが掲示板をフレーム形式にされ、私のページもリンクしていただいた。これは便利とさっそく私もフレームに挑戦。というのも、以前の会社のパソコンではフレームに対応していなかったため、これまでフレームというのを扱ったことがなかったのである。少々苦労したが、STATIONWAGONさんのページを参考にさせていただきなんとか完成した。完成して、ほっとしていた直後、S&Pのストップ安のニュース。もうすでに情報ベンダーなみの速さで情報が書き込まれていたのでびっくりしました。ほんとうに書き込みしていただいている方々、ありがとうございます。為替・株式・債券情報が融合することでおもしろい情報発信ができそうですね。もし、掲示板を含めてご意見、ご要望ございましたらメールでお送りください。よろしくお願いいたします。
97.10.29 減税
今回のドラゴンショックと命名された?、アジア発の世界的な株式下落の大きな要因に日本の経済実態の悪さもあげられている。国内景気の低迷で日本からの輸出が増加しアジア諸国の輸出に影響を及ぼす。また日本の輸入の減少もアジア諸国にとってマイナス要因。そして、円安トレンドへの転換によりアジア通貨安をもたらし今回のようなドルリンク制に衝撃をもたらした。また、国内融資の伸び悩みから国内金融機関のアジア諸国への安易といえるような融資が増加、これがアジア諸国経済に混乱をもたらしたとの観測もある。今回のような株式の大幅下落に対して日本は有効な手段となるものはほとんどない状態である。この世界的な株安を期に、ますます景気てこ入れの要望が高まる可能性がある。本日付けの日経新聞の社説にも2兆円程度の減税が必要としている。財源は歳出の合理化、それで済まなければ国債の発行もやむをえないと。首相、蔵相はひつように財政再建、財政再建とおっしゃっている。私も極力、赤字国債の発行を避け財政再建を主眼にする必要があると思っていたのだが、日本の病状は自然治癒に任せられる状況ではなくなっているようである。借金しても薬を買い、早く直してから借金を早期に返済するよう努力する必要がある。しかし薬もただ単に高いだけでなんら効果のない、たとえば公共事業等に当てるべきではない。やはり多少でもききめのあるのは減税なのであろう。もし、こういった見方で世論が高まる時、現政権ではこの政策は実施しえない。また、実施すれば公約を無視することとなり橋本政権にとっては命取り。政権交代もそろそろ眼中に入れなければならないのであろうか。景気に対する悲観論から国債はついに1.5%台をつけた。ニューヨーク株は高いとしりつつ買いあがり、ついに大幅下落という事態を招いた。日本の国債のバブル崩壊も意外なタイミングでくるかもしれない。
97.10.28 香港発ニューヨーク経由東京行き
昨日のハンセン指数の下落は、ニューヨークに飛び火しダウ平均は史上最大の下落幅を記録した。先週末に一時ハンセンは戻しただけに、昨日のハンセンの大幅下落は効いたようである。しかし、香港市場が米国市場に与える影響はそれほど大きいものとは思えない。いつ起きてもおかしくはない暴落がハンセン指数の下落をきっかけにして起きたとみるべきであろう。しかし、これの余波をまともに受けたのが、政府の買い支えだけに頼っていた東京株式市場である。特にアジア向け融資が膨らんでいた都銀などの下落が目立つ。悪い状況のところにさらに悪い材料が重なってきた。さすがにブラックマンデーの教訓も生きているのか、更新時間を延長したり先物にサーキットブレーカーが稼動したりと市場に冷静さを促しているのが多少は効果がでているようである。しかし、これも小手先の処置にしか過ぎない。また、米国当局者が意外と冷静なのが気になる。どうやらこの下落は大きなうねりがこれからさらに襲ってくる前の余震に過ぎないと見るのは悲観的すぎるのであろうか。
性格判断
最近、あちこちではやっている?性格判断をしてみました。むむむ、確かにそういう点はあるかなと。まあ自分を見つめ直すというための材料としてはいいのかなと思います。
「自分の興味のあることには積極的といえますが、あまり関心のない物事に取り組む時は 慎重を期し、あくまでも明確な見通しがつくまで動きません。そうした事には、他人が 認めていても、二の足をふむような言動があったりします。自分の感情を抑えようと努 力しているのですが、批判的な意見が出たりして、興奮してくると感情的になってしま うこともあります。その後、あのときはどう見られただろうか、間違った発言をしてし まったのではないかと心配したりし、自分の評価が下がってしまうことを気にかけたり します。普段は、落ち着いた雰囲気もあり信頼感があるようですが、情緒的、心理的に 安定しているかといえば、疑問の残るところです。また、問題が起こると必要以上に自 分を責めたりすることもあり、取り越し苦労をしてしまう傾向があります。しかし、困 難に遭遇したときは他に働きかけ、果敢にうってでる外向的な面もあります。内面は気 位いが高く、自分が評価されていると感じることが最大の満足です。臆病で弱気な性格 と自己の存在を主張したい性格とが混在しピリピリしています。」
97.10.27 リンクページ
リンクページ(法人等)を更新しました。リアルタイム市況掲示板が、ここのところ一気に増えましたのでまとめてリンクさせていただこうかと。私も遅ればせながら作戦会議室を再開し、リアルタイム債券市況掲示板を作りました。この掲示板形式の市況伝達は新しい相場情報の場としていろいろな可能性を秘めている方法かと思います。これまでの情報端末は大手通信社のものが主体でしたが、どちらかというと一方通行の情報伝達でしたが掲示板形式ですと双方向が可能です。フットワークの良さも長所であると思います。しかし、手軽過ぎるところが欠点にも繋がります。いわゆるネチケットの問題です。オープンにせずクローズしたものも考えられますが、やはりいろいろな可能性を試すには、多少のリスクや管理上の問題はあってもオープンでやってみたいなという気もします。どういう形で発展するか、また一時で終わってしまうかどうかもわかりません。もし、少しでも興味なり関心なりいただければ、ぜひ書き込みをお願いいたします。多くの方に参加いただくことで、おもしろい情報ソースとなりうると思うのですが。
97.10.24 証拠金制度の変更
先物・オプションに係る証拠金制度の変更について、まとめてみようかと思っていたのですが、相場が激動しているおり・・・というわけではないのですが、AE86さんから、東証のホームページに詳しく載っていると教えていただき、それならば直接そちらで読んでいただければと。 先物・オプション取引に係る証拠金及び値洗い制度の見直し等に伴う「国債証券に係る有価証券先物取引に関する業務規程及び受託契約準則の特例」等の一部改正等についてを参照してください。いやあ、インターネットってほんとうに便利ですね。しかし、いきなり今月の29日から試行するなんて、ひどいですね。とてもじゃないですけどシステム変更なんか間に合いません。社債決済制度の変更もそうですが、最近制度変更に関してごたごたが続いています。どうしたんでしょうね。
作戦会議室
作戦会議室、新装開店しました。以前の会議室をそのまま使おうかと思っていたのですが、STATIONWAGONさんやベルデさんのお使いになっている掲示板が使いやすそうなもので、急きょ私も登録し掲示板を開設しました。前にこの日記でも書きましたが今度は、ざら場中も作戦会議室への書き込みを行うつもりです。以前の会議室はあまり使われておりませんでしたので、少し方針を変えてみたいと。前述のお二人の掲示板もそれぞれ為替・株式中心に頻繁に書き込みが行われているようで、私もがんばらねばと。特に支障がないかぎり、このままの形で行います。もちろんネチケットはぜひ守ってください。また、うわさ等の書き込みは大歓迎ですがオープンにしている都合上、具体名は避けてください。みなさんとの情報交換の場となればうれしいのですが。ぜひぜひ、書き込みよろしくお願いします。
97.10.23 牛のマーク
やっと牛のマークのパソコンが帰ってきた。結果は故障は見あたらずとのこと。単にNECのプリンターと相性がよくないんでしょうとのコメント。おいおい、相性でごまかすんかいなと、誰に怒っていいものやら。さすがにパソコンとプリンターを購入した総務部で新しいプリンターをすぐに買ってもらうこととなったが、こんなことってあるんですかね。もし、個人でこんなことがあっても販売店では交換してくれないでしょう。まあ、販売店が推奨したものなら別かもしれませんが。牛さんが悪いのか、NECさんが悪いのか、はたまたビル・ゲイツさんが悪いのかわかりませんが、おかげでずいぶん迷惑がかかりましたよ。とにかくパソコンが復帰しましたので、まもなく作戦会議室を再開します。また、多少のレイアウト変更とかも考えようかと。しかし、この憤りだれにぶつけたらよいのでしょうか。
風邪
娘たちが風邪をひいていたのだが、それがうつったのか昨日は朝からひどい頭痛で会社を休んでしまった。見ていただいている方にはたいへんご迷惑をおかけしました。STATIONWAGONさんに習いユンケルの高いのを飲んだ。しっかり寝たのとこのユンケルが効いたのかだいぶ楽になった。遠距離通勤のつけというか、突然こういったように体調がダウンするときがある。そのときは休めるときは休むようにしている。たまたまポジションもなく、相場も儲けづらい様相を呈してきたので、だいじょうぶかとひとりで納得して会社に電話を入れた。結局、相場は休んで正解といった感じだったらしい。しかし、気がかりなのはこのページの更新。しかし、相場も見ずに書き込むのもどうかとも思い、休んだ時は更新はしていない。アクセスしていただいた方には、申し訳ないとは思うのだが、どうぞご容赦を。
97.10.21 仕事してんの
このホームページを見ている友人から、「ちゃんと仕事してるのか」との質問を受けた。日に三度も更新して、仕事に支障はないかとの懸念と思われる。現在のところ支障はない。仕事というかディーリングもそこそこ収益はあがっているし、実際なにがしかの支障がでていれば更新の回数を減らすなりの対処が必要となろうが、いまのところその懸念はなさそうである。しいていえば、いまだ後輩のパソコンを借りている状態なので、後輩に多少迷惑がかかっている程度か。朝の更新は、社内顧客向けのレターを書き終えてから始めている。だいたい8時15分ぐらいから8時30にかけて。BBのスタートが40分なので十分余裕がある。昼の更新は12時ぐらいに昼休みを利用。まあ、昼寝の時間が取られるぐらいか。夕方は事務作業や数値データの分析が終わる15時40分あたりからぼちぼちと。そして17時すぎには帰宅の準備ができている。翌日の相場予想などはやらない。週末の週報はしかたなく書いているが、へたにシナリオを作ってそれに振り回されるとろくなことはない。アウトライトのディールを主体としているため、臨機応変こそ信条と思っている。朝令暮改など日常茶飯事。まあ、そんなことで今のところ暇にまかせて更新しているのも確か。ざら場は更新しない・・・はずであったが、実はこの日記だけはざら場に書いていることが多い。となると、やはり「仕事せい」といわれてもいたしかたない?
97.10.20 旅行
土曜日、日曜日は昔の債券ディーラー仲間で泊りがけの旅行に出かけた。旅行といっても湘南茅ヶ崎の某大手家電メーカーの保養所ではあるが。一番遠隔地から行く私が車を出す事となり、渋滞を避けるために朝早く家を出た。何故、男4人で湘南に行かなければならなかったのか。ひとつには温泉に行きたかったのだが、紅葉シーズンで渋滞のところへわざわざ行くのもどうかと。そして、メンバーの一人が最近、いろいろとあって、できれば海に向かって「バカヤロー」と叫びたいとの要望もあり、結局湘南に落ち着いた。鎌倉で昼食となり、鎌倉八幡宮に詣でる。4人のうち3人がおみくじを引く。なんと、私ともう一人が凶で、残りの一人が大凶。いやはや、すごいメンバーである。その後、江ノ島に行く。ぐるりと島めぐりをして、最近復興された岩屋へ。私が横浜から現在の茨城に越したのが、昭和43年ごろであったが、確かそのころここは閉鎖された。30年ぶりぐらいの岩屋訪問となり、一人感慨ひとしおという感じで、他のメンバーは何故、一人感動しているか怪訝そうな顔であった。海の見える食堂で、ビールで乾杯。いやあ太平洋を目の前に、天気は最高。空にはトンビが。手にはビールジョッキ。まさに、天国のような心地好さ。やっぱり海はいいですね。そして、江ノ島で駐車場に戻る途中の酒屋で、なんと日本酒久保田の「紅寿」が6千円で売っていた。これはラッキーと即購入、一升瓶を抱え茅ヶ崎に向かったのである。なかなか楽しい一泊二日の旅であった。
97.10.17 掲示板
最近、知り合いのホームページオーナーが相次いで掲示板を開設されてます。まず、御存知ベルデ氏、そして Akiさん、 STATIONWAGONさんも開設されました。特にSTATIONWAGONさんは、市況解説中心に行うようですので、早く為替市況を知りたい方の基調な情報源になりそうですよ。ベルデ氏もマーケット用の掲示板も作られてます。株式はこちらで。Akiさんの掲示板では来訪者同士の対話の場といった感じです。私も今だ入院中の牛のマークのパソコンが退院次第、作戦会議室を再開し、リアルタイムの相場情報交換の場を作りたいと思っています。しかし、いつ退院するんでしょうねえ、牛くんは・・・。
97.10.16 コスモス
薄紅のコスモスが秋の日の・・・と、コスモスの季節である。私の住んでいる地域では一部の休耕田を利用してコスモス畑として開放している。昨年までは無料で花を摘めたが今年から摘むのに20本100円と料金制となったが安いものである。子供達も一面コスモスが咲き乱れているなかを歩きまわりうれしそうである。コオロギなど秋の虫の音が静かに聞こえてくる。空は澄み切った青空。いやはやここで一句というか、一遍の詩でも、書ければいいのだが。やっぱり自然はいいですね。
97.10.15 セミナー
昨日引け後、住友キャピタル証券さんのセミナーに参加させていただきました。これを見ている方のなかにも出席されたことのある方も多いと思いますが、私は今回が始めてでした。歯切れのいい佐野さんのコメントや他ではあまりみられないテクニカル分析など充実したセミナーでした。セミナーとか研修とかではつい、うとうととしてしまうのですが、しっかり最後まで聞かせていただきました。内容については、住友キャピタル証券さんのホームページをご覧ください。ちなみに表紙の色は黄色です。実際、相場は高値波乱の様相を呈しているようですね。
8万人突破
ついにアクセスカウンターが8万人を越えました。ほんとうにありがとうございます。一日当りの延べ来訪者も700人を越えてきました。もっと充実したものをとは考えているのですが能力不足もあり、なかなか手を加えることもできません。しかしながらこれだけの方にみていただいているという事はページを更新したりする上でもたいへん励みになります。これからも「債券ディーリングルーム」をよろしくお願いいたします。
ブラック・ショールズモデル
今年のノーベル経済学賞にあのブラック・ショールズモデルで有名な(この業界では)マイロン・ショールズさんとロバート・マートンさんが受賞した。このモデルのおかげで、高校時代とらなかった数3の教科書とか読まされたり、アナリスト試験もややこしくなったし、エクセルの関数を調べさせられたり、あれっ、愚痴となってしまった。とにかく、オプションがここまで普及したのはこのモデルがあったらばこそ。そして、この公式を使うためにはコンヒューターが必須となった。ここだけの話であるが、会社でパソコンを入れてもらうにあたって、オプションの計算のためという理由がつけられたのである。実際はほとんどオプションとかには使わなかったのだが。証券会社や銀行のディーラー・トレーダーへのパソコンの普及にも一役買っていたとも思われる。「産学共同」が進んだ証拠とかも言われているが、自分のモデルを実際に実務で使ってみるというのはたいへん重要なこと。今後もこのような授賞が増えていくんでしょうね。
97.10.14 結婚記念日
昨日10月13日は7度目の結婚記念日であった。ちょっとごちそうが並び、月火水は禁酒しているのだが、昨日はビールのみ解禁し簡単にお祝い。子供達はいったい何でお祝いなのか理解してないようであった。記憶力が強くないので新しいカレンダーをもらった時にはしっかりチェックマークを入れている。また、指輪でも確認できる。日付確認のために指輪をしているわけではないが、結婚以来ずっと指輪はつけている。以前見た映画のシーンで、主人公(男)の前で、相手の女性が気がアルような素振りを見せた時に、さっと左手をかかげて指輪を見せ「すまんな」とかいったシーンがあった。思わず、ええなあと感じ、是非こういったシーンを自分もと。しかし、結局今まで指輪を見せる状況は皆無であった・・・。こんな不純な動機がきっかけ?とはいえ、とにかく指輪は7年間し続けている。ところで、既婚者の方、結婚指輪してますか。
ジョン・デンバー
ジョン・デンバーが飛行機事故で亡くなった。8年前、イエローストーン国立公園に行ったとき、カーステレオのラジオではカントリーアンドウェスタンが流れていたが、思わず口づさんだのは「カントリー・ロード」。まさに窓の外のアメリカの田舎の風景とカントリー・ロードがオーバーラップした。非常に好きな歌手だったので残念である。家に帰り母親に、ジョン・デンバーが亡くなったと伝えると、「足が長くてかっこよかったわよね」。それってもしかして、ジョン・ウェイン???。
97.10.13 作戦会議室
現在、牛のマークのパソコンは再び入院している。やはりプリンターとの問題である。やっとデータはプリンターに行くようになったものの、出て来た文字は化け文字。ちゃんとテストしたんかいな、まったく。と怒ってみても始まらない。またまた、後輩のを借り受ける。そのため、FTP転送と自分のページぐらいは見られるが、他の方のページはメモリー不足などで見られない。作戦会議室も開けない。その作戦会議室だが、あまり利用者もないこともあり、少し方式を変えてみようかと。相場関係者は良く情報交換を電話で行っているが、その情報交換を会議室でもできないかと。日に三度、熊・牛などを更新しているが、ざら場中はさすがに更新はむずかしい。しかし、短い文章を会議室に打ち込むぐらいはできるかもしれない(作戦会議室は掲示板、伝言板形式)。もし、賛同していただいた方にも情報を入れてもらえるならば、おもしろい情報交換の場となることも可能かと。仕事場でインターネットを繋いでいる方もだいぶ多くなっている事ですし。しかし、取扱いを注意すべき情報の扱い等、また参加者を限定する必要性なども考慮に入れる必要もあるかと。とにかく現状は新しいパソコンが入らない以上、すぐには無理であるが、環境が整い次第考えてみたい。もし、参加希望のある方、こういった方法はどうかとのご意見お持ちの方、メールをいただければ幸いです。そんなわけで、いったん作戦会議室は閉鎖となります。
97.10.9 ストリップス債
ストリップス債に関して「AE86」さんから御質問をいただきました。これを見ていただいている皆さんからも、御意見等いただけるとうれしいのですが。
アメリカ等では「ストリップス債」という、制度が普及しています。利付債として発行された財務省証券を、元本と利札を分離して流通させているのです。これは、日本では普及するでしょうか?今のところ、法律的にはストリップス可能と考えますが、流通制度が整備されていないこと、税制/会計制度が整備されていないこと、等を理由に、元本と利札を切り離して売却する人は現れていません。仮に、日本にストリップスの制度を作るとしたら、ポイントは税制だと思うのですが、その他に、1)どのような流通制度が必要か、2)ニーズはあるのか、3)利付債の取引量が減らないか、等について、いかがお考えでしょうか。御意見、アドバイスを下さい。
ブームがない
個人消費の低迷の表れか、最近なんとかブームというのがあまりないような気がする。パソコンブームも去り、CDの売れ行きも大幅に落ち込んでいるとか。芸能界、スポーツ界もこれっといったヒーローがいない。野球もヤクルト、西武の優勝とどちらかというと盛り上がらない組み合わせ(私はヤクルトファンです)。最近では、女子高校生のルーズソックスすら減少傾向にあるようである。やはり、景気は心理面も大きく影響するはず。景気回復のためにも、なにかブームが仕掛けられないのだろうか。しいていえば映画が、特に日本映画ががんばっている。北野監督などの映画が国際映画祭などで高く評価され、また「もののけ姫」もロングラン。でも、ブームというまでにはいかないような感じである。「失楽園」もいいが、それがブームになるのもいろいろ問題もある。これから流行りそうなものってなにかありそうですか。個人消費回復のきっかけになるようなもので。
97.10.8 国債の発行額
国債の発行額が来年度、減額されるのではとの観測が流れていますが、メールでこういったご意見もいただきました。「平成10年度の見通しでは(あくまで私の試算と予測ですが)、発行総額そのものは減少せざるを得ないと思いますが、ご承知の通り、国債には「対市中向け発行額」と「公的部門引受」があり、公的引受部門の計画によっては、対市中向け発行額が減少あるいは増加するということもあり得ます。平成9年度予算を見ていただければお分かりの通り、今年度の資金運用部引受は9兆円程度あります。昨今、運用部への郵貯預託廃止、などの流れでは、運用部引受もかなり減少することも考えられます(正直言って、この辺はかなり流動的)。個人的には、運用部の減額が対市中向け減額をある程度カバーするのではないか?と予想しています。」、本日の日経新聞一面も財投改革についてでしたが、確かに郵便貯金や年金資金の財投への預託義務を新規分から廃止する方向で固まっているようで、公的引き受け分が減少するために、ご指摘のとおり市中消化額はさほど減少しない可能性も強いと思います。ご意見ありがとうございました。また、どのような事でもけっこうです、ご意見などございましたら、私宛てにメールいただければ幸いです。
97.10.7 ヒアリング
本日付けの日経金融新聞の囲み記事で、日銀が債券買い占めで調査を開始したと伝えた。また、東京証券取引所でも債券先物市場の改革について勉強会を開く。米国ではスクイーズと呼ばれる取引は規制されている。また「フェイル」と呼ばれる市場慣行がありスクイーズは容易には成功しないような仕組みとなっているそうである。現在の日本市場、特に債券先物の決済制度ではこれは防ぐことができない。また、ここにきてレポ市場も発達してきたが、特に米系ファンドなどは以前からレポ等のノウハウも蓄積されている。制度上の欠点がつけこまれることは、ビジネスである以上いたしかたない。というより、スポーツの世界などでも弱点をつくのは当然扱くの戦略である。やはり取引ルールの変更なりを真剣に討議していただくしかないと思う。先物のために発行ルールを変更するというのもたいへんおかしな話であり、やはり先物の決済制度、スクイーズを禁止させる取引制度の整備など必要となろう。
97.10.6 テレビとビデオ
またもや、ビテオデッキが壊れた。カセットが入らないのである。すぐに押し戻されてしまう。マーケット・サバイバルを読んだ方は覚えていらっしゃるかも知れないが初期不良で交換してもらったあのビデオデッキである。すでにあれから1年たち保証期間も過ぎている。修理に出せば最低7千円からする。2万9千円の特売で買ったものを7千円以上も出して修理してもらうなら買い替えた方が安いと家族会議(参加者3名)で話しあったが、ふと私の友人に見てもらおうという代替案が浮かんだ。小・中・高校を通じての同級生が日本ビクターに勤めているのである。さっそく電話をして来てもらう事にした。といっても歩いて5分ぐらいのところにいる。たいへん仲の良い友人なのだが、ここ1年近く会っていなかった。さっそくビデオを分解し見てもらう。ちょっとローディングのところを押すと難無く動いた。一部接触が悪かったようである。ついでにテレビの裏を開け調整してもらうと、あら不思議。めちゃくちゃ画面がきれいになった。もののついでと、私の母親のテレビが白黒となっているので見てもらった。これも買い替える相談をしていたのだが、なんとカラー調整が狂っていただけとわかった。いやはや、この友人のおかげでだいぶ助かった。やはり持つべきものは友達である。しかし、カラー調整ぐらいわかりそうである。友人も苦笑いしていた。まだまだ機械は機械なんですな。どうも全部コンピューターがやってくれるから、へたに手はだせんと思っていたのは思い込みだったんですね。とにかくも、藤田君ありがとうございました。
97.10.3 景気対策
なにか良い景気対策はありませんかとの問いかけに、住田様にお答えいただきました、ありがとうございます。ではさっそくご紹介させていただきます。
景気対策を策定する上で、前提条件(あるいは制約条件)は「財政支出を伴わない。 」です。財政支出を行っても、公共投資では日本経済の病理には効かないでしょう。 (これまでの財政支出を不良債権処理のための公的資金投入に使っていれば、今ごろ 日本株は米国株と肩を並べていたでしょうね。)。そこで、私案です。 「資産再評価」 今の日本経済は、バブル崩壊の清算を行っている状況にあります。そのため、各種の 調整が進展している段階での痛みが表面化していると思います。この調整の行く先は 「含み依存型経済からの脱却」だと思います。すなわち、金融機関にとっては早期是 正措置を契機に、内包していた不良資産を決別し、時価会計制度の下で(アメリカン ・デファクト)グローバル・スタンダードを目指そうとしているわけです。ビッグバ ンは決して金融だけの問題ではありません。しかし、経済全体がビッグバンに対応し ていないことが、今の調整の痛みとなって表れているのではないでしょうか。経済構 造のビッグバンを実施しないと、金融ビッグバンの調整が経済全体を恐慌に陥らせて しまう。 そこで、ビッグバンの一つの柱である時価会計の導入を金融機関だけでなく、一般事 業法人、政府部門にも適応し、資産再評価を行う提言をしたい。つまり、「資産再評 価」です。 資産再評価が実施されない理由は、再評価益に対する課税にあります。そこで、 2001年度までは資産再評価益への課税を1%程度の低い税率にし、2002年度からは法人 税並みの税率にする。そこことで、時価会計への導入・資産再評価の実施を促すこと ができるのでは、と考えています。 資産再評価を行うことで、これまでの含み益を実現された自己資本に組み入れられ る。リスク許容をバランスシート上で持つことが重要であり、そのことで日本の経営 が変わることは間違いない。また、このねらいは、企業経営だけでなく、再評価益を もとにした税収を、不良債権処理に向けた公的資金導入を行うためにあるのです。 国民経済計算(SNA)によると、1969年を基準とすると、日本経済全体の含み資産は 95年末には1908兆円、土地だけで1696兆円ある。しかし、ほとんどが家計部門の土地 資産であり、一般事業法人の含み資産は、532兆円(土地のみで394兆円)、金融機関 は43兆円、一般政府は21兆円ある。家計部門を除く、596兆円が含み資産である。600 兆円の半分を時価評価したとして、300兆円が課税対象となる。税率1%で3兆円の税収 が入り、不良債権処理や預金保護、投信買い上げなど金融・証券市場の再生に活用で きるのではないでしょうか。 まさに、「毒には毒を持って制す」です。 以上、私案を述べさせて頂きましたが、その他にはやはり「公定歩合引き下げ」が マクロ的には必要だと思います(今、マイナス金利を勉強中)
ジーコ
本日の日経の地方版に、鹿島アントラーズFCの鈴木社長が書かれたコラムが載っていた。題は「ジーコがもたらしたもの」、一部をご紹介する。「ジーコのカリスマ性と言われるものを分析すると、本当の知識を持っていて、預かっている人間の能力を把握し、自分のリスクで精一杯の努力をするということだろう。これは、企業経営者に求められるものと同じ要素だ。・・・アントラーズの成功に貢献した人はたくさんいるが、ジーコの代わりをできる人はいなかったと思う。」低迷しているJリーグにあって、アントラーズは実力・人気とも維持している。その源となっているのが、現在鹿島のテクニカルティレクターを務めるジーコである。先日は、鹿島市の一日署長にカルロス監督が就任し、ジーコは選手とともにドライバーに交通安全のビラを配ったそうである。その際、シートベルトをしていなかったり、携帯電話を使っていたドライバーに対してかなり、きついおしかりをしたそうで、いかにもジーコらしい。本当に何に対しても妥協は許さないのであろう。見習うところはたくさんありそうである。茨城の片田舎が世界的に有名になったのも、ジーコあってのものともいえる。サッカーの設備も、カシマスタジアムを含めて、確かにすばらしいものがある。茨城には誇れるものが少ないが、アントラーズはその少ないもののひとつであろう。かくいう私は、現在、茨城県人なのであった。
97.10.2 ヨンデル計数
読書の秋である。私も本好きで、常に本を2〜3冊持ち歩いている。通勤時間帯に読むものなので軽めのものが多い。今はトム・クランシーの「容赦なく、下巻」と「狂気の左サイドバック」というサッカー絡みの文庫、そして、今だ読み終えていない「自己組織化の経済学」が鞄に入っている。年中、本屋には通っており、毎月、かなりの本代を使っている。エンゲル計数ならぬヨンデル計数は異常に高い。チェックする意味で、ベルデさんに習い、本代だけでも、ホームページ上につけておくのも良いかと思う。しかし、ジャンル別に載せた場合、その他という項目が異常に多くなってしまうかもしれない。何をお買いになったのですか、との問い合わせに、ムフフとも答えられず、答えに窮する事態が発生する可能性もあるため、やはり本代の掲載は控えたほうが良いか(?)。とにかく、読書の秋である。まず、手元の本を読み終え、そして、今度こそ「金利の歴史」を読まなくては。
景気対策は
昨日の日銀短観を受けて、ついに日本の長期金利は今世紀最低水準になってしまった。市場はすでに景気は後退期にあると認識しているようである。たのみの輸出企業も息切れしており、まして非製造業、中小企業は悪化する一方である。政府も財政出動はする気がない、というよりしてもしょうがない。実際、これまでのような景気対策では、単に政府の借金を増やすだけとなってしまう。低金利で銀行を救済しているのだから、財政で建設会社をなんとかせいという声もでているようだが、銀行も建設会社も自分のことで精一杯。いくら水をまいても、あまりに乾ききっているのですぐに蒸発してしまうような状況にある。経済構造改革とおっしゃるが、なにをするのか。規制緩和は良いが既存企業の顔色を伺いながらでは限度もある。金利は、すでにいじれない水準まできている。さらなる金融緩和も確かに可能は可能であろうが、その効果にも限度がある。ではどうしたら良いのであろう。まったく手段はないのであろうか。確かに八方塞がりの状態ではある。この景気に対する不透明感の強まりの大きな要因が、銀行やゼネコンの不良債権処理問題にあることは間違いない。政府も中途半端な延命措置はやめ、思い切った処理を行う必要があるのでは。どうやら、時が解決するという他力本願は今のところ通用しそうもない。もし、どうしても財政出動となるのなら、いままでのような土木公共事業などに資金を使わず、情報インフラの整備 などを重視してはどうか。どうも適切な景気対策が浮かばない。ぜひ、みなさんの御意見をお聞かせください。
97.10.1 マージャン
昨日は、ベルデさんのお誘いを受け、「ホームページオーナーのためのマージャン大会?(仮称)」を見学させてもらいました。以前からお会いしたかった伊藤洋一さんには、しっかり自宅から持参した「スピードの経済」にサインをいただきました。メンバーはほかに、落語を聞く会にも参加いただいたワゴンさん、そして、以前、ベルデの会でごいっしょした矢嶋さん、そして幹事のベルデさん。和気あいあいと場は進行していたようです。次回は是非、私もマージャンにも参加させていただこうかと(むふふ、手の内は見えたぞ・・・なんてことはありませんが)。とにかく、みなさんお疲れ様でした。