平成11年01月分 平成10年12月分 平成10年11月分 平成10年10月分 平成10年9月分 平成10年8月分 平成10年7月分 平成10年6月分 平成10年5月分 平成10年4月分 平成10年3月分 平成10年2月分(その2) 平成10年2月分(その1) 平成10年1月分(その2) 平成10年1月分(その1) 平成9年12月分 平成9年11月分 平成9年10月分 平成9年9月分 平成9年8月分
99.2.26「オフィース2000」
マイクロソフト社は今年中に「オフィース2000」を発売するようです。本日はコンピューターの月刊誌が集中して発売される日です(本当は28日なのですが日曜日であるため繰り上げしたようです)。何誌かには「オフィース2000」の紹介記事が出ていました。私が期待しているのはエクセル。一部にはインターネット上でエクセルが使用できのではとの観測もありました。ネット上で数値を入力してグラフとかを書き換えられるとか。しかし記事を立ち読み(ちゃんと一冊は買いましたが)してもそういった機能の説明はなかったようです。期待していたのですが・・・。最近では少なくなりましたが、以前はなぜグラフが私のホームページにないのかといった問い合わせがありました。グラフもあったほうが良いのはわかりますが、別に私のサイトでなくても、金融関係者はご自分で数値を加工してグラフ化しているでしょうし、情報端末からも取れます。コンテンツということからは、独自性というものが出しにくいということもあり、もちろん面倒という点もありましたが、グラフはいまだにアップしていません。しかし、グラフはともかく数値データはアップして使いたいとは思っていました。読んでいる方々にご協力いただいて、債券や金融商品にからんだデータベース作りというのも面白いと思っていました。また、サイト上で価格や利回りの計算などが出来れば、いずれは出てくるであろうネット上での債券取引にも使えます。ただ、今のホームページを作成するのに使っているHTMLではかなり制約があるため、今度のエクセルには期待したのです。もし、新しいエクセルのインターネットに絡んだ情報を持っている方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください。
99.2.25「住友キャピタル証券さんの最後のセミナー」
住友キャピタル証券チーフストラテジストの佐野一彦氏のセミナーが3月2日(火)に開催されます。住友キャピタル証券さんとしては最後のセミナーとなるそうです。4月5日以降は大和証券さんとの合併ということもありその後のセミナー継続については現状未定とのことです。「記念にというつもりでお暇な方はご参加下さい」といったコメントもいただきました。セミナーは3月2日午後3時30分から東京丸の内ホテル「鶴の間」で行われます。私もこれまで何度か出席させていただき、勉強させていただいております。今回ももちろん出席させていただきます。最終セミナーということで混雑も予想されますが、佐野氏のお話を直接聞けるチャンスは当分の間ないかもしれません。ご興味のある方はぜひご参加ください。
99.2.24「だんご三兄弟、その2」
22日の若き知「だんご三兄弟」に関するメールなどをたくさんいただいた。予想以上にブレイクしているようである。さっそくテレビ放映を見たとのコメントや「若き知」を読んでいたので友人との「だんご」会話に参加できたとのコメントもいただいた。書き手としてたいへんうれしい限りである。「黒猫のタンゴ」や「山口さんちのツトム君」そして「およげ!、たいやき君」などのようなヒットを期待する声が多いようである。すでに3月3日発売の初回プレス分の予約はできなかったとのメールもいただいた。ちなみに3月3日はビデオも発売されるとか。久しぶりにとんでもないヒット曲が出そうである。ヒット曲といえば、最近よく耳にするのが宇多田ヒカルの「Automatic」。初登場でいきなの大ヒット。お母さんは、ご存じ藤圭子。よーく、歌を聴くとなるほど、歌い方が似ているという部分がある。聞いているうちに演歌に聞こえなくもないというのは言い過ぎか。とにかく2枚目のCDも発売され今年最大の注目新人となりそうである。ここのところ、ヒット曲といえば、GLAYとかラルクアンシエルといった、なんかおじさんには良くわからない系の曲が中心であっただけに、「だんご三兄弟」や「Automatic」などのヒットでやっと本来の(昔ながらの)ヒット曲が登場したのかなと感じるが、これってやはりおじさん思考なのであろうか。
99.2.23「再考」
2月12日の日銀による金融緩和について再考してみたい。何故にこのタイミングで日銀はさらなる金融緩和策に踏み切ったのか。その背景を探ることで今後の債券相場の行方も探っていけるのではないかと考える。まずは金融緩和が決定した当日の日銀発表の資料から。「わが国の経済をみると、景気の悪化テンポは、公共投資の拡大に支えられて、緩やかになってきている。今後、緊急経済対策が本格的に実施されるにつれて、景気の悪化には次第に歯止めがかかるものと見込まれる。しかし、企業や消費者の心理は依然慎重なものにとどまっており、民間経済活動は停滞を続けている。物価も軟調に推移している。景気回復への展望は依然明確でない状況にある。 金融面の動向をみると、短期金融市場取引や企業金融を巡る一頃の逼迫感は和らいできている。しかし、長期金利が大幅に上昇し、為替相場も円高気味の展開が続いている。株価も総じて軟調に推移している。こうした市場の動きは、わが国経済の先行きに対してマイナスの影響をもたらす惧れがある。」以上のように、今回の金融緩和は長期金利と為替対策であったことをはっきりとうたっている。しかし、少し遡って宮沢蔵相は2月2日に「市場の自立性尊重すべき、市場に任せておけばよい(長期金利上昇で)」といった発言をしているのである。それが翌3日あたりから急に長期金利の上昇を懸念する声が各所で上がりだした。なんと野中官房長官までもが言い出した。この長期金利に対する政治家の急変は何が原因となっているのか。それにはまず、この国債相場の下落の原因から辿っていく必要がある。昨年11月20日からの国債相場の大幅下落はご存じのように大蔵省(トップはもちろん宮沢蔵相)からのコメントがきっかけになっている。11月20日付け日経新聞によると「大蔵省は98年度の第三次補正予算で新規発行する国債12兆5千億円のうち10兆円以上を市中消化する方針」との記事が出た。これまで大蔵省の資金運用部は国債発行額の約半分程度を引き受けていた。その引受比率が急低下するという。この要因としては1月5日の日経の記事などで明らかにされている。「政府系金融機関や財政難に悩む自治体向け貸し出しを増やす結果、余資の運用額は大幅に縮小」そして、原資の調達期間が今後短くなると見ているため、余資運用の対象もすべて期間1年以下の短期国債とするとした。参考までに2月23日付け日経新聞には、「資金繰り難のはずが・・・運用部、余裕資金1兆円」とあるが、この資金は短期的な運用は可能ながら長期運用には適さない資金と見られ、あきらかに見込み違いは日経新聞の側にあると思われる。しかし、でもなぜ運用部の買い切りオペが再開されたのか。話が前後してしまうが、実は99年3月までの資金運用部の買い切りは予算化されており、その程度の余裕はあったとも考えられる。とはいっても今後どれだけ資金が必要になるか予測もむずかしく、このため蔵相も運用部引受とともに買い切りの打ち切りを了承したものと考えられる。ことに地方財政の悪化はご存じのとおりかなりひどいものになっていることを念頭においてほしい。しかし、出せなくもない資金であったことから買い切りが再開されても資金的には何ら不思議ではなかった。問題は一度やめたことを何故再開してしまったかである。また、突然とも言える日銀の金融緩和策も実施されたのは何故か。それは2月3日にポイントがありそうである。この日を境にして大きな地殻変動が起こった。その震源地は「影のサミット」などと呼ばれるダボス会議であった。世界経済フォーラム(WEF)の年次総会であるダボス会議は政官財のエグゼクティブが集う会合である。日本からは自民党の加藤紘一氏や大蔵省の榊原財務官が出席していた。また、米国側からはサマーズ財務副長官が出席していたようである。未確認ながら予定出席者名簿にはジョージ・ソロス氏の名前もあった。この会合で、サマーズ財務副長官から加藤氏や榊原財務官に対して「日米実質長期金利の接近」に対しての懸念が表明されたのではないかと考えられる(これに関しては一部マスコミが報道)。時を同じくして、ルービン財務長官から日本に対して金融緩和を求める発言が出た。またそのなかで日銀による国債引受が長期金利の抑制策として有効な手段であることを示したのである。これをきっかけにして、長期金利に対して急速に注目が集まってきた。日銀による国債引受についても各所から意見が出された。当初、日銀による国債引受は需給悪化を緩和されることで長期金利抑制策とみなしていた感があったが、現場にいる我々などそれはむしろ売り材料との認識を持っていた(2月13日付け若き知参)。そういった認識が広まったことから日銀による国債引受を訴えるトーンは低くなり、結果日銀引受と同じとみなされる日銀による買いオペ増額もなくなった。そのかわり日銀には金融緩和という手段を求められたと思われる。それは長期金利上昇や円高抑制策としてのものであるが、もちろん効果のほどはともかく景気対策となることも確かである。3月末決算を意識して円高を修正させ、株価・債券価格を上昇させる要因となる。実際為替はヘッジファンドの仕掛け的な動きから円安が急速に進んだ。また、債券に関しては日銀による金融緩和策に続いて前述の資金運用部の買い切り再開。そして、3月の10年国債の減額を発表したことで、これもヘッジファンドなどが債券先物の買い戻しを急ぎ、債券先物は133円台まで上昇したのである。もちろん日銀による金融緩和により資金が短期から中長期にシフトしていることも相場上昇の要因ともなった。しかしである。この付け刃的な政策には限度がある。日銀としてもG7前になんとか施策を打ち出したもののこれ以上の金融緩和は不可能に近い。日銀総裁は短期金利0%すら容認した。また、資金運用部の余資に限度があるのも確かである。買いオペの4月以降の継続程度は可能かもしれないが、運用部引受比率の上昇は見込めない。このため大蔵省としても中短期債に発行の比重を置こうとしているが、中短期債とはいえ発行額に限度があろう。また、今後の追加景気対策の可能性が絶対ないとは言い切れない。今後、さらに長期金利が上昇する懸念は十分に考えられる。榊原財務官も景気の回復があれば円高になるとも発言している。もちろん景気回復が明らかになると長期金利は上昇する。その時、米国はどうするのであろうか。ただ、ここでひとつ矛盾点も指摘したい。米国はご存じのとおり財政黒字となっている。財務省による国債の買い戻しも検討され国債発行額の減額も噂されている。にもかかわらず日本の生保などによる米国債の売却をそれほど恐れる必要があるのであろうか。ここで大量に米国債の売却が起きれば、ドルの急落という米サイドにとって最悪のシナリオも確かに想定される。それを危惧してのことであろうか。また、多少減速傾向とはいえ米経済はしっかりしている。日本の景気がこれほど悪化していても米経済に与える影響は少ないと思われる。米国が日本の景気に対してそれほど危惧する必要性はあまり考えられない。これまでの経緯からみても米国はそれほどお人好しとは思えない。キーはやはり日米実質長期金利差にあるとは思えるのであるが、米国側の意図するところも実際、読みづらいというのが現状である。
99.2.22「だんご三兄弟」
3月3日、ものすごい人気のCDが発売される。その歌の名は「だんご三兄弟」。今年最大のヒットとなることも予想されている。史上最大となるかもしれない。えっ、知らない?。私もちょっと前までは知らなかった。ただ、子供が見ていたNHK教育の「おかあさんといっしょ」でたまたまその歌を聴いて、これは子供に受けそうだ、とは思っていた。実はすでに各所でブレークしていたのであった。これはまるで、以前に史上最大の売り上げ枚数を誇った名曲「およげ!たいやきくん」を彷彿とさせるのであった。読売新聞には多数の「だんご三兄弟」の再放送を望む投書があり、確か本日発売のおじさんむけ週刊誌にも「だんご三兄弟」の記事がある。とにかくこのCDのヒットは約束されたようなものである。えっ、どんな歌だって?。ではこの
番組表を参考に、ぜひビデオにでも録画してほしい。歌の内容は簡単に言うと串にささっている仲の良い三人兄弟のだんごの話である。まあ、とにかく歌を聴いてほしい。たぶん、これを知らないと、あなたは乗り遅れますぞ!。
99.2.19「Dance Dance Revolution」
昨日の日記で、「もっとからだを使って楽しめるようなゲームのようなものが何かないものだろうか。」と書いたところ、さっそく読者の方からメールをいただきました。「Dance Dance Revolution」というものが、今、ゲームセンターで流行っているそうです。「足元には4枚の矢印を描いたパネルがあり、(上下左右の4枚)これを流れる曲に合わせて、「画面上に流れる矢印と同じ方向のパネルをタイミング良く踏む」のがルールです。ディスプレイを眺めるという点では、ビデオゲームですが、コントローラーを握るのではなく、体全体を使うので、ステップパターンの厳しい曲では、結構運動になります。実際に、これで「痩せた」という人もいるらしいです。上級者になると、ただ「パネルを踏む」のではなく、ステージの上で回るなどして、いかにも「踊っている」ように見えます。」・・・なるほど。我々世代ですと、ディスコというのが流行っていましたが、現代の若者はなんとゲームセンターでも踊っているようですね。ステップを踏めるというのは、確かに今でもステータスのようです。私の使っている田舎の駅構内でも、ラジカセを持ち込んで数人でステップを踏む練習をしている高校生などよく見かけます。今日は確かテレビで「Shall we ダンス」が放映されますが、太古の昔から人間はリズムというのを身体で感じとってきました。時代の変遷によって、単純なドラムの響きから、音楽に合わせてステップを踏むようになってきました。盆踊りしかり、社交ダンスしかり、フォークダンス、サンバ、フラメンコ等々。確かにこのステップを踏みながら汗を流すというのは、人間の欲する快楽のひとつであるのかもしれません。「Dance Dance Revolution」は、まもらくプレイステーションでも発売されるとか。40過ぎのおじさんが、ゲームセンターで、もたつきながらステップを踏むのははばかれますが、家で娘達に笑われながらも踊ることはできそうです。「ステップを踏む」、これって結構いい健康法かもしれませんね。
99.2.18「ツイスターゲーム」
小学生のころ、流行ったゲームといえば、まず「人生ゲーム」。カラカラカラとルーレットを回して、小さい自動車型の駒を進める。お金を稼いだり吐き出したり、結婚したり子供が産まれたり。子供が多いと確かお金がたくさん入る。できるだけ子供を多くしようとしていたような気がする。それが要因なのか、我が家は娘が3人もいる。しかし、いっこうにお金は入ってこない。そんな本番の人生ゲームはとにかく、当時は友達とわいわいがやがや楽しんだ。そんな遊びのゲームのひとつに、ツイスターゲームというのもあった。赤・青・黄色などの色のついた円がたくさんあって、ルーレットの示した色に手足を乗せなければならない。バランスを崩したほうが負けである。小学生のころだったので、からだも柔らかく結構楽しめた。しかし、これはいつの間にかすたれた。今、考えてみると子供はとにかく大人が男女対抗でやるとなると確かに問題がありそうなゲームではある。私より、年上の方々は、若いとき、別な意味でこのゲームを楽しんでいたのであろうか。えっ、何を考えているのかって。でも、廃れた要因はそんなところにありそう。まあまあ、当時はけっこうおもしろい遊びも多かった。今はなんかテレビゲームが主体になってしまって、画面の中でしか遊べなくなってしまった。かく言う私も一日10時間近くディスプレーを眺めていて言えた義理じゃないが。もっとからだを使って楽しめるようなゲームのようなものが何かないものだろうか。あれば意外に流行ったりすると思うのだが。
99.2.17「何が何でも」
大蔵省は蔵相の鶴の一声で、えっ、つるの一声ではないかって、その発言は危ない危ない。急遽、運用部の買い切り再開を決定しました。2、3月で各月2千億円づつ。この買い切りに関しては、99年度の予算に計上していなくとも、5年未満の運用であれば、長期運用法との関係では可能であるために来年度も可能ではあります。問題はそのような余資があるのかということになりますが。そして、3月長期国債の発行額を4千億円減額して1兆4千億円とし、減額分は2年国債と6年国債にそれぞれ振り分けることにしました。国債の発行年限の見直しも、今回は借換債の振替なので、「償還計画表」の変更(差し替え)は必要ありません。えっ、むずかしい事務手続きの話はいいって?。でも、このへんをしっかり押さえておかないと4月以降に関しても、予想をつけにくくなります。予算を国会で審議するときは、国債発行に関して、何年になんぼ償還しますよという「償還計画表」を提出します。つまり10年債はいくら4年債はいくらというのを国会で議決してもらうわけです。そしていったんこの予算が成立してしまうと、この「償還計画表」を差し替えることはたいへん困難になるわけなのです。ただ、これは新規財源債に適用されるもので、借換債には適用されません。このため、借換債ならば年限の変更は可能なのです。ただ、それ以前に、まだ99年度予算は国会審議中なのです。ならばいくらでも変更は可能だろうって。それはそうですが、すでに発行計画を明らかにしているものを、国会審議中に変更するということは、実は前代未聞なのです。また、大蔵省は「4月以降の長期国債発行では、フレキシブルに対応する」といったコメントもありましたが、これはこれまでの発行形態を変更しようとしているととれなくもありません。こういうかたちでの改革はちょっと問題があるとは思いますが、この改革自体は歓迎すべきものかと思います。シ団引受という発行形式の見直しをするには良いきっかけになるかもしれません。ただ、問題は何故、こんなことまでやらなくてはならないほど追い込まれているかという点です。1980年代後半に起こったことと今回のケースはたいへん酷似しています。時の蔵相も確か・・・。
99.2.16「春よこい」
ここのところ仕事絡みの日記が続き、おもしろくないとのメールが・・・来たわけではないのですが、たまには息抜きもしなければ。2月も中旬となり、私が家を出る時間も、うっすらと明るくなってきました(えっ、どこから来ているのかって。過去の日記を参照ください)。そして、いつも聞いているJWAVEのスノー・フォール・インフォメーションも今週限りとか。今年もついにスキーに行くことはできなかった。そして、毎朝、車窓から見えた富士山もこのところ霞で見えなくなってきました。春の足音は着実に聞こえだしているようです。今日も昼間は3月の陽気とか。季節は着実に変化しつつあるのですね。景気も春の胎動が聞こてくれば良いのですが。あっ、また仕事の話となってしまった。春といえば、そろそろ今年も牛熊の会の予定を立てなければ。去年は確か2月に開催させていただいたのですが、今年はもう少し暖かくなってから開催できればと考えています。しかし、今年はこのまま雪らしい雪も降らずに春になってしまうのでしょうか。通勤を考えると雪は嫌ですが、子供達は雪が大好き。えっ、だったらスキーに連れていけって。そりゃ、そうなんですが、子供もまた小さいし、お金はかかるし、アクセスがたいへんだし・・・。
99.2.13「債券急落の恐れ」
2月12日、日銀は金融政策決定会合において一段の金融緩和策を進めることを決定した。無担保コール翌日物の誘導目標値を0.25%から0.15%に低め誘導し、またレポオペの拡充などにより量的緩和を押し進める方針を打ち出した。そして日銀の速水総裁は、これらの金融緩和策は「長期金利の低下を促す処置であること」を強調したのである。ただ、国債買いオペの増額は今回は見送られた。長期金利は市場金利であり、その操作はむずかしいとあれだけ提言しておきながら、あえて長期金利の低下を促すためにという目的でなぜに今回の金融緩和策がとられたのか、それを探り、またそれが長期金利に与える影響、そして今後の長期金利の行方について、考察してみたい。
2月5日(金曜日)の夕刻、私はネットで知り合った方と飲み会があり、神田の店に行く途中であった。時間は6時ごろであったろうか。急に携帯電話が鳴った。珍しいことに会社に残っていた後輩からであった。なんと宮沢蔵相が「ツイストオペ」について言及し、海外で円債が急に上げ始めたとの連絡。「ツイストオペ」・・・確かに昔、聞いたことがある。この場合、状況から考えて、FBの売却の資金で長期国債を買い入れるという手段を想定していることは明白であった。先日、ルービン米財務長官が、ダボス会議の会見において、突然に「日銀による国債買い入れ」という手段もありうることを明言した。そしてそれから、野中官房長官など日本の政治家から「国債買いオペ実施」に対する要求発言が相次いだ。これにより、これまで経験したことのないほど日本の長期金利が注目されだしたのである。たとえば、為替市場など円が債券先物の動きに連動するなど、私にとっても過去経験のないようなことが起き始めた。為替により債券が動いたことはあったが、債券が直接に為替市場に影響するなどこれまでなかったはずである。やはりネットで知り合った為替を担当されている方から久しぶりに電話をもらって、国債相場の影響度をあらためて認識したのである。
これまで、蔵相や日銀総裁などは需給悪化による長期金利の上昇について、「心配していない」とか「1%割れが異常」といったコメントが目立っていたはずである。ある程度の長期金利上昇は容認していたと思われた。ところが、ルービン発言が伝わると状況は一変したのである。では、そのルービン財務長官の「日銀による国債引受」に関するコメントの真意はいかなるものであったろうか。2月10日付けの「若き知」においても指摘したが、ルービン財務長官は米国の財政を支えている日本からの米国債投資が減少するということに危惧を抱きだしたと思われるのである。また、それにともなうドル売りについても危惧しているのではなかろうか。つまりこれ以上、日本の長期金利が上昇してしまうと米国の実質長期金利と逆転してしまい、米国の財政を支えている大きな柱とも言える日本からの米国債投資が減少してしまう懸念があるのである。ダボスに出席した、加藤氏や榊原氏がサマーズ財務副長官などとの会見時どういったことが話し合われたか想像する限りではあるが、米国側が日米長期金利差の縮小に懸念を表明し、それに対する何らかの手段を求められ、その答えとして「日銀による国債引き受け」というものを提示した可能性はある。ただ、これはあくまで私個人の憶測の範疇である。とにかく、このルービン発言を伝え聞いて、日本の金融当局者も急に長期金利の上昇に対して懸念を表明しはじめたのも確かである。。マネーサプライ増加のための日銀による国債引受を強く主張した米経済学者に賛同したため(ただ、このグルーグマンに影響されたと思われる方々が今回絡んでいる)という意見も一部にあるが、そんなことより、国債の需給悪化を簡単に解決出来る方法として、日銀による国債引受という手段を米国側に提示したとしてもおかしくはない。
以上の状況から踏まえ、米国が日米長期金利差の縮小による日本による米国債投資の減少やそれに伴うドル安を危惧し始めたことにより、「日本の長期金利」をなんとしても低下させる必要性が高まってきたのである。今回の日本の長期金利の上昇がなぜ生じたのか、改めて述べるまでもないが、その要因は過去最大規模の国債の発行と資金運用部の国債引き受け比率が急低下したことによる市中消化額の急増であった。1月から10年債で月額1兆8千億円といった国債の大量発行がスタートしたが、その消化が順調であったとは残念ながら言い難い。実際に相場は下落基調となってしまった。今回の日本の債券相場の下落、つまり長期金利の上昇の主因は「需給悪化」である。ただ、これまで債券相場は「需給悪化」でトレンドが変化したケースは皆無であった。ファンダメンタルズの好転がなければこのまま長期金利が上昇し続けるということはあまり考えられなかったのである。また、1%以下まで低下した長期金利が行き過ぎという見方、つまり債券バブルが生じていたとの見方があったことも事実であろう。こういったことからある程度の長期金利の上昇は容認されていたとも思われる。しかし、状況は変わった。物価上昇を伴わない金利の上昇はつまり実質金利を大きく上昇させていたのである。そして、これに米国金融当局が懸念を示しだした。このため、まず、日銀引受という荒技を示して置いて、具体的な対処の方法を政治家や大蔵省や日銀などが模索し出した。日銀による買い切りオペの増額や、前述の「ツイストオペ」。しかし、これらは広義の日銀引受に変わりはない。また、蔵相は中期ゾーンの国債を増やして長期を減らすといった考えも示した。あの手この手で攻めてくる感じである。
しかし、この長期金利の上昇に対しての対策はどうしたらよいのであろうか。やはり2月10日付けの「若き知」をご覧いただきたい。簡単にまとめてみる。「一番良いのは国債を発行しない事。そして、資金運用部の引受再開。これは現状無理。次に、日銀による国債引受だが、かなりのリスクがあるため、やはり実現性に乏しい。ツイストオペはどうであろうか。これは、買いオペ増額も含めて、広義の国債引き受けともとらえられ、やはりインフレリスクが伴う。では、間接的な方法として公定歩合の引き下げなど金融政策変更という手段はどうであろう。」これが、今回、日銀がさらなる金融緩和策をとった主因であると考えられる。限られた長期金利上昇抑制策のうちの一手段と認識されたのである。景気下ぶれ懸念とかが急に出てきたわけではないのに、こういうタイミングでの緩和策はやはり、米国金融当局の日本の長期金利上昇を懸念した動きが要因と見ざるをえない。市場ではあまりにもあからさまな、買いオペ増額はないとみなしていたがやはりこれは見送られた。これはあくまで日銀の独立性というかメンツを保ったに過ぎず、次回以降買いオペ増額が決定される可能性はかなり高いと見てよい。しかしである。今回の金融緩和によっての長期金利に対する効果は、たいへん疑問視したい。長期金利も金利であり、やはり政策金利の変更によって長期金利も低下するケースは多かったのも事実。しかし、市場の手に委ねられている債券は素直に動いてくれないことも事実。実際、12日の国債相場は「金融緩和」発表後、いったん上昇したものの急落している。残念ながら市場に見透かされてしまったとも思えなくもない。しかもである。12日の売りの主役は外人と言われている。ヘッジファンドも仕掛けたと聞くが、欧米の機関投資家が年初から買っていた日本の国債を売却したとも聞く。これをどうとらえたら良いであろうか。非常に危険な状態に日本の国債市場は追い込まれていると見えなくもない。長期金利を上げ下げするのは無理という認識にも関わらず、一段の緩和策を打ち出しての長期金利対策。それだけ手段が限られていることを内外に示したといえなくもない。また、日本政府が必死となって長期金利の上昇、つまりは日本の国債の価格低下を押さえにかかると見て、ヘッジファンドなど収益チャンスと見て仕掛けてきてもおかしくはない。もし需給面からみて買いオペ増額とか日銀引き受けとか実施されれば、さらなる長期金利の上昇すら招きかねない。公的機関を使っての債券買いもあるが、そういった買い物が出れば良い標的になりかねない。実は今後の債券相場は急落の懸念があるのである。
そうはいっても、国債は金利商品である。日本の景気回復が遅れている現状、金利の上昇に歯止めがかかるはずである。株価は低迷し設備投資の伸びも依然として期待できない状況下、やはり資金は債券に向かわざるをえない。これまであまりに長期金利が低下しすぎていたため購入を差し控えていた投資家も買ってくる可能性は高い。ただ、ルービン財務長官が懸念している日本の投資家による米国債の売却にともなう日本の国債買いということも十分に考慮しなければならない。これは諸刃の剣ともなりうる。とにかく、急落といってもどこかで歯止めはかかる。繰り返すが「需給」でトレンドは変化しないはずなのである。
では、最後にこの長期金利上昇に対しての考え得る有効策をあらためて列挙してみたい。5年債の発行、そしてクォーターリファンディングといったことも検討事項であろうし、10日の「若き知」の後半部分。「外人投資家に絡んでは、やはり税制変更も効果的ではなかろうか。今秋にも外国人保有の国債の利子に対する源泉税撤廃されるとの見通しがあるが、これを早期に実施し、なおかつ外国人のみでなく国内課税法人に対する源泉税をも撤廃すれば、買い手の裾野を広げられる。ただ、これがどの程度の効果があるかはわからない。やらないよりはやった方が良いことは確かであろう。最後に、国債の引き受けシ団の見直しということはいかがであろうか。」残念ながら、このようなことしか思い浮かばない。手段は限られている。また、その手段をとったとしても、はたして長期金利の低下要因となりうるかどうか。
我々、市場参加者は今後の米国政府や日本の政治家や金融当局の動向に注意を払い、加えて外人投資家の動向などを見ながら、国債相場の動向を探っていかなければならない。これまでにないような異常な事態を日本の債券相場は迎えつつある。日本の国債価格を上昇させるために日銀は金融政策の変更すら実施してきたのである。これまで以上に波乱の展開が予想される債券相場である。
99.2.10「では、対策は」
ここであらためて、では国債の需給悪化つまりは大量発行に対して長期金利の上昇に波及しないようにするにはどうしたら良いのであろうか。いくつか考えをまとめて、列挙してみたい。まず、一番良いのは国債を発行しない事である。しかし、小渕政権に移り積極的な景気対策を講じたことから景気は底打ちしつつあると見られ、ここで景気対策を中止することはむずかしい。また当然ながら税収増は期待できないため、発行額を減少させることはやはり無理であろう。それでは、国債の需給悪化の大きな要因となった資金運用部の引受再開はいかがであろうか?。実はこれには地方財政の悪化が大きく絡んでいるため、地方財政が好転しない限りは、運用部には国債を買い入れる余裕はないと見て良い。これもやはり無理。次に、日銀による国債引受だが、これはいったん始まると歯止めが利かなくなる。かなりのリスクがあるため、やはり実現性に乏しい。それならば、ツイストオペはどうであろうか。この場合は短期債(FB)売りの長期国債買いということであるが、これは、買いオペ増額も含めて、広義の国債引き受けともとらえられ、やはりインフレリスクが伴う。買いオペはすでに実施されているものではあるが、もし増額となると限度がなくなる恐れは十分にある。ただ、オペの額は日銀券の流通量に応じてとの建前論があるが、それが減少しているにも関わらず、国債の買いオペを減額していない日銀の姿勢にも問題があるような気もする。では、間接的な方法として公定歩合の引き下げなど金融政策変更という手段はどうであろう。長期金利も金利であり、やはり政策金利の変更によって長期金利も低下するケースが多い。しかし、市場の手に委ねられている債券は素直に動いてくれないのも事実。それでは、外国投資家に日本の国債を購入してもらうというのはどうであろうか。ユーロの発足に伴い欧州系の投資家が年初に日本の国債を大量に購入したと伝えられているが、これは特殊事情と見て良い。ただ、利回りの上昇により米国年金などが日本の国債購入に動いたとも観測されている。米国と実質金利差が少なくなっており、さらなる円高が期待できるならば、自然と海外勢の日本国債買いは期待できる。しかし、ルービン財務官が懸念している日本の投資家による米国債の売却ということも十分に考慮しなければならない。これは諸刃の剣ともなりうる。外人投資家に絡んでは、税制変更も効果的ではなかろうか。今秋にも外国人保有の国債の利子に対する源泉税撤廃されるとの見通しがあるが、これを早期に実施し、なおかつ外国人のみでなく国内課税法人に対する源泉税をも撤廃すれば、買い手の裾野を広げられる。ただ、これがどの程度の効果があるかはわからない。やらないよりはやった方が良いことは確かであろう。最後に、国債の引き受けシ団の見直しということはいかがであろうか。なぜか今だに10年国債はシ団引受が存在する。中期国債や超長期国債はすべて競争入札となっているのにも関わらずである。もちろん10年国債は、国債全体から見てキーになっているため、安定消化のために必要との意見もあろうが、むしろ競争入札にしたほうが、変にヘッジとかが入ることもなくなり、また引受手数料の63銭をオンしての入札といった変な慣習もなくなる。既存既得権を守るためと見れなくもないシ団引受といったものも、見直すにはいいタイミングではなかろうか。といっても、これで需給悪化が防げるというものでもないが。とにかく、国債の発行ということをいろいろと再検討するにはいい機会ではなかろうか。ぜひ、ここはみなさんのご意見も伺いたい。
99.2.10「REPATRIATION」
ルービン財務長官の真意は如何に?。2月10日付け日経金融新聞のポジション欄に「リパトリエーション」に関する記事が載っている。「リパトリエーション」とは「本国送還」とか言う意味の単語であるが、ここのところ海外に進出している日本企業が、利益等を日本に送還しているとの観測が流れている、もしくはそういった指導があったのではといった噂まであった。また、生保などが外債投資から国内債投資に比重を傾けているといった観測もある(実際、生保による外債投資は減少傾向)。下記でコメントした通り、日米の実質長期金利差はほとんどなくなっている。もちろんこの大きな要因は、日本の国債の大量発行による需給悪化である。フィナンシャルタイムズ紙は、99年の世界の国債発行のうち90%以上が日本の国債であるとし、発行残高もまもなく米国を抜いて世界一になると報じた。世界最大の債券発行国がなんと世界最大の債権国でもある。つまりこれは資金の国内回帰の可能性がかなり強まってきたとも思われる。このためルービン財務長官は、米国の財政を支えている日本からの米国債投資が減少するということに危惧を抱きだしたとも思われる。もちろん、日本の長期金利の上昇は、貸し出し金利の上昇や銀行の保有国債の価格の低下といったことから、景気に対してマイナスとなり、しいてはアジア経済などにも影響を与える。しかし、米国にとっては、アジアの経済よりも、自国の財政のほうが重要であり、日銀による国債引き受けを提唱せざるを得なかったとしても不思議はない。また、国内景気のために米国の利上げ観測もあるが、日米金利差を拡大させるためのひとつの手段でもある。米国のプレッシャーにより、政治家まで国債の需給対策についてコメントするようになったが、つい最近まで2%程度の長期金利は自然であるといった発言もあったはず。日本の長期金利の上昇に危惧を抱いた大きな理由は、実は米国の国内事情からと見るのはどうであろうか。
99.2.10「米国」
野中官房長官は、今度は米国に日本の国債を引き受けてくれるように要請するつもりのようである。1980年代、日本は米国国債を大量に購入した経緯があるため、今度は米国に引き受けてもらってもよいのではないかといった論理であろう。もしかするとルービン財務長官などは、こういった意見が出ることを想定して早めに、日銀の国債引き受けなどを示唆していたのであろうか。実質金利で見ると日米の金利差は急速に縮まっており、日本の国債への投資妙味は高まっているといえなくもない。しかし、今の日本経済は米国の1980年代に似ているような気もする。レーガン大統領は減税策を打ち出し国債を大量に発行し財政赤字を急拡大させた。それがさらなる円高ドル安を招き、米国の事情で公定歩合を引き下げるときはドルの暴落を防ぐためにドイツと日本に協調利下げを促し、結果日本のバブルにつながっている。とにかく、米国債の増発分の最大の引き受け手は日本だったのである。しかも日本の場合は今のところ海外に依存できない。年末から年初にかけて欧州勢が日本の国債を購入したが、これはユーロ発足に伴うものであり、たまたまタイミングがそうなったに過ぎない。今後も継続しての買いを期待するのにも限度があろう。また、国内投資家にとっても、さすがにこれだけの国債を消化するのはむずかしいことが、1月の発行で見えつつある。それでは日銀に引き受けてもらうという発想は危険である。となると、もう少し長期金利の上昇に目をつむって、米国の投資家に購入してもらうというのもひとつの手段ではある。昨日、フィナンシャルタイムズ紙の一面トップは、日本の国債発行残高が米国を抜き世界一になりそうだという記事である。あまり名誉なことではないが、とにかく今後もかなりの量の国債が出ることだけは確かである。これをなんとか消化させるために、知恵を絞らなければならない。もっとも景気を回復させるというのが一番良い手ではあるのだが。
99.2.9「なぜ今長期金利?」
なんか久しぶりに長期金利というか国債が注目されている。一般紙にも大きく取り上げられ、ニュースでも国債がどうたらこうたらと。私のページのアクセスも増え、カウンターで一日2000人以上となってきた。そして、なんと日銀による債券買い切りオペ、通称、輪番オペのRINBANがすでに英語化しているらしい。それだけ海外勢も注目している。日銀による国債引き受けの論議も盛んである。国債の発行年限の多様化も検討されている。現場にいるものとして、なんか急にスポットライトを浴びたような感じでとまどっているのも確か。長期金利の上昇が、貸し出しとかに影響し、また円高・株安を招く。このため、海外、なかでも米国の金融当局者も懸念を表明し、特にルービン財務長官が日銀による国債の引き受けについて間接的ながらコメントしたことは、日本の政治家などにもかなりの影響を与えたと思われる。相場もなんとか1月の大量発行を乗り切ったものの、その後あらためて売られてきており、今後発行される国債の消化に懸念が強まっていた事も影響している。日銀による国債引き受けや5年国債については1月の「若き知」にてコメントしているので、興味のある方はさかのぼって読んでいただきたい。また、初めて私のページをご覧いただいた方も多いかと思うが、もし何かしら質問のある方は、メールにて送っていただきたい。仕事の合間をぬっての更新のため、すべての方に返事を書く余裕はないかもしれないが、できるだけ答えていきたいと思う。よろしくお願いいたします。
99.2.8「自転車」
長女がやっと自転車に乗れるようになった。同級生の多くが補助輪を外しており、また同い年の従姉妹もやはり補助輪を外して乗っているのを見て、「練習する」と言い出した。なにせ私の子である。こういうのが苦手なのである。私も何事初めて接する物に対しては苦手意識がたいへん強い。不器用といえば不器用なのである。長女もやはり乗りたいという意思はあるものの、怖いという意識が先にたってなかなかペダルを踏むことができなかった。後ろで押さえてやっていたのだが、バランスが取れない。なんとか少し走れるようになっても、倒れるのが嫌ですぐに降りてしまう。ときたま倒れ、切り傷を作る。これがまた痛そうなのだが、倒れながら覚えるしかない。そのうち何かの弾みで、数メートル前進できるようになる。そしてまた転倒の繰り返し。しかし、また数メートル走る。だんだんと走れる回数が多くなり、よたよたしながらもかなりの距離を走れるようになった。こうなればしめたもの。私も、最初に自転車に乗ったのは小学校の1年か2年のころ。アパートの前の横浜市立金沢中学校のグラウンドにそっと入って練習したのである。近所のおじさんとおばさんが後ろで支えてくれて練習した。なぜか両親ではなかったのである。忙しかったのかなあ。とにかく、何日か練習して乗れるようになった。自転車に乗れるようになると急に行動範囲が広がる。子供にとっての世界が大きく変化するのである。最近はめっきり自転車も乗らなくなったが、暖かくなったら娘とサイクリングにでも行ってみようかと思う。
99.2.5「日銀国債引き受け反対」
ここのところあらためて日銀による国債引き受けがあちらこちらで論議されている。なぜ効果が期待できない上に副作用の心配のある手段を取ろうとしているのかたいへん疑問である。ここはひとつ、日本経済を車のエンジンに例えて説明したい。現在、日本という車のエンジンはバブル期にターボだツインカムだとか必要ないような装備をやたらめったら備えた。そしてすでにエンジン自体が旧型になっている。車の持ち主は金を借り入れて旧型エンジンを治そうとしている。それでも直りが悪いので、オイルを余計に入れようととしている。そのオイルこそ、マネーである。日銀による国債引き受けにより、マネーサプライを増加させてリフレ政策をとろうとしているようだが、エンジンそのものの修復ができていないのに、オイルだけ増やしても効果はない。なおかつオイルが増えるということは、車のローンにさらに別の借り入れが増加する。また、止せばいいのにさらに金を借りてエンジン対策ではなく、家の前の道路を整備してなんとか車を走らせようとしているが、これも無理がある。今、やるべきはこの旧型エンジンを新型でコンパクトなものに変えることである。旧型エンジンを構成している金融(証券含む)や建設といった業界のリストラを本格化させ、先を睨んだ投資をしなければならない。大きなローンを組むのはいいが、つけは我々に回ってくる。日銀引き受けは、市中消化の負担を軽減させ長期金利の低下を促し、さらなる財政政策を可能にして、マネーサプライの増加でデフレ対策になる?。しかし、結果は国の借金だけ残り、なんら景気対策にならず、むしろ長期金利の上昇すら促し、景気回復の芽すらつぶしかねない。5兆円に限定などと言っているが、いったんはじめると歯止めが利かなくなる。財政再建といいながら実際にそれが施行されたのはわすが数日といった過去もある。ここはなんとしても、日銀による国債引き受けは断固拒否すべきと考える。
99.2.4「ジャイアント馬場さん」
ジャイアント馬場さんが亡くなった。私の幼少のころはプロレスブームであった。空中飛び膝蹴りとか・・・、えっ、それはキックボクシング?。そうではなく、力道山死後のプロレス会を支えたのが、ジャイアント馬場とアントニオ猪木であった。実を言うと私はあまり格闘技は好きではない。なんといっても喧嘩にゃあめっぽう弱いのであった。しかし、それでもプロレス中継は見ていた。16文キックとかコブラツイストとか四の字固めとかはさすがに知っていた。また、タイガーマスクにも確か馬場さんも出てきたような気がする。最近では、クイズ番組とかコマーシャルの印象が強い。意外だったのは、ものすごい読書家だったことである。たいへんな物知りであった。そういえば歌手の三波春夫さんも、ものすごい読書家というか研究熱心な方で、プロレスラーはプロレスだけとか歌手は歌だけといった固定観念を崩してくれた方のひとりでもあった。馬場さんは、還暦を過ぎてもリングに上がった。コンディションを整えるのもたいへんであったと思う。また、ひとつの時代を象徴する方が亡くなってしまった。寂しい。
99.2.3「何故か、豆まき」
2月3日である。そう、豆まきなのである。しかも私の地元は田舎である。何故か、今年厄年の男は、この日休んで豆まきをしなければならないのである。朝8時に神社に集まり、境内の掃除やらお供えの準備やらするのである。午後、いったん家に帰って着替えをする。それも羽織袴ではなく、なんと礼服。なんで礼服着て豆まくんかいな!。と怒ってもしょうがない。厄落としはしなければいけないのである。最近胃腸の調子が悪いし風邪も治りにくくなっているのも確かなのである。3時に集合写真を撮る。寒い。特に今日は寒い。案の定、雪もぱらついてきた。ホッカイロを張る。6時から神主さんが着て祈祷をはじめる。次第に境内がにぎやかになる。人が大勢集まってくる。7時ごろ足のしびれを気にしながら、豆まきがいよいよ始まる。最初に豆とおひねりを蒔く。そして餅やお菓子も蒔く。自分の娘達が見えたので、何気なくそちらの方向に集中して蒔く。あとで聞いたら、もちがふってきて頭にあたったので痛かったから、何もとれなかったとか。狙ったとは言えなかった。10分ちょっとで蒔き終わる。8時にまた写真。40過ぎのおじさんの集合写真。誰が買うのか。8時から宴会。終わったのは10時。寒かった。明日は8時から後かたづけ。しかし、こんな風習、誰が考えたのだろう。
99.2.2「2009年2月2日付け『若き知』その1」
2009年1月1日にエイジ(アジア単一通貨制度)は混乱もなくスタートした。ユーロの成長とその後の米国大陸の新ドル通貨圏の登場により、危機意識を強めたアジア諸国は、世界第2位の経済力を誇る日本を中心として新通貨圏構想「エイジ」を発足した。中国、韓国、台湾、シンガポール、マレーシア、オーストラリア、そしてインドなどを加え、ユーロ、新ドルに対抗しうる通貨圏を構築したのである。日本の金融市場では、1998年より政府主導ながら銀行の不良債権処理を一気に行ったことで、一時金融業界は再編の嵐に見舞われた。しかし、ディスクロージャーの徹底を行ったこともあり信頼を回復した。特に旧都市銀行を中心として設立された3大銀行はエイジ圏にとって大きな力を持ちまた、世界の大銀行に並びうる力を有したのである。この国内3大銀行が安定してきたことに加え、社債発行の整備、またベンチャーキャピタルの隆盛に伴い、新興産業がおおいに育成し、年5%成長をここ数年の間続けてきた。政府もこれらに対し強力なバックアップを実施した。産業構造の変革を側面から促したのである。たとえばインターネットに資金を集中。安全性を高めた上で高速通信網を整備し、家庭においても無料で無制限の使用が可能となった。このため、ソフト業界はもとより、金融業界でも急速に在宅勤務が増加。ついに長年の懸念であった通勤地獄が解消された。通勤という無駄な浪費から解放されたことで、余暇の時間が増加。また、新しい産業が次々生まれ雇用不安も減少したこともあり、個人消費は急激に回復した。もちろんエイジ圏内での貿易が大きく伸びたことも見逃せない。こういった新興産業の発達により税収が回復し、あと数年後には財政赤字が解消される見通しとなった。高年齢化社会の到来により、年金等の不安も残るが、ネット関連を中心に株価が上昇し個人資産が大きく増えたことで将来の不安が薄れつつある。ディスクロージャーの徹底した投資信託の登場。そして、インターネットを使用した取引が中心となった株式市場では、個人投資家の株式売買比率が急上昇したのである。もちろん、魅力的な新産業群の登場も見逃せない。株価の急騰は一部バブルとの見方もあるが、絶対的な指導力をもつアジア中央銀行がインフレ抑制策を打ち出していることもあり安心感が広がっている。ちなみに昔、「債券ディーリングルーム」と呼ばれたホームページは、その後、証券会社の免許制から登録制への移管に伴い、債券業務を中心とするネット上の証券会社の設立の基盤となった。新通貨エイジの設立を睨んでのエイジ債の起債に早くから注視していたことで、新興産業中心に債券の引き受けシェアーを大きく伸ばしたのである。そのため、作者と呼ばれたK氏は・・・。
99.2.1「買ってしまいました、コミパル」
ついに買ってしまいました。コミパル。2月に新色のブルーが出るとの情報もあったのですが、まあいいかとばかり、八重洲の某αランドで29800円で購入。5%引きで販売していたのでラッキー!とばかり買ってしまいました。カシオの新携帯端末も魅力的だったのですが、用途がメールとホームページ閲覧だったので、むしろ機能が限定され価格も安いシャープのコミュニケーションパルにしました。さっそく携帯電話に繋げてアクセス。ところがなかなかうまくいきません。ドコモでは携帯電話から直接インターネットを使えるモペラというサービスがあり、ここへ繋ぐと通話料だけでインターネットへアクセスできるのですが。どうやら設定の一部を変える必要があったようです。ビッグローブの設定もちょっと手間取りましたが、これは私のチョイミスが原因だったようです。日本語変換も結構しっかりしています。なんと私の名前、「博幸」が一発で転換できたのは初めてでした。また、アドレス帳への住所の書き込みも、郵便番号の入力で、ばぁーっと出てきたのにも驚きました。たぶんこれって、常識的な入力方法となっているのでしょうが、私は初めての体験でした。ネットに関しては、今度来る携帯電話の料金表が怖いところですが、思ったよりはアクセスは早かった感じです。「債券ディーリングルーム」もしっかり見ることが出来ます。掲示板とかの使用は可能です。ただ、JAVAは使えませんので、JAVA仕様の掲示板やチャットの使用はできません。ホームページはちょっとしたチェックに使い、メールを主体にすれば電話料金もかさばらないと思います。実はあるCGIを使えば、FTPを使わずに、ホームページの一部の更新が可能となります(掲示板の応用のようなもの)。いろいろと今後の可能性を探っていきたいと思いますが、そのうちきっと飽きるんでしょうね。