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2009年10月13日(火曜日)

・・・・・・・・・・まずは、朝方

東証EVS、寄139円13銭、高139円13銭、安139円06銭、引139円11銭 1903億円
LIFFE、寄138円93銭、高138円97銭、安138円90銭、引138円95銭、73億円
CME日経平均先物、引け 10085円


熊「昨日の米国市場では、債券市場はコロンブスデーのため休場」

牛「まずは先週末、9日の米国市場を見てみると」

熊「発表された8月の米貿易収支が大きく改善し、今週から本格化する7〜9月期決算への期待感などから株は買われ」

牛「9日のダウ平均は前日比78.07ドル高の9864.94ドルと年初来高値を更新し、ナスダックも15.35ポイント高の2139.28としっかり」

熊「そして、昨日12日の米国市場は株式市場は開いており、閑散な取引となる中、企業業績の改善期待に加え」

牛「原油先物の上昇などを背景に、エネルギー関連株なども買われたことで」

熊「12日のダウ平均は先週末比20.86ドル高の9885.80ドルと年初来高値を更新し、昨年10月6日以来の1年ぶりの高値をつけた」

牛「ただし、ナスダックは先週末比0.14ポイント安の2139.14と、こちらは6営業日ぶりの下落となった」

熊「そして、9日の米国債券市場では、バーナンキ米FRB議長の発言や米株の上昇を受けて大幅に下落した」

牛「バーナンキFRB議長は米国時間8日の夜に、経済見通しが十分に改善すれば連銀は金融引き締め準備態勢に入るとの見解を示唆した」

熊「これを受けて9日の米国債券市場では、朝方は金融政策動向に反応し易い中期債を中心に下落したようだが」

牛「9日の株式市場がしっかりとなっていたことや、前日の30年債入札不調も嫌気され、午後は長・超長期債の下落が目立ったとか」

熊「9日の米10年債利回りは一時9月24日以来の3.39%まで急伸し、引けは前日比0.14%高い3.38%となった」

牛「そして、米2年債利回りも0.97%まで上昇し、前日比0.07%高い0.95%で9日は引けている」

熊「外為市場の今朝の動きは、ドル円が89円70銭近辺、ユーロ円が132円60銭近辺となっている」

牛「休み前の9日の東京市場では、あらためて景気回復への期待が強まり、日経平均株価は引けにかけて1万円台を回復」.

熊「昨日の米株式市場はまちまちとなったが、ダウは連日の年初来高値を更新しており」

牛「本日の日経平均は、10000円台での堅調な推移が見込まれる」

熊「先週末の債券市場では、この株高や現物への利益確定売りも加わり、債券先物は一時前日比29銭安の139円06銭まで売られた」

牛「9日の債券先物の引けは139円13銭、当日のイブニングセッションも安値は139円06銭、引けは139円11銭となっていたが」

熊「9日の米債券市場の下落もあり、昨日12日のLIFFEでの債券先物は138円95銭と139円割れで引けており」

牛「本日の債券先物はどうやら売り気配のスタートとなって、寄り付きから139円割れとなりそう」

熊「しかし、余剰資金を抱えた銀行などは押し目買いを入れてくるとみられ」

牛「寄り付き後は、決定会合も控え、様子見気分も強まる中、次第に底堅い動きとなることも予想される」

熊「その日銀の金融政策決定会合は本日から明日にかけて開催されるが、焦点は社債とCPの買い入れをどうするのか」

牛「先週末には、日銀CP買い取り停止に対して藤井財務相が、日銀に任せる、と発言していたが」

熊「ただし、日銀が社債とCPの買い入れを停止したとしても、それほど出口を意識したものとは認識されず相場への影響は限定的となるのでは」

牛「現物債では、10年債利回りの1.3%近辺で投資家さんの買いが入るかどうかも注目やな」

熊「そして、15日に入札を控えている5年債の動きにも注意したい」

猫「今年のノーベル経済学賞は、米国のオストロム・インディアナ大教授とウィリアムソン・カリフォルニア大バークレー校名誉教授に授与だそうね」

熊「両氏はそれぞれ市場以外で行われる経済活動の統治に関する研究が評価されたそうだ(日経新聞)」

猫「そして、オストロム氏はノーベル経済学賞では初の女性受賞者となるのね」

牛「女性といえば、今年のノーベル文学賞もドイツの女性作家のヘルタ・ミュラー氏が受賞したんやな」


・・・・・・・・・・昼に続く、


・・・・・・・・・・昼、

前場
長期先物2009年12限月
寄138円96銭、高139円10銭、安138円92銭、引139円09銭(-4銭)
10093億円
2年285回 0.245%(-0.005%)
5年85回 0.610%(+0.005%)
10年304回 1.290%(+0.010%)
20年113回 2.020%(+0.005%)
30年31回 %(%)


熊「全米企業エコノミスト協会は12日に、2010年の米経済の実質成長率がプラス2.6%になるとの見通しを発表」

牛「5月時点の予測の2.0%を上方修正し、2007年12月から始まった、大いなる景気後退は終わったと指摘したそうや(日経新聞)」

熊「ただし、雇用の回復が遅れ、個人消費も低調な状態でもあり、まだまだ楽観視もしづらいが」

牛「とは言うものの、景気回復への期待感も強まっていることも事実」

熊「ここにきてのダウ平均は。この景気回復への期待などから年初来の高値を更新し、昨年10月上旬の水準に戻しており」

牛「リーマン・ショック前の水準に回復するのも時間の問題となりそう」

熊「外為市場では円高の流れも一服してきたことから」

牛「本日の日経平均は先週末につけた1万円台をキープしている」

熊「しかし、積極的な買いも手控えられてか、日経平均の上値も重い」

牛「アジアの株式市場が総じて軟調となっていることも、株式市場の上値を抑えているようにも」

熊「見方を変えれば、10000円台での値固めといった動きのようにも見えなくもないが」

牛「北朝鮮が、短距離ミサイルを発射する準備を進めている可能性があると報じられたが」

熊「外為市場、そして株式市場への影響はあまりなかったようだ」

牛「本日の債券市場は、昨日の米国債券市場はコロンブス・デーのため休場だったが」

熊「その前営業日の9日の米10年債利回りは、一時9月24日以来の3.39%まで急伸し、引けは前日比0.14%高い3.38%と価格は大幅に下落しており」

牛「これを受けて、本日の債券先物は売り気配でのスタートとなって」.

熊「139円をあっさりと割り込んで、前日比17銭安の138円96銭で寄り付いた」

牛「寄り付き直後に138円92銭まで売られたが、そこが前場の安値となり」

熊「その後は買い戻しの動きを強め、139円台を回復した」

牛「現物債には、余剰資金を抱えた銀行などの押し目買いも控えているとみられ」

熊「特に10年債利回りで1.3%付近での押し目買いがどの程度出てくるのかも注目されていたが」

牛「その10年304回債は先週末比+0.010%の1.290%の出合いとなるなど」

熊「先物対比で底堅くなっており、やはり1.3%は大きな抵抗線ともみられる」

牛「しかし、その10年304回債の出合いは1.290%だけとなるなど、動きは鈍い」

熊「木曜日に入札を控えている5年85回も、前日比+0.010%の0.615%の出合い後に0.610%が買われた」

牛「超長期も20年113回は、同+0.005%の2.020%としっかり」

熊「この現物債の堅調地合や株の上値の重さを背景に、先物は一時先週末比3銭安の139円10銭まで買い戻されるが」

牛「本日からの金融政策決定会合も控え、週初めということも手伝って様子見気分も強まり」

熊「前場の債券先物12月限の引けは前日比4銭安の139円09銭、日経平均は同38.76円高の10055.15円となった」

猫「小泉元首相が、歴代首相経験者として初めて、声優に挑戦したそうね」

熊「ウルトラマンの新作映画に出るウルトラマンキングの声を担当するのか」

猫「確かにキングが似合いそうたけど、どちらかと言えば、ライオンキングの方がお似合いのような」

牛「こらこら」


・・・・・・・・・・引け後に続く、 


・・・・・・・・・・引け後

後場
長期先物2009年12限月 寄139円04銭、高139円12銭、安139円030銭、引139円09銭(-4銭) 7263億円 2年285回 0.250%(0.000%) 5年85回 0.605%(0.000%) 10年304回 1.300%(+0.020%) 20年113回 2.040%(+0.025%) 30年31回 %(%) 熊「菅直人副総理兼国家戦略担当相は閣議後の会見で、第2次補正予算で景気刺激的な要素を考えなければならないとの認識を示したが」 牛「これによる市場への影響は限られたようだが」 熊「今後の国債の増発圧力については意識しておく必要がある」 牛「日銀が発表した9月の貸出・資金吸収動向によると、全国銀行の貸出残高(月中平均)は前年同月比1.7%増と」 熊「44か月連続で増加したものの、伸び率9か月続けて縮小した」 牛「引く景気悪化を受け、企業の設備投資に絡む資金需要が停滞しているようだ(日経新聞)」 熊「これによる債券市場への影響も限られたが、現物債はこの余剰資金を抱えた銀行さんの買いが控えている」 牛「今日の後場も動きは鈍かったが、現物債は銀行さんの買いを意識してか中期ゾーンが比較的にしっかり」 熊「このため、債券先物も139円台でのしっかりした動きとなっていたが」 牛「日経平均もとりあえず1万円の大台を割り込むことなく」 熊「一時は10100円台をつける場面もあるなどしたことで、これも債券相場の上値を重くしたとみられる」 牛「後場に入り、東京株式市場がしっかりとなった背景には、上海株や香港株の上昇に加え」 熊「東京時間帯で、グローベックスの米株先物がしっかりとなっていたことも要因だとか」 牛「ただし、どちらかといえば先物主導ともみられ、積極的に投資家が日本株を買っているというわけでもなさそうや」 熊「しかし、米国でもここにきて景気回復を意識した材料に反応しやすくなっており」 牛「9日の米債安の一因とされる8日現地夜のバーナンキFRB議長の発言も、実はあまり新鮮味があったわけではないのに」. 熊「マーケットは反応するなど、センチメントの変化には確かに注意も必要か」 牛「後場に入っての債券先物は前場の高値を一時抜くなどしっかりだったが」 熊「現物債はしっかりの中期に対し、長期や超長期には売りが入った」 牛「長期債は1.3%近辺での投資家さんの動向も注目されたが」 熊「後場に入り、10年304回は先週末比+0.020%の1.300%ちょうどをあっさりとつけている」 牛「また、20年113回も前場の2.020%からさらに売られて、先週末比+0.025%の2.040%がヒットされた」 熊「それに対して、5年85回は後場に入り先週末比変わらずの0.605%が買われるなどしっかり」 牛「2年285回も朝方の0.245%からは後退したものの、やはり先週末比変わらずの0.250%に」 熊「このように現物債は中期しっかり、長期と超長期が重く、イールドカーブはスティーブニング圧力を強めた」 牛「結局、債券先物は後場に一時先週末比1銭安の139円12銭まで買い戻されたが」 熊「先週末比プラスとはなれず、大引けは先週末比4銭安の139円09銭となった」 牛「日経平均は先週末比60.17円高の10076.56円で引けている」 熊「とりあえず今日の米国市場動向と明日の日銀金融政策決定会合の動向が注目される」 猫「創通は2009年8月期の普通配当を10円減の年50円とすると発表したけど、」 熊「機動戦士ガンダム誕生から30周年を記念し、年10円の記念配を実施し合計で前の期並みの配当を維持するそうだ」 猫「日経新聞ではこれを、ガンダム記念配と呼んでいるわね」 牛「創通の売上高にはあのお台場ガンダムでの30周年関連イベントの収入や記念商品の販売が貢献したそうや。新型の威力とやらを見せ付けたんやな」 ・・・・・・・・・・お疲れ様でした。 株式会社フィスコ 担当 久保田博幸 kubota@fisco.co.jp この会話において例え損失を被った場合でも、 牛、熊、猫、並びに作者は一切関知いたしません。
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