98.1.13 不安定なマーケット
マーケットに安定を求めるのはむずかしい。マーケットの価格を決定するに際しては多くの要素がかみあっている。しかも、先行きの見通しという非常に不確定な予測数値が大きく影響している。要素が多い分、変動要因が多くなりまた時々によりその比重が異なる。たとえば現在の日経平均の理論値はという問題に対して、明確な答えは出せない。為替にしてもしかり。経常黒字ばかり重視すると今回の円安は見えない。他の要素、たとえば日本の景気や、アジアの金融不安などが大きく影響している。すでに現在は昔のようにのんびりした時代ではない。情報の到達スピードはマスメディアやコンピュータの普及により考えられないほどに早まった。とはいっても流すのは人間であり、その情報も適格なものかどうかはすぐには計りかねる。阪神大震災の時がまさにそうである。正確な情報の遅れがすばやい救援活動を妨げた。このようなラグも生じることで、ますますマーケットのゆれが増す。一見安定しているような時期もあるが、けっしてその位置がファンダメンタルから見てちょうどいいところというわけではない。たまたま動くべき要因となるものが総じて静かとなって止まっているだけである。情報の伝達スピードと情報の絶対量の増加により変動要因は多様にわたるようになった。このため、マーケット参加者は情報の価値判断をみるのに、マーケットの動きをみなければならないというある意味でのジレンマに陥っている。マーケットが絶対ではない。しかし変幻自在に動きをみせることで、マーケット自身落ち着き所を模索する。その結果が正しいかどうか判断はくだせないものの、現時点ではその位置がマーケット参加者の総和となる以上その結果は正当化される。このようなマーケットに対して未来の予測をすることは困難である。変動要因すら読み切れず、またその個別の影響度も予測困難。なによりも新しい変動要因が加わり、またこれまでの要因が欠落するかもしれない。マーケットはこのため不安定なのである。
証券取引の未来
証券取引の未来はいったいどのようなものになるのであろうか。まず取引所取引のコンピュータ化は進むことは間違いない。年末年始のしゃんしゃんもパソコン上でCGを使ってやるかもしれない。実際、今年から大阪証券取引所は場立ちがいなくなった。日本版ビックバンにより証券会社は免許制から登録制に移行し、株式手数料も自由化される。大蔵省の保護のなか、株式の委託手数料を主な収益源としていた証券会社は早々に体質を切り替えなくてはならない。大手では株式手数料は二の次で、資産運用としてのアドバイザー業務を主たる収益源とする方向にある。個人客も選別され大手証券は少なくとも運用という言葉が使える資産をもつ顧客を相手にしていくであろう。そしてネットワークを通じて資産の管理をし税金面などを含めて総合的な資産運用を目指している。これもシステムを作ってより早くそれを顧客に導入してもらい取り込んだ方が勝ちである。すでに現在でも大手証券では顧客の資産情報をアドバイザーと引き換えにつかんでおり、他社が潜り込めなくなっているようだ。しかし、それができるのは一部の大手。それ以外はとにかく自分の実力を計りながら試行錯誤していくしかない。ディスカウントブローカーを目指すのもよし、地域密着型とするもよし。資産運用なんて金額ではない小規模の個人の資金を導入するもよし。また、顧客の属性を利用した証券営業というのもおもしろいかもしれない。たとえば医者の資産運用のプロとか。税理士と組んだりして顧客属性に応じた営業も必要であろう。しかし、これまでのような飛び込みセールス型の証券業務では成り立たないことは明白である。ある程度効率的なものにしないとペイできなくなる。いちいち報告書を郵送なんてことはやってられない。ネット上で処理してしまえばいい。また、銘柄選定にもインターネットを利用した相談コーナーとかも今後は活用されよう。投資信託も銀行や外資系等の参入もあり、運用成績も当然ながらより資産運用もクリアーなものを必要とされる。とにかく現状の投資信託の手数料は下がってはいるものの依然として高すぎる。証券会社もやっきになって投資信託を販売しているが、もちろん顧客のためというより会社の収益のためというのが先行している可能性が強い。実際、顧客には見えないが株式発注という形での販売証券会社への手数料相当分の扱いがあまり明白ではない。インターネットの登場もあり、個人のお客様も情報武装しつつある。むしろその情報武装を助け、適切なアドバイスにより資産運用をまかされるようにしなくてはいけないはずである。いずれ単に横並び意識の強い証券会社は自然淘汰される。背伸びをせずに時代の流れを読み、儲かるための道具を模索していかなければならない。自由度が増す分、可能性は広がるのである。これからは意識の違いが大きく証券会社の収益を左右する。もし自分のところの経営者がそのような認識をもっていないとしたら、そしてその証券会社が現在中途半端な状態にあるとしたら・・・やはり自分の身は自分で守る必要がありそうである。
98.1.11 DOSVパソコン
頼んでおいたパソコンが来た。NECから入ってマックに乗り換え、そしてやっとウインドウズ95対応のパソコンが我が家に来た。実は今回は通信販売で購入した。ホームページを検索しているうちに見つけたのだ。とりあえず価格を各店と比較して最も割安と思われた。また、ホームページを見る限り信頼はおけそうだと判断した。ただ、メールの問い合わせに対する返事が少し時間がかかったのが気がかりではあったが、まあ見積もりもしっかりしていたしアフターケアのページも設けられていた。秋葉原に店があるのだが確かめもせず注文した。到着まで三週間との期間も予定通りであり、また使ったマザーボード等の部品の箱から袋にいたるまで残してあり、もちろん説明書とかCD−ROMもだが、ちゃんと新しいものを使ったのだということがわかるようになっている(結局、信頼するしかないのだが)。しかし、こういった形でみるといかにもパソコンとは部品の寄せ集めであることがわかる。いくら大手の名前の入ったものでも結局中身は似たりよったりである。以前は台湾製のマザーボードなど信頼できないという者もいたが、今はメーカー品のパソコンを含めてほとんどのマザーボードは台湾製。そしてCD−ROMはパイオニア製であった。メモリーは・・・どこのだろう?。とにかくスイッチを入れてみた。入らない。裏にもうひとつスイッチがあったのに気が付くまで数分間。不安が走る。そして、ディスプレイの接続。これまで使っていたアップルのディスプレイはDOSVでも使用が可能なのである。アダプターもしっかり残してあったのを見つけ出した。そして、OSのインストールを始めた。なんと最初はフロッピーからである。MS−DOSをインストールしなければならない。おいおい、まだMS−DOSかよと一人ごちながら必要なファイルをハードディスクにインストールする。しかし、気になる。なんで時代錯誤的なMS−DOSが必要なのか。確かにこの作業の後にCD−ROMのディバイスをインストールしないとCD−ROMが使えないのである。マックのように統一してCD−ROMだけでインストールできるようにしてほしいが、なぜかマイクロソフトのしたたかさも感じられる。なんとかCD−ROMが動けばあとはインストールは楽である。そして必要なソフトも組み込む。インターネットエクスプローラーの4とかメールやFTPとかである(すべて無料ソフト、というよりフリーウェアー)。またISDNの設定も必要。会社でウインドウズ95を使っているので特に問題はない。そしてインターネットに接続する。いやあ早い。メモリーを64Mにしたのとグラフィックボードに4M積んでいるだけでこれほど違うとは。とりあえず問題はなさそうである。オリジナルDOSV機であり増設等も楽。これからが楽しみである。そうそう、メーカー品の型落ちが安くなっているが、今年にも出されるというウインドウズ98は、まともに動かすにはMMXの200以上が必要とされる。マイクロソフトのことである。いったん移行したらその他のソフトもすぐに98対応にするであろうし、これからパソコンを購入される方はぜひMMXの200以上、できればペンティアムU、私のように予算不足の方は互換性のあるAMDのK6の200Mh以上がお勧めである。10万円パソコンと呼ばれているものは先行きを考えれば購入は控えたほうがいい。丹念にオリジナルブランドをさがせばけっこう安いものがある。ペンティアムUの300Mhでも20万円を割り込んでいるものもあるようである。まあ、資金に余裕のある方はメーカー品の方がいいのでしょうが、CPUには気をつけてくださいね。
初詣?
日曜日には鎌倉に初詣に行くつもりであった。私の生まれたのは横須賀の田浦というところ。その後、横浜の金沢文庫に一時住んでいた。このため当時の初詣はやはり鎌倉の鶴ヶ丘八幡宮。その後引っ越してからも初詣は鎌倉に良く行っている。ここ数年は子どもたちが小さかったこともあり遠のいていたのだが久しぶりに行こうということになり予定を組んだ。母親の誕生日も兼ねてということで私の妹も参加し総勢七人。ちなみに私以外すべて女性である。日曜日は比較的道は空いている。しかし、今回は私の調子というかタイミングが多少狂った。まず、家を出て高速に乗って、サンダル履きで乗ったことに気が付いた。外にはまだ雪が残っているにもかかわらずである。そして財布の中にお金を入れるのも忘れた。今日はまかせといてくれ、なんて言えなくなってしまった。それが響いたのか首都高速で横浜方面へ左折せずに、目黒まで行ってしまった。子供たちが東京タワーが近くに見える、と騒いでいたので気が付いたが遅かった。目黒で降りて国道一号線で横浜へ。途中、ワイルドブルーヨコハマの近くから高速に乗り横横を目指した。すると首都高から横浜・横須賀道路へむかう途中が大渋滞。こりゃいかんと横浜新道へ。新道の途中から降りてなんとかなるわい、元地元だぜ・・・小学校4年までだけど。とがんばったあげく結局さっき走った国道一号へ。なんだ、あのまま来たらここへつくのかと。この調子では鎌倉はあきらめた方が良いということとなり、地図をふと見ると、近くに横浜ドリームランドがあった。私は幼少のおりここができたばっかりで両親に良く連れてきてもらった。なつかしい!!、ということでドリームランドへ行こうとなり、右折すべきところの看板を捜しても・・・ない。普段そんなに迷わないはずの私がまた迷ってしまった。適当に曲がって一般住宅街を抜けると、やっとなつかしの大観覧車と、五重の塔のような高層ホテルが見えた。ドリームランド内は雪が残っていたこともあり人影はまばら。しかし子供たちは大喜びであった。私や母そして妹も30年ぶりであり感慨ひとしお。家人は初めてということであった。私はなんとしても観覧車と潜水艦に乗ってみたかった。なぜか印象に強く残っていたのである。観覧車は当時確か大きさが日本一であったと記憶している、今乗ってもやけに高いところまで上がる。高所恐怖症だったことを思い出したのは、半分近く上がってからであった。潜水艦にものる。作り物の魚だがけっこう楽しめる。しかし、やはり閉所恐怖症でもあったことを思いだしたのはハッチが閉まってからであった。なんだ印象に残っているはずである。恐怖心からのようであったが?。そんなこんなで雨も降ってきたこともありドリームランドを後にした。帰りはそこから約2時間で帰ってきた。行きは倍近くかかったが。まあ、なかなか楽しい休日ではあった。
98.1.9 雪見酒
昨日はチェース証券の倉都さんと東京三菱証券の永田さんとごいっしょに新年会をさせていただきました。倉都さんは複雑系のページでも紹介させていただいていますが「カオスで挑む金融市場 」などを書かれています。また近々新しい本の出版を予定されているそうです。倉都さんも永田さんも鳥取県のご出身。倉都さんのご実家は歴史のある造り酒屋さんです。もし日本酒がお好きな方は倉都さんのページをご覧になってください。永田さんも私のホームページを見ていただいているとのことで、倉都さんの後輩にもあたり今回ごいっしょさせていただきました。話の中心はやはり最近の金融動向。みなさんのお話を聞くたびに本当にたいへんな事態になっているのだなあと実感します。楽しい時間はあっと言う間に過ぎてお開きの時間となり、外に出るとすでに雪が積もっていました。どうやら電車も止まってしまったところもあるようです。とりあえず東京駅の方にいかれるというお二人と別れ、予約してあったホテルに向かいました。前日の天気予報で今日の予報が雪となっており、これまでの経験から通勤の足となっている常○線は雪の日は大きくダイヤが乱れることが多かったのです。そこで思い切ってホテルに予約を入れておいたのですが、まさかこれほどの大雪になるとは思っていませんでした。カプセルホテルにはたまに泊ったりしますが本格的なホテル(ホリデー・イン)に泊ったのは久しぶり。しかも一人で(本当に一人です!!)。テレビをつけると電車のダイヤが大きく乱れていると報じられ、外では救急車のサイレンが響き渡っていました。先ほど別れたお二人にはたいへん申し訳ないことをしたと思い、なんとか無事に帰宅される事を祈るのみでした。大雪のなかでの新年会でしたがこれは一生記憶に残りそうです。倉都さん、永田さんこれからもよろしくお願いします。
牛・熊のデータベース化は?
先日の牛・熊のアンケートにお答えいただいた方、ありがとうございました。いやあ拮抗しました。現在のところ21名の方に答えていただき、とりあえず結果は11対10で残さなくても良いという方が多かったのです。新しく見に来ていただいた方のために残したらどうかといったご意見もありました。私自身は牛・熊はその場ののりで書いていることもあり、あとで、はずかしい思いをしないためにも保存していなかったのですが、とりあえずは必要ないという方の方が多かったこともあり今までの体制でいこうかと思います。ただ日々のデータベースは必要と思い、そのために「臨機応変」というページを作っています。日々の動きは情報ベンダーとか新聞等に載っています。しかし過去の検索は苦手です。厚い縮刷版とかを調べるのも大変です。その点、インターネットは便利です。過去の日付のページをクリックすると即座にでてきます。自分で作っておきながら、使用頻度という点では少ないかもしれません。しかし、これをデータベースとして使っているという方も意外に多いということもわかりました。これはまさにインターネットならではの使い方であると思っています。昔のページを見るとレイアウトもすっきりしてなかったりしていますが、まあ写真がセピア色に変わるがごとく考えていただければと思います。このようなアーカイブがいろいろと出てくると、いろいろなな使い方ができるかもしれません。相場関係者も意外に無駄な作業をしている場合が多いようです。それぞれのパソコンに同じデータを手入力したり、そんな使用頻度もないにもかかわらず資料の数値を入力したりしているのでしょうか。もし、そんな無駄な入力を少しでも省けるようにインターネットを使い会社という枠を超えてデーターの交換ができれば面白いと思います。確かニフティーではこのようなデータベースがあったようですが、あまり使いかっての良いものはなかったようにも記憶しています。何か皆で協力してできないでしょうか。もし、このページがそんな方々の橋渡しにでもなればとも考えています。
98.1.8 藤巻氏
モルガン銀行の藤巻支店長は円債でほぼ一人勝ちを収めている方と言われている。以前からかなり円債に対して強気の見方をなさっており、ほとんどの市場参加者が予想していなかった今の水準を予見されていた。その藤巻氏のコメントが日経新聞等に掲載されていたが、この中で「現在の経済混乱は、自由競争が欠如した戦後の社会主義体制下で蓄積した歪みが表面化したことが大きい。膿を出し切れないと傷は癒えない。日本も真の資本主義に変わる必要がある。そのためには株主重視の企業社会に転換し、あらゆる面で情報公開を徹底させ、時価会計の導入が不可欠となろう」(昨日のクイックのニュースより)と述べられていた。まさに私も同感である。現在では膿を出し切れないうちに応急処置を施そうとの動きが強まっている。原価法とかなんとか言っている場合ではないはずであり、市場は日本の金融機関の本当の実力がどのぐらいあるのか計りかねている。金融機関自身も手厚く保護されていた過去を引きずっている。米国の形式が絶対的だなどとは言い切れないが、情報公開、時価会計とかはすでにグローバルスタンダード化している。小手先の手当てを講じるより、いかにしてディスクロを徹底するか。まず、その手段を検討するのが先決であろう。そこで資本主義化に耐えうる金融機関がはっきりすれば、ふたたび資金は市場に戻るはずである。1200兆の個人資産うんぬんもいいが、それを引き込めるのはしっかり情報開示したところだけである。個人の疑心暗鬼はそう簡単にぬぐえない。うわさはいけないよというのは一つ間違えると情報管制になる。確かに噂をわざと流して相場操縦するのは違法である。しかし、人の口はふさげない。噂をするなというのではなく、噂に対してしっかりした反論ができる体制が必要なのである。ろくな反論もできず、情報公開もしたがらない。これでは噂されてもいたしかたない。じっとまっていれば風向きが変わるなどと考えているとしたら、まあ先は見えてしまうのでしょうね。
ビスマルク
昨日発行のフォーカスになんと、あのアントラーズのビスマルクと伊達公子のツーショット写真が掲載されていた。なにを隠そう?、私はアントラーズファンであり日頃フォーカスなんて(新潮社のY君、ごめん)買わないにもかかわらず今回はこれにだまされて思わず買ってしまった。ビスマルクはご存知とは思うが宿敵だったヴェルディーからアントラーズに移籍してきた。最初は戸惑いがあったようだが、チームに溶け込むに従い、アントラーズの強さが増してきた。日本代表で固めた守備、ブラジル代表クラスの中盤、フォワードは人材が豊富すぎるほど。増田・柳沢も代表候補。まあ、強いはずです。話はフォーカスに戻るが、フォーカスされた二人をガードしていたのが世界的なディフェンダーのジョルジーニョというのがおもしろかった。まあ、守りはしっかりしているはずですが、反則すれすれのフォーカスの突破は許してしまったようだ。グラウンドをでれば普通の人であり、とやかく言う筋合いはないがあまりに突拍子もない組み合わせであったためにちょっと興味を引かれた次第です。
98.1.7 ホームページ・・その1
このホームページを見てくれている方がいったいどのような使い方をしているのか作っている者として興味がある。まず、表紙では債券相場の簡単なコメントを書いている。新聞でいえば見出しのようなものであり、こういう使い方は新聞社などのホームページ以外ではあまり見られない。表紙は毎日のようには更新しないオーナーの方が多いと思う。しかし、私のページ作りの主眼は債券相場情報であり最初に簡単な相場動向のコメントはやはり必要かと思っている。いろいろおしゃれな表紙を見るとうらやましいが、極力画像とかは押さえ、フレームも使用せずに簡潔明瞭な表紙作りをしようと心がけている。そして私のページのなかで良く見ていただいているのが「牛さん熊さんの本日の債券」である。どちらかというと専門用語やカタカナ語が飛び交う相場の世界だが、これを文章化すると相場関係者以外の方が見てさっぱりわからなくなる。関係者である私もわからない時がある(?)。もちろんこのホームページは金融市場関係者向けに作っているつもりだが、とにかくわかりやすいという事がオープンなインターネットの世界では大事かとも思っている。そしてなにより、この会話形式は書いている私が書きやすいということがあげられる。おじんギャグと呼ばれながらも、二人の会話を楽しんで書いている。これを見て債券に興味を持ったとか、日経新聞の金融面がおもしろくなったとかのメールを金融関係者以外の方からいただいた時はたいへんうれしかった。また、債券関係者からは朝方はまわりのパソコンすべてが牛・熊になっていたという話も聞いた。まあ、そんな事はないと思うが多くの方に見ていただいていることは確かである。そこで、ひとつアンケートをお願いしたい。牛・熊は過去のものは残していない。牛・熊を見ている方にお聞きしたい。「牛さん熊さんの本日の債券」は過去データとして残したほうが良いであろうか。
98.1.6 ホケットモンスター
昨年末、テレビアニメで問題となったポケットモンスターであるが、この事件の影響でむしろ知名度が広がったようである。子どもを持っている親ならほとんど知っていたポケットモンスターだが意外と世間一般には知られてなかったらしい。しかし、うちの子ども達もアニメから入っていたためにそもそもポケットモンスターというゲームは知らない。それではと、これほどまで有名になったポケモンの市場調査をすべく少ない小遣いでソフトを購入した。ハードはゲームボーイだが、新婚旅行の際に機内での暇つぶし用に買ったものを引っ張りだした。しっかり電池がボロボロとなっていたがなんとか稼動した。実際にやってみるとおもしろい。昔、流行ったロールプレイングゲームの形式でありながら、昆虫採集のような、また「たまごっち」のような育てる要素も持っている。二台のゲームボーイを通信で結び、ポケモンの交換もできる。できるというより、通信でしか手に入らないポケモンもあるそうである。確かに遊びの要素をふんだんに盛り込み、またそのキャラクターもかわいらしい。ネーミングがアバウトであるが、まあ覚えやすいといえば覚えやすい。雷で攻撃するねずみがピカチュウ、その進化系がライ(雷)チュウなのである。すでにたまごっちを扱える幼稚園の長女が興味を示してやりはじめたが、さすがにまだむずかしそうな様子。それならばとおやじ(私)がでてきてどっぴんしゃん、すっかりはまってしまった。今年中には151匹ではなく250匹のポケモンがでてくる金と銀版が出されるとか。アニメ再開を望む声も強い。ポケモンブームはむしろこれからがピークをむかえるのではとそんな気もした。
98.1.5 ピンチのうしろにチャンスあり
今年の債券相場も堅調なスタートとなった。という事はあまり世の中は良くないということの裏返しとも言えるのか。日本景気の先行き不安から円安も進行している。金融システム危機もまだまだ続きそうである。日本版ビックバンもいよいよスタートする。いったん走り出したら、止まらないのが世の中の流れである。政府は金融危機に直面しビックバンのスケジュール自体の見直しすら検討しているようだが、流れに逆らうような事をすればその反動も大きい。なぜこのような金融システム危機が訪れたのか思い起こす必要がある。世界の金融システム、つまりグローバルスタンダードは米国から生まれた市場型の金融システムである。これまで日本経済の発展は銀行主体の間接金融に負うところが大きかった。そしてその金融システムを行政が手厚く保護していたのである。しかし、それはバブルの崩壊という形で大きな欠点をさらけ出した。黒船が来たのである。日本のスタンダードは世界には通用しない。そして封建体制から脱しなければならない。確かに生みの苦しみは辛いものがあるであろう。多くの金融機関も破綻した。格付けが低くなったことで株式市場では仕掛け的な売りもあったようであるが、もし本当に市場につぶされたという金融機関があったとしたら市場のシステム自体を見直さなければならない。しかし、これまで破綻した金融機関は「飛ばしの事実はない」はずの飛ばしがあったり、不良債権が公開されていた額と大きく違ったりと決して格下げが原因で破綻したなどと言ってられる義理はない。もちろん金融機関がこのシステム不安により弱体化しているのは確かである。しかし、このサバイバル戦に生き残ってこそ体質が強化され、世界の中で太刀打ちできる。世界に通用させなければならないのはなにもサッカーだけではない。しかも、この混乱期こそチャンスである。不思議と混乱期に人材も出る。また、自分も強化しなければならない。ある意味でおもしろい世の中になってきた。ここをピンチととるかチャンスととるか、それによって将来に大きく影響する。政府を含めて人に頼ってばかりはいられない。もちろん政府にはしっかり流れを見極めた政策を取ってほしい。後戻りは許されないというか、たぶんできない。庶民は牛肉の味を覚えてしまった。