「若き知」

98.8.28「嵐を呼ぶ男」

台風4号が接近している。今年は台風が少ないといいながら、それでもやはりやってきた。まだ遠くにいるものの、その湿った暖かい風が日本に到達し、それが雨雲を発生させる原因となり、那須や郡山などが局地的な豪雨に見舞われた。水戸市を流れる那珂川の源流は那須にあるため、市内の堤防が決壊する危険性が出て多くの住民が避難しているようである。これから台風の接近に伴い、直接的な影響が出ることも考えられる。特にこれまで集中豪雨に見舞われた地方はさらに警戒が必要であるとか。すでに犠牲になられた方もおり、今後大きな被害がでないことを願うばかりである。実は今週末、霞ケ浦近くのバンガローでバーベキュー大会を開く予定であった。まさか台風など予期していなかったため、準備をすすめていたが、さすがに中止とならざるを得なかった。グアムに行ったとき、台風に居座られて以来、どうやら雨に祟られている。夏休み最後の休みで、いろいろと行事を計画されていた方も多いと思うが、とにかく台風の接近に備えなければならない。別は私が台風を呼んだわけではないが、「嵐を呼ぶ男」といわれても反論できなくなってきた。

98.8.26「自民党と大手銀行」

金融再生法案の審議が延びそうである。野党は対案を提出。どうやら難航は必須の状態となっている。野党は大手銀行が経営不安に陥った場合、公的支援も可能とする政府の考え方を否定している。当然である。経営責任やリストラを条件にと言っているが、なんとかうやむやに延命策をとろうとしている姿勢が政府自民党の動きには見える。確かに日本の経済は政府の加護のなか大手銀行主導のもとに成長を遂げてきた。その実績については否定できない。何故、長銀に対してあれだけの延命策をとろうとしているのであろうか。世界的な金融不安を招くとか言ってみたり、デリバティブの想定元本が大きすぎると騒いでいるが、すでに山一証券や拓銀が破綻しており、それほどの影響があるか疑問である。実はここで長銀問題をソフトランディング形式で解決しなければならない事情があると見てもおかしくはない。つまり、連鎖的な破綻が生じることを懸念していることは確かである。ここまで日本経済を支えてきた大手の銀行を救うというのは、自民党にとって一蓮托生でやってきた連れ合いをなんとか助けなければならないという身内の事情ととれなくもない。そのために古参の方を蔵相にも据えている。こんな批判を書くことは、金融業界にいるものにとって許されないものかもしれないが、それこそ時代錯誤的な発想であると考える。自民党や銀行にとって、前回の参院選により思わぬダメージを与えられた。今回の金融再生法案の審議にしてもしかり。簡単に片付けようとしたものの、野党の結束で思わぬ壁につきあたった。私とすれば、審議が延びて当然との見方をしている。なんといっても、我々国民の税金を使って一部の業態を救おうとしているのである。我々もその動向に目を光らせ、納得のいく使い方をしていただかなければならない。このままでは日本全体が政府とともに沈み込んでしまう可能性もある。とにかく現在の自民党の策では決して我々、いや私は納得できない。

98.8.25「日経ホームページランキング」

これまで、あまり自分のホームページについては積極的な宣伝等は行ってこなかった。リンクについても、こちらから積極的にお願いするということもなかったし、雑誌の紹介もすべて雑誌社等からの依頼であった。しかし、「日経ホームページランキング」というのがあり、これは多少気になって見ていた。なおかつ「資産運用の最新情報が得られるホームページ」というのがこれまで数度にわたってあった。できればランクインしたいという気持ちもあったが、前述のように積極的に宣伝するのも控えていた。ただ、今回は今日一日だけお願いしようかと、indexページにお願いのお知らせを載せさせていただいた。むろん、私のページがそれほどお役にたっているかどうかは、ご覧いただいているみなさんのご判断にお任せするし、ほかのページを推薦なさっていただいても良いかと思う。しかし、多少なりお使いいただいている場合には、お時間が許せば、一票投じていただきたい。今日お願いして今日締め切りとばたばたしていたために、20位以内のランクインもむずかしいかもしれないが、よろしくお願いいたします。

98.8.24「草刈り機」

生まれて初めて、草刈り機なるものを使った。長女の小学校で早起き会というのが23日にあり、本部役員となっている私も早朝から駆り出された(起きた時間は、実は普通の出社時間と変わらなかった・・・私はいつも、早起き会♪)。そして、なんと運動会用の駐車場の整備のために、草刈り機を使うことに。おいおい、都会育ちの私には(小学校4年までで、果して都会育ちといえるか!、しかも金沢区は当時、まわりは蓮田)、そんなもん扱ったことはない。しかし役員は皆その機械を与えられて燃料となるガソリンを入れて、見よう見まねであの恐いチェーンソーのような草刈り機を手に駐車場へ。エンジンを始動させ、腰のベルトに括り付けいよいよ草刈り。これがけっこう面白い。機械だけに、みるみる刈ることができる。こつを覚えるとわりとスムーズ。もちろん慎重にしないと思わぬ大怪我をするのも確か。しかし、1時間たち2時間たち3時間たち、そのうち手はほとんど麻痺状態。足もふらふらに。さすがに朝が早かったため、暑い日差しはまだ照り付けてなかったというものの、日頃あまり汗をかかない私が、汗だくだく。いい仕事をした、というより、なんでこんなことせにゃあかんのや、の状態に。10時にやっと開放され、帰宅。その時には、特に痛みとかはなかったが、案の定、これを書いている時には、すでにあちこちに痛みが走っている。歩くのもしんどい。しかし、良く土手などで草刈り機を使ってらっしゃる方もいるが、たいへんであることがしみじみわかった。まあ、これも貴重な体験ではあったと思うが、しかし、運動会の駐車場を作るのになんで草刈り機が10台もいるんだ!。いったい、どんな田舎かと思われてしまう・・・実はすごい田舎です。はい。

98.8.21「グループサウンズ」

小学校4年生当時であったろうか、グループサウンズが全盛であった。どちらかといえば、ませていたほうであったのか、タイガースやテンプターズ、スパイダースといった当時の人気グループに夢中になっていた。レコードとかはあまり買ってもらえず、とにかく歌番組を食い入るように見ていた記憶がある。紅白に、何故タイガースが出ないんだ!と、憤慨していた記憶もある。長髪がいけなかったようで、そのためレコード大賞は確かブルーコメッツの「ブルーシャトー」。それまで、ほとんど聞いたことがなかったが、受賞以降は好きなグループのひとつとなった。のちに岩崎宏美の歌った「すみれ色の涙」もブルコメの曲である。そのグループサウンズの全盛も長くは続かなかった。しかし、当時の数々のグループが歌った曲はいまでも鮮明に覚えている。六本木にこのグループサウンズの曲を生で演奏している店があった(はたして今でもあるのかどうか)。ずーと昔に、そこに良く通った。時には、ワイルドワンズのメンバーが飛び入りして「思い出の渚」を歌ってくれたりした。その時、よく一緒に行った人は私より少し年下であったが、やはりグループサウンズの曲が好きだったようである。確か「亜麻色の髪の乙女」をリクエストしていたなあ・・・と、これも淡い思い出である。はたして、このようなグループサウンズの話を書いて、懐かしさを感じてくれる方がいらっしゃるだろうか。もし、いらしたら、あなたの好きなグループサウンズの曲を教えてください。

「ビックバン時代のネット活用術」

伊藤洋一さんが監修され、金融関係を中心とするホームページを持っている方々が執筆された本が出版された。東洋経済新報社で出版された「ビックバン時代のネット活用術」である。今月8日に出版記念パーティーが開催され大盛況だったとか。私も出席したかったのだが、子供の都合で出席できなかった。このため、本を手にとるのが遅れたため、紹介もおそくなってしまった。執筆陣のなかには、「牛熊友の会」に入っていただいている方もおり、なんと94ページには、この「牛熊友の会」について書いていただいている(内藤さん、ありがとうございます)。まさに私が日頃考えていたり、実際ネットでやっていることがそのまま活字となっているといった感じであった。すでに、インターネットを使いこなしている方はもとより、初心者にもわかりやすい本となっている。また、それぞれPCの達人であり、そのノウハウの一部も披露され、たいへん参考になる。ぜひ書店で、一度手にとって、とりあえず94ページからご覧ください(?)。もちろん、よろしかったら購入してください。PCの脇において役立つ本となると思いますよ。

98.8.20「バーチャルライフ」

昨日、会社で使っているノートパソコンの調子がおかしくなった。液晶画面が突然に真っ白になったり、真っ黒になり動かなくなってしまったのである。「パソコンが、壊れて気づく、バーチャルライフ」。これでは、仕事にならないのである。もちろん、情報端末はあり電話もある。しかし、インターネットの存在は私の生活、特に仕事面にとってかなりの部分を占めているということを再認識した。まず、このホームページの更新がすでに生活の一部となっている。もちろんこれは一方的にこちらから流すものであるが、デイリーワークとなっているため、更新ができないと皆さんにたいへん迷惑がかかるのではと、かってに思い込んでいる。そして、メールのやり取りもできない。会社内部では残念ながらLANとかは設置されていないため、私の使っているメールは、ほとんどホームページ絡みであるが、やはり、いただいたメールにはなるべく早く返事を出すとこころがけているため(状況によっては遅れますのであしからず)、これも心配の種となる。そしてなにより、現在相場に関係した情報はインターネットを通じて得ているのである。これまでは業者間では電話のやりとりで情報を得ていた。しかし、知り合いも徐々に減ってきており、電話では限度が出てきた。そこで、インタラクティブな性格を持つインターネットを利用しようとしたのである。いったいどういったことをやっているかという点については、残念ながらお答えできないが、例えばブルムバーグなどではメールのやり取りで情報交換をされているが、それをインターネットで応用したものといえなくもない。こういったことのため、パソコンの故障により貴重な情報から遮断されてしまうのである。現在、インターネットをこういったかたちで利用されている方はまだ少数であろうが、徐々に浸透していくものと思われる。とにかく便利な道具といえる。個人で使用しているパソコンではあるが、バックアップ体制の必要を感じた。でも、それには資金が必要となる。うーむ・・・。

98.8.18「英語」

最近、英語に接する機会がめっきり減ってきた。昨日久しぶりに英語の文章を打ったら、綴りを間違うこと間違うこと。現在、再就職するときに必要な要件のひとつに英語力がある。PCはなんとかなるかもしれないが、英語については再度勉強する必要がありそうである。別に再就職する予定であるとかと言うわけではないが、備えるべきものは備えておかないと。10年前ニューヨーク研修に行ったときの主目的は、米国の外務員資格を得るためであり、必死の勉強の甲斐あって3ヵ月の猶予期間が与えられていたが、すんなり一回でパスした。その時はマンハッタンの国連のそばのアパートで、机にかじりついて勉強していた。そのアパートに決めた理由は、使いやすそうな机があったためであった。一回で合格したため、すぐに帰還させられるかとも思ったが当時は余裕があったのか、残りの2ヵ月あまりは遊ばせてくれた。なんと最後の一週間はロンドン現法へのあいさつがてらの観光までさせていただいた。自慢話に聞こえてしまうかもしれないが、人間必死になると意外な結果が出せるという実例でもある。また数年前には、小遣いほしさから、よせばいいのに翻訳の手伝いもさせていただいたことも。この時も土日返上で辞書と睨めっこしたが、人間やればできるという見本である(翻訳結果が良かったのかどうか定かではないが・・・)。翻訳もして、米国外務員資格もとって、それでも英語は苦手である。とにかく読み書きはかろうじてなんとかなる(?)が、ヒアリングやスピーキングはぼろぼろ。先日、親戚の家にカリフォルニアから中学生のかわいい女の子がホームステイに来ていた。一応、親戚では大学を出て、海外研修の経験もある私は英語はもうぺらぺらと期待されていたようだが、みるも無残な状況に。ただ単語を羅列したような会話になってしまった。やはり、再度しっかり勉強しなくてはならない。しかし何か目的がなければ、必死になれないのも事実。駅前留学はたぶん長続きしそうもない。うーむ、何かいい勉強方法はないものか。

98.8.17「夏空」

やっとここに来て、夏らしい空が戻ってきた。甲子園も夏空のもと白熱した試合が続いている。しかし、すでに旧盆も過ぎ、夏休みもあとわずか。東北地方は結局、梅雨明けがないという前代未聞の事態に。米を始め農作物に大きな影響を与えそうである。私は今年の夏は今のところ、海やプールに一度も行っていない。確かに海にいっての日焼けもあまり良くはないとはいえ、目の保養・・・ではなく、潮風に当たってのからだの保養となる。生物は海から来た以上、海に回帰したがる(うーむ、なぜか言い訳のように聞こえそう)。旧盆を過ぎると海も荒れて、クラゲとかも発生しやすくなる。どうやら今年は結局、このまま海に行くことなしに夏が終わってしまいそうである。残念。でも、やっと夏らしい空となってきた。あまり暑いのもしんどいが、夏は暑くないと夏らしくない。エアコンの入った部屋でこんなコメントをするのもなんであるが、入道雲がむくむくと出てくる夏の空が大好きなのである。8月もあとわずか、そしてどんな思い出が残るのであろうか。

98.8.14「ハードランディングかソフトランディングか」

現在、金融市場が最も注目しているのが、大手銀行の破綻問題である。債務超過の銀行はないとの検査報告が出ていても、市場参加者は信じていない。長銀の株価はすでに50円を割っており、大手銀行株も軒並み下落している。不良債権額をめぐっていろいろな観測が出ているが、これまで破綻した金融機関の不良債権額が公表数値を大きく上回っていたという実績からみても、公表数字は誰も信じていない。しかもそれは、自分で調べたものである。このままだと確かに大手の破綻は避けられないかもしれない。もし大手都銀の一角とかが破綻した場合の、影響は想像を絶する。それゆえにしっかりとメスを入れることもできないのであろう。また、デリバティブ取引などは連鎖的な影響を受ける。ひとつの銀行の破綻が、日本の金融市場どころか世界の金融市場に大きな影響を与える。だから、このまま様子を見て、なんとか景気が回復して、多少なり消却していければ、などと悠長なことを考えている状況でもない。なんといっても、ここまでの景気低迷の主たる要因は、この不良債権に起因しているためである。スウェーデンのような国有化を含めた早期処理を実施しなければ、経済の立ち直りは不可能であろう。また、市場もそれを求めているようである。とはいっても、現政府や金融当局はそれをする勇気はどうやら持ちあわせていない。影響を恐れるあまり、手が出せず、さらに悪化するというのはどこでも見られる。ディーラーだって、いったん切りはぐった時、いつかは戻ってくれるかもと淡い期待のもと、ずるずると損失を拡大したりする。腕のいいディーラーは切り方がうまい。ソフトランディングで果たして解決できるのか、私は否定的である。もちろん、大きくメスを入れた時は、出血は覚悟しなければならない。しかし、日本経済はそんなやわにできているとは思えないのだが。

98.8.13「山口百恵」

昨日、横須賀の話をしましたが、私が横須賀にいる当時、同じ市内に私と同い年のある女性がいたはずです。その女性は、「スター誕生」という番組をきっかけにデビューし、歌謡史に残る歌手となりました。その女性、山口百恵さんを間近に見たのは、私が中学校当時、某市の市民会館で開かれたコンサートにおいてでした。叔母がたまたま券が手に入ったというので、私も見にいかせてもらいましたが、中3トリオと銘打ってデビューしていたものの、彼女はまだ売れっ子ではありませんでした。確か席もところどころ空いていました。私の席も前から5列目で、その時写した写真もすぐ目の前で写したような写真となっていました(貴重な写真ですが、どこかにとってあるはずです)。そして、そのコンサートにおいて、「新曲です」と紹介されたのが「ひと夏の経験」でした、中学生の私にとって詩の内容から強烈なインパクトを受けましたが、なんといっても曲がたいへん新鮮でした。案の定、その曲をきっかけにして山口百恵はヒットメーカーの道を歩んでいきました。馬飼野氏の曲を数曲出したあと、「コスモス」そして「いい日旅立ち」という歴史に残るような曲を歌い、人気が絶好調となったのは宇崎竜童氏の書かれた曲を歌っている時でした。私自身、市民会館で見て感じた山口百恵の印象が強烈だったのか、どうも宇崎氏の曲は私自身の彼女のイメージとは若干異なり、このころはあまり歌番組等で彼女を見ませんでした。しかし、映画「伊豆の踊り子」で共演した三浦友和氏と結婚して引退され、あらためて彼女の存在のすごさを感じさせてくれました。けっして美人ではなく、歌もそんなにうまいとも言えません。しかし、歌を歌っているときの彼女には、まさに女性らしさを感じさせてくれたような気がします。彼女もまもなく40歳。でも私の中の彼女は、いまだにコンサートで見たあどけない中学生のままのような気がします。

98.8.12「坂」

私の生まれた横須賀は、坂とトンネルの街です。住んでいたところの裏山は、田浦の梅林と呼ばれているところでした。山の上からは京浜急行の線路が見えました。幼稚園の行き帰りも坂道です。銭湯に行くにも坂道を通っていきました。でも、一番好きな坂道は、その坂を登りきったとき一面に海が広がる坂道でした。ただ、どこにあったのか記憶が定かではありません。たぶん、金沢文庫に住んでいたころに登った坂道かもしれません。一歩一歩、坂を上がるにつれて空の色が濃くなって行き、夏の照り付ける太陽の下、汗をかきながら坂の頂上に着いた時、視界に飛び込むSEA BLUE。その時、突然、海辺のざわめきが聞こえてくるんです。その坂道で、髪が長く、リボンのついた白い帽子をかぶり、白と青のワンピースの女の子と手をつないで登っていく、そんな夢を見たことがありました。ひとつのあこがれのシーンだったのでしょうか。ところで、その少女は誰だったのでしょう、初恋の人?。一歩一歩、わくわくしながら登る坂道。そんな坂道知りませんか?。

98.8.11「多様性」

生物とは本当に良くできている。特に性を二つに分けたことで簡単に多様化できる道筋を作った。もちろん人種の違いとかもあるが、例えば同じ日本人でも個々の個性はかなり異なる。この多様化が生物が生き残っていくための必要不可欠な条件となっている。いかなる状況の変化があっても、適応できる素地となっている。人類は道具を使用することで進歩を遂げたが、その進歩にもこの多様化が影響している。一定割合で突出した能力を持つ存在が生み出される。そして、外部環境次第ということもあるが、あらたな進歩となる発明発見を研げる。これまで、数多くの発明発見があったが、これらは確かに個々の能力に依存する部分はあるが、例えばエジソンがいなくても、電球は発明されていたはずである。一定割合でエジソンのような存在は現れ、なおかつある一定の進歩が遂げられている状況にあって、あるものが生み出される素地はすでに存在している。ベルが電話を発明したとき、実はまったく同時期に同様の仕組みを作っていた人物がいた。また、ノーベル賞の受賞者たちにとって、賞をとれるかどうかというのは、まさに時間との勝負と言われている。つまり、例えばガラスというものが作られてはじめて、レンズが出来、レンズができて始めて顕微鏡なり、望遠鏡が作られる。それには、この人でなければ発見されないというような天才的な特定された存在は必要とされないはずである。生物にある多様性がある限り、多少の時間差はあれ、これまで発明発見されていたものは同様に存在するはずである。そう考えると歴史の流れというのは、多少のぶれはあれ結局同様なものになっていくと考えてはいけないのであろうか。ここに多様化とそれにともなう確率がかなり影響されていそうである。歴史は繰り返されるといわれるが、歴史が過去を土台にして動いている以上、繰り返しはない。常に前進しており状況は変化する。ただその道筋はある程度固定されていると見てはいけないのであろうか。人間に遺伝子情報があるように、歴史にも遺伝子情報のようなものがあるのであろうか。

98.8.10「銀河高原ビール」

地ビールが解禁されて数多くの地ビールが出ているが一番成功したのが「銀河高原ビール」ではなかろうか。最近では地方の酒屋にも置いてあるし、都内にも何件か店があるとか。トナカイのマーク入りの青い瓶をご覧になった方も多いと思う。某メーカーの社長さんの趣味で始められたと聞くが、かなりのスピードで全国展開しているようだ。ここのビールは3種類ある。まず、代表されるのが、大麦と小麦が50%ずつ入っているというヴァイツェン。一般に売られているのがこれである。そして、すっきりした苦みのあるピルスナー。ローストした麦芽を使った香ばしい香りのスタウト、これは黒い色をしている。実は先週、夏休みの間に那須に行ってきたのだが、那須にも7月に「銀河高原ビール、ビール園」ができたのである。非常にゴージャスな建物でいきなりびっくりさせられる。一階は広いロビーに売店。そして、レストランがある。バイキング形式となって、和洋中か焼き肉か選択するようになっている。最初に行ったときは夕食前であり、2階のフロアーで簡単なつまみとビールを飲んだ。小さなグラスで3種類セットで飲むこともできる。私はグラスでピルスナーと、スタウトをまず飲んだ。ヴァイツェンは日本橋で飲んだことがあったが、コクのあるヴァイツェンに比べてピルスナーはたいへんすっきりして飲みやすい。一緒に行った家人は黒ビールのスタウトが気に入ったようである。結局ヴァイツェンも飲んで3種類制覇。いい気持ちで、そのまま温泉に直行した(アルコールを飲んだ後の入浴は避けましょう?)。翌日は昼食に、ここでバイキングを食べたが、1500円という値段ではまあ割安かもしれない。ただ、不満だったのは席と席のスペースがあまりないことである。ほかの部分ではかなり空間を使ってぜいたくをしている割に、肝心のレストランの席は狭い。ここはぜひ考え直してほしい気がする。このときも、もちろんしっかりビールを飲む。「銀河高原ビール」は、あちこちで入手が可能になった分、ものめずらしさはなくなった。このまま「銀河高原ビール」の勢いが持続できるかどうか。レストランの席ではないが、細かいところも気になる。値段もほかのビールに比較して割高である。豪華さや貴重さを売り物にするには、むしろ出店を押さえて、希少価値を強調されたほうが良いとも思うのだが。まあ、とにかく機会があったら一度お試しあれ。